JP2522992Y2 - 鋳型造型機の離型剤塗布装置 - Google Patents

鋳型造型機の離型剤塗布装置

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JP2522992Y2 JP10182590U JP10182590U JP2522992Y2 JP 2522992 Y2 JP2522992 Y2 JP 2522992Y2 JP 10182590 U JP10182590 U JP 10182590U JP 10182590 U JP10182590 U JP 10182590U JP 2522992 Y2 JP2522992 Y2 JP 2522992Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、鋳型造型機の離型剤塗布装置に関するもの
であり、より詳細には、砂型材料を金型内に導入するブ
ロー口の内周面に、十分に離型剤を塗布することができ
る鋳型造型機の離型剤塗布装置に関するものである。
従来の技術 砂型などの鋳型を成形するための鋳型造型機におい
て、砂型を形成する金型の表面に、砂型の脱型を容易に
するための離型剤を塗布する離型剤塗布装置が知られて
いる。
例えば、特開昭61-169136号公報に開示されるダイカ
スト鋳造装置は、離型剤塗布装置を構成するスプレー装
置を備えており、このスプレー装置は、金型によって製
造される成形品が金型から容易に脱型し得るように、金
型の表面に、金型の内側から離型剤を噴霧することがで
きる。
考案の解決しようとする問題点 しかるに、砂型を造型する場合、砂型材料は、金型を
貫通するブロー口から、比較的高圧の圧縮空気ととも
に、金型内に吹込まれるので、ブロー口の内部にも又、
砂型材料が残留する。しかしながら、従来の離型剤塗布
装置は、金型の内側からのみ離型剤を噴霧するように構
成されていたので、ブロー口の内周面に十分に離型剤を
塗布し難くかった。このため、鋳型造型機で砂型を成形
する際に、離型剤塗布装置に依らず、手作業によって、
ブロー口の内周面に離型剤を塗布又は噴霧しなければな
らなかった。
考案の目的 本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、砂型材料を金型内に導入するブ
ロー口の内周面に、十分に離型剤を塗布することができ
る鋳型造型機の離型剤塗布装置を提供することにある。
考案の構成 本考案の上記目的は、砂型を成形するためのキャビテ
ィを形成する金型と、該金型に砂型材料を導入するため
のブロー口と、該ブロー口に挿入されるエジェクトピン
とを有する鋳型造型機の離型剤塗布装置において、離型
剤供給装置と、該離型剤供給装置と連通する第1管路
と、前記エジェクトピンに形成され、前記第1管路と連
通する第2管路と、該第2管路と連通し、前記エジェク
トピンが前記ブロー口に挿入されたときに該ブロー口の
内周面と対向するように、前記エジェクトピンの外面に
形成された吐出口とを有する、ことを特徴とする鋳型造
型機の離型剤塗布装置によって達成される。
上記構成の離型剤塗布装置によれば、エジェクトピン
がブロー口に挿入されたときに、前記離型剤供給装置か
ら第1及び第2管路を介して吐出口に離型剤を供給し、
離型剤を、吐出口から、ブロー口の内周面に吹付けるこ
とができる。従って、ブロー口の内周面に十分に離型剤
を塗布することができる。
本考案の好ましい実施態様においては、離型剤供給装
置は、離型剤と圧縮空気とを混合する混合手段を有し、
圧縮空気を搬送媒体として、離型剤のミストを第1及び
第2管路に送り、該ミストを吐出口から噴霧するように
構成される。
実施例 第1図は、本考案の実施例に係る離型剤塗布装置を備
えた鋳型造型機を示す概略部分縦断面図である。また、
第2図及び第3図は、第1図に示す鋳型造型機を、型締
めした状態で示す概略部分縦断面図である。
第1図乃至第3図に示す鋳型造型機1は、砂型の半部
を成形するためのものであり、下型11を有する下型ユニ
ット10と、上型21を有する上型ユニット20と、成形され
た砂型を上型21から脱型するための複数のエジェクトピ
ン30とを備えている。
第1図に示すように、上型ユニット20は、上型21を支
持する昇降プレート22を有し、昇降プレート22は、支持
アーム24、24によって、支持プレート25に懸吊されてい
る。支持プレート25は、連結アーム26を介して、流体作
動型シリンダ装置7のピストンロッド8に連結されてい
る。シリンダ装置7は、鋳型造型機1のフレーム5に支
持されており、ピストンロッド8を伸縮させることによ
り、支持プレート25及び昇降プレート22を昇降させる。
また、ガイドロッド27、27が、支持プレート25から上方
に延びており、ガイドロッド27は夫々、鋳型造型機1の
フレーム5によって、上下方向に案内される。
第2図及び第3図に示すように、下型ユニット10及び
上型ユニット20は、型締されたときに、下型11及び上型
21によって、所定のキャビティ3を形成し、上型21及び
昇降プレート22を上下方向に貫通するブロー口23から、
砂型材料を圧縮空気とともに吹込み、キャビティ3内に
砂型材料を充填するように構成されている。
また、下型ユニット10及び上型ユニット20は、型開き
されるときに、上型21が下型11に対して上昇され、これ
によってキャビティ3を開放するとともに、エジェクト
ピン30を支持するエジェクトプレート31が、上型21に対
して、相対的に降下される。第1図に示すように、エジ
ェクトプレート31は、エジェクトピン昇降用流体作動型
シリンダ装置33のピストンロッド34に連結されており、
シリンダ装置33は、支持プレート25に支持されている。
また、ガイドロッド35、35がエジェクトプレート31から
上方に延びており、ガイドロッド35は夫々、支持プレー
ト25によって、上下方向に案内される。従って、エジェ
クトピン30は、シリンダ装置33のピストンロッド34の伸
長により、ブロー口23に挿入される。エジェクトピン30
は、ブロー口23に挿入されたとき、その下端が、ブロー
口23に残留する砂型材料及び成形された砂型を上方から
押圧し、上型21からの砂型の円滑な脱型を可能にする。
鋳型造形機1は又、下型11及び上型21の内面に内側か
ら離型剤を塗布するための第1離型剤塗布装置(図示せ
ず)を備えている。この第1離型剤塗布装置は、砂型の
脱型後に、下型11と上型21の間に挿入され、引き続く造
型工程のために、下型11の内面に上方から離型剤を噴霧
するとともに、上型21の内面に下方から離型剤を噴霧す
るように構成された従来の構造のものである。
第4図は、本考案の実施例に係る離型剤塗布装置の部
分断面図であり、第5図は、エジェクトピン廻りの拡大
断面図である。
第4図及び第5図に示すように、鋳型造型機1は、ブ
ロー口23の内周面に離型剤を塗布するための第2離型剤
塗布装置40を備えている。第2離型剤塗布装置40は、ミ
キシングバルブ41と、ミキシングバルブ41に接続された
複数の導管42と、各導管42を各エジェクトピン30に連結
する継ぎ手43と、各エジェクトピン30に穿設され、導管
42と連通する離型剤通路44、45、46と、離型剤通路46、
46と夫々連通する吐出ポート47、47とから略構成されて
いる。
ミキシングバルブ41は、エジェクトピン30を支持して
いるエジェクトプレート31の上面に取付けられている。
ミキシングバルブ41は、離型剤供給源(図示せず)に接
続された離型剤供給管48と接続されるとともに、圧縮空
気供給管49を介して、所定の圧力の圧縮空気を供給する
圧縮空気源(図示せず)に接続されており、各供給管4
8、49から供給された離型剤と圧縮空気を所定の混合比
で混合し、圧縮空気を搬送媒体とする離型剤のミスト
を、夫々の導管42に供給するように構成されている。
導管42は夫々、エジェクトプレート31を上下方向に貫
通して、エジェクトピン30の側面に接続されており、ミ
キシングバルブ41によって形成された離型剤のミストを
圧縮空気とともに、各エジェクトピン30に形成された離
型剤通路44に分配する。
離型剤通路44は、第5図に示すように、エジェクトピ
ン30に穿設され、その半径方向に延びており、エジェク
トピン30の軸芯部に形成された上下方向に延びる離型剤
通路45と連通している。離型剤通路45の下端部分は、半
径方向斜め下方に延びる一対の離型剤通路46、46と連通
し、各離型剤通路46の下端は、吐出ポート47と連通して
いる。各吐出ポート47は、エジェクトピン30の下部縮径
部分の側面に開口しており、離型剤のミストを、エジェ
クトピン30の軸線に対して所定の角度をなして、斜め下
方に吐出するように構成されている。
このように構成された第2離型剤塗布装置40は、以下
の如く作動する。
下型及び上型ユニット10、20の型締め時には、ミキシ
ングバルブ41は、離型剤供給管48及び圧縮空気供給管49
と、導管42との連通を遮断しており、離型剤は、エジェ
クトピン30の離型剤通路44に供給されない。エジェクト
プレート31は、下型ユニット10及び上型ユニット20の型
開き時に、エジェクトピン昇降用のシリンダ装置33によ
って、上型21に対して、降下される。エジェクトプレー
ト31の降下に伴って、エジェクトピン30は、ブロー口23
に挿入され、ブロー口23に残留する砂型材料及び成形さ
れた砂型を上方から押圧する。このとき、ミキシングバ
ルブ41は、上記両供給管48、49と導管42とを連通させ、
離型剤のミストを圧縮空気とともに、各エジェクトピン
30の離型剤通路44に供給する。離型剤のミストは、離型
剤通路44、45、46を介して、各吐出ポート47から吐出さ
れ、各ブロー口23の内周面に噴霧される。かくして、各
ブロー口23の内周面に離型剤が塗布される。
砂型が脱型すると、シリンダ装置33の作動により、エ
ジェクトプレート31が上昇され、エジェクトピン30がブ
ロー口23から引き抜かれる。エジェクトピン30がブロー
口23から引き抜かれると、ミキシングバルブ41は、上記
両供給管48、49と導管42との連通を遮断する。また、エ
ジェクトプレート31が所定の位置まで上昇されると、下
型ユニット10と上型ユニット20の型締が再び行われ、砂
型材料がブロー口23からキャビティ内に吹込まれる。
このように、本実施例の離型剤塗布装置は、離型剤供
給するための離型剤供給源、圧縮空気源、及びミキシン
グバルブ41と、ミキシングバルブ41と連通する導管42
と、エジェクトピン30に形成され、導管42と連通する離
型剤通路44、45、46と、離型剤通路46と連通し、エジェ
クトピン30がブロー口23に挿入されたときにブロー口23
の内周面と対向するように、エジェクトピン30の外面に
形成された吐出ポート47とを有しており、エジェクトピ
ン30がブロー口23に挿入されるときに、ミキシングバル
ブ41から導管42及び離型剤通路44、45、46を介して吐出
ポート47に離型剤のミストが供給され、離型剤は、各吐
出ポート47から、ブロー口23の内周面に噴霧される。従
って、砂型を脱型する際に、手作業に依ることなく、ブ
ロー口23の内周面に十分に離型剤を塗布することができ
る。
第6図は、上記第2離型剤塗布装置の変形例を示す部
分断面図である。
本実施例では、エジェクトピン30はエジェクトプレー
ト31を貫通してエジェクトプレート31の上方に延び、そ
の上端部分に導管42が連結されている。エジェクトピン
31は、その内部に、導管42と連通する中空部51を有し、
中空部51は、エジェクトピン31の底壁に形成された一対
の吐出孔52、52と連通している。吐出孔52は、エジェク
トピン31の底壁を、ブロー口23の内周面に向かって僅か
に斜め下方に貫通している。本例の第2離型剤塗布装置
では、ミキシングバルブによって、離型剤のミストが導
管42を介して、中空部52に供給され、各吐出孔52からブ
ロー口23に噴霧される。従って、ブロー口23の内周面に
十分に離型剤を塗布することができる。また、本例で
は、導管42を、エジェクトプレート31の下側に配管する
ことなく、各エジェクトピン30に接続することができ
る。
本考案は上記実施例に限定されることなく、実用新案
登録請求の範囲に記載した考案の範囲内で、種々の変形
が可能であり、それらも本考案の範囲内に含まれるもの
であることはいうまでもない。
考案の効果 本考案の上記構成によれば、砂型材料を金型内に導入
するブロー口の内周面に、十分に離型剤を塗布すること
ができる鋳型造型機の離型剤塗布装置を提供することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に係る離型剤塗布装置を備え
た鋳型造型機を示す概略部分縦断面図である。 第2図は、第1図に示す鋳型造型機を、型締めした状態
で示す概略縦断面図である。 第3図は、第2図のA−A線における概略縦断面図であ
る。 第4図は、第1図乃至第3図に示す離型剤塗布装置の部
分断面図である。 第5図は、本考案の実施例に係るエジェクトピン廻りの
拡大断面図である。 第6図は、第4図及び第5図に示す第2離型剤塗布装置
の変形例を示す部分断面図である。 1……鋳型造型機、10……下型ユニット、20……上型ユ
ニット、30……エジェクトピン、31……エジェクトプレ
ート、40……第2離型剤塗布装置、41……ミキシングバ
ルブ、42……導管、44,45,46……離型剤通路、47……吐
出ポート、48……離型剤供給管、49……圧縮空気供給
管、51……中空部、52……吐出孔。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】砂型を成形するためのキャビティを形成す
    る金型と、該金型に砂型材料を導入するためのブロー口
    と、該ブロー口に挿入されるエジェクトピンとを有する
    鋳型造型機の離型剤塗布装置において、 離型剤供給装置と、該離型剤供給装置と連通する第1管
    路と、前記エジェクトピンに形成され、前記第1管路と
    連通する第2管路と、該第2管路と連通し、前記エジェ
    クトピンが前記ブロー口に挿入されたときに該ブロー口
    の内周面と対向するように、前記エジェクトピンの外面
    に形成された吐出口とを有する、ことを特徴とする鋳型
    造型機の離型剤塗布装置。
JP10182590U 1990-09-28 1990-09-28 鋳型造型機の離型剤塗布装置 Expired - Lifetime JP2522992Y2 (ja)

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