JPS62107405A

JPS62107405A - 磁気ヘツドコア

Info

Publication number: JPS62107405A
Application number: JP24542185A
Authority: JP
Inventors: Takafumi Kori; 郡　孝文
Original assignee: Alps Electric Co Ltd
Current assignee: Alps Alpine Co Ltd
Priority date: 1985-11-01
Filing date: 1985-11-01
Publication date: 1987-05-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「技術分野」本発明は、酸化物磁性体からなる一対のハーフコアの突
き合わせ面に金属磁性薄膜を付着させ、この金属磁性薄
膜間に磁気ギャップを形成する磁気ヘッドコアに関し、
特に金属磁性薄膜を付着させる薄膜付着面と磁気ギャッ
プとが傾斜しているタイプの磁気ヘッドコアの改良に関
する。

「従来技術およびその問題点」金属磁性薄膜と磁気ギャップとが傾斜しているタイプの
磁気ヘッドコアは、特開昭８０−３２１０７号で提案さ
れている。第３図はその模式斜視図で、フェライト等の
酸化物磁性体からなる一対のハーフコア１１の突き合わ
せ面にはそれぞれ、形成すべき磁気ギャップ１２に対し
傾斜した薄膜付着面１３が上下関係を逆にして形成され
ており、この薄膜付着面１３にスパッタリング、蒸着等
の薄膜形成手段により、センダスト等の金属磁性薄膜１
４が付着されている。またハーフコア１１には、薄膜付
着面１３とほぼ直角をなす磁気ギャップ深さ規制面１５
が形成されている。磁気ギャップ１２は、薄膜付着面１
３に対し傾斜する一対の金属磁性薄膜１４の端面間に形
成され、Ｖ字状をなす金属磁性薄膜１４と磁気ギャップ
深さ規制面１５の間の空間には、ガラス等の非磁性酸化
物接合材料（以下単にガラスという）１６が充填されて
一対のハーフコア１１が固定されている。１７はコイル
巻線溝である。

この磁気ヘッドは、疑似ギャップとなる可能性のあるハ
ーフコア１１と薄膜付着面１３の境界と、磁気ギャップ
１２とが傾斜しているために、磁気ギャップ１２による
記録再生にこの疑似ギヤングが影響を４えることがなく
、また磁気ギャップ１２の幅を小さくして高記録密度化
を図ることができる。またテープ摺接面の大部分をハー
フコア１１およびガラス１６で形成することができるた
め、耐摩耗性に優れる等の利点がある。

ところでこの磁気ヘッドは左右のハーフコア１１．１１
の接合強度を主にガラス１６によって得ているが、ガラ
ス１６は酸化物であるため、酸化物磁性体からなるハー
フコア１１とは強固に接合するが、金属磁性薄膜１４と
の接合では著しく接合強度が落ちるという問題があった
。つまり上記構造の磁気ヘッドは、金属磁性薄膜１４と
ガラス１６との接合強度、つまり左右のハーフコア１１
の接合強度を高めることが困難で、磁気ギャップ１２と
して狭ギヤツプ間隔を必要とする映像用磁気ヘッドとし
ての信頼性が損なわれていた。

「発明の目的」本発明は、従来品のこの問題点を解消し、上記タイプの
磁気ヘッドにおいて、金属磁性薄膜とガラスとの接合強
度を高め、ひいては左右のハーフコアを強固に結合でき
る磁気ヘッドコアを提供することを目的とする。

「発明の概要」本発明は、金属磁性源ｎ々とガラスとの間に、両者に対
する接合性に優れた中間層を介在させるという着想の下
に、中間層としての素材を研究の結果完成されたもので
ある。すなわち本発明は、この中間層として、金属磁性
薄膜およびガラスの両者に対する拡散性に優れた、非磁
性の活性化金属層を用いるようにしたものである。この
活性化金属層としては、具体的には例えば、Ｔｉ、Ｖ、
Ｃｒ、Ｚｒ。

Ｎｂ、Ｍｏ、　Ｈｆ、Ｔａおよび讐からなる群より選ば
れた一種または二種以上の金属を用いることができる。

この活性化金属層とガラスとの接合強度は、活性化金属
層を酸化処理して後、ガラスを積層すると、さらに一層
強くなる。

「発明の実施例」以下図示実施例について本発明を説明する。第１図は本
発明による磁気ヘッド構造の１９式図で、左右のハーフ
コア１１の金属磁性薄膜１４とガラス１６の間にそれぞ
れ、活性化金属層２０が介在している。この他の構造は
、第３図の従来品と同一であり、同一部分には同一の符
号を付している。

この活性化金属層２０は、金属磁性薄膜１４およびガラ
ス１６の両者に対する拡散性を有する金属からなってい
る。このような金属としては、例えばＴｉ、Ｖ、Ｃｒ、
Ｚｒ、Ｎｂ、Ｎｏ、　Ｈｆ、ＴａおよびＷを挙げること
ができ、これらの金属の一種または二種以上を選択して
用いることができる。

この活性化金属層２０は、例えばスパッタ法等の周知の
手段で金属磁性薄膜１４の表面に付着形成するもので、
その厚さは、３０〜ｌＯＯ人程度とする。そしてこの活
性化金属層２０と、他方のハーフコア１１の磁気ギャッ
プ深さ規制面１５との間にガラス１６を溶融させて充填
し、左右のハーフコア１１を接合すると、活性化金属層
２０がハーフコア１１およびガラス１６の両者に良好に
拡散してこれらと強固に一体化されるため、左右のハー
フコア１１は全体として強固に結合され、高い安定性で
磁気ギャップ１２を狭ギャップとして維持することがで
きる。

コｃ７）　ｍ　％ヘッドコアにはその巻線溝１７にコイ
ル巻線が施され、磁気テープ摺接面を研磨した後、ケー
ス内に収納固定して磁気ヘッドとして完成する。

活性化金属層２０の表面は、ギャップ形成材料を付着形
成する前に、酸化処理すると、さらにガラス１６との拡
散性を高めることができる。酸化処理層の厚さは、１０
〜２０人程度で十分である。この酸化処理は、大気中も
しくは酸素濃度を制御した雰囲気中での加熱、プラズマ
酸化、化学酸化等によって行なうことができる。

なお活性化金属層２０の膜厚は１００人程度であり、こ
れを酸化する場合の酸化膜の厚さも！θ〜２０人程度で
十分強度を発揮するため、この活性化金属層２０が磁気
特性に悪影響を与えることはない。

次に第１図の磁気ヘッドコアの製造工程の例を第２図に
ついて説明する。この製造工程は基本的には北記特開昭
８０−３２１０７号で提案されている製造工程と同じで
、中間に活性化金属形成工程が含まれる点が異なってい
る。まず平板状の一対のハーフコアブロック２１の突き
合わせ面２２に一定間隔でＶ溝２３を形成する。このＶ
溝２３は、薄膜付着面１３を構成する（同図（ａ））、
この突き合わせ面２２およびＶｙｔ２３の表面全体に、
薄膜形成手段によって、金属磁性ＦＪ膜１４を付着形成
し、次に、この金属磁性薄膜１４の表面全体に、活性化
金属層２０を形成する（同（ｂ））、活性化金属層２０
は、北述のＴｉ、Ｖ、Ｃｒ、Ｚｒ、　Ｎｂ、Ｎｏ、　Ｈ
ｆ、Ｔａおよび讐からなる群より選ばれた一種または二
種以上の活性全屈をメッキ、蒸着、またはスパッタリン
グによって形成する。

この活性化金属層２０に酸化処理を施す場合は、続いて
これの表面を、加熱処理、プラズマ酸化、あるいは化学
酸化によって酸化し、酸化膜を形成する。

次に活性化金属層２０を付着させたハーフコアブロック
２１の突き合わせ面２２を研磨してＶ溝２３以外の部分
の金属磁性薄膜１４および活性化金属層２０を除去しく
同（Ｃ））、次に隣り合うｖｙｔ２３の間に別のＶＩＭ
２４を形成する（同（ｄ））、そしてこのＶ溝２３およ
び２４内にガラス１６を充填し、その後突き合わせ面２
２を再び研磨する（同（ｅ））。■溝２４は、磁気ギャ
ップ深さ規制溝１５を構成する。

以上の加工の終了した一対のハーフコアブロック２１を
、その表面にギャップ形成材料を介在させた状態で同（
ｆ）のように、その金属磁性薄膜１４の端面どうじを突
き合わせ、ガラス１６が溶融軟化する温度迄加熱して両
者を接合する。その後切断線Ａ−Ａ’で示すように切断
すると、幅Ｅの第１図の磁気ヘッドコアが得られる。Ｓ
は切断代である。

「発明の効果」以上のように本発明の磁気ヘッドコアは、磁気ギャップ
を形成する金属磁性薄膜と、この金属磁性薄膜の付着面
とが傾斜している磁気ヘッドコアにおいて、金属磁性薄
膜と、一対のハーフコアを接合するための非磁性酸化物
接合材料との間に、活性化金属層を介在させたから、活
性化金属の金属磁性薄膜および非磁性酸化物接合材料に
対する拡散現象により、両者を強固に接合することがで
きる。よって一対のハーフコアの接合強度を高めて磁気
ギャップ幅を狭く維持することができ。

映像用磁気ヘッドとして信頼性が高い高性能の磁気ヘッ
ドを得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気ヘッドコアの実施例を示す模式斜
視図、第２図（ａ）ないしくｎは第１図の磁気ヘッドコ
アを製造するための製造工程の一例を示す模式図、第３
図は本発明の対象とする従来の磁気ヘッドの模式斜視図
である。１１・・・ハーフコア、１２・・・磁気ギャッ７’、１
３・・・薄膜付着面、１４・・・金属磁性薄膜、１５・
・・磁気ギャップ深さ規制面、１６・・・ガラス（非磁
性酸化物接合材料）、２０・・・活性化金属層、２１・
・・ハーフコアブロック、２２・・・突き合わせ面、２
３・・・■溝、２４・・・■溝。特許出願人　　アルプス電気株式会社同代理人　　　　三　浦　邦　夫同　　　　　　　　　松　　井　　　　　及第１図第３ｒｙＪ第２図第　２ｒＩ！Ｊ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）酸化物磁性体からなる一対のハーフコアの突き合
わせ面にそれぞれ、両ハーフコア間に形成すべき磁気ギ
ャップに対し傾斜した薄膜付着面を形成し、この薄膜付
着面に金属磁性薄膜を付着させるとともに、一対のハー
フコアのこの金属磁性薄膜の端部を突き合わせて磁気ギ
ャップとなし、かつこの一対のハーフコアを、一方のハ
ーフコアの金属磁性薄膜と他方のハーフコア端面との間
に充填したガラス等の非磁性酸化物接合材料で接合した
磁気ヘッドコアにおいて、上記金属磁性材料と非磁性酸
化物接合材料の境界面に、該金属磁性材料および非磁性
酸化物接合材料の両者に対する拡散性を有する、非磁性
の活性化金属層を介在させたことを特徴とする磁気ヘッ
ドコア。
（２）特許請求の範囲第１項において、活性化金属層は
、Ｔｉ、Ｖ、Ｃｒ、Ｚｒ、Ｎｂ、Ｍｏ、Ｈｆ、Ｔａおよ
びＷからなる群より選ばれた一種または二種以上の金属
からなっている磁気ヘッドコア。
（３）特許請求の範囲第１項または第２項において、活
性化金属層は、さらに酸化処理され、その上に非磁性酸
化物接合材料が積層されている磁気ヘッドコア。