JPH11277192A - タンディッシュカバーの蓋開閉装置 - Google Patents

タンディッシュカバーの蓋開閉装置

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JPH11277192A
JPH11277192A JP8525698A JP8525698A JPH11277192A JP H11277192 A JPH11277192 A JP H11277192A JP 8525698 A JP8525698 A JP 8525698A JP 8525698 A JP8525698 A JP 8525698A JP H11277192 A JPH11277192 A JP H11277192A
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JP
Japan
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opening
closing
swing
tundish
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP8525698A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Shamoto
宏 社本
Takashi Matsumoto
隆 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Publication date
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】設備コストを低減できて開口部を確実に開閉で
きる。 【解決手段】タンディッシュカバー4のノズル穿孔用開
口部8の開閉蓋12を開閉するための蓋開閉装置11で
あって、タンディッシュ1を搭載するタンディッシュカ
ー3に、各開口部8にそれぞれ対応してスイング軸14
を中心に回動自在で開口部8側に出退されるスイングア
ーム15と、このスイングアーム15を回動して出退さ
せるスイング装置16を設け、スイングアーム15に、
横方向の回動軸を中心に回動自在で先端部に開閉蓋12
が取付けられた開閉アーム22と、開閉アーム22を回
動させるアーム回動装置23を設けた。タンディッシュ
毎の蓋開閉装置が不要となり、また開閉蓋を接近離間方
向に移動して開口部を開閉でき、開閉蓋の熱変形により
開閉が不能になることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続鋳造設備のタ
ンディッシュカバーに形成される開口部の蓋開閉装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】連続鋳造設備において、ノズルを介して
一度に複数のモールドに溶鋼を供給するタンディッシュ
の上面には、保温と酸化防止のためタンディッシュカバ
ーが装着されており、このタンディッシュカバーには、
溶鋼を加熱するための加熱用開口部や注湯用開口部、ノ
ズルの閉塞時に、酸素吹き付け用パイプを挿入してノズ
ルの入口に酸素を吹き付けて加熱溶融し開口するノズル
穿孔用開口部が形成されている。
【0003】従来、このような開口部は、Arガスによ
るガスシールが施されたり、作業員が手動により開閉さ
れる開閉蓋を装着していた。また、開閉蓋の開閉は、高
温下での作業となり危険を伴うため、近年タンディッシ
ュ側に各開閉蓋毎に蓋開閉用の駆動シリンダを取付け、
この駆動シリンダにより開閉蓋をスライドさせて開口部
を開け閉めするものも提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、開口部のガス
シールは、大量のArガスを必要とするため、運転コス
トが嵩むという問題点があった。また開閉蓋をスライド
させる方式では、各タンディッシュごとに開閉駆動シリ
ンダを配設しなければならず設備コストが嵩むととも
に、溶鋼の熱により開閉蓋が熱変形して開閉が困難にな
るおそれがあるという問題があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決して、設備コ
ストを低減できて開口部を確実に開閉できるタンディッ
シュカバーの蓋開閉装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、タンディッシュの上面を覆うタンディッシ
ュカバーの開口部開閉用の開閉蓋を開閉するためのタン
ディッシュカバーの蓋開閉装置であって、タンディッシ
ュを搭載するタンディッシュカーに、前記開口部に対応
して縦方向の軸心回りに回動自在に配設されて開口部側
に出退自在なスイングアームと、このスイングアームを
回動して出退させるスイング装置を設け、前記スイング
アームに、横方向の軸心回りに回動自在に設けられて先
端部に開閉蓋が取付けられた開閉アームと、開閉アーム
を回動させるアーム回動装置を設けたものである。
【0007】上記構成によれば、スイングアームおよび
開閉アームをタンディッシュカーに設けたので、タンデ
ィッシュごとの蓋開閉装置が不要となり、設備コストを
低減できる。またスイングアームに開閉アームを介して
開閉蓋を設けて、開口部に対して開閉蓋を上下方向に開
閉するので、熱変形などにより鋳造途中で蓋の開閉が不
能になることもなく、確実に開閉できる。
【0008】また請求項2記載の発明は、上記構成にお
いて、開閉アームを、スイングアームの先端側に突出す
る開口部の閉止位置から略180度回動してスイングア
ーム上に位置する退避位置との間で回動自在に構成した
ものである。
【0009】上記構成によれば、開閉アームの退避位置
で開閉アームをスイングアーム上に折り畳むことができ
るので、コンパクトに構成でき、隣接するスイングアー
ムに干渉することもなく、またタンディッシュの入れ替
えに障害となることもない。
【0010】さらに請求項3記載の発明は、上記構成に
おいて、スイング装置を、1つのスイング用シリンダ装
置により連動部材を介して複数のスイングアームを同時
に駆動するように構成したものである。
【0011】上記構成によれば、1つのスイング用シリ
ンダ装置により複数のスイングアームを駆動するので、
設備コストを低減させるとともに、コンパクト化を図る
ことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に係るタンディッ
シュカバーの蓋開閉装置の実施の形態を図1〜図5に基
づいて説明する。
【0013】図4,図5において、1は連続鋳造用モー
ルド2の上方に配置される中間取鍋であるタンディッシ
ュで、タンディッシュカー3に搭載に搭載されている。
このタンディッシュ1上には、溶鋼溜め1aを覆う複数
に分割可能なタンディッシュカバー4が配置されてお
り、このタンディッシュカバー4には、取鍋から溶鋼が
供給される注湯用開口部5や溶鋼を加熱する一対の加熱
用開口部6、モールド2に溶鋼を供給するスライディン
グノズル7にそれぞれ対応して上方に形成された複数の
ノズル穿孔用開口部8が形成されている。これらノズル
穿孔用開口部8は、スライディングノズル7が閉塞して
いると判断された時に、酸素吹き付け用パイプを挿入し
てスライディングノズル7の入口に酸素を吹き付け加熱
溶融して開口するものである。
【0014】前記ノズル穿孔用開口部8には、本発明に
係る蓋開閉装置11により開閉蓋12が開閉されるよう
に構成されている。すなわち、この蓋開閉装置11は、
図1〜図3に示すように、タンディッシュカー3の支持
梁13に、各ノズル穿孔用開口部8に対応してそれぞれ
縦方向のスイング軸14を介してスイングアーム15が
回動自在に取り付けられている。このスイングアーム1
5を回動して開口部8側の実線で示す突出位置Fと仮想
線で示す後退位置Rとの間で出退させるスイング装置1
6は、スイング用シリンダ装置17により連動部材であ
る連動ロッド18を介して3本のスイングアーム15を
同時に駆動するように構成されており、3本のスイング
アーム15の基端側に沿って配置された連動ロッド18
に、スイングアーム15の基端側に設けられたスイング
用ブラケット19がピンを介して連結され、スイング用
シリンダ装置17のピストンロッド17aが連動ロッド
18のブラケット18aにピン連結されている。
【0015】したがって、スイング用シリンダ装置17
を実線位置から仮想線位置に伸展することにより、連動
ロッド18を介して3本のスイングアーム15を同時に
スイング軸14を中心にタンディッシュカバー4上の突
出位置Fから支持梁13上の後退位置Rまで回動させる
ことができる。
【0016】スイングアーム15の先端部には、ブラケ
ット15aを介して旋回接線方向の回動軸21が回転自
在に支持され、基端部がこの回動軸21に取付けられて
上下方向に回動される開閉アーム22が設けられてお
り、この開閉アーム22の先端部に開閉蓋12が取付け
られている。また、この開閉アーム22を開閉蓋12を
実線で示す開口部8上の閉止位置Cと、仮想線で示すス
イングアーム15の後部上の退避位置Oとの間で略18
0度回動させるアーム回動装置23は、回動軸21の一
端部に取付けられた受動スプロケット24と、受動スタ
ーホイール24の基端側にブラケット15bに回転軸を
介して設けられた遊転スプロケット25との間に駆動チ
ェーン26が巻張され、スイングアーム15の基端部に
支持されたアーム開閉用シリンダ装置27のピストンロ
ッド27aが連結部材28を介して駆動チェーン26に
連結されている。したがって、アーム開閉用シリンダ装
置27を出退駆動することにより、駆動チェーン26を
介して受動スプロケット24を回転させ、回動軸21を
中心に開閉アーム22を閉止位置Cと退避位置Oとの間
で約180度回動させることができる。
【0017】上記構成において、開閉アーム22が退避
位置Oでスイングアーム15が後退位置Rにある状態
で、予熱されたタンディッシュ1がタンディッシュカー
3に搭載される。そして、スイング装置16によりスイ
ングアーム15が後退位置から突出位置に回動された
後、アーム回動装置23により開閉アーム22が退避位
置Oから閉止位置Cに回動され、開閉蓋12により開口
部8が閉止される。このスイングアーム15と開閉アー
ム22の動作は重なってもよいが、開閉蓋12が閉止さ
れる時にはスイングアーム15が突出位置Fに停止して
いる必要がある。次いで、上方に移動された取鍋から注
湯用開口部5を介して溶鋼が溶鋼溜り1aに供給され、
一定レベルに達すると、各スライディングノズル7が開
放されて溶鋼がスライディングノズル7を介してモール
ド2に供給され、連続鋳造が開始される。この時、タン
ディッシュ1内は不活性ガス雰囲気に保持されて酸化が
防止されるとともに、必要に応じて加熱用開口部6が加
熱装置、たとえばプラズマ電極などが挿入されて溶鋼が
加熱される。
【0018】タンディッシュ1の全ての溶鋼を供給し終
わると、次に新たな溶鋼が取鍋により運ばれ、取鍋から
注湯用開口部5を介して溶鋼が供給される。この時、溶
鋼は少し溜まったところで供給が停止され、スライディ
ングノズル7を開けてノズル孔に閉塞がないかどうかが
確認される。
【0019】スライディングノズル7から溶鋼が排出さ
れず、閉塞が確認されると、蓋開閉装置11のアーム回
動装置23により開閉アーム22が回動されて開閉蓋1
2が閉止位置Cから退避位置Oまで回動され、ノズル穿
孔用開口部8を開放した後、酸素吹き付け用パイプをノ
ズル穿孔用開口部8から挿入して酸素をスライディング
ノズル7の入口に送り込み加熱して詰まった溶鋼を溶か
しスライディングノズル7を開放して溶鋼を供給可能と
する。開放後、酸素吹き付け用パイプを抜出した後、ア
ーム回動装置23により開閉アーム22を退避位置Oか
ら閉止位置Cまで回動させて開閉蓋12をノズル穿孔用
開口部8に被せ閉じる。
【0020】次いで、スライディングノズル7を閉じ、
注湯用開口部5を介して溶鋼が供給され、連続鋳造が再
開される。
【0021】タンディッシュ1が交換される場合には、
まず、アーム回動装置23により開閉アーム22が閉止
位置C上方に回動されて開閉蓋12が開口部8から外さ
れた後、さらに退避位置Oまで回動されるとともに、ス
イング装置16によりスイングアーム15が突出位置F
から後退位置Rに回動される。そしてタンディッシュ1
が搬出される。
【0022】上記実施の形態によれば、スイングアーム
15をタンディッシュカー3にそれぞれ設けたので、タ
ンディッシュ1ごとに蓋開閉装置11を設ける必要が無
くなり、設備コストを低減できる。またスイングアーム
15に上下方向に回動する開閉アーム22を介して蓋1
2を設けたので、開口部8に対して開閉蓋12を上方か
ら開閉することができ、熱変形などにより開閉蓋12が
変形することがあっても、鋳造途中に開閉が不能になる
こともなく、確実に開閉することができる。
【0023】また開閉アーム22をスイングアーム15
の基端部上の退避位置まで回動させることにより、開閉
アーム22を折り畳んでコンパクトになり、隣接するス
イングアーム15に干渉することもなく、またタンディ
ッシュ1の入れ替えに障害となることもない。さらに1
つのスイング用シリンダ装置17により連動ロッド18
を介して3本のスイングアーム15を駆動するので、設
備コストを低減できるとともに、コンパクト化を図るこ
とができる。
【0024】なお、スライディングノズル7の穿孔作業
時のノズル穿孔用開口部8の開放を開閉アーム22のみ
駆動したが、作業に支障がある場合には、スイングアー
ム15を駆動してもよい。
【0025】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の請求項1記
載の発明によれば、スイングアームおよび開閉アームを
タンディッシュカーに設けたので、タンディッシュごと
の蓋開閉装置が不要となり、設備コストを低減できる。
またスイングアームに開閉アームを介して開閉蓋を設け
て、開口部に対して開閉蓋を上下方向に開閉するので、
熱変形などにより鋳造途中で蓋の開閉が不能になること
もなく、確実に開閉できる。
【0026】また請求項2記載の発明によれば、開閉ア
ームの退避位置で開閉アームをスイングアーム上に折り
畳むことができるので、コンパクトに構成でき、隣接す
るスイングアームに干渉することもなく、またタンディ
ッシュの入れ替えに障害となることもない。
【0027】さらに請求項3記載の発明によれば、1つ
のスイング用シリンダ装置により複数のスイングアーム
を駆動するので、設備コストを低減させるとともに、コ
ンパクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタンディッシュカバーの蓋開閉装
置の実施の形態を示す平面図である。
【図2】同蓋開閉装置のスイングアームを示す拡大平面
図である。
【図3】同蓋開閉装置のスイングアームを示す拡大側面
図である。
【図4】同蓋開閉装置を設けたタンディッシュカーを示
す平面図である。
【図5】同蓋開閉装置を設けたタンディッシュを示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1 タンディッシュ 2 モールド 3 タンディッシュカー 4 タンディッシュカバー 7 スライディングノズル 8 ノズル穿孔用開口部 11 蓋開閉装置 12 開閉蓋 13 支持梁 14 スイング軸 15 スイングアーム 16 スイング装置 17 スイング用シリンダ装置 18 連動ロッド 21 回動軸 22 開閉アーム 23 アーム回動装置 24 受動スプロケット 25 遊転スプロケット 26 駆動チェーン 27 アーム回動用シリンダ装置 F スイングアーム突出位置 R スイングアーム後退位置 C 開閉アーム閉止位置 O 開閉アーム退避位置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンディッシュの上面を覆うタンディッシ
    ュカバーの開口部の開閉蓋を開閉するためのタンディッ
    シュカバーの蓋開閉装置であって、 タンディッシュを搭載するタンディッシュカーに、前記
    開口部に対応して縦方向の軸心回りに回動自在に配設さ
    れて開口部側に出退自在なスイングアームと、このスイ
    ングアームを回動して出退させるスイング装置を設け、 前記スイングアームに、横方向の軸心回りに回動自在に
    設けられて先端部に開閉蓋が取付けられた開閉アーム
    と、開閉アームを回動させるアーム回動装置を設けたこ
    とを特徴とするタンディッシュカバーの蓋開閉装置。
  2. 【請求項2】開閉アームを、スイングアームの先端側に
    突出する開口部の閉止位置から略180度回動してスイ
    ングアーム上に位置する退避位置との間で回動自在に構
    成したことを特徴とする請求項1記載のタンディッシュ
    カバーの蓋開閉装置。
  3. 【請求項3】スイング装置を、スイング用シリンダ装置
    により連動部材を介して複数のスイングアームを同時に
    駆動するように構成したことを特徴とする請求項1また
    は2記載のタンディッシュカバーの蓋開閉装置。
JP8525698A 1998-03-31 1998-03-31 タンディッシュカバーの蓋開閉装置 Pending JPH11277192A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100823301B1 (ko) 2006-11-13 2008-04-17 주식회사 포스코 턴디쉬 커버의 용강 주입구 개폐장치
CN107876746A (zh) * 2017-10-13 2018-04-06 首钢集团有限公司 中间包烘烤孔密封装置

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