JPS6210522Y2 - - Google Patents

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JPS6210522Y2
JPS6210522Y2 JP5532382U JP5532382U JPS6210522Y2 JP S6210522 Y2 JPS6210522 Y2 JP S6210522Y2 JP 5532382 U JP5532382 U JP 5532382U JP 5532382 U JP5532382 U JP 5532382U JP S6210522 Y2 JPS6210522 Y2 JP S6210522Y2
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JP
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tension
drive belt
loom
pulley
motor
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JP5532382U
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JPS58157051U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は織機の駆動ベルトの張力調整装置に
関するものである。
織機においては織機駆動用モータの回転をモー
タ側及び織機駆動側プーリ、プーリ間に張架され
た駆動ベルトなどの動力伝達機構を介して織機の
駆動軸に伝えている。
ところで織機を長時間稼動していると、駆動ベ
ルトに延びが生じ、駆動ベルトの張力が減少して
しまう。このためプーリと駆動ベルト間の摩擦力
が低下してスリツプが生じるためにモータの回転
力がクランク軸に十分に伝達されない。そして織
機の回転数が減少するためモータへの供給電力を
高くしてモータの回転数を大きくする必要があ
り、またスリツプ等により駆動ベルトがプーリな
どにこすりつけられるために破損してしまうとい
う不都合がある。
一方織機の定常運転時において駆動ベルトの張
力が過大であると、動力伝達機構の所謂メカロス
が増大して織機の回転数が減少するためモータに
供給する電力を大きくしなければならず、消費エ
ネルギーが増大してしまう。
このため定期的に駆動ベルトの張力を調整して
いるが、間欠的な調整であるために駆動ベルトの
張力を常に適正値にできず、上記不都合を完全に
は解決することができないのが現状である。
また起動時において起動後から織機の回転数が
定常運転時の速度に達するまでの時間、所謂立上
がりが遅いと筬打力が不足して起動後の数ピツク
が薄段となる所謂止め段が生じてしまう。
この考案は上記事情に鑑み織機の駆動ベルトの
張力を常に適正に保持することにより織機の駆動
モータの消費電力を必要最小限にすることのでき
る織機の駆動ベルト張力調整装置を提供すること
を目的とする。即ちこの考案は駆動用ベルトの張
力付与機構と、張力付与機構の制御器である張力
調整器及び駆動用モータへの供給(消費)エネル
ギー検知器と織機駆動側プーリの回転数検知器か
ら構成されており、供給エネルギー検知器及び回
転数検知器の出力を張力調整器にフイードバツク
入力することによりベルト張力を動力伝達率のよ
い適正値にすることを要旨とする。
以下添付図面に示す実施例を用いてこの考案に
ついて詳細に説明する。
第1図において軸1を介してモータ2により駆
動されるモータ側のプーリ3と織機駆動側のプー
リ4との間には駆動ベルト5が張架されている。
駆動ベルト5上のプーリ3,4間の適宜な個所に
は回転軸6を中心として回動自在な支軸7の一端
に保持されたテンシヨンプーリ8が当接してお
り、駆動ベルト5に張力を付与している。支軸7
の他端は一端が固定されたスプリング9の他端及
びソレノイド10の駆動軸に固定されている。
プーリ4にはタコメータ11が取付けられてお
り、タコメータ11はプーリ4の回転数を検知し
て電気信号に変換しており、この信号は張力調整
器12の入力端子Bに出力される。モータ2には
電源より電力が供給されており、モータ2に供給
される電力値は電力計13によつて検知され、張
力調整器12の端子Aに信号出力されている。張
力調整器12にはまた織機駆動用のプーリ4の所
望回転数が設定された設定器14からの信号が入
力端子Cに入力されており、張力調整器12はこ
れらの入力端子A〜Cよりの入力信号に応じてソ
レノイド10への出力である出力端子Dよりの出
力信号値を適宜変化させており、これによつて後
述するように駆動ベルト5の張力が適正値に調整
される。
第2図A,Bは織機の運転時における駆動ベル
ト5の張力と織機駆動側プーリ4の回転数(実
線)及び駆動ベルト5の張力とモータ2の消費
(供給)電力(点線)との関係を示したものであ
る。即ち、第2図Aのようにモータ2の回転速度
が一定の場合においてプーリ4の回転数は駆動ベ
ルト5の張力の増加と共に実線のように上昇す
る。この時伝達機構の駆動抵抗が増大してモータ
2の負荷が大きくなるので、モータ2の消費電力
は点線のように上昇する。そしてベルト5の張力
が最適値Mを越えてさらに増加するとメカロスの
増大によりプーリ4の回転数は漸次減少し、一
方、モータ2の消費電力は漸次増加する。つまり
最適値M付近における駆動ベルト5の張力、モー
タ2の消費電力及びプーリとの回転数は大体第2
図Bに示す様になつている。よつて駆動ベルト5
の張力が最適値Mであり駆動ベルト5により動力
伝達が理想的に行なわれている状態において、駆
動ベルト5が延びる等の原因により、駆動ベルト
5の張力が低くなつた場合にはプーリ4の回転
数、モータ2の消費電力はいずれも減少する。ま
た駆動ベルト5の張力が高くなつた場合にはプー
リ4の回転数は減少するが、モータ2の消費電力
は増加する。従つてプーリ4の回転数及びモータ
2の消費電力を検知することにより駆動ベルト5
の張力変動の大きい及びその方向を検知でき、こ
れらの検知値を張力調整器12に入力させること
により、以下に説明する様に駆動ベルト5の張力
を常に最適値Mに保持することができる。
次に第3図に示すフローチヤートを用いてこの
考案の実施例の動作について説明する。第3図は
張力調整器12の動作の一例を示したもので、張
力調整器12は入力端子A,B,Cよりの入力信
号によつてプーリ4の回転数、モータ2の供給
(消費)電力値を検知している。そして織機の所
定回転毎に適宜なタイミングで、まずプーリ4の
実際の回転数と設定器14による設定回転数との
比較を行なう。そして実際の回転数が設定回転数
か、あるいは設定回転数の所定の許容範囲(設定
回転数±α;α:適宜)内である場合には、張力
調整器12からソレノイド10への出力値は変化
せず、その時のモータ2の供給電力値が記憶され
る。
一方、実際の回転数が設定回転数の許容範囲外
である場合には、前回記憶されたモータ2の供給
電力と今回入力された供給電力との比較が行なわ
れる。そして今回入力された電力が前回の電力よ
り大きい場合にはベルト5の張力を減少すべく、
また逆の場合には駆動ベルト5の張力を増大すべ
く張力調整器12からソレノイド10への出力値
が変化する。そして今回入力されたモータの供給
電力値は張力調整器12に記憶される。
織機が定常運転中において、織機駆動側のプー
リ4が設定器14により設定された回転数、ある
いは設定回転数の所定の許容範囲内で回転してお
り、また駆動ベルト5の張力が適正(第2図Bの
最適値M)である場合には、第3図から明らかな
様に張力調整器12からソレノイド10に出力さ
れる信号値に変化はなく、従つて駆動ベルト5の
張力は変化することがない。
織機の運転中に駆動ベルト5に伸びが生じる等
の原因により駆動ベルト5とプーリ3,4間にス
リツプが発生して駆動ベルト5の伝達率が低下し
てプーリ4の回転数が設定値の最小許容範囲より
低くなつた場合には、第2図Bから明らかな様に
モータ2の消費電力が減少する。従つて張力調整
器12はソレノイド10に駆動ベルト5の張力を
増大すべく指令をする。即ち張力調整器12から
ソレノイド10への出力が変化して、ソレノイド
10の駆動軸101は第1図においてXの方向に
移動する。するとテンシヨンプーリ8の駆動ベル
ト5への押圧力が増大するので、駆動ベルト5の
張力は大きくなる。
一方プーリ4の回転数が設定値の最大許容範囲
を越えた場合には、モータ2の消費電力は増大す
る。従つて張力調整器12からソレノイド10へ
の出力が変化してソレノイド10の駆動軸101
はYの方向に移動し、テンシヨンプーリ8の押圧
力が減少するので、駆動ベルト5の張力は小さく
なる。
このように駆動ベルト5の張力が増減した場合
には、自動的にベルト張力が調整されるために、
ベルト張力を最適値Mに保持することができる。
尚以上の説明にあつてはモータの消費(供給)
エネルギー検知器として電力計を用いたが、例え
ば電流計、モータあるいはモータ側プーリの回転
数検知器としてもよい。
また張力付与機構として、実施例のように電気
式のものの代わりに例えばエアシリンダ等を用い
た流体式のものにしてもよい。
更に以上の説明にあつては張力調整器12の動
作は第3図に示すフローチヤートに従つてなされ
るとしたが、これに限定されず、例えばタコメー
タ11と電力計13の出力によつて所定のタイミ
ングでプーリ4の回転数/モータの消費電力、即
ち伝達率を算出し、かつ算出された伝達率を記憶
しておく。そして前回記憶された伝達率が今回算
出された伝達率より低い場合にはソレノイド10
への出力値を適宜変化させることにより、駆動ベ
ルト5の張力を補正して伝達効率を常に最高の状
態にすればよい。
また以上の説明においては定常運転時において
ベルト張力を伝達率のよい適正値に保つ場合につ
いて述べたが、この考案はこれに限定されず、織
機の起動時において駆動ベルトの張力を伝達率の
よい適正値に調整するようにしてもよい。
以上のようにこの考案によれば、織機の定常運
転時において駆動ベルトの張力を常に動力伝達率
のよい最適値に保持することができる。このため
駆動用モータの消費(供給)エネルギーを最小と
することができ、またベルト張力の不適正に伴う
ベルトの破損、あるいは動力伝達機構の消耗など
を防止、あるいは減少させることができる。また
駆動ベルトの張力を適正値に保持することができ
るので、例えば駆動ベルトの伸びに起因する織機
回転数の減少を防ぐことができ、定常運転時にお
ける織機の回転数を常に一定にすることができ
る。従つて回転数の減少による筬打力の低下を防
止でき、筬打力不足からくる定常運転時の織段発
生を防ぐことができる。また起動時の動力伝達機
構でのスリツプを防止でき、織機の立上がりを早
くすることができる。
従つて起動起動後の第1ピツク目から定常運転
時に近い筬打力が得られ、止段等の欠点を防止で
き、良品質の製織品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示した説明図、第
2図A,Bは実施例における駆動ベルトの張力と
モータの消費電力、織機駆動用のプーリの回転数
との関係を示したグラフ、第3図は実施例におけ
るベルト張力調整の手順を示したフローチヤート
である。 2……モータ、3,4……プーリ、5……駆動
ベルト、8……テンシヨンプーリ、10……ソレ
ノイド、11……タコメータ、12……張力調整
器、13……電力計。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 駆動用のモータの回転が動力伝達機構により織
    機の駆動軸に伝達される形式の織機において、 動力伝達機構がモータの回転軸1に連結した第
    1のプーリ3と織機の駆動軸に連結した第2のプ
    ーリ4及び第1、第2のプーリ間に張架された駆
    動ベルト5とから構成されており、 モータ2の消費エネルギーを検知して検知値に
    応じた信号を出力をする第1の検知器13と、 前記第2のプーリの回転数を検知して、回転数
    に応じた出力をする第2の検知器11と、 前記駆動ベルトに張力を付与する張力付与機構
    7〜10と、 前記第2のプーリの回転数が設定されており、
    設定値に応じた出力をする設定器14と、 前記第1、第2の検知器及び設定器の出力が入
    力されており、これらの入力値に応じて前記張力
    付与機構への出力値が変化する張力調整器12と
    を有して成る ことを特徴とする織機の駆動ベルトの張力調整
    装置。
JP5532382U 1982-04-15 1982-04-15 織機の駆動ベルトの張力調整装置 Granted JPS58157051U (ja)

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JP5532382U JPS58157051U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 織機の駆動ベルトの張力調整装置

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JP5532382U JPS58157051U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 織機の駆動ベルトの張力調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58157051U JPS58157051U (ja) 1983-10-20
JPS6210522Y2 true JPS6210522Y2 (ja) 1987-03-12

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ID=30065908

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JP5532382U Granted JPS58157051U (ja) 1982-04-15 1982-04-15 織機の駆動ベルトの張力調整装置

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JP (1) JPS58157051U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9151366B2 (en) 2010-09-10 2015-10-06 Litens Automotive Partnership Intelligent belt drive system and method
US9447850B2 (en) 2012-04-28 2016-09-20 Litens Automotive Partnership Adjustable tensioner
US9464697B2 (en) 2011-09-05 2016-10-11 Litens Automotive Partnership Intelligent belt drive system and method
US9989129B2 (en) 2011-05-13 2018-06-05 Litens Automotive Partnership Intelligent belt drive system and method

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US9447850B2 (en) 2012-04-28 2016-09-20 Litens Automotive Partnership Adjustable tensioner

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JPS58157051U (ja) 1983-10-20

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