JPS6210516A - 加熱調理器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、被加熱物を効率良く迅速にしかも加熱分布性
能を大巾に改善するた−めに加熱方法および構造を改善
した、加熱調理器に関するものである。

従来の技術 従来の例えば、第５図に示す加熱調理器では、本体１の
内部に被加熱物２を収納する加熱室３を設け、加熱室３
内の天面４及び底面６には加熱室３の雰囲気温度を上昇
させる発熱体６ａ、６ｂが装着されている。又被加熱物
２は、その種類及び加熱方式により良好な加熱状態を得
る事が出来るように、スノコアミ７の上に載せられ、ス
ノコアミ７は被加熱物載置皿８上に置き、この被加熱物
載置皿８は、加熱室３の側壁にあらかじめ設けられた、
被加熱物載置皿係止用手段であるレール９により加熱室
３の中程に保持された状態で加熱する構成となっている
。この時レール９は被加熱物２の大きさ及び加熱方式等
により最良の加熱状態が得られるように数段に設は被加
熱物載置皿８の変化させることが出来るようになってい
る。また発熱体ｅａ、ｅｂの出力を可変とする事により
良好な加熱状態を得るという方法もとられている。

次に加熱方式であるが、発熱体ｅａ、ｅｂにより加熱室
３内の雰囲気温度を全体的に高めるオーブン加熱と、発
熱体６ａによる輻射熱を主に利用したグリル加熱がある
。このグリル加熱においては、被加熱物２の種類によっ
ても異なるが天面４に近接して設けた発熱体６ａのみで
加熱する場合と、主に発熱体６ａを運転し補助的に６ｂ
も運転し輻射エネルギーだけでなく被加熱物２の内部温
度を上昇させた方が良い加熱状態を得る事もあるｏしか
し主は発熱体６ａの発熱により加熱を行なうことにかわ
りはない。この時、被加熱物２と発熱量が一定の場合に
は、発熱体６ａと被加熱物２との置 距離、被加熱物載ｊ’ｆｌ　８を装着して区切られた加
熱室間の体積１発熱体６ａの一定発熱量時の輻射エネル
ギーの大小の差、または、加熱室間からの熱エネルギー
の放散を防ぐ為の手段等により、加熱時間、加熱に必要
なエネルギー量が決定される。

また、特にグリル加熱時には良好な加熱状態を得る為に
は、加熱に要する時間についても要求されるものである
。つまり加熱空間の体積は小さい程良い、発熱体６ａは
高温度の方が良い加熱空間の保温効果が大きい程良い、
となるのである０従って、被加熱物載置皿８を保持する
レール９の位置も、スノコアミ７の高さも、加熱室３゛
の天面４の外に設けた断熱材１ｏも発熱体６ａの発熱温
度も迅速に、省エネルギー的に、尚且つ良好な加熱状態
を得る事が出来るように設計されるものである。

発明が解決しようとする問題点 ところが、従来より使用している発熱体６ａは、一般に
は、シーズヒーター等が使用されその形状は、はぼ第６
図、第７図に示す様な形状である。

つまりこれは、オープン加熱時における種々の被加熱物
の主に平面加熱むらを少なくする為の形状となっている
のである。この状態でグリル加熱を迅速に省エネルギー
的に加熱しようと、発熱体６ａと被加熱物２を近接させ
た状態において加熱すると、当然のことながらシーズヒ
ーター線に近い位置の被加熱物２は焦げ１１が短時間で
発生し遠い位置では加熱しきれない部分が生じてくるも
のである。よって、発熱体６ａがシーズヒーター等で被
加熱物と近接した場合は、大きな加熱むらが生じるもの
であり、逆に加熱むらを少なくする為に発熱体６ａと被
加熱物２を遠ざけた場合においては、単位面積当たりの
輻射エネルギーの減少と、加熱空間が大巾に増加する為
、迅速な加熱や省エネルギー的な加熱が行なう事が出来
ないばかりか、急激に被加熱物の温度をあげて行なわな
ければならないグリル加熱が、低い温度で長時間の加熱
を行なわなければならない０そのため被加熱物表面が乾
燥しパサついてしまい良好な加熱状態を得る事は出来な
いものであった。

本発明はこのような従来の問題点を解決するものであり
、簡単な構成であるにも拘らず、迅速で省エネルギー的
な効率の良い加熱を行ガう事が容易でしかも良好な加熱
状態を得る事が出来る優れた加熱調理器を提供するもの
である。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成する為本発明の加熱装置は、本体内に被
加熱物を収納する加熱室と、前記加熱室の天面及び底面
に設けられた加−熱室内の雰囲気温度を上昇させる発熱
体と、被加熱物を載置する着脱自在に設けた被加熱物載
置皿と、加熱室側壁に被加熱物載置皿の係止手段を有し
、少なくとも前記加熱室の天面に設けた発熱体は面状発
熱体とし、被加熱物載置皿を加熱室内に装着した状態に
おいて天面に設けた面状発熱体を主に運転する構成とし
たもので更に、被加熱物載置皿は熱反射率の良い材料又
は、表面処理を施したもの或いは被加熱物と被加熱物載
置皿との間に熱反射率の良い材料を設けたり、被加熱物
載置皿を加熱室内に装着し、被加熱物載置皿より上方に
位置する加熱室壁面の全面を断熱するものである。

作　　用 本発明の加熱調理器は、グリル加熱方式のように主とし
て加熱室天面に設けた発熱体により被加熱物を加熱調理
するものにおいて、この発熱体を面状発熱体とする事に
より、被加熱物を近接させた状態においても、加熱むら
が極めて少なく、尚且つ、被加熱物載置皿で加熱空間を
可能な限り少なくする事により加熱空間の昇温スピード
をあげ迅速で省エネルギー的な効率の良い加熱を行なう
事が容易である。更にこの面状発熱体の加熱効率を大巾
に改善する為に、被加熱物載置皿を熱反射率の良い材料
又は表面処理、等を施したもの或いは被加熱物と被加熱
物載置皿との間に熱反射率の良い材料を設ける事により
、面状発熱体から発生した輻射エネルギーのうち、被加
熱物に照射されずに被加熱物載置皿に吸収され損失とな
っていたエネルギーを再び被加熱物載置皿より、上方の
加熱空間及び、面状発熱体に反射させ、面状発熱体自体
の温度をより上昇させ加熱効率を大巾に改善する事が容
易となる。次に被加熱物載置皿より上方に位置する加熱
室壁面の全面を断熱する事により、通常オープン加熱方
式と比べ高温度が必要なグリル加熱時の加熱空間の温度
を大巾に上昇する事が容易に可能である。

実施例 以下、本発明の一実施例の加熱調理器を図面に基づき説
明する。

第１図に示すように、加熱調理器の本体１の内部に被加
熱物２を収納する加熱室３を設け、加熱室３の雰囲気温
度を上昇させる面状発熱体６ａ′。

６ｂ′が装着されている。この面状発熱体は加熱室３の
天面４及び底面６に密着して取付けられており、面状発
熱体の発生した熱は加熱室壁面を介して加熱室３内の温
度を上昇させる構造となっている。又被加熱物２はその
種類及び加熱方式により良好な加熱状態を得る事が出来
るようにスノコアミ７に載せ、スノコアミ７を被加熱物
載置皿８上に置き、この被加熱物載置皿８を、加熱室３
の中程にレール９により保持するようになっている。

この時、加熱室３に熱を伝える発熱部天面４は、天面４
全体が殆んど均一に発熱する為、被加熱物２は、はぼ均
一に加熱される為、被加熱物２は天面４と近接して設け
る事が容易である。つまり、特にグリル加熱に必要な輻
射エネルギーを効率良く被加熱物２に吸収させる事が出
来る他、被加熱物載置皿８も天面４に近づける事が出来
る為、天面４から発熱した際の加熱空間が極めて少なく
なる事により、加熱空間の昇温スピードが大巾に早くな
りグリル加熱に適した良好な加熱を得る事が出来る。次
に、実際に面状発熱体６ａ’Ｔｈ発熱させた場合には第
２図のようになるもので、発熱体６ａ／の熱を加熱室３
内に伝達出来るように、断熱材１０を設けである。この
時、熱の移動を矢印で示しているが、発熱面である天面
４より放射された輻射熱は直接被加熱物２に当たるもの
と被加熱物２に当たらずに被加熱物載置皿８に当たシ通
常鉄板にホーロー処理された被加熱物載置皿８に熱を吸
収されてしまう。つまり被加熱物２に直接当たらなかっ
た輻射熱は殆んどがロスとなり被加熱物載置皿８に吸収
され被加熱物載置皿８はどんどん温度上昇する、この時
、被加熱物２は加熱されるに従がってだんだんドリップ
（煮汁）が出て高温となった被加熱物載置皿の上に滴下
した際に煙となり熱は気化熱等によりどんどん浪費され
てしまう。

そこで被加熱物載置皿８と熱反射率の良い材料又は表面
処理を施したもの或いは、被加熱物２と被加熱物載置皿
８との間に熱反射率の良い材料を設けると第３図に示す
ように、一度天面４より放射した輻射熱のうち被加熱物
２に当たらないものは全て、熱反射率の高い材料で作ら
れた被加熱物載置皿８′に当たるが、熱反射率が高い為
、輻射熱は、被加熱物載置皿８′に吸収されず反射され
、再び天面４に吸収され再び被加熱物２に照射される、
というサイクルをくり返し、天面４から新たに発生する
輻射熱との相乗効果により天面４の温度は、飛躍的に上
昇し輻射熱も当然の事ながら大巾に増大する。この時、
天面４にセルフクリーニング式の黒色ホーロー処理等を
施している場合には、その輻射熱の吸収、放射共優れて
いる為その効果は絶大である。尚この時熱反射率の高い
材料で作られた被加熱物載置皿８′自体の温度上昇は低
く押えられる為、被加熱物２のドリップについても煙と
なるまでには至らず熱を浪費する事も殆んどないもので
ある。又当然の事ながら煙の量は極めて少なく、被加熱
物載置皿８′及び加熱室壁面の汚れが少なくクリーンな
加熱を行なう事ができる。

また、第４図の如く、被加熱物載置皿８′を加熱室３内
に装着した状態において、被加熱物載置皿ｉ／より上方
に位置する加熱室壁面の全ての面を断熱材１０で断熱す
る事により、通常、オープン加熱方式と比べ高い温度が
必要なグリル加熱に対しても加熱空間の容積が小さい事
、より高温となった加熱空間の加熱室壁面よりの放熱を
極めて少なく押える事が出来る為、迅速かつ高効率で良
好な加熱状態を得る事が可能となる。

なお、被加熱物載置皿８′と加熱室３の形状は被加熱物
載置皿８′を加熱室３内に装着した際、加熱空間を被加
熱物載置皿８′により出来るだけ確実に分離出来るよう
な形状とする事が望ましい。

この時、従来の例えば第７図の如くシーズヒータ一方式
で熱反射率の良い材料で又は表面処理を施した被加熱物
載置皿８′を使用した場合については、発熱体６ａから
発生する輻射熱のうち被加熱物載置皿８′に当たる輻射
熱は吸収されず反射するので被加熱物載置皿８′の温度
は余り上昇せず損失とはならないため加熱効率は上昇す
るが、反射した輻射熱を、再び発熱体が吸収して輻射エ
ネルギーが大巾に増大するという効果は得ることは難か
しいものである。

発明の効果 以上のように本発明の加熱調理器によれば次の効果を得
ることができる。

（１）加熱室天面の発熱体を面状発熱体とする為、発副
藺被加熱物を近接させて加熱しても加熱むらが少なく、
発熱体から発生する輻射熱を近接した位置で受ける為、
加熱効率が飛躍的に向上し、迅速で省エネルギー的が加
熱が容易に可能でしかも加熱空間が非常に小さい為、加
熱空間の昇温時間は大巾に短縮さ江加熱空間の温度上昇
も余裕が出来グリル加熱に適した良好な加熱を得ること
ができる。

（２）被加熱物載置皿の表面で面状発熱体より放射され
た輻射熱を反射する為、被加熱物載置皿の温度が上昇し
にくく熱損失が少ないばかりでなく被加熱物より滴下す
るドリップが煙とならず熱が気化熱として奪われなくし
かも、煙が発生しない為クリーンな加熱が出来、ドリッ
プの焼き付きが無い為、被加熱物載置皿の加熱後の後始
末も非常に簡単である。

又被加熱物載置皿で反射された輻射熱は再度面状発熱体
に吸収され新たに発生する輻射熱との相乗効果により大
巾な輻射熱の増大が図られより一層の加熱効率の向上を
図る事が容易となりその結果グリル加熱に適した良好な
加熱状態を得る事が出来る。尚発熱面がセルフクリーニ
ング式の黒色ホーロー処理等を施した場合前記効果は一
段と向上する。また、グリル加熱に最も重要な高温雰囲
気をより効率よく断熱、保温が出来る為、前記効果を更
に向上させる事が出来る０

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例における加熱調理器の断面
図、第２図は同原理説明、をするための断面図、第３図
、第４図はそれぞれ本発明の他の実施例における加熱調
理器の原理説明図をするだめの断面図、第５図は従来の
加熱調理器の原理説明をするための断面図、第６図は同
要部斜視図、第７図は従来の他の加熱調理器の一原理説
明をするだめの断面図である。 ３・・・・・・加熱室、４・・・・・・天面、５・・・
・・底面、６ａ′。 ｅｂ’・・・・・・面状発熱体、８′・・・・・・被加
熱物載置皿。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第２
図 イＯ ＠３図 第４図 第５図 第６図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体内に被加熱物を収納する加熱室と、前記加熱
   室の天面及び底面に設け、加熱室内の雰囲気温度を上昇
   させる発熱体と、被加熱物を載置する着脱自在に設けた
   被加熱物載置皿と、加熱室側壁に被加熱物載置皿の係止
   手段とを有し、少なくとも前記加熱室の天面に設けた発
   熱体は面状発熱体とした加熱調理器。
2. （２）被加熱物載置皿は、熱反射率の良い材料又は、表
   面処理を施したもの、或いは、被加熱物と被加熱物載置
   皿との間に熱反射率の良い材料を設ける構成とした特許
   請求の範囲第１項に記載の加熱調理器。
3. （３）被加熱物載置皿を加熱室内に装着した際において
   、被加熱物載置皿より上方に位置する加熱室壁面の全面
   を断熱する構成とした特許請求の範囲第１項または、第
   ２項記載の加熱調理器。