JPS62104289A - 赤外線映像装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、　発明の、ｌ’ｌ’　８１１１な説明〔概要〕 赤外線カメラで撮影中の対象物の赤外線画像と、同一対
象物を所定の時間前に撮影した赤外線画像との輪郭画像
を抽出し、抽出した両輪邦画像を共通画面上に表示して
表示位置のずれを検出し、検出したずれ量を補正するよ
う撮影中の対象物またはカメラの位置を移動して両画像
の表示が重合するよう構成し、同一対象物の赤外線デー
タの時間的変化量の正確な差分演算を可能としている。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、対象物の表面温度に依存した赤外線放射を検
知して対象物の温度分布を観測するようにした赤外線映
像装置の改良に関し、特に人体の表面温度の時間的変化
量を観測する場合等に用いて便利な赤外線映像装置に関
するものである。

物体の放射する赤外線を検知して映像化することにより
物体表面の温度分布を観／１１＋ｌするようにした赤外
線映像装置は以前からよ（知られている。

ところで、医療用の赤外線映像装置では、単に人体表面
の温度分布のみならず、同一部位での時間的な温度の変
化を知ることが要求される。

そこで、ディジタルメモリ方式の赤外線映像装置におい
ては、同一部位を重合してディジタル的に差分演算して
温度変化量を測定する方式がとられており、簡易な構成
で同一部位を重合することができる重合方法の出現が要
望されていた。

〔従来の技術〕

同一部位での時間的な温度の変化を計測する従来赤外線
映像装置として、例えば、第３図に示される特願昭５９
−２７００２２　（昭和５９年１２月２０日出願）号に
おいて提案された原理ブロック図の赤外線映像装置があ
る。

この赤外線映像装置は、赤外線カメラ２で撮影した対象
物１の赤外線画像を一旦外部のメモリ１３に記憶すると
ともに、当該画像の輪郭を示すデータを抽出して別のメ
モリ１３ａに入れ、画像メモリ４に記憶されている所定
時間経過後に撮影した赤外線画像と前記メモリ１３ａに
記す、ａされている先行画像の輪郭パターンとをデータ
合成回路７で重ねて表示器１１で表示し、位置移動手段
によりそれらの輪郭が一致するよう輪郭パターンのメモ
リアドレスを移動関節し、その移動量に対応する情報で
メモリ１３ａの先行画像のメモリアドレスを移動させる
ことにより２つの赤外線画像を重ね合わせるようにして
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この従来の赤外線映像装置では画像を重合するため、輪
郭パターンのメモリアドレスの移動量に対応して先行画
像のメモリアドレスを移動させる方法がとられており、
先行画像のメモリアドレスの移動のために膨大なソフト
量を必要とするとともに、メモリ間の動作機能が複雑と
なり、価額的に高価となり、且つ機器の信頼性の保持が
難しいといった問題がある。

本発明はこのような点に鑑みて創作されたもので、簡易
な構成で２つの画像データを重合し、正確な時間温度変
化量を演算することができる赤外線映像装置を提供する
ことを目的としている。

〔問題点を解決するための手段〕

第１図は本発明の赤外線映像装置のブロック図を示す。

第１図において、赤外線カメラ２で撮影されている対象
物１の赤外線画像データを記憶する画像メモリ４と、該
赤外線画像の撮影時刻より所定時間前に撮影した赤外線
データを記憶する外部画像メモリ１３と、外部画像メモ
リ１３に記憶された先行赤外線データと画像メモリ４に
記憶された赤外線データとの読み出しを行う主制、御部
１２とを備えている。

この主制御部１２の制御によって読み出された画像メモ
リ４および外部画像メモリ１３のそれぞれの赤外線画像
の輪郭を輪郭抽出回路５および１４とにより抽出し、両
輪邦画像を共通画面上に表示器１９で表示する。

また、表示器１９に表示された両輪邦画像の同一部位の
位置ずれ量を測定するカーソル１６と、カーソル１６で
計測された位置ずれ量に対応して対象物置台１８または
赤外線カメラ台１９を移動せしめる駆動部１７を設けた
構成とし、両輪邦画像の位置ずれに対応して対象物ｌま
たは赤外線カメラ２を移動し、所定の時間前に撮影形し
た輪郭画像に撮影中の輪郭画像を重ね合わせることを特
徴としている。

〔作用〕

すなわち、対象物ｌの時間的経過における温度変化量を
測定するに際し、赤外線カメラ２からの対象物ｌの先行
赤外線データを外部画像メモリ１３で記憶し、撮影して
いる赤外線データを画像メモリ４で記憶するとともに、
主制御部１２によって外部画像メモリ１３に記憶された
先行データと画像メモリ４に記憶されている赤外線デー
タを読み出して両赤外線データの輪郭画像を共通画面上
に表示器１９で表示する。

この表示された両輪邦画像の位置ずれ量をカーソル１６
で計測し、駆動部１７により前記計測位置すれ量に対応
して対象物置台１８またはカメラ台１９を移動して先行
画像の輪郭に撮影中の対象物Ｉの輪郭を重ね合わせる。

両輪郭画像を重合した後、データセレクタ６を切換えて
両画像を差分演算して対象物１の時間的温度変化の測定
を行う。

本発明では、対象物置台またはカメラ台を移動して先行
の輪郭画像に撮影中の輪郭画像を重合する方式としたこ
とにより、従来の表示画像のメモリのアドレスを移動す
る方式で問題となった膨大なソフト量と複雑なメモリ間
の動作機能を必要とせず簡易な構成で画像の重合が可能
となる。

〔実施例〕

第１図は本発明の赤外線映像装置の一実施例の要部ブロ
ック図で、赤外線カメラ２はカメラ台上に載置され、走
査光学系２−１と赤外線検知器２−２と前置増幅器２−
３を含み、対象物置台１８に載置された対象物１より放
射される赤外線を捕捉してアナログ映像信号に変換する
。

カメラ１からのアナログ映像信号はＡ／Ｄ変換器３でデ
ィジタル信号に変換されてＩ画面付順次画像メモリ４に
記憶され、同時にマイクロコンピュータを含んだ主制御
部１２を通して所定の時間前に撮影した先行赤外線デー
タが外部画像メモ１月３に書き込まれる。

主制御部Ｉ２ば、外部より入力される制御信号Ｓ１によ
り外部画像メモリ１３に書き込まれた先行赤外線データ
の読み出しと、画像メモリ４に記憶されている所定の時
間後の赤外線データとの読み出しを行なう。

輪郭抽出回路５および工４は画像メモリ４および外部画
像メモリ１３の出力画像の輪郭を抽出して輪郭画像デー
タを作成する。

また、外部より入力される制御信号Ｓ２により画像メモ
リ４および外部画像メモリ１３よりそれぞれ出力される
画像データと輪郭画像データとの切換えを行うデータセ
レクタ６および１５と、データセレクタ６および１５で
切換えられた画像メモリ４および外部画像メモリ１３の
画像データおよび輪郭画像データを合成し、演算機能を
持った演算回路８を通してＤ／Ａ変換器９と映像制御部
１０で画像表示処理をして表示器ｌｌの共通画面上に画
像メモリ４および外部画像メモリ１３の出力画像を表示
している。

表示！１１に表示された前記両輪郭画像の表示位置のず
れ量を計測するカーソル１６と、カーソル１６で計測さ
れたずれ量に対応して対象物置台１８またはカメラ台１
９を移動せしめる駆動部１９を設けている。

以上のような構成において、通常、赤外線カメラ２で撮
影した対象物ｌの赤外線データはＡ／Ｄ変換器３でディ
ジタル映像データに変換され画像メモリ４に一旦記憶さ
れた後、データセレクタ６゜データ合成部７．演算回路
８を通りＤ／Ａ変換器９でアナログ信号に変換され映像
制御部１０で画像表示処理されて表示器１１に表示され
る。

成る時刻ｔ１で撮影した対象物ｌの映像データはまず画
像メモリ４に記憶されるのと同時に外部画像メモリ１３
にも書き込まれる。さて、時刻ｔ２において同一対象物
映像を撮影し、その映像データを画像メモリ４に書き込
むと同時に外部から入力されるＳ１信号により、主制御
部１２は外部画像メモリ１３に記憶されたＥｌの画像デ
ータと画像メモリ４に書き込まれたｔ２の画像データと
を読み出す。

読み出された両画像データはそれぞれ輪郭抽出回路５お
よび１４を通して口時刻の輪郭画像とＬ２２時刻輪郭画
像をデータ合成回路７で重ねて表示器１１で表示する。

この場合、第２図表示画像図に示すように、ｔ１時刻に
撮影した画像旧とｔ２２時刻撮影した画＠！Ｈ２がずれ
て表示されると、ずれ量を計測する機能を持ったカーソ
ル１６を対象物ｌのある点Ａに重ね合わせてＸおよびＹ
方向のずれ量を計測する。

カーソルＩ６のＸおよびＹ方向のずれ量情報は駆動部１
７に入力される。駆動部１７は対象物置台１８またはカ
メラ台１９の移動機構を駆動し、ずれ量を補正するよう
移動せしめ、２つの輪郭を一致させる。

２つの輪郭が一致した時点で、Ｓ２の制御信号が主制御
部Ｉ２に入力され、データセレクタ６および１５を切換
えてｔ１時刻の画像とｔ２２時刻画像との差分演算を演
算回路８で行い、その結果を表示器１１で表示する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、所定時間前に撮影
した赤外線画像の同一部位に撮影中の赤外線画像を重ね
合わせように対象物またはカメラを移動する方式とした
ことにより、簡易な構成で輪郭パターンの位置合わせが
でき、時間温度の変化量を観測するような赤外線映像装
置に通用してデータの正確さを確保し、操作性の向上を
図るのに大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の赤外線映像装置の一実施例の要部ブロ
ック図、 第２図は実施例の表示画像の重合動作説明図、第３図は
従来の赤外線映像装置の原理プロ・ツク図を示す。 図において、■は対象物、２は赤外線カメラ、２−１は
走査系、２−２は赤外線検知器、２−３は前置増幅器、
３はＡ／Ｄ変換器、４は画像メモリ、５，１４は輪郭抽
出回路、６．１５はデータセレクタ、７はデータ合成回
路、８は演算回路、９はＤ／Ａ変換器、１０は映像制御
部、１１は表示器、１２は主制御部、１３は外部画像メ
モリ、１３ａは別のメモリ、１６はカーソル、１７は駆
動部、１日は対象物置台、１９はカメラ置台をそれぞれ
示している。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 赤外線カメラ（２）で撮影した対象物（１）の温度分布
   に依存した赤外線画像を記憶する第１の記憶手段（４）
   と、該赤外線画像の撮影時刻より所定時間前に撮影した
   先行画像を記憶する第２の記憶手段（１３）と、前記両
   記憶手段の格納画像を同一タイミングで読み出す主制御
   部（１２）と、前記読み出されたそれぞれの画像の輪郭
   を抽出する輪郭抽出回路（５、１４）と、前記両抽出画
   像を共通画面上に表示する表示器（１１）と、該表示器
   （１１）に表示された両抽出画像の重合ずれを検出する
   検出手段（１６）と、該検出手段（１６）の検出結果に
   対応して前記対象物および前記赤外線カメラの置台を移
   動せしめる駆動部（１７）とを備えたことを特徴とする
   赤外線映像装置。