JPS62284035A - Fe−Cr−Al系合金焼結体の製造法 - Google Patents

Fe−Cr−Al系合金焼結体の製造法

Info

Publication number
JPS62284035A
JPS62284035A JP12765386A JP12765386A JPS62284035A JP S62284035 A JPS62284035 A JP S62284035A JP 12765386 A JP12765386 A JP 12765386A JP 12765386 A JP12765386 A JP 12765386A JP S62284035 A JPS62284035 A JP S62284035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
less
alloy powder
container
alloy
sintered body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP12765386A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0653908B2 (ja
Inventor
Tsutomu Inui
乾 勉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP12765386A priority Critical patent/JPH0653908B2/ja
Publication of JPS62284035A publication Critical patent/JPS62284035A/ja
Publication of JPH0653908B2 publication Critical patent/JPH0653908B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家電製品および工業炉用発熱体や電気機器用
精密抵抗線に有用な高電気抵抗のFe−Cr−Al系合
金焼結体の製造法に関するものである。
[従来の技術〕 Fe−Cr−Al系電熱体は、JIS C2520で2
種類が規定されており、固有抵抗値の大きいFC旧で代
表的組成Cr : 23−26(%)、Al : 4−
6(%)、体積抵抗率135〜149μΩ・印が示され
ている。
通常、Fe−Cr−Al系電熱線及び帯は大気、真空も
しくは特殊雰囲気中で溶解したのち、造塊→熱間および
冷間加工により製造されている。
しかし、本系統の合金は靭性が劣り、帯や線に加工し難
く、特にAl量が増すとその傾向は顕著になる。
そのため、A1含有量を高めると高い電気抵抗が得られ
ることが、理論的にはわかっていたが、固有抵抗150
μΩ・■以上の材料を工業製品として実用化しうる製造
法がなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記のように高抵抗Fe−Cr−Al系合金の抵抗体を
溶製材から鍛造、圧延で製造することは、材料が脆いた
め非常に難しいという欠点があった。
そこで合金粉末を製作し、それを金属製容器に充填封入
(キャンニング)する方法で抵抗体を製造する方法を検
討した。
合金粉末を製造する方法としては、一般に水アトマイズ
法や窒素ガスアトマイズ法がよく知られているが、本合
金をこの製法で製造すると、キャンニング→熱間静水圧
プレス成形後の加工でほとんどワレを発生してしまう。
このワレは粒子間界面の窒化物、酸化物が原因であるこ
とを究明し、合金粉末をより低酸素、低窒素分圧中で製
造し、キャンニング→熱間静水圧プレス成形→熱間圧延
加工を試みたところ、合金のガス量をある水準に押える
と、圧延加工時ワレ発生なく行え、高抵抗のFe−Cr
−Al系合金焼結体が得られることが判明した。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、重量%でCr 20−35%、Al 5〜1
2%。
酸素0.02%以下、窒素0.03%以下を含有するF
e−Cr−Al系合金粉末を真空溶解・ガスアトマイズ
法で作製し、得られたFe−Cr−Al系合金粉末を軟
鋼やステンレス鋼等の金属製容器に充填封入し、その後
熱間静水圧プレス成形して固有抵抗が150μΩ・■以
上のFe−Cr−Al系合金焼結体を製造する方法であ
る。また板、帯あるいは線材を得るため熱間静水圧プレ
ス成形後、圧延、鍛造、スウェージ加工等の熱間加工を
施し、その後被覆されている金属製容器を機械的あるい
は酸洗等の化学的な方法で除去するのが望ましい。また
、F e−Cr−Al系合金粉末が重量%でCr 20
−35%、Al 5〜12%、Si2%以下、Mn1%
以下、Ti 0.1−1%以下、酸素0.02%以下、
窒素0.03%以下、残部実質的にFeが望ましい。
熱間静水圧の条件は、粉体相互の拡散・焼結と変形抵抗
により決定される。温度としては変形抵抗の点から10
00℃以上、装置保守の点から1250℃以下でよく、
木材の場合1050〜1150℃が望ましい。
また圧力は高い方がよいが、900気圧以上であれば問
題ない。
さらに熱間圧延は、粉体間の圧密炭向上、所定の製品形
状を得るために行なうものであり、Fe−Cr−Al系
合金の熱間加工性から1050〜1200℃で行なうこ
とが望ましい。
Cr、Alは高抵抗で、かつ電熱線のように高温で使用
する際、材料の耐酸化性を高めるために必要な元素であ
る。そして、Crが10%未満では耐酸化性の向上がな
く、35%を越えるとシグマ相を形成し易く脆化するた
め、Crの含有量を20〜35%に、またAlが5%未
満では高抵抗が得られず、12%を越えると最終製品で
ある焼結体が脆くなるためA1の含有量を5〜12%に
限定した。
Fe−Cr−Al系合金粉末を熱間静水圧プレス成形し
たのち、鍛造や圧延したときのワレは合金粉末の界面で
発生する。その原因は明確ではないが、ワレ界面をEP
MAで分析するとNとOの富化が認められ、事実合金粉
末の0.N量とワレ発生の相関をとると、0.Nの低い
ものはワレが発生しなくなる。
0の含有量を0.02%以下およびNの含有量を0.0
3%以下と限定したのは、各種実験を行ったところ、こ
れ以下ならばワレが発生しない限界から求めたものであ
る。
Si、Mnをそれぞれ2%、1%以下としたのは、とも
に脱酸剤として効果があるほか、Siは電熱線を高温保
持したとき形成される酸化膜の成長速度を抑制する作用
があるからである。
また、Tiを0.1〜1%としたのは、Tiは酸化膜が
地金に密着する作用を高め、酸化膜が剥離して結果とし
て酸化増量が大きくなるのを防止する効果がある。その
作用が0.1%未満では効果がなく、1%を越えると、
材料の靭性が低下するため、Ti量を0.1〜1%とし
た。
〔実施例〕
真空中で溶解したのち、不活性ガス中でガスアトマイズ
できる装置を利用して、表1に組成を示す合金粉末を各
3kgあて作製した。
その後、肉厚2mの軟鋼で作った30mn厚×501m
幅×200III11長さの金属製容器に粉末を充填し
室温で脱気したのち、脱気部パイプを圧接して気密封止
した。次に、これら金属製容器を熱間静水圧プレス成形
(1100℃、101000at加工したのち、110
0℃で金属製容器ごと4m厚に熱間圧延を行い、その後
被覆されている外皮金属製容器を機械的に除去した。
続いて、電気抵抗及び耐酸化テスト試験片を採取して特
性を調査すると同時に、熱間圧延材のワレ有無を調査し
た。
各種特性の調査結果を第1表に示すが、耐酸化テストは
IIIWIIt×20n11角に加工したのち、表面を
エメリー紙#800で研磨し、大気中1000、120
0℃で2011保持したのち,酸化増量を測定した。第
1表には従来材として従来の溶製法で作製したJIS 
FCHIの特性も同時に示す。
第1表に示すように、本発明の製造法によって得られた
0、Nをそれぞれ0.02、0.03%以下の合金粉末
焼結体はワレの発生がなく,固有抵抗値が約170μΩ
・lとなり150μΩ・0以上の特性が得られている。
また1200℃のような高温になると従来法による溶製
材で得られるJIS Fe旧より大幅に耐酸化性も向上
している。
なお、合金粉末を金属製容器に充填封入する際に、粉末
に吸着したガスや水分を除去し易くするために、500
℃以下に加熱し、10’ torr以下の減圧下で真空
封入してもよい。
〔発明の効果〕
本発明の製造法によれば、従来溶製法では加工性が悪い
ため、固有抵抗150μΩ・■未満しか得られていなか
ったFe−Cr−Al系電気抵抗材に対して、電気抵抗
150μΩ・口以上でかつ高温での耐酸化性の優れた抵
抗体を提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重量%でCr20〜35%、Al5〜12%、酸素
    0.02%以下、窒素0.03%以下を含有するFe−
    Cr−Al系合金粉末を真空溶解・ガスアトマイズ法で
    作製し、該Fe−Cr−Al系合金粉末を金属製容器に
    充填封入し、その後熱間静水圧プレス成形して固有抵抗
    が150μΩ・cm以上の合金焼結体を製造することを
    特徴とするFe−Cr−Al系合金焼結体の製造法。 2 重量%でCr20〜35%、Al5〜12%、酸素
    0.02%以下、窒素0.03%以下を含有するFe−
    Cr−Al系合金粉末を真空溶解・ガスアトマイズ法で
    作製し、該Fe−Cr−Al系合金粉末を金属製容器に
    充填封入し、熱間静水圧プレス成形後、熱間加工を施し
    、その後被覆されている前記金属製容器を除去して固有
    抵抗が150μΩ・cm以上の合金焼結体を製造するこ
    とを特徴とするFe−Cr−Al系合金焼結体の製造法
    。 3 Fe−Cr−Al系合金粉末が重量%でCr20〜
    35%、Al5〜12%、Si2%以下、Mn1%以下
    、Ti0.1〜1%以下、酸素0.02%以下、窒素0
    .03%以下、残部実質的にFeである特許請求の範囲
    第1項または第2項記載のFe−Cr−Al系合金焼結
    体の製造方法。
JP12765386A 1986-06-02 1986-06-02 Fe−Cr−Al系合金焼結体の製造法 Expired - Lifetime JPH0653908B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12765386A JPH0653908B2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02 Fe−Cr−Al系合金焼結体の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12765386A JPH0653908B2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02 Fe−Cr−Al系合金焼結体の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62284035A true JPS62284035A (ja) 1987-12-09
JPH0653908B2 JPH0653908B2 (ja) 1994-07-20

Family

ID=14965410

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12765386A Expired - Lifetime JPH0653908B2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02 Fe−Cr−Al系合金焼結体の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0653908B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02182864A (ja) * 1989-01-06 1990-07-17 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd 高い電気比抵抗値をもつ電熱体用材料
JPH02232302A (ja) * 1989-03-04 1990-09-14 Daido Steel Co Ltd 粉末高合金鋼圧延材の製造方法
DE102010006800A1 (de) * 2010-02-04 2011-03-17 Daimler Ag Aluminium-haltige Eisenlegierung und daraus hergestellter Turbolader
WO2013047511A1 (ja) * 2011-09-28 2013-04-04 山陽特殊製鋼株式会社 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体
WO2021214958A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 ヤマハ発動機株式会社 ステンレス鋼からなる造形用粉末または造形用ワイヤ

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02182864A (ja) * 1989-01-06 1990-07-17 Nippon Yakin Kogyo Co Ltd 高い電気比抵抗値をもつ電熱体用材料
JPH02232302A (ja) * 1989-03-04 1990-09-14 Daido Steel Co Ltd 粉末高合金鋼圧延材の製造方法
DE102010006800A1 (de) * 2010-02-04 2011-03-17 Daimler Ag Aluminium-haltige Eisenlegierung und daraus hergestellter Turbolader
WO2013047511A1 (ja) * 2011-09-28 2013-04-04 山陽特殊製鋼株式会社 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体
JP2013072115A (ja) * 2011-09-28 2013-04-22 Sanyo Special Steel Co Ltd 高温強度に優れたFe基粉末緻密固化成形体
WO2021214958A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 ヤマハ発動機株式会社 ステンレス鋼からなる造形用粉末または造形用ワイヤ
WO2021215046A1 (ja) * 2020-04-24 2021-10-28 ヤマハ発動機株式会社 ステンレス鋼からなる造形用粉末または造形用ワイヤ、またはステンレス鋼からなる積層構造体である造形物

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0653908B2 (ja) 1994-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7311874B2 (en) Sputter target and method for fabricating sputter target including a plurality of materials
RU2414327C2 (ru) Способ получения металлического порошка с пониженным содержанием кислорода
CN102069189A (zh) 一种制备高纯材料的粉末冶金方法
JPH04329861A (ja) 耐熱性合金の製造方法
JPS62284035A (ja) Fe−Cr−Al系合金焼結体の製造法
JP2801370B2 (ja) 低酸素含有率の成形金属物品の製造方法
JPS62280348A (ja) Fe−Cr−Al系合金焼結体
US6162306A (en) Electromagnetic steel sheet having excellent high-frequency magnetic properities and method
US4808225A (en) Method for producing an alloy product of improved ductility from metal powder
GB2108532A (en) A process for producing metallic chromium plates and sheets
JPS6058289B2 (ja) 高クロム合金材の製造法
TW200307583A (en) Stabilized grain size refractory metal powder metallurgy mill products
JP2689486B2 (ja) 低酸素粉末高速度工具鋼の製造方法
JPH05155651A (ja) 酸化インジウム系焼結体および酸化物焼結体の製造方法
JP2928411B2 (ja) Fe−Cr−Al系粉末合金の製造方法
US4102709A (en) Workable nickel alloy and process for making same
JPS62103303A (ja) 金属クロム圧延体の製造法
JPH04263069A (ja) スパッタリング用ターゲットおよびその製造方法
JPS6358897B2 (ja)
JPH04308065A (ja) 高電気抵抗材料およびその製造方法
JPS6358896B2 (ja)
JPS62107036A (ja) 金属クロム成型体及びその製造法
JPH07331378A (ja) Fe−Cr−Al系焼結合金の製造方法
JPH051340A (ja) 銀−金属酸化物複合材料の製造方法
JPH04308064A (ja) 高電気抵抗材料およびその製造方法