JPH0421808Y2 - - Google Patents
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- JPH0421808Y2 JPH0421808Y2 JP1987170327U JP17032787U JPH0421808Y2 JP H0421808 Y2 JPH0421808 Y2 JP H0421808Y2 JP 1987170327 U JP1987170327 U JP 1987170327U JP 17032787 U JP17032787 U JP 17032787U JP H0421808 Y2 JPH0421808 Y2 JP H0421808Y2
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Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、各種合成樹脂板、化粧合板、金属板
などの表面に仮着し、塵の付着や傷付きなどがな
いように、その表面を保護するのに使用する表面
保護フイルムに関する。 (従来の技術) ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂からなる基材
フイルムの片面に、粘着剤層を形成した表面保護
フイルムについては、各種の物品に仮着する際の
粘着性や物品から剥ぎ取る際の糊残り性等に関し
て、特に粘着剤層の改良が望まれている。また、
この表面保護フイルムの製造にあたつては、粘着
剤成分と基材フイルムの熱可塑性樹脂とを共に押
出して積層するいわゆる共押出法が採用されるこ
とが多く、そのため、粘着剤成分は溶融押出しに
適したものが要望されている。 この種の表面保護フイルムとして、例えば特開
昭62−103141号公報には、熱可塑性樹脂からなる
基材フイルムの片面に、スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体を主成分とし、これに酢酸ビニル
含有量が20〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体と粘着付与剤とを混和してなる粘着剤層が
形成された表面保護フイルムが開示されている。 (考案が解決しようとする問題点) ところが、かかる従来の表面保護フイルムにあ
つては、通常の使用条件、例えば40℃以下の使用
条件では粘着性や糊残り性等に問題はなく、しか
も共押出法により得られる点で優れている。しか
し、高温の過酷な使用条件、例えば60℃以上での
長期保存、印刷板での90℃×30分という強制乾燥
などの使用条件で、粘着剤の粘着性が著しく昂進
し、そのため用済後の表面保護フイルムを物品か
ら剥離除去するのが難しくなつたり、剥離できて
も界面剥離して物品に粘着剤の糊残りが生じると
いう問題がある。 本考案は、上記の問題点を解決するものであ
り、その目的とするところは、適度の粘着性を有
し、高温の過酷な使用条件で粘着性の昂進が少な
く、しかも共押出法により製造可能な表面保護フ
イルムを提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案の表面保護フイルムは、熱可塑性樹脂か
らなる基材フイルムの片面に、スチレン−ブタジ
エンブロツク共重合体100重量部を主成分とし、
これに酢酸ビニル含有量が5重量%以上20重量%
未満のエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜60重量
部と、粘着付与剤1〜10重量部とを混和してなる
粘着剤層が形成されていることを特徴とし、その
ことにより上記目的が達成される。 本考案において、基材フイルムを構成する熱可
塑性樹脂としては、ポリエチレンなどのオレフイ
ン系樹脂が好適に用いられる。また、粘着剤成分
となるスチレン−ブタジエンブロツク共重合体と
しては、旭化成工業(株)より販売されているタフプ
レンAや日本合成ゴム(株)より販売されている
TR2000などがある。また、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体は、酢酸ビニル含有量が5重量%以上
20重量%未満のものを用いることが必要である。
酢酸ビニル含有量が5重量%を下まわると、貼付
け初期の粘着剤の粘着性が低下し実用に供し得な
い。一方、酢酸ビニル含有量が20重量%を上まわ
ると、高温の過酷な使用条件で粘着剤の粘着性が
著しく昂進し、実用に供し得ない。 かかるエチレン−酢酸ビニル共重合体は、一般
にメルトインデツクスが1〜10g/10分のものが
用いられ、前記スチレン−ブタジエンブロツク共
重合体100重量部に対し、一般に20〜60重量部混
和される。スチレン−ブタジエンブロツク共重合
体100重量部に対し、これに酢酸ビニル含有量が
5重量%以上20重量%未満のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体20〜60重量部の範囲を外れて混和する
と、初期粘着力が小さくなり過ぎる。即ち、20〜
60重量部の範囲のエチレン−酢酸ビニル共重合体
の混和により適度の初期粘着力が得られる。 また、粘着付与剤としては、ロジン、変成ロジ
ン、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油
樹脂等の粘着付与剤として一般に知られているも
のが用いられ、前記スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体100重量部に対し、一般に1〜10重量
部混和される。粘着付与剤を、スチレン−ブタジ
エンブロツク共重合体100重量部に対し、1〜10
重量部混和すると、表面保護フイルムとして適度
の粘着力と成形性を良好にする。1重量部未満と
なると、粘着力が不足する傾向となり、10重量部
を越えると粘着付与剤がブリードして被着体を汚
染したり、押出成形不良を招くことになる。 なお、前記の基材フイルム及び粘着剤には、必
要に応じて基本的性質を損なわない範囲で他の添
加剤例えば紫外線吸収剤、酸化防止剤、充填剤、
滑剤等を添加することもできる。 (作用) 本考案の表面保護フイルムは、粘着剤層がスチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体を主成分と
し、これに酢酸ビニル含有量が5重量%以上20重
量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合体と粘着
付与剤とが混和されてなるものであつて、特に、
エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有
量を上記のような範囲に設定することにより、適
度の粘着性を有し、高温での粘着性の昂進の少な
いものとなり、また、基材との投錨力も強く糊残
りが生じなくなる。 また、この粘着剤組成は溶融押出特性もよく、
基材フイルムを構成する熱可塑性樹脂と共押出す
るのに適している。 (実施例) スチレン−ブタジエンブロツク共重合体
(TR2000、日本合成ゴム)100重量部と粘着付与
剤(テルペン樹脂、軟化点115℃)9重量部に、
酢酸ビニル含有量がそれぞれ28重量%(比較例)、
19重量%、15重量%、10重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体51重量部を混合し、4種類の粘着
剤組成物を用意した。 上記粘着剤組成物と低密度ポリエチレンとから
共押出しによつて、第1図に示すように、40μの
低密度ポリエチレンからなる基材フイルム1の片
面に、20μの上記組成の粘着剤層2が形成された
4種類の表面保護フイルムを製造した。 この4種類の表面保護フイルムを、それぞれ室
温で圧力5〜10Kg/cmの押圧ロールに通し、表面
グロス7%の塩化ビニル樹脂マツト加工板の表面
に貼りつけた。この4種類の試料について、初期
粘着力(23℃)及び荷重下での経時粘着力(500
Kg/m2×23℃×30日、500Kg/m2×60℃×30日)
を測定した。その結果を第1表に示す。 また、上記4種類の表面保護フイルムを、それ
ぞれ室温で圧力5〜10Kg/cmの押圧ロールを通
し、印刷ポリカーボネイト板の表面に貼りつけ
た。この4種類の試料について、初期粘着力(23
℃)及び高温下での粘着力(90℃×30分)を測定
した。その結果を第2表に示す。
などの表面に仮着し、塵の付着や傷付きなどがな
いように、その表面を保護するのに使用する表面
保護フイルムに関する。 (従来の技術) ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂からなる基材
フイルムの片面に、粘着剤層を形成した表面保護
フイルムについては、各種の物品に仮着する際の
粘着性や物品から剥ぎ取る際の糊残り性等に関し
て、特に粘着剤層の改良が望まれている。また、
この表面保護フイルムの製造にあたつては、粘着
剤成分と基材フイルムの熱可塑性樹脂とを共に押
出して積層するいわゆる共押出法が採用されるこ
とが多く、そのため、粘着剤成分は溶融押出しに
適したものが要望されている。 この種の表面保護フイルムとして、例えば特開
昭62−103141号公報には、熱可塑性樹脂からなる
基材フイルムの片面に、スチレン−ブタジエンブ
ロツク共重合体を主成分とし、これに酢酸ビニル
含有量が20〜40重量%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体と粘着付与剤とを混和してなる粘着剤層が
形成された表面保護フイルムが開示されている。 (考案が解決しようとする問題点) ところが、かかる従来の表面保護フイルムにあ
つては、通常の使用条件、例えば40℃以下の使用
条件では粘着性や糊残り性等に問題はなく、しか
も共押出法により得られる点で優れている。しか
し、高温の過酷な使用条件、例えば60℃以上での
長期保存、印刷板での90℃×30分という強制乾燥
などの使用条件で、粘着剤の粘着性が著しく昂進
し、そのため用済後の表面保護フイルムを物品か
ら剥離除去するのが難しくなつたり、剥離できて
も界面剥離して物品に粘着剤の糊残りが生じると
いう問題がある。 本考案は、上記の問題点を解決するものであ
り、その目的とするところは、適度の粘着性を有
し、高温の過酷な使用条件で粘着性の昂進が少な
く、しかも共押出法により製造可能な表面保護フ
イルムを提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案の表面保護フイルムは、熱可塑性樹脂か
らなる基材フイルムの片面に、スチレン−ブタジ
エンブロツク共重合体100重量部を主成分とし、
これに酢酸ビニル含有量が5重量%以上20重量%
未満のエチレン−酢酸ビニル共重合体20〜60重量
部と、粘着付与剤1〜10重量部とを混和してなる
粘着剤層が形成されていることを特徴とし、その
ことにより上記目的が達成される。 本考案において、基材フイルムを構成する熱可
塑性樹脂としては、ポリエチレンなどのオレフイ
ン系樹脂が好適に用いられる。また、粘着剤成分
となるスチレン−ブタジエンブロツク共重合体と
しては、旭化成工業(株)より販売されているタフプ
レンAや日本合成ゴム(株)より販売されている
TR2000などがある。また、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体は、酢酸ビニル含有量が5重量%以上
20重量%未満のものを用いることが必要である。
酢酸ビニル含有量が5重量%を下まわると、貼付
け初期の粘着剤の粘着性が低下し実用に供し得な
い。一方、酢酸ビニル含有量が20重量%を上まわ
ると、高温の過酷な使用条件で粘着剤の粘着性が
著しく昂進し、実用に供し得ない。 かかるエチレン−酢酸ビニル共重合体は、一般
にメルトインデツクスが1〜10g/10分のものが
用いられ、前記スチレン−ブタジエンブロツク共
重合体100重量部に対し、一般に20〜60重量部混
和される。スチレン−ブタジエンブロツク共重合
体100重量部に対し、これに酢酸ビニル含有量が
5重量%以上20重量%未満のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体20〜60重量部の範囲を外れて混和する
と、初期粘着力が小さくなり過ぎる。即ち、20〜
60重量部の範囲のエチレン−酢酸ビニル共重合体
の混和により適度の初期粘着力が得られる。 また、粘着付与剤としては、ロジン、変成ロジ
ン、テルペン樹脂、クマロンインデン樹脂、石油
樹脂等の粘着付与剤として一般に知られているも
のが用いられ、前記スチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体100重量部に対し、一般に1〜10重量
部混和される。粘着付与剤を、スチレン−ブタジ
エンブロツク共重合体100重量部に対し、1〜10
重量部混和すると、表面保護フイルムとして適度
の粘着力と成形性を良好にする。1重量部未満と
なると、粘着力が不足する傾向となり、10重量部
を越えると粘着付与剤がブリードして被着体を汚
染したり、押出成形不良を招くことになる。 なお、前記の基材フイルム及び粘着剤には、必
要に応じて基本的性質を損なわない範囲で他の添
加剤例えば紫外線吸収剤、酸化防止剤、充填剤、
滑剤等を添加することもできる。 (作用) 本考案の表面保護フイルムは、粘着剤層がスチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体を主成分と
し、これに酢酸ビニル含有量が5重量%以上20重
量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合体と粘着
付与剤とが混和されてなるものであつて、特に、
エチレン−酢酸ビニル共重合体の酢酸ビニル含有
量を上記のような範囲に設定することにより、適
度の粘着性を有し、高温での粘着性の昂進の少な
いものとなり、また、基材との投錨力も強く糊残
りが生じなくなる。 また、この粘着剤組成は溶融押出特性もよく、
基材フイルムを構成する熱可塑性樹脂と共押出す
るのに適している。 (実施例) スチレン−ブタジエンブロツク共重合体
(TR2000、日本合成ゴム)100重量部と粘着付与
剤(テルペン樹脂、軟化点115℃)9重量部に、
酢酸ビニル含有量がそれぞれ28重量%(比較例)、
19重量%、15重量%、10重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体51重量部を混合し、4種類の粘着
剤組成物を用意した。 上記粘着剤組成物と低密度ポリエチレンとから
共押出しによつて、第1図に示すように、40μの
低密度ポリエチレンからなる基材フイルム1の片
面に、20μの上記組成の粘着剤層2が形成された
4種類の表面保護フイルムを製造した。 この4種類の表面保護フイルムを、それぞれ室
温で圧力5〜10Kg/cmの押圧ロールに通し、表面
グロス7%の塩化ビニル樹脂マツト加工板の表面
に貼りつけた。この4種類の試料について、初期
粘着力(23℃)及び荷重下での経時粘着力(500
Kg/m2×23℃×30日、500Kg/m2×60℃×30日)
を測定した。その結果を第1表に示す。 また、上記4種類の表面保護フイルムを、それ
ぞれ室温で圧力5〜10Kg/cmの押圧ロールを通
し、印刷ポリカーボネイト板の表面に貼りつけ
た。この4種類の試料について、初期粘着力(23
℃)及び高温下での粘着力(90℃×30分)を測定
した。その結果を第2表に示す。
【表】
【表】
次に、前記と同じスチレン−ブタジエンブロツ
ク共重合体100重量部と粘着付与剤9重量部に、
酢酸ビニル含有量19重量%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を実施例5種類と比較例2種類に混合
量を変化させて、合計7種類の表面保護フイルム
を作成した。これについて、同様に印刷ポリカー
ボネイト板への初期粘着力(23℃)を測定した。
その結果を第3表に示す。
ク共重合体100重量部と粘着付与剤9重量部に、
酢酸ビニル含有量19重量%のエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体を実施例5種類と比較例2種類に混合
量を変化させて、合計7種類の表面保護フイルム
を作成した。これについて、同様に印刷ポリカー
ボネイト板への初期粘着力(23℃)を測定した。
その結果を第3表に示す。
【表】
【表】
(考案の効果)
上述の実施例及び比較例から明らかなように、
本考案の表面保護フイルムは、粘着剤層が、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体を主成分と
し、これに酢酸ビニル含有量が5重量%以上20重
量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合体と粘着
付与剤とがそれぞれ所定の重量部数範囲に混和さ
れてなるので、適度の粘着性を有し、高温の過酷
な使用条件で粘着性の昂進が少なく、糊残りの生
じない優れた粘着性能を発現する。 また、基材フイルムの熱可塑性樹脂と共押出し
するのに適し、表面保護フイルムの製造が容易で
ある。
本考案の表面保護フイルムは、粘着剤層が、スチ
レン−ブタジエンブロツク共重合体を主成分と
し、これに酢酸ビニル含有量が5重量%以上20重
量%未満のエチレン−酢酸ビニル共重合体と粘着
付与剤とがそれぞれ所定の重量部数範囲に混和さ
れてなるので、適度の粘着性を有し、高温の過酷
な使用条件で粘着性の昂進が少なく、糊残りの生
じない優れた粘着性能を発現する。 また、基材フイルムの熱可塑性樹脂と共押出し
するのに適し、表面保護フイルムの製造が容易で
ある。
第1図は本考案表面保護フイルムの断面図であ
る。 1……基材フイルム、2……粘着剤層。
る。 1……基材フイルム、2……粘着剤層。
Claims (1)
- 熱可塑性樹脂からなる基材フイルムの片面に、
スチレン−ブタジエンブロツク共重合体100重量
部を主成分とし、これに酢酸ビニル含有量が5重
量%以上20重量%未満のエチレン−酢酸ビニル共
重合体20〜60重量部と、粘着付与剤1〜10重量部
とを混和してなる粘着剤層が形成されていること
を特徴とする表面保護フイルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987170327U JPH0421808Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987170327U JPH0421808Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0174247U JPH0174247U (ja) | 1989-05-19 |
JPH0421808Y2 true JPH0421808Y2 (ja) | 1992-05-19 |
Family
ID=31461171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987170327U Expired JPH0421808Y2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0421808Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58208364A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 感圧接着性フイルムの製造方法 |
-
1987
- 1987-11-06 JP JP1987170327U patent/JPH0421808Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58208364A (ja) * | 1982-05-31 | 1983-12-05 | Dainippon Printing Co Ltd | 感圧接着性フイルムの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0174247U (ja) | 1989-05-19 |
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