JPS62103303A - 金属クロム圧延体の製造法 - Google Patents

金属クロム圧延体の製造法

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JPS62103303A
JPS62103303A JP24298085A JP24298085A JPS62103303A JP S62103303 A JPS62103303 A JP S62103303A JP 24298085 A JP24298085 A JP 24298085A JP 24298085 A JP24298085 A JP 24298085A JP S62103303 A JPS62103303 A JP S62103303A
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vacuum
purity
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Ryuzo Watanabe
渡辺 龍三
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Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は相対密度が95%以上で、かつ純度が99.9
%以上の金属クロム圧延体及びその製造法に関する。金
属クロムは高温においても耐酸性、耐アルカリ性等の耐
薬品に優れ、かつ耐候性に優れており、極めて有用な金
属の一つである。
しかしながら、このような優れた性質を持つにもかかわ
らず低温で靭性が低く加工が困難であるために純クロム
及びクロム基合金はほとんど実用化されていない状況に
ある。
本発明は金属クロム本来の特性を活かした金属クロム圧
延体及びその製造法を提供するものである。
[従来の技術及びその問題点] これまでに金属クロムの成形加工法としては金属クロム
粉末を粉末圧延(冷間)、焼結、再圧延、焼鈍という工
程を経て板状とする方法が知られている(特開昭58−
55502号)。
しかしながら、この方法は、(1)多工程を要し操作が
繁雑である、(2)冷間圧延では、粒子間のすき間が充
されるのみで、粉末粒子自体の変形が進みにくい、(3
)得られた板の相対密度が低い等の問題点がある。
[問題点を解決するための手段] 本発明は相対密度が95%以上で、かつ純度が99.9
%以上の金属クロム圧延体を提供するのであり、また、
その製造法として、純度99.9%以上の金属クロム粉
末を密封容器に封入し、真空処理し、これを600〜1
000℃で加熱圧延することを特徴とする相対密度が9
5%以上である金属クロム圧延体の製造法を提供するも
のである。
本発明における出発物質である金属クロムの純度は99
.9%以上であることが必要で、特に炭素、窒素などの
不純物の混入は極力避けるべきである。これらの不純物
を除去することにより圧延体の靭性を増大させることが
できるからである。
かかる高純度の金属クロム粉末は、クロム塩溶液を電解
して得た金属クロム、又はクロム塩溶液を溶媒抽出法に
より精製し、得られたクロム塩溶液若しくはこの溶液か
ら得たクロム塩を酸化し得たクロム酸を水素還元法など
により還元して得た金属クロム酸を粉砕することにより
得られる。本発明における金属クロム粉末の粒子サイズ
は微小であれば良いが、通常は100μm以下、好まし
くは10〜80μmのものが採用される。
金属クロム粉末を封入する容器は耐真空性、耐熱性を有
する容器であれば特にその材質、形状とも厳密な制限を
受けるものではないが、経済性を考慮するならばステン
レス製の容器が用いられよう。また、その容器の形状は
所望の圧延体の形状により適宜決定される。
本発明においては、金属クロム粉末を密封容器に封入し
た後、真空排気を行う。この真空排気は金属クロムの脆
性の原因となる吸着ガスをフラッシングすることを目的
として行われる。有害吸着ガスをより厳密に除去するた
めには、まず密封容器内をアルゴン、ヘリウムなどの不
活性ガスで置換した後10−5+nnHg程度の真空度
まで、ロータリーポンプや拡散ポンプを用い排気し、更
に350〜700℃の温度に加熱しながら排気し、最終
的には真空度1’ 0 ’mmHg以上とすることが好
ましい。
次に上記真空処理を行った後加熱圧延を行う。
加熱温度は600〜1000℃、好ましくは650〜9
00’Cが採用される。この温度範囲では金属クロム中
への窒素の固溶度が3〜17ppmと低く、かつ再結晶
を抑制することができるからである。また、圧延率は7
0%以上、特に80%以上が好ましい。この圧延率を高
くすることにより、相対的に相対密度が高くなり、より
強固な圧延体が得られるからである。
ここで圧延率は次式に示す断面積減少率により求められ
る。
o−t d −−X 100 t。
d :圧延率 to:圧延前の試料断面積 t :圧延後の試料断面積 以上の各工程を経た後冷却し、本発明の高密度の金属ク
ロム圧延体が得られる。
[発明の効果コ 本発明によれば、比較的簡単な操作で相対密度95%以
上の金属クロム圧延体が得られる。
また、得られた圧延体は従来公知の焼結体と比較し、展
性、延性に富み二次加工が容易となり更に任意の形状の
物品に加工することができる。このような圧延体は従来
知られていなかったものである。従って本発明により得
られた金属クロム圧延体は、そのまま又は二次加工され
、高温でしかも強酸、強アルカリなどの過酷な条件の下
でも充分に使用に耐えるものとなる。
[実施例] 以下本発明の金属クロム圧延体の製造例を実施例により
説明する。本発明は、これらの実施例により何ら限定さ
れるものではない。なお、実施例中%は全て型口%をい
う。
実施例1 長さ125mm、断面積が長径33、短径22mmの楕
円形のステンレス製容器に、不純物としてFe:o、0
19%、C:0.003%、Q:Q。
045%、S:0.001%、N:0.004%、H:
0.0002%、pro、0009%、Ap:0.00
07%、Si:0.013%、Pb:0゜0001%、
Cu:0.0001%を含む金属クロム粉末(平均粒径
:長径66μm、短径33μm)を封入した後、密封容
器の一端に設けられた内径2 mmのステンレスパイプ
によりアルゴンを封入し、約15分間保持した。次いで
この容器内を常温で10 ’mmHg以上の真空度まで
、ロータリーポンプを使用して排気したのち、容器を横
型電気炉に装入し、350°C,450°C,680℃
の各温度で段階的に加熱し、それぞれの温度で一定時間
排気し、その真空度が10 ’mmHgとなるまで排気
した。
次いで、ロール径200mmφ、ロールの回転速度17
ppmの加熱圧延装置に前記密封容器を装入し、750
℃に加熱し、圧延率80%まで圧延し、冷却し、金属ク
ロム板を取り出した。金属クロム仮の相対密度をアルキ
メデス法により測定したところ97%であった。また得
られた金属クロム板をエポキシ樹脂に埋め込み、ビッカ
ース硬度計(島津製M型)を用い荷重100gで硬度を
測定したところ250/HVであった。
実施例2〜8 出発原料として実施例1と同様の金属クロム粉末を用い
、実施例1と同様の手法により下表に示す条件の下に加
熱圧延を行った。その結果を同表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)相対密度が95%以上で、かつ純度が99.9%以
    上の金属クロム圧延体。 2)純度99.9%以上の金属クロム粉末を密封容器に
    封入し、真空処理し、これを600〜1000℃で加熱
    圧延することを特徴とする相対密度が95%以上である
    金属クロム圧延体の製造法。 3)圧延率が70%以上である特許請求の範囲第2項に
    記載の製造法。
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