JPS6199551A

JPS6199551A - 成形機における射出方法

Info

Publication number: JPS6199551A
Application number: JP22129784A
Authority: JP
Inventors: Sadayuki Danura; 壇浦　貞行; Minoru Kuriyama; 稔栗山
Original assignee: Ube Industries Ltd
Current assignee: Ube Corp
Priority date: 1984-10-23
Filing date: 1984-10-23
Publication date: 1986-05-17
Also published as: JPH0224622B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、ダイカストマシンやスクイズキャスティング
マシンや溶湯鍛造機等の成形機における射出方法に関す
るものである。

し従来の技術］従来より、ダイカストマシン等においては、プランジャ
チップの前後進を円滑に行うために、射出スリーブの内
面に潤滑剤を塗布したり、射出製品の金型からの離型性
を良くするために、金型のキャビティ内面に離型剤を塗
布することが知られている。

［発明が解決しようとする問題点］射出スリーブやキャビティ表面に５Ｗ４剤や離型剤を塗
布すれば、プランジャチップを円滑に動かしたり、射出
製品の型離れを良くすることはできるが、それだけでは
、射出スリーブやキャピテイ表面の保温については何ら
考慮されていないことになり、射出直前および射出時の
溶湯の保温、したがって、場流れ性の確保については充
分でなく、瀾回りの良い射出製品を得ることが必ずしも
容易ではなかった。

そこで、本発明者は、射出スリーブ等の保温のために、
射出スリーブ等の内面に、スズを塗イ［することを考え
ついた。

しかし、射出スリーブの内面にスズを直に塗布した後、
アルミニウム合金等の溶湯を入れて射出したら、射出ス
リーブ内面の潤滑性が良くなく、溶湯が射出スリーブ内
面上を円滑に動かず、射出スリーブの内面をふさぎ、軸
線方向の傷が生じ、好ましい結果が１与られなかった。

したがって、本発明では、潤滑性や離型性と保温性を同
時に満足する射出方法？容易に得ることができるように
した。

［問題を解決するための手段］本発明においては、前記の問題点を解決するために、射
出スリーブや金型キャビティ表面等の溶湯接触面に、ま
ず、ｒＡ潤滑剤いしは離型剤を塗布し、つぎに、この潤
滑剤ないしは離型剤の上にスズをバーナで塗布し、然る
後、溶湯を射出スリーブ内に供給して型締めした金型の
キャピテイ内に射出するようにした。

［作　　用］型開き状態で、射出スリーブの内面に潤滑剤を塗布して
、プランジャチップおよび溶湯のすべりを良くしたり、
金型のキャビティ表面に離型剤をｆ　　　　　塗布して
・射出製品が金型力゛ら＋ｍｈやすく６・続いてすぐに
、射出スリーブの内面やキャビティ表面の塗布した潤滑
剤やｍ型剤の上に、アセチレン等を用いてバーナでスズ
を塗布して、射出スリーブの内面やキャビティ表面を保
温する。この状態で、型締を行い、射出スリーブ内に注
？易し、射出を行う。そうすると、射出スリーブ内面が
傷つくこともな（、プランジャチップや溶湯は円滑に移
動して射出が行われるとともに、スズによる保温効果に
より射出時の湧流れも良く、良品質の射出製品が得られ
る。

［実施例］つぎに、図面に基づいて本発明をさらに詳しく説明する
。

第２図に示した竪型綿、竪射出型のダイカストマシンに
おいて、１は固定盤、２はボルスタ、３は固定金型、４
は図示していない可動盤に取付けられていて、上下方向
に移動する可動金型、５はコラム、６は射出スリーブ、
７はプランジャチップ、８は射出プランジャ、９は射出
シリンダであり、射出プランジャ８の下端は、射出シリ
ンダ９のピストンロッド９ａに連結されている。ボルス
タ２の中央部には、射出スリーブ６が上下動しうる穴２
ａを設け、固定盤１の中央部から一方の側端部へ向けて
上下に貫通した切欠き１ａを設け、この切欠き１ａ内で
射出スリーブ６を横方向へ移動可能に設けた。

射出スリーブ６は、固定盤１上に取付けた固定金型３の
下部位置で垂直方向に着脱自在に設け、プランジャチッ
プ７を射出スリーブ６中に装入した状態で、固定金型３
の下面から離した射出スリーブ６を、固定金型３の下方
で給温可能な位置まで横方向に移動可能に設けた。

固定金型３の巾央下面と射出スリーブ６の上端面は着脱
容易となるようにいんろうを形成している。射出スリー
ブ６の下端部は、シリンダ１０を形成しているブロック
１１と一体になっており、射出シリンダ９の上部に固定
したラム１２をシリンダ１０内に配置し、シリンダ１０
とラム１２の作動により、射出スリーブ６を上下動させ
うるようにした。シリンダ１０とラム１２は、射出シリ
ンダ９のピストンロッド９ａと平行に設け、ブロック１
１の下端部はピストンロッド９ａに対しても摺動自在に
設けた。射出シリンダ９は下部の軸１３を中心に傾転可
能な構造とし、傾転用シリンダ１４により操作し、射出
位置はストッパ１５により規制する。

なお、第１図に示した実施例においては、射出スリーブ
をいったん下降させた後、軸１３を中心として揺動させ
て横方向に移動させるようにしたが、これは揺動させる
代りに水平横方向にそのままの状態で移動させるように
しても良い。

第２図に２点鎖線で示した射出スリーブ６の傾転位置に
は、割出スリーブ内面に潤滑剤とスズを塗布するための
潤滑剤・スズ塗布装置１６、Ｊ３よび、図示していない
溶場供給用のラドルを、移動可能に設けた。

潤滑剤・スズ塗布装置１６は、例えば、第１図に示した
ような構造にした。

第１図において、１７は傾斜状態にある射出スリーブ６
と平行に設けたシリンダ、１８はシリンダ１７のピスト
ンロッド１７ａの先端部に取付けた（８動部材、１９は
ガイド、２０はガイドキーであり、開動部材１８はその
軸線方向に移動自在に設けるとともに、上端限位置にお
いて、図示していない駆ａ装置によって回動自在か、ま
たは、シリンダ］７とともに横移動自在に設けた。

摺動部材１８の先端部には、アーム２１を介して、摺動
部材１８と一定間隔を有し、摺動部材１８と平行な位置
に回転支持部材２２を固定して取付けた。上下端部にか
ぎ部を有する回転支持部材２２には、回転軸２３の凸部
を回転自在に取付けた。摺動部材１８の上端部には、ブ
ラケット２４を介してモータ２５を固定し、モータ軸に
はチェノホイル２６を取付け、回転軸２３の上端部に固
定したチェノホイル２７との間にチェノ２８を巻掛けた
。

回転軸２３の内部には、潤滑剤供給用の通過２９と、ア
セチレンガス等のようにスズを発生する可燃性ガス用の
通路３０と、空気用の通路３１ｔ　　　　を設け、回転
軸２３の下部外周面には、それぞれに連通した潤滑剤噴
霧用のノズル３２、可燃性ガス噴出用のバーナ３３、お
よび、空気噴出用のノズル３４を、それぞれ数個ずつ放
射線方向に向けて設けた。これらノズル３２．３４とバ
ーナ３３はそれぞれ上下方向の位置を違えて設けた。た
だし、空気噴出用のノズル３４は可燃性ガス噴出用のバ
ーナ３３の外周に同心円状に設ける方がより好ましい。

また、バーナ３３とノズル３４は回転軸２３の下端面に
下方に向けたちのを追加で！９１ｆでも良い。

通路２９〜３１の上端部は、それぞれ、回転軸２３の回
転支持部材２２の内周面と接触した位置に設けたリング
状の溝３５〜３７に開口させ、各リング状の１Ｎ３５〜
３７は、アーム２１の中に設けた管３８〜４０を介して
、摺動部材１８の上部に取付けたフレキシブルなホース
４１〜４３にそれぞれ連通させた。ホース４１〜４３は
、それぞれ、開閉弁や流量調整弁を介して、■示してい
ない潤滑剤供給装置、可燃性ガス供給装置、空気供給装
置に連結した。

第３〜５図は、竪型締竪躬出型のダイカストマシンによ
って、金型３．４のキャビティ表面に離型剤とスズを塗
布するための離型剤とスズを塗布するための！ｌ１ｌｌ
型剤・スズ塗布装置４４を説明するものである。

第３図において、１は固定盤、２はボルスタ、３は固定
金型、４は可動金型、４５は可動盤、５はコラム、４４
は離型剤・スズ塗布装置である。

固定盤１の中央下部には、前記した射出装置が設けられ
ている。

１ｌｌｌｌ型剤・スズ塗布８置４４の固定フレーム４６
は、上下一対の軸支部４６８．４６ｂを有していて、コ
ラム５の一部に所定の高さでもって固定されている。

上下の軸支部４６ａ、４６ｂには、それぞれ上方の固定
軸４７と下方の固定軸４８とが同芯状に嵌入されて固定
されており、このうちの固定軸４８には、駆動軸４９が
回転自在に軸支されていて、駆動軸４９は固定フレーム
４６下端のモータフランジ５０に取付けられた油圧モー
タ５１の回転軸と連結されている。さらに、上下の固定
軸４７．４８の対向する外周部には、アーム５２の旋回
基部５２ａが回動自在に嵌装されており、このアーム５
２は旋回基部５２ａと、これに固着されたパイプ状の旋
回アーム５２ｂと、その先端部に固着された７ランジ５
２Ｃとによって一体的に形成されている。そして、この
アーム５２の旋回基部５２ａには、前記駆動軸４９つと
直交する伝導軸５３が回転自在に軸支されており、両軸
４９．５３はベベルギア５４．５５によって連結されて
いる。また、フランジ５２ｃに取付けられた軸受５６に
は、回転駆動軸５７が軸受されていて、旋回アーム５２
ｂ内を口過する連結軸５８とその両端に装着されたカッ
プリング５つおよびユニバーサルジヨイント６０を介し
て前記伝導軸５Ｓと連結されている。

そして、アーム５２のフランジ５２ｃには、側面視コ字
状に形成されたギアボックス６１が取付けられており、
これに支持されたギア軸６２には、回転駆動軸５７上の
ベベルギア６３と噛合するベベルギア６４．６５と、こ
れと一体のギア６６．６７とが回転自在に嵌装されてい
る。さらに、ギアボックス６１に同芯状に嵌入固定され
た上下−対の軸受６８には、それぞれスプレーヘッド６
９が回転自在に軸支されており、これには、ギア６６．
６７と噛合するギア７０が軸着されていて、回転駆動軸
５７の回転がスプレーヘッド６９に伝達されるように構
成されている。そして、上下のスプレーヘッド６９の相
対向する端部にはロータリジヨイント７１が６Ａ＠され
ているとともに、他端部にはＰ！個のアームを放射状に
突設したスプレーボルダ７２が取付けられており、これ
らはそれぞれ数個のノズル７３とバーナ７４が装着され
ている。なお、本実施例の場合、ノズル７３は離型剤用
のノズルであり、バーナ７４は不燃性ガス用すなわちス
ズ発生用のバーナである。

ノズル７３に対する離型剤供給径路の構成を説明すると
、先ず、アーム５２の旋回中心部にある固定軸４７上に
は、プラグ取付口４７ａが設けらず　　　　れており、
これは環状溝７５、連結孔７６および環状！ｆｉ　７７
を介して供給ロア８と連通されている。

ざらに、供給ロア８にはアーム５２に沿って延設された
供給管７つが連結されており、その他端はギアボックス
６１内へ開口され、この開口部は図示しないフレキシブ
ルホースによって前記ロークリジヨイント７１と連結さ
れている。このフレキシブルホースと連結するロータリ
ジヨイント７１は互に回動自在でかつ流体の通路を形成
している。

さらに、スプレーヘッド６９にはロータリジヨイント７
１と連通ずる供給路８０と、これと連通ずる数個の供給
路８１とが設けられており、各供給路８１は分岐されて
各々のノズル７３と連結されている。

つぎに、バーナ７４に対する不燃性ガスの供給径路の構
成を説明すると、先ず固定軸４７上には、プラグ取付口
４７ｂと供給路８２とが設けられており、この供給路８
２は、旋回基部５２ａとフランジ５２０との間で供給管
７９と平行に設けられている供給管８３によってギアボ
ックス６１周面の不燃性ガスの供給口８４と連結されて
いる。さらに供給口８４は数個の環状溝８５．８６．８
７と数個の供給路８８およびその分岐口を経てそれぞれ
のバーナ７４と連通されている。

なお、本実施例では、バーナ７４から不燃性ガスのみを
噴出させてスズを発生させるようにしたが、ここへは、
別個の空気供給路やノズルを用いて、前記したように空
気も適量供給するようにしても良い。また、離型剤と空
気とを同一のノズル７３へ同時に供給してもよく、また
、ノズル７３は１流体ノズルであっても、２流体ノズル
であってもよい。

上側のスプレーヘッド６９に対しては、有底円筒状に形
成されて排出口を備えた受は皿７９が設けられており、
滴下する離型剤等を受けたり金型冷即用の水を受けたり
するように構成されている。

このように構成された離型剤・スズ塗布装置４４には、
全体を符号９０で示すアーム旋回装置が付設されている
。このアーム旋回装＠９０を駆動するトラニオン形の油
圧シリンダ９１は、固定フレーム４６の下側軸支部４６
ｂに突設されたブラケッ１−９２の一部に、水平方向に
揺動自在に軸支されており、一方、アーム５２の旋回基
部５２ａの下端部には、アーム９３が取付けられていて
、アーム９３の先端部と油圧シリンダ９１のピストンロ
ッド先端部とはビン９４によって回動自在に連結されて
いる。そして、油圧シリンダ９１を作動させることによ
り、アーム５２が型開きしている金型３．４閂の所定の
位置と、金型外の所定の位置との間で旋回するように構
成されている。さらに、油圧シリンダ９１のピストンロ
ッドに支持されたストライカロッド９５には、一対のス
トライカ−９６が軸方向へ移動調節自在に軸哀されてお
り、また、油圧シリンダ９１に固定されたブラケット９
７にはミリットスイツチ９８が取付けられていて、油圧
シリンダ９１の動作両終端でこれらが当接することによ
ってアーム５２の旋回を停止させるように構成されてい
る。さらに、前記油圧モータ５１と駆動軸４つとを連結
するカップリングには、突起９つが一体的に形成されて
いて、ブラケット９２に取付けられた図示していないリ
ミットスイッチに駆動軸４つの１回転ごとに当接してス
プレーヘッド６９の回転数が制御される。

離型剤・スズ塗布装置４４の水平揺動の回転中心と、ノ
ズル７３とバーナ７４を取付（プたスプレーヘッド６９
を回転させるための回転駆動源５１部の回転中心は同一
である。

つぎに以上のように構成され装置の作用、ないしは、こ
の装置を用いて行う本発明の方法について説明する。

射出スリーブ６中にプランジャチップ７を装入した状態
で射出スリーブ６を第２図に２点鎖線で示した位置に置
く。このとき、潤滑剤・スズ塗布装置１６は第２図に示
したような状態と位置にある。

この状態で、モータ２５を駆動させて回転軸２３を回転
させるとともに、シリンダ１７を作動させて回転軸２３
を射出スリーブ６内に装入させ、−上下動させる。この
とき、まず、潤滑剤をノズル３２から噴霧し、射出スリ
ーブ６の内面全体に適１　　　　　ｍだけ塗布する。続
いて、潤滑剤の塗布を停止した後、回転している回転軸
２３を上下動させながら、アセチレンガスなどのような
可燃性ガスをバーナ３３より噴出させ、点火させて、射
出スリーブ６の内面にスズを適がだけ塗布する。可燃性
ガスを噴出するとき、空気もいっし五に噴出させること
ができる。この空気ｍは、Ｏでも良いか、可燃性ガスに
対する空気量の氾合υ１合を適宜調節することによって
、ガス燃焼度合を変化させ、スズの発生量、したがって
、射出スリーブ６の内面へのスズの塗布量を適宜調節す
ることができる。

このようにして、射出スリーブ６内面への潤滑剤とスズ
の塗布が終ったら、１潤滑剤、スズ４布菰置１６を給湯
作業の邪摩にならない所まで移動させた後、図示してい
ないラドルより溶湯を射出スリーブ６内へ注湯する。つ
ぎに傾転用シリンダ１４を作動させ、射出シリンダ９を
軸１３を中心に回転させ、射出ユニットを第２図に実線
で示す位置までひきおこす。さらに、シリンダ１０とピ
ストンロッド９ａを同時に作動させて射出スリーブ６と
プランジャチップ７を上昇させ、射出スリーブ６を固定
金型３の下面に押付ける。

一方、型開きしている状態で、油圧シリンダ９１を作動
させてアーム５２を旋回させ、スプレーヘッド６９部を
金型３．４の閂に装入し、油圧モータ５１を作動させと
スプレーヘッド６つを回転させながら、まず、ノズル７
３から離型剤を適金噴霜してキャビティ表面への離型剤
塗布を行い、Ｍｌ型剤の噴霧が終ったら、つぎに、バー
ナ７４から不燃性ガスを噴出させ、点火してスズを発生
さけて、離型剤を塗布した面の−１にスズを適ｍ塗布す
る。この場合、図示していないノズルからバーナ７４の
回りに空気を適宜噴出させて、スズの塗布度合を適宜調
節することもできるし、＠型剤塗布の前や後に空気を噴
射させてエアブロ−を行い、キャビティ表面の清掃や塗
布しすぎた余分の離型剤を吹き飛ばしたりすることもで
きる。

このようにして、スプレーヘッド６つを所定の回転数だ
け適宜回転させて、離型材とスズの塗布が終れば、スプ
レーヘッド６つの回転を停止させ、離型剤、スズ塗布装
置４４を型締の邪摩にならない所まで移動させて、型締
動作に入る。その後、射出シリンダ９を作動させて、溶
湯の射出を行う。

勿論、射出が終り、型開きをして射出製品を取出すとと
もに、射出スリーブ６を注湯位置まで移動させたら、−
サイクルを終り、あとは、前記したような動作を繰返す
。

なお、以上のようにして行なわれる金型キャビティ表面
への清掃および離型剤のスプレーやスズ塗布動作におい
ては、スプレーヘッド６９を金型３．４の軸芯を中心に
して回転させなからｊテなうので、離型剤やスズが金型
３．４の各所へ平均して隅々まで行き渡り、この装置を
、例えば、自動車のアルミホイルなどのような円形状を
成形する金型用として設けておけばきわめて効果的であ
る。

また、離型剤を塗布する場合、従来のように１回で塗る
と、離型剤が流れて層が不均一になったり不充分になっ
たりし、特に、上下方向のコーナ部では離型剤が流れや
すいが、本装置のようにスプレーヘッド６つを同一箇所
で何回か回転させて薄い層の多層塗りを行なえば、金型
の表面が高ン温であるから薄い１ｌｌｌｌ型剤が流れず
に表面まですぐ乾き、多層塗りが容易であって潰れたＭ
型効果が得られる。さらに、例えば、実施例のようにｔ
ｉｌｌ型剤用のノズル７３を比較的に少数個設けるだけ
でキャビティ全面をカバーでき、非回転型のものと比較
してノズル７３の数を大幅に減らすことができるので、
例えば３程のうちの１個が目詰りすればその抵抗によっ
て圧が上り、この圧によってノズル７３の目詰りが早期
に解決される。このようなことと同様なことは、スズの
塗布の場合にも言えるし、また、射出スリーブ６への潤
滑剤やスズの塗布の場合にも占える。なお、スプレーヘ
ッド６つは、回転させるだけの例を示したが、これは同
時に水平方向に移動させたり、図示していない装置を用
いて上下方向に移動させて塗布を行うようにしてもよい
。

不燃性ガスとしては、例えば、アセチレンガスを用い、
潤滑剤や離型剤としては、例えば、黒鉛の粒子を特殊溶
剤でとかした黒鉛系のものや、酸ｆ　　　　化物系ある
いは硅酸セリサイト系など０も０を用いる。

なお、前記実施例においやは、竪型締竪射出型のダイカ
ストマシンの場合を示したが、これは、横型締竪射出型
や横型締横射出型のダイカストマシンにも用いることが
できぞし、またダイカストマシンだけでなく、スクイズ
キャスティングマシンや溶湯鍛造やその他の金型を用い
た射出ｔｕｆｆなどの成形機においても用いることがで
きる。

［発明の効果］このように、本発明においては、射出スリーブ内面や金
型キャビティ表面に最初に潤滑剤や離型剤を塗布した後
、その上にスズを塗布するようにしたので、潤滑剤の作
用により、射出スリーブ部において、プランジャチップ
はかじることなく円滑に移動し、射出スリーブ内面に接
している溶瀾もなめらかに滑るように射出されるし、離
型剤の作用により、キャビティ部における溶場の移動が
円滑に行えるとともに、射出製品の離型性も良い。

そして、スズの作用により、射出スリーブ部やキャビテ
ィ部の保温も極めて良いので、溶湯の温湯低下も極力お
さえることができ、潤滑剤や離型剤の作用とも相まって
、渇流れの良い射出を行うことができ、良品質の射出製
品を容易に得やずくなる。

なお、潤滑剤、離型剤、スズ等の塗布のとき、ノズル部
やバーナ部を数回回転させながら塗布するようにすれば
、薄い層を数回重ねることになるので、金型の熱の作用
で塗布が良好に行われるなどの効果もある。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の方法を実施するための装置の１実施例を
示すもので、第１図は潤滑剤・スズ塗布装置の縦断面図
、第２図は第１図の装置を用いた竪型ダイカストマシン
の射出装置部の縦断面図、第３図は離型剤・スズ塗イ５
装置を用いた竪ヘリダイカストマシンの金型部の正面図
、第４図は第３図のＩＶ　−ＩＶ　ｉｊｌ断面図、第５
図は第３図に示した装置の一部拡大断面図である。１・・・固定盤、３・・・固定金型、４・・・可動金型
、５・・・コラム、６・・・射出スリーブ、７・・・プ
ランジャチップ、９・・・射出シリンダ、１４・・・傾
転用シリンダ、１６・・・潤滑剤・スズ塗布装置、１７
．９１・・・シリンダ、１８・・・囲動部材、２１．５
２・・・アーム、２３・・・回転軸、２５．５１・・・
モータ、３２．３４．７３・・・ノズル、３３．７４・
・・バーナ、４４・・・離型剤・スズ塗布装置、４６・
・・固定フレーム、４７．４８・・・固定軸、６つ・・
・スプレーヘッド、９０・・・アーム旋回装置。特許出願人　　　宇部興産株式会社第２図

Claims

【特許請求の範囲】

射出スリーブや金型キャビティ表面等の溶湯接触面に、
まず、潤滑剤ないしは離型剤を塗布し、つぎに、この潤
滑剤ないしは離型剤の上にスズをバーナで塗布し、然る
後、溶湯を射出スリーブ内に供給して型締めした金型の
キャビティ内に射出するようにした成形機における射出
方法。