JPS62107036A - 金属クロム成型体及びその製造法 - Google Patents

金属クロム成型体及びその製造法

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JPS62107036A
JPS62107036A JP24531785A JP24531785A JPS62107036A JP S62107036 A JPS62107036 A JP S62107036A JP 24531785 A JP24531785 A JP 24531785A JP 24531785 A JP24531785 A JP 24531785A JP S62107036 A JPS62107036 A JP S62107036A
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JP
Japan
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metallic chromium
purity
chromium
tensile strength
rolling
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Pending
Application number
JP24531785A
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English (en)
Inventor
Ryuzo Watanabe
渡辺 龍三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Toyo Soda Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は相対密度が95%以上、引張強度20kg/l
rgA以上の高純度金属クロム成型体及びその製造法に
関するものである。金属クロムは高温においても耐酸性
、耐アルカリ性等の耐薬品性に優れ、かつ耐候性にも優
れており、極めて有用な金属の一つである。
しかしながら、このような優れた性質を持つにもかかわ
らず低温で靭性が低く加工が困難であるために純クロム
及びクロム基合金はほとんど実用化されていない状況に
ある。
本発明は金属クロム本来の特性を活かした金属クロム成
型体及びその製造法を提供するものである。
[従来の技術及びその問題点] これまでに金属クロムの成形加工法としては金属クロム
粉末を粉末圧延(冷間)、焼結、再圧延、焼鈍という工
程を経て板状とする方法が知られている(特開昭58−
55502号)。
しかしながら、この方法は、(1)多工程を要し操作が
煩雑である、(2)冷間圧・延では、粒子間のすき間が
充されるのみで、粉末粒子自体の変形が進みにくい、(
3)得られた板の相対密度が低く、そのために脆く、ま
た引張強度も低い等の問題点があった。
r問題点を解決するための手段] 本発明は相対密度が95%以上、引張強度が20kg/
mIA以上の高純度金属クロム成型体を提供するもので
あり、また、その製造法として、高純度金属クロムを密
封容器に封入し、真空処理し、次いで600〜1000
℃で熱間みぞロールにより圧延率50〜80%に圧延を
行い、徐冷後800〜1000℃で焼鈍することを特徴
とする相対密度が95%以上、引張強度20)cg/a
1以上である高度純度金属クロムの製造法を提供するも
のである。
本発明における出発物質である金属クロムの純度は99
.9%以上であることが必要で、特に炭素、窒素などの
不純物の混入は極力避けるべきである。これらの不純物
を除去することにより圧延体の靭性を増大させることが
できるからである。
かかる高純度の金属クロム粉末は、クロム塩溶液を電解
して得た金属クロム、又はクロム塩溶液を溶媒抽出法に
より精製し、得られたクロム塩溶液若しくはこの溶液か
ら得たクロム塩を酸化し得たクロム酸を水素還元法など
により還元して得た金属クロム酸を粉砕することにより
得られる。本発明における金属クロム粉末の粒子サイズ
は微小であれば良いが、通常は100μm以下、好まし
くは10〜80μmのものが採用される。
金属クロム粉末を封入する容器は耐真空性、耐熱性を有
する容器であれば特にその材質、形状とも厳密な制限を
受けるものではないが、経済性を考慮するならばステン
レス製又は銅製の容器が用いられよう。また、その容器
の形状は所望の圧延体の形状により適宜決定される。
本発明においては、金属クロム粉末を密封容器に封入し
た後、真空排気を行う。この真空排気は金属クロムの脆
性の原因となる吸着ガスをフラッシングすることを目的
として行われる。有害吸容ガスをより厳密に除去するた
めには、まず密封容器内をアルゴン、ヘリウムなどの不
活性ガスで置換した後10 ’mn+I1g以上の真空
度まで、ロータリーポンプや拡散ポンプを用い排気し、
更に350〜700℃の温度に加熱しながら排気し1、
最終的には真空度10 ’mm11g以上とすることが
好ましい。
次に」−記真空処理を行った後熱間みぞロール圧延を行
う。このみぞロール圧延を行うに先立ち、600〜10
00℃に加熱し、みぞ型ロールにて圧延を行う。みぞ型
ロールとしては汎用のものでよいが、通常は2段圧延機
が用いられる。この圧延温度は600〜1000℃、好
ましくは650〜950℃である。この温度範囲では金
属クロム中への窒素の固溶度が3〜17ppmと低く再
結晶を抑制することができるからである。又圧延率を5
0〜80%とすることにより緻密な組織を有する金属ク
ロム成型体とすることができる。
加熱圧延後の冷却は徐冷が好ましい。急冷すると内部の
クロム組織に不均一な熱応力が加わり、クラックが発生
するおそれがあるからである。
次に得られた圧延体を800〜1000℃、好ましくは
900〜’1000℃で焼鈍することにより組織の均−
化及び軟化を行い、引張強度を14kg/mm2以上と
する。この焼鈍時間は特に限定されないが、通常は1時
間以上行われる。
[発明の効果] 本発明によれば、相対密度95%以上で、しかも引張強
度20kg/mIA以上、特に301熔/mm2以上の
金属クロム成型体が比較的簡単な操作で得られる。この
ような特性を有する金属クロム成型体を従来知られてい
なかったものである。また、得られた成型体は従来公知
の焼結体と比較し、展性、延性に富み、この成型体を用
いた工業用物品等の二次加工も容易となる。従って本発
明により得られた金属クロム成型体は、そのまま又は二
次加工され、高温でしかも強酸、強アルカリなどの過酷
な条件の下でも充分に使用に耐えるものとなる。
[実施例] 以下本発明の金属クロム成型体の製造例を実施例により
説明する。本発明は、これらの実施例により何ら限定さ
れるものではない。なお、実施例中%は全て重量%を示
すものである。
実施例1 内径10mm、長さ100m+sの円筒状ステンレス製
容器に不純物としてFe:0.019%、AA:0.0
007%、Si:0.013%、Pb:0゜0001%
、Cu:0.0001%、C:O,O03%、O:0.
05%、S:0.0001%、P:Q、0001%、N
:Q、004%、H:Q。
0002%を含む99.9%金属クロム粉末(平均粒径
ニア5μm以下)を充填密度約4.0g/cll?に充
填して、粉末が外部にこぼれないようにメツシュを挿入
して、容器に設けられた内径2muφのパイプを介して
脱ガス、真空排気を行った。脱ガスは容器内にアルコン
を封入することにより行い、真空排気は、容器内を常温
でl Q ’nusl1g以上の真空度までロータリー
ポンプを使用して排気した後、容器を横型電気炉に装入
して、350℃、450°C1680°Cの各温度で段
階的に加熱し、それぞれの温度で一定時間υト気し、そ
の真空度が10 ’ma+Igとなるまで排気した。
次いで、金属クロムか充填された密封容器を横型電気炉
に装入して900°Cに加熱した後、2段圧延機(大東
製作所製DBR20OS)で段階的に圧延率46%、6
6%、78%の3段階で熱間みぞロール圧延した。この
際使用したロールは200市φ、200mm1であり、
ロール回転速度は17rpmである。
この熱間圧延工程の経過後放冷し、金属クロムの圧延体
を前記密封容器から取り出し、横型電気抵抗炉の均熱部
に装入し、露点−52,5℃の精製水素中で900°C
に1時間焼鈍を行い、金属クロムの成型を得た。
得られた金属クロム成型体について、リニアル・アナラ
イザーを用いて線分析して試料断面、及び圧延方向断面
の残留ボイドの量を測定して相対密度を算出したところ
99%であった。また、島津製M型測定器を用いて荷重
100gでビッカース硬度を求めたところ150 /I
lvであり、引張強度は31、旧<g/mIAであった
実施例2〜8 出発原料として実施例1と同様の金属クロム粉末を用い
、実施例1と同様の手法により下表に示す条件の下に下
表に示す条件の下に熱間みぞロール圧延、焼鈍を行い、
得られた成型体の特性を同表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)相対密度が95%以上、引張強度20kg/mm^
    2以上の高純度金属クロム成型体。 2)金属クロムの純度が99.9%以上である特許請求
    の範囲第(1)項記載の成型体。 3)引張強度が30kg/mm^2以上である特許請求
    の範囲第(1)項又は第(2)項に記載の成型体。 4)高純度金属クロムを密封容器に封入し、真空処理し
    、次で600〜1000℃で熱間みぞロールにより圧延
    率50〜80%に圧延を行い、徐冷後800〜1000
    ℃で焼鈍することを特徴とする相対密度95%以上、引
    張強度20kg/mm^2以上の高純度金属クロム成型
    体の製造法。 5)熱間みぞロール圧延を800〜1000℃で行う特
    許請求の範囲第(4)項記載の製造法。 6)焼鈍を900〜1000℃で行う特許請求の範囲第
    (4)項又は第(5)項に記載の製造法。
JP24531785A 1985-11-02 1985-11-02 金属クロム成型体及びその製造法 Pending JPS62107036A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0456349A2 (en) * 1990-04-09 1991-11-13 Tosoh Corporation Corrosion-resistant material for sulfur-containing alkali metal salts and equipment for producing polyarylene sulfide using the same, and polyarylene sulfide and process for producing the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55154551A (en) * 1979-05-18 1980-12-02 Mitsubishi Metal Corp Manufacture of high chromium alloy material
JPS5792103A (en) * 1980-10-04 1982-06-08 Heraeus Gmbh W C Manufacture of target from chromium or chromium base alloy
JPS62103303A (ja) * 1985-10-31 1987-05-13 Toyo Soda Mfg Co Ltd 金属クロム圧延体の製造法

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