JPS6211070A - 湯葉の製造方法 - Google Patents
湯葉の製造方法Info
- Publication number
- JPS6211070A JPS6211070A JP60149339A JP14933985A JPS6211070A JP S6211070 A JPS6211070 A JP S6211070A JP 60149339 A JP60149339 A JP 60149339A JP 14933985 A JP14933985 A JP 14933985A JP S6211070 A JPS6211070 A JP S6211070A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soybean
- bean curd
- soybeans
- water
- dried bean
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は新規な湯葉の製造法に係るものであり、その目
的とするところは豆乳から収率よく湯葉を製造するとこ
ろにある。
的とするところは豆乳から収率よく湯葉を製造するとこ
ろにある。
〈従来の技術〉
わが国の伝統食品としての湯葉は、良質の植物性蛋白質
と脂肪に富み、消化吸収がよく、また即席性、貯蔵性の
ある優れた食品であり、調理法も簡単である等の理由か
ら、その認識が改められ需要が延びつつある。
と脂肪に富み、消化吸収がよく、また即席性、貯蔵性の
ある優れた食品であり、調理法も簡単である等の理由か
ら、その認識が改められ需要が延びつつある。
そしてこの湯葉は豆乳を加熱し、液面にできる皮膜を一
枚一枚とりだした後に風乾するという古典的方法で今日
もつくられている。
枚一枚とりだした後に風乾するという古典的方法で今日
もつくられている。
〈発明が解決しようとする問題点〉
ところが従来の湯葉の製造法においては、製品のとりだ
し枚数がふえると溶液の成分変化が起こり、一定の組成
をもつ製品ができず、かつ歩留りが悪いという大きな問
題点があった。
し枚数がふえると溶液の成分変化が起こり、一定の組成
をもつ製品ができず、かつ歩留りが悪いという大きな問
題点があった。
この様な問題点解決のため、本発明者等は種々検討した
ところ、可溶性糖分の45%以上を除去した大豆を処理
して得た豆乳を原料とすることにより、均一の組成の湯
葉が収率よく得られるという知見を得た。
ところ、可溶性糖分の45%以上を除去した大豆を処理
して得た豆乳を原料とすることにより、均一の組成の湯
葉が収率よく得られるという知見を得た。
本発明は上記知見に基くものであって、以下に本発明の
詳細な説明する。
詳細な説明する。
く問題点を解決するための手段〉
本発明で用いられる原料大豆は丸大豆、脱皮大豆いずれ
でもよく、これらの大豆は予め磨砕前にその可溶性糖分
の45%以上、好ましくは50%以上を除去する。
でもよく、これらの大豆は予め磨砕前にその可溶性糖分
の45%以上、好ましくは50%以上を除去する。
本発明でいう可溶性糖分とは、水浸漬や磨砕等によって
溶出する水溶性糖分を指し、その総量は以下の方法で求
められるものである。
溶出する水溶性糖分を指し、その総量は以下の方法で求
められるものである。
原料大豆を一定量の水に浸漬したのち浸漬水と共に磨砕
し、これを濾過して得た豆乳を塩酸でpH4,5に調節
し、蛋白を沈殿させ、遠心分離して上澄液の糖濃度をフ
ェノール−硫酸法でグルコース量として求める。
し、これを濾過して得た豆乳を塩酸でpH4,5に調節
し、蛋白を沈殿させ、遠心分離して上澄液の糖濃度をフ
ェノール−硫酸法でグルコース量として求める。
可溶性糖分の除去は原料大豆を水に浸漬することによっ
て行なうことができ、45%以上を除去するには、例え
ば、丸大豆の場合50〜60°Cで6〜8時間、脱皮大
豆の場合20〜30°Cで6〜8時間、40〜60℃で
2〜3時間浸漬すればよいが、脂質の酸化臭を抑制する
ためにはりポキシダーゼが作用しにくい温度範囲、例え
ば40°C以上で浸漬することが好ましく、好適実施例
としては脱皮大豆を45〜55°Cで2時間前後浸漬す
る方法があげられる。また浸漬水のpHを酵素の働きに
くいアルカリ側(pH8,5〜11.0)に調整するこ
とにより、品質的により優れた豆乳を得ることかできる
。
て行なうことができ、45%以上を除去するには、例え
ば、丸大豆の場合50〜60°Cで6〜8時間、脱皮大
豆の場合20〜30°Cで6〜8時間、40〜60℃で
2〜3時間浸漬すればよいが、脂質の酸化臭を抑制する
ためにはりポキシダーゼが作用しにくい温度範囲、例え
ば40°C以上で浸漬することが好ましく、好適実施例
としては脱皮大豆を45〜55°Cで2時間前後浸漬す
る方法があげられる。また浸漬水のpHを酵素の働きに
くいアルカリ側(pH8,5〜11.0)に調整するこ
とにより、品質的により優れた豆乳を得ることかできる
。
更にまた丸大豆や脱皮大豆から水や温水によって可溶性
糖分を溶出させるに際しては、大豆の胚乳等の部分に傷
をつけることなく、なるべくそのままの形で用いること
が望ましい。なぜならば、大豆や脱皮大豆を破砕または
割砕し、その細胞がこわれると、リポキシダーゼやβ−
グルコシダーゼ等の酵素がその基質と接触し、不快な臭
や味が出現し、また糖の溶出と同時に蛋白の溶出も促さ
れ、蛋白の損失の増加につながるからである。
糖分を溶出させるに際しては、大豆の胚乳等の部分に傷
をつけることなく、なるべくそのままの形で用いること
が望ましい。なぜならば、大豆や脱皮大豆を破砕または
割砕し、その細胞がこわれると、リポキシダーゼやβ−
グルコシダーゼ等の酵素がその基質と接触し、不快な臭
や味が出現し、また糖の溶出と同時に蛋白の溶出も促さ
れ、蛋白の損失の増加につながるからである。
こうして45%以上の可溶性糖分を除去した大豆は必要
により水洗、水切りし、2〜4倍量の水と共に磨砕機に
投入し磨砕する。
により水洗、水切りし、2〜4倍量の水と共に磨砕機に
投入し磨砕する。
磨砕は常温で行なってもよいが、40〜50°Cで磨砕
することにより、呉加熱時の泡立ちを抑えると同時に磨
砕時のりポキシダーゼやβ−グルコシダーゼ等の作用を
抑制することができるので好ましい。
することにより、呉加熱時の泡立ちを抑えると同時に磨
砕時のりポキシダーゼやβ−グルコシダーゼ等の作用を
抑制することができるので好ましい。
また磨砕に際しては、モノグリセライドの少量を添加す
れば蛋白の抽出率が向上する。更にまり、少量のアスコ
ルビン酸ソーダあるいはトコフェロールを添加すれば酸
化が防止されるので更に好ましい豆乳を得ることができ
る。
れば蛋白の抽出率が向上する。更にまり、少量のアスコ
ルビン酸ソーダあるいはトコフェロールを添加すれば酸
化が防止されるので更に好ましい豆乳を得ることができ
る。
こうして得られた呉を80〜110℃で0.5〜5分間
加熱後濾過するのであるが、これは大豆蛋白質の溶出、
あるいは熱変性を目的とするもので、通常の湯葉や豆腐
製造等の際に行なう加熱と何等変わるところはない。
加熱後濾過するのであるが、これは大豆蛋白質の溶出、
あるいは熱変性を目的とするもので、通常の湯葉や豆腐
製造等の際に行なう加熱と何等変わるところはない。
こうして呉を加熱したのち、通常の方法例えば濾布を用
いて濾過して豆乳を得る。
いて濾過して豆乳を得る。
この豆乳を蛋白濃度2.0〜8.0%に調整したのち、
公知の方法、例えば仕切り枠を入れた長方形の浅い鍋に
豆乳を入れ、煮立て、その表面に形成される薄い膜状の
なま湯葉を仕切り枠に付着している4辺を仕切り枠から
切り離してから引き上げ、乾燥することにより湯葉製品
が得られる。
公知の方法、例えば仕切り枠を入れた長方形の浅い鍋に
豆乳を入れ、煮立て、その表面に形成される薄い膜状の
なま湯葉を仕切り枠に付着している4辺を仕切り枠から
切り離してから引き上げ、乾燥することにより湯葉製品
が得られる。
〈発明の効果〉
以上詳細に説明した如く、本発明は従来公知の湯葉の製
造法における原料大豆から可溶性糖分を45%以上除去
し、これを用いることを特徴とするものであり、こうす
ることにより収率よく高品質の湯葉が得られるという効
果を有するのであるO 以下の実験例で本発明の詳細な説明する。
造法における原料大豆から可溶性糖分を45%以上除去
し、これを用いることを特徴とするものであり、こうす
ることにより収率よく高品質の湯葉が得られるという効
果を有するのであるO 以下の実験例で本発明の詳細な説明する。
実験例
脱皮大豆を第1表に示す条件で浸漬処理して可溶性糖分
を除去した。
を除去した。
可溶性糖分の除去率(浸漬水に溶出した糖分/原料大豆
の可溶性糖分)を第1表に示す。
の可溶性糖分)を第1表に示す。
これらの浸漬大豆を水切りしたのち水洗し、50°Cの
温水と共に磨砕機(特殊機化工業製LM−S型)で磨砕
し、得られた生呉に直ちに蒸気を吹き込んで100°C
,0,5分の加熱を行ない、80°Cに冷却後濾過して
蛋白濃度5%程度の豆乳を得た。
温水と共に磨砕機(特殊機化工業製LM−S型)で磨砕
し、得られた生呉に直ちに蒸気を吹き込んで100°C
,0,5分の加熱を行ない、80°Cに冷却後濾過して
蛋白濃度5%程度の豆乳を得た。
この豆乳21を幅20cm、長さ25cm、深さ5cm
の湯煎のついたステンレス製の二重鎖に入れ、豆乳を加
熱し、湯葉を製造した。
の湯煎のついたステンレス製の二重鎖に入れ、豆乳を加
熱し、湯葉を製造した。
これらの結果を第1表に示す。
第1表に示した結果から明らかな様に本発明方法(試料
3〜5)は、収率よく湯葉を得ることができるものであ
って、工業的に有利な方法ということができる。
3〜5)は、収率よく湯葉を得ることができるものであ
って、工業的に有利な方法ということができる。
〈実施例〉
以下に実施例を示す。
50°Cの温水50g中に脱皮大豆10&gを浸漬し、
浸漬温度を50″Cに保ちながら1時間浸漬したのち浸
漬水を除き、新たに50″Cの温水401を入れ、再び
50°Cに保ちながら1時間浸漬した。(合計浸漬時間
2時間)浸漬後水切りし、こ:しにモノグリセライド8
0y、、)コフエ四−ル粉剤15/を添加し、50°C
の温水40gを注油しつつ磨砕機(特殊機化工業製、L
M−S型)で磨砕した。磨砕時の呉の温度は48°Cで
あった。
浸漬温度を50″Cに保ちながら1時間浸漬したのち浸
漬水を除き、新たに50″Cの温水401を入れ、再び
50°Cに保ちながら1時間浸漬した。(合計浸漬時間
2時間)浸漬後水切りし、こ:しにモノグリセライド8
0y、、)コフエ四−ル粉剤15/を添加し、50°C
の温水40gを注油しつつ磨砕機(特殊機化工業製、L
M−S型)で磨砕した。磨砕時の呉の温度は48°Cで
あった。
磨砕後直ちに磨砕様排出パイプに設けた蒸気管より生呉
中に蒸気を吹き込んで呉を100°Cに加熱し、30秒
保持したのち80″Cに冷却、100メツシユの篩を有
する加圧型濾過器で濾過して豆乳を得た。
中に蒸気を吹き込んで呉を100°Cに加熱し、30秒
保持したのち80″Cに冷却、100メツシユの篩を有
する加圧型濾過器で濾過して豆乳を得た。
この豆乳20gを、幅40−1長さ60cm、深さ10
cmのジャケット付のステンレス製の鍋に入れ・ジャケ
ットに蒸気を導入して加熱し、湯葉を製造した。
cmのジャケット付のステンレス製の鍋に入れ・ジャケ
ットに蒸気を導入して加熱し、湯葉を製造した。
豆乳温度が80℃以上となるように加熱しながら豆乳表
面の皮膜をすくい出し、30枚の湯葉を採取した。この
湯葉は採取初期から後期迄はぼ均一な厚みで、しかも加
熱によるフレーバーの変化がほとんど認められなかった
。風乾後も明るい黄色をしており、水にもどすとすぐに
柔らかくなり舌ざわりの良いものであった。
面の皮膜をすくい出し、30枚の湯葉を採取した。この
湯葉は採取初期から後期迄はぼ均一な厚みで、しかも加
熱によるフレーバーの変化がほとんど認められなかった
。風乾後も明るい黄色をしており、水にもどすとすぐに
柔らかくなり舌ざわりの良いものであった。
Claims (1)
- 豆乳から湯葉を製造する方法において、原料として可溶
性糖分の45%以上を除去した大豆を処理して得られる
豆乳を用いることを特徴とする湯葉の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60149339A JPS6211070A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 湯葉の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60149339A JPS6211070A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 湯葉の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6211070A true JPS6211070A (ja) | 1987-01-20 |
Family
ID=15472943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60149339A Pending JPS6211070A (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | 湯葉の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6211070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005004632A1 (ja) * | 2003-07-11 | 2005-01-20 | Sc Foods, Inc. | 乾燥粉末大豆の製造方法及び前記方法により製造された乾燥粉末大豆 |
CN102885264A (zh) * | 2012-08-13 | 2013-01-23 | 安徽人人福豆业有限公司 | 一种保健腐竹的加工方法 |
JP2014128254A (ja) * | 2012-12-30 | 2014-07-10 | Taishi Food Inc | ゆば様膜の製造方法 |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP60149339A patent/JPS6211070A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005004632A1 (ja) * | 2003-07-11 | 2005-01-20 | Sc Foods, Inc. | 乾燥粉末大豆の製造方法及び前記方法により製造された乾燥粉末大豆 |
CN102885264A (zh) * | 2012-08-13 | 2013-01-23 | 安徽人人福豆业有限公司 | 一种保健腐竹的加工方法 |
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