JPS62103141A - 表面保護フイルム - Google Patents
表面保護フイルムInfo
- Publication number
- JPS62103141A JPS62103141A JP24352985A JP24352985A JPS62103141A JP S62103141 A JPS62103141 A JP S62103141A JP 24352985 A JP24352985 A JP 24352985A JP 24352985 A JP24352985 A JP 24352985A JP S62103141 A JPS62103141 A JP S62103141A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive
- copolymer
- styrene
- surface protection
- vinyl acetate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、各種合成樹脂板、化粧合板、金属板などの
表面に仮着し、ゴミの付着、傷付きなどがないようにそ
の表面を保護するのに使用される表面保護フィルムに関
する。
表面に仮着し、ゴミの付着、傷付きなどがないようにそ
の表面を保護するのに使用される表面保護フィルムに関
する。
ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂のフィルムの表面に粘
着剤層（接着剤層）を形成した表面保護フィルムについ
ては、各種物品に対する、粘着性（仮着性）、糊残り性
等に関して特に粘着剤層の改良が望まれている。
着剤層（接着剤層）を形成した表面保護フィルムについ
ては、各種物品に対する、粘着性（仮着性）、糊残り性
等に関して特に粘着剤層の改良が望まれている。
また、この表面保護フィルムの製造にあたっては、接着
剤成分と基材の熱可塑性樹脂とを共に押出して積層する
いわゆる共押出法が採用されることが多く、そのため、
接着剤成分は溶融押出に適したものが要望されている。
剤成分と基材の熱可塑性樹脂とを共に押出して積層する
いわゆる共押出法が採用されることが多く、そのため、
接着剤成分は溶融押出に適したものが要望されている。
例えば、特公昭５８−３０９１１号公報には、粘着剤成
分（接着剤成分）として、スチレン−ブタジェン或いは
スチレン−イソプレン共重合体ゴムの単独又はこの共重
合体ゴム１００重量部に対し３０重量部以下の粘着性付
与樹脂を添加したものとし、この粘着剤成分と、熱可塑
性樹脂とを溶融押出しして、両者を複合させた表面保護
フィルムが記載されている。
分（接着剤成分）として、スチレン−ブタジェン或いは
スチレン−イソプレン共重合体ゴムの単独又はこの共重
合体ゴム１００重量部に対し３０重量部以下の粘着性付
与樹脂を添加したものとし、この粘着剤成分と、熱可塑
性樹脂とを溶融押出しして、両者を複合させた表面保護
フィルムが記載されている。
上記公報に記載された粘着剤成分は、従来の粘着剤成分
としてブロック共重合体ゴムを主成分としたものが、接
着力（投錨力）が十分でなく物品から剥離すると界面剥
離して糊残りが生ずる欠点を改良するものとされている
。
としてブロック共重合体ゴムを主成分としたものが、接
着力（投錨力）が十分でなく物品から剥離すると界面剥
離して糊残りが生ずる欠点を改良するものとされている
。
しかし、前記公報に記載されている粘着剤成分のうち、
スチレン−ブタジェン共重合体については、その共重合
体単独では粘着性に乏しく現実的には粘着剤とはならな
い。また、この共重合体に３０重量％以下の粘着付与樹
脂を添加すると、初期の粘着性は改良されるものの、特
に高温時（たとえば４０℃）、粘着性が昂進し易く、そ
のため用済後の保護フィルムを剥離するのが難しくなっ
たり、糊残りし易い。
スチレン−ブタジェン共重合体については、その共重合
体単独では粘着性に乏しく現実的には粘着剤とはならな
い。また、この共重合体に３０重量％以下の粘着付与樹
脂を添加すると、初期の粘着性は改良されるものの、特
に高温時（たとえば４０℃）、粘着性が昂進し易く、そ
のため用済後の保護フィルムを剥離するのが難しくなっ
たり、糊残りし易い。
また、他の主成分のスチレン−イソプレン共重合体ゴム
またはこれに粘着性付与樹脂を３０％以下を混和した粘
着剤成分は上記スチレン−ブタジェン共重合体に比して
粘度が低く＜、押出成形する際にスクリュー負荷がかか
り過ぎて溶融押出に適さない。仮に、溶融押出したとし
てもその粘着剤層はフィンシュアイが出易く良好な表面
保護フィルムとならない欠点もある。
またはこれに粘着性付与樹脂を３０％以下を混和した粘
着剤成分は上記スチレン−ブタジェン共重合体に比して
粘度が低く＜、押出成形する際にスクリュー負荷がかか
り過ぎて溶融押出に適さない。仮に、溶融押出したとし
てもその粘着剤層はフィンシュアイが出易く良好な表面
保護フィルムとならない欠点もある。
この発明はこれらの欠点を解決することを目的としてな
されたものである。
されたものである。
この発明の保護フィルムは、熱可塑性樹脂からなる基材
層の片面に粘着剤層が形成されてなる表面保護フィルム
において、前記粘着剤層が、スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体を主体とし、該共重合体にエチレン−酢酸
ビニル共重合体および粘着付与剤が混和されてなるもの
からなることを特徴とする。
層の片面に粘着剤層が形成されてなる表面保護フィルム
において、前記粘着剤層が、スチレン−ブタジエンブロ
ック共重合体を主体とし、該共重合体にエチレン−酢酸
ビニル共重合体および粘着付与剤が混和されてなるもの
からなることを特徴とする。
この発明において、基材としては特にオレフィン系樹脂
が好適に用いられる。また、エチレン−酢酸ビニル共重
合体としては、たとえば、酢酸ビニル含有量が２０〜４
０重量％含有するものが、主成分のスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体１００重量部に対して通常３０〜５
０重量部混和される。。
が好適に用いられる。また、エチレン−酢酸ビニル共重
合体としては、たとえば、酢酸ビニル含有量が２０〜４
０重量％含有するものが、主成分のスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体１００重量部に対して通常３０〜５
０重量部混和される。。
また、粘着付与剤としては、ロジン、変成ロジン、テル
ペン樹ＭＭ 、クマロンインデン樹脂、石油樹脂等の粘
着付与剤として一般に知られているものが用いられ、そ
の添加量は一般に前記スチレン−ブタジエンブロック共
重合体１００重量部に対し、１〜１０重量部程度が混和
して用いられる。
ペン樹ＭＭ 、クマロンインデン樹脂、石油樹脂等の粘
着付与剤として一般に知られているものが用いられ、そ
の添加量は一般に前記スチレン−ブタジエンブロック共
重合体１００重量部に対し、１〜１０重量部程度が混和
して用いられる。
更に、必要に応じて基本的性質を損なわない範囲で他の
添加剤例えば紫外線防止剤、酸化防止剤、充填剤、滑剤
等を添加することもできる。”〔作用〕 この発明の表面保護フィルムは、粘着剤層がスチレン−
ブタジエンブロック共重合体にエチレン−酢酸ビニル共
重合体および粘着付与剤が混和された三成分からなるの
で、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の単独のも
の、或いはこれにエチレン−酢酸ビニル共重合体を少量
（３０％以下）混和したものに比べ、比較的強い接着性
を有し、かつ接着昂進の少ないものとなり、また、基材
との投錨力も強く糊残りもない。
添加剤例えば紫外線防止剤、酸化防止剤、充填剤、滑剤
等を添加することもできる。”〔作用〕 この発明の表面保護フィルムは、粘着剤層がスチレン−
ブタジエンブロック共重合体にエチレン−酢酸ビニル共
重合体および粘着付与剤が混和された三成分からなるの
で、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の単独のも
の、或いはこれにエチレン−酢酸ビニル共重合体を少量
（３０％以下）混和したものに比べ、比較的強い接着性
を有し、かつ接着昂進の少ないものとなり、また、基材
との投錨力も強く糊残りもない。
また、この接着剤組成は溶融押出特性もよく、熱可塑性
樹脂と共押出するのに適している。
樹脂と共押出するのに適している。
第１表に示す組成を粘着剤層（２０μ厚さ）とし、低密
度ポリエチレンを基材（４０μ厚さ）として共押出しに
よって表面保護フィルムを製造した。但し、ＳＢＳはス
チレン−ブタジエンブロック共重合体（旭化成社 スタ
フレンＡ）であり、ＥＶＡはエチレン−酢酸ビニル共重
合体（エチレン分２８重量％）、粘着付与剤は融点１１
５℃のテルペン樹脂系粘着付与剤を用いた。
度ポリエチレンを基材（４０μ厚さ）として共押出しに
よって表面保護フィルムを製造した。但し、ＳＢＳはス
チレン−ブタジエンブロック共重合体（旭化成社 スタ
フレンＡ）であり、ＥＶＡはエチレン−酢酸ビニル共重
合体（エチレン分２８重量％）、粘着付与剤は融点１１
５℃のテルペン樹脂系粘着付与剤を用いた。
この表面保護フィルムの、基材に対する投錨力、ステン
レス板に対する粘着力、１８０℃剥離強度は同表に記載
したとおりであった。
レス板に対する粘着力、１８０℃剥離強度は同表に記載
したとおりであった。
また、この発明の粘着剤組成における配合割合について
特にエチレン−酢酸ビニル共重合体混和比を変えた場合
、塩ビ鋼板に対する粘着力は第２表に示すとおりであり
、エチレン−酢酸ビニル共重合体がスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体１００重量部に対し２０〜４５重量
部を混和するのが良好である。
特にエチレン−酢酸ビニル共重合体混和比を変えた場合
、塩ビ鋼板に対する粘着力は第２表に示すとおりであり
、エチレン−酢酸ビニル共重合体がスチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体１００重量部に対し２０〜４５重量
部を混和するのが良好である。
更に、この発明の表面保護フィルムについて、各種物品
に対する粘着力及びその粘着昂進性を他の粘着剤層と共
に比較実験した結果は、第３表に示すとおりであり、良
好であることが判明した。
に対する粘着力及びその粘着昂進性を他の粘着剤層と共
に比較実験した結果は、第３表に示すとおりであり、良
好であることが判明した。
第１表
第２表
計１００■貢部に対し３Ｍ［部上〇じ合ｅ第３表
８）押出成形性及び外観不良
〔発明の効果〕
この発明の表面保護フィルムは、粘着剤成分が、スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体を主体とし、この共重
合体にエチレン−酢酸ビニル共重合体および粘着付与剤
の三成分を含むので、エチレン−酢酸ビニル共重合体を
主成分とするものに比し、経時変化の少ない強い接着力
を有し、塩ビマット加工板の如く表面を微細凹凸化処理
した粘着性の悪い製品に対しても適度の粘着性を有し、
糊残りもなく表面保護フィルム用として優れた接着性能
を持っているばかりでなく、基材の熱可塑性樹脂と共に
溶融押出するのに適している。
ン−ブタジエンブロック共重合体を主体とし、この共重
合体にエチレン−酢酸ビニル共重合体および粘着付与剤
の三成分を含むので、エチレン−酢酸ビニル共重合体を
主成分とするものに比し、経時変化の少ない強い接着力
を有し、塩ビマット加工板の如く表面を微細凹凸化処理
した粘着性の悪い製品に対しても適度の粘着性を有し、
糊残りもなく表面保護フィルム用として優れた接着性能
を持っているばかりでなく、基材の熱可塑性樹脂と共に
溶融押出するのに適している。
Claims (1)
- １、熱可塑性樹脂からなる基材層の片面に粘着剤層が形
成されてなる表面保護フィルムにおいて、前記粘着剤層
が、スチレン−ブタジエンブロック共重合体を主体とし
、該共重合体にエチレン−酢酸ビニル共重合体および粘
着付与剤が混和されてなるものからなることを特徴とす
る表面保護フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24352985A JPS62103141A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 表面保護フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24352985A JPS62103141A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 表面保護フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62103141A true JPS62103141A (ja) | 1987-05-13 |
| JPH0355309B2 JPH0355309B2 (ja) | 1991-08-22 |
Family
ID=17105256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24352985A Granted JPS62103141A (ja) | 1985-10-30 | 1985-10-30 | 表面保護フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62103141A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH036437U (ja) * | 1989-06-07 | 1991-01-22 | ||
| JPH0453888A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 表面保護フィルム |
| WO2009098976A1 (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-13 | Du Pont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. | 粘着性樹脂組成物及び粘着フィルム又はシート |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4960381A (ja) * | 1972-10-17 | 1974-06-12 | ||
| JPS4969784A (ja) * | 1972-10-26 | 1974-07-05 |
-
1985
- 1985-10-30 JP JP24352985A patent/JPS62103141A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4960381A (ja) * | 1972-10-17 | 1974-06-12 | ||
| JPS4969784A (ja) * | 1972-10-26 | 1974-07-05 |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH036437U (ja) * | 1989-06-07 | 1991-01-22 | ||
| JPH0453888A (ja) * | 1990-06-20 | 1992-02-21 | Sekisui Chem Co Ltd | 表面保護フィルム |
| WO2009098976A1 (ja) * | 2008-02-05 | 2009-08-13 | Du Pont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. | 粘着性樹脂組成物及び粘着フィルム又はシート |
| JP4699557B2 (ja) * | 2008-02-05 | 2011-06-15 | 三井・デュポンポリケミカル株式会社 | 粘着性樹脂組成物及び粘着フィルム又はシート |
| US8497321B2 (en) | 2008-02-05 | 2013-07-30 | Du Pont-Mitsui Polychemicals Co., Ltd. | Tacky resin composition and pressure-sensitive adhesive film or sheet |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0355309B2 (ja) | 1991-08-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |