JP2518383Y2 - ガス硬化式鋳型造型装置 - Google Patents

ガス硬化式鋳型造型装置

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JP2518383Y2
JP2518383Y2 JP11181991U JP11181991U JP2518383Y2 JP 2518383 Y2 JP2518383 Y2 JP 2518383Y2 JP 11181991 U JP11181991 U JP 11181991U JP 11181991 U JP11181991 U JP 11181991U JP 2518383 Y2 JP2518383 Y2 JP 2518383Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス硬化性バインダを
添加した鋳物砂を鋳型キャビティー内に吹込み充填し、
この充填された鋳物砂に対して硬化用ガスを通気させも
って所望の鋳型を造型するいわゆるガス硬化式鋳型造型
装置に関する。
【0002】
【従来技術と問題点】従来ガス硬化式鋳型造型装置とし
ては特公平1-34701号公報に開示されているものが公知
であり多く使用されている。この装置において金型キャ
ビティー内に充填された鋳物砂中に硬化ガスを通気させ
るには、硬化ガスをガッシングボックス内に供給し、ガ
ッシングボックスから上金型の砂吹込孔を介して金型キ
ャビティー内に吹き込み、鋳物砂中を貫流させ下金型の
排気孔から排気機構を介して排気するようにしている。
しかし、このような硬化ガスのガッシング機構ではガッ
シングの開始時には、ガッシングボックス内の空気が金
型キャビティー内にまず吹き込まれるようになり吹込口
付近の鋳物砂に付着されているバインダーが吹き込まれ
る空気により飛ばされてしまい吹込口付近の鋳物砂が硬
化されない等の問題があった。
【0003】本考案は上記の問題に鑑みて成されたもの
で硬化ガスのガッシング開始前にガッシングボックス内
の空気を排出して硬化ガスだけを鋳物砂に対して吹込む
ことができる装置を提供することを目的とする。
【0004】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本考案におけるガス硬化式鋳型造型装置は、上面部に凹
部を形成すると共に該凹部の壁部にガス処理装置に配管
及びバルブを介して連通する排気孔を設けた昇降テーブ
ルの上部に、該凹部に連通するベントホールを設けた下
金型を固設し、該下金型の上方には上壁部に砂吹込孔を
有する上金型を昇降可能にして配設し、該上金型の上方
には上下に貫通する開口部を備えると共にガス発生器に
連通するガス注入口を一側に設けた枠状ガッシングボッ
クスを固定配置し、該枠状ガッシングボックスの上方に
は水平方向に指向する昇降レールを昇降可能にして配設
し、該昇降レールの上昇端位置両側にブローヘッドある
いはガッシングカバーを移動可能に懸吊するガイドレー
ルを該昇降レールと案内面が同一レベルになるようにし
て固定配設したガス硬化式鋳型造型装置において、前記
枠状ガッシングボックスのガス注入口に対向する他側に
ガス排出口を設けると共に該排出口を補助配管及びバル
ブを介してガス処理装置に連通したことを特徴とするも
のである。
【0005】
【作用】本考案は上記のような解決手段を採用すること
により硬化ガスのガッシングに際してバルブを操作して
枠状ガッシングボックスとガス処理装置を連通させた状
態にして硬化ガスをガス注入口から供給し、ガッシング
ボックス内の空気を排出口から補助配管、及びバルブを
介して排出させ、ガッシングボックス内に硬化ガスが充
満された後バルブを切り替えて通常のガッシング作用を
行なうことにより、空気が金型キャビティー内の鋳物砂
に吹込まれることがなくなり、バインダーの飛ばされが
ない状態で鋳物砂が硬化される。
【0006】
【実施例】以下に本考案の実施例を図に基づいて詳しく
説明する。図中1は機台フレームで、この機台フレーム
1の上面四隅は、支柱2、2が立設され、支柱2、2の
上端間は上部フレーム3により連結されている。該機台
フレーム1の中央部には昇降シリンダ4が上向きに取付
けられ、そのピストンロッド4a先端には昇降テーブル
5が固着連結されている。該昇降テーブル5は上面に凹
部5aが構成されると共に該凹部5aの壁部には、ガス
の排気孔5bが穿ってある。該排気孔5bは切換バルブ
6を途中に取付けた配管7を介して図示されないガス処
理装置に連通されている。また前記昇降テーブル5上に
はキャビティー面から下面に貫通して前記昇降テーブル
5の凹部5aに連通するベントホール8aを設けた下金
型8が固着連結されている。
【0007】さらに該下金型8の上方には上壁面に砂吹
込孔9aを備えた上金型9が図示されない支持フレーム
上に置かれていて、下金型8と型合わせ可能にされてい
る。10は枠状ガッシングボックスであって、その下面
開口が上金型9の上面より小さい開口部11を上下に貫
通して設け、かつ一側壁面に該開口部11に連通するガ
ス注入口12を備えると共に他側壁面に該開口部11に
連通するガス排出口13を備えている。該枠状ガッシン
グボックス10は支持脚14、14を介して支柱2、2
に固定支持してある。また、該ガス注入口12は導管1
5を介して図示されない硬化ガス発生器へ連通されてい
ると共に該ガス排出口13は補助配管16を介して前記
配管7の途中に設けた切替バルブ6の他方の連通口に連
通されている。
【0008】17は昇降テーブル5の対向上方に上部フ
レーム3を介して下向きに取付けられた圧着シリンダで
ピストンロッド18の先端には昇降レール19が固着連
結してあり、該昇降レール19には枠状ガッシングボッ
クス10の上面開口部を封鎖可能な大きさに設定したガ
ッシングカバー20がフレーム21、支持軸受け22及
び車輪23を介して走行移動可能に懸吊支持されてい
る。また前記フレーム21には押出しシリンダ24が下
向きに取付けてあり、ガッシングカバー20を摺動自在
に貫通し、ガッシングカバー20の表面側に突出したピ
ストンロッド25先端には、ガッシングボックス10内
に嵌入可能な大きさの押出し板26が固着連結してあっ
て、押出し板26下面には、砂吹込孔9aに遊挿可能な
押出しピン27が垂設してある。
【0009】28は上部フレーム3に取付けてれた案内
筒29に摺動自在に嵌挿されたガイドピンでガイドピン
28の先端は昇降レール19に固着連結してあって昇降
レール19が水平面内を回動しないようにされている。
30は一端が支柱2に固定支持されたガイドレールでガ
イドレール30は上昇端位置における昇降レール19と
案内面が同一レベルになるように設けられ昇降レール1
9と連設されるようになっている。
【0010】次にこのように構成されたものの作動につ
いて説明する。昇降テーブル5を最下端位置まで下降
し、ガッシングカバー20および押出し板26を昇降テ
ーブル5直上方位置から一側に退出させた状態におい
て、昇降シリンダ4の作動により昇降テーブル5を上昇
し下金型8を、図示されない支持フレーム上に持ち上げ
可能に載置された上金型9に型合わせすると共に、これ
らの下金型8及び上金型9を型合わせしたまま、昇降テ
ーブル5と、一緒に更に上昇させて上金型9の上面を枠
状ガッシングボックス10の下面開口部に気密状に圧着
し、枠状ガッシングボックス10の下面開口部を封鎖す
る。次に図示されないブローヘッドを走行シリンダ(図
示せず)の作動によりガイドレール30上を他側より進
入させて昇降テーブル5直上方の昇降レール19上に乗
せ替え、続いて圧着シリンダ17の作動により昇降レー
ル19とともに前記ブローヘッドを下降させて上金型9
上面に圧着し、上記ブローヘッド内のガス硬化性鋳物砂
を砂吹込孔9aより型合わせされた下金型8と上金型9
の空洞部に吹込み充填する。この際切換バルブ6は、切
り替えられて昇降テーブル5のガス排気孔5bが配管
7、切換バルブ6、及び配管7に連通され、ガス排出口
13とガス処理装置との連通は遮断された状態にされて
いて通常の吹込み作動が行なわれる。
【0011】鋳物砂の吹込み充填後、圧着シリンダ17
の逆作動により昇降レール19を上昇させて前記ブロー
ヘッドを持ち上げ、前記走行シリンダ(図示せず)の逆
作動により上記ブローヘッドを昇降テーブル5の直上方
位置から退出させる。次いでガッシングカバー20を図
示されない走行シリンダの作動により車輪23を介して
ガイドレール30上を走行移動させて昇降レール19上
に乗せ替えると共に圧着シリンダ17の作動により昇降
レール19を下降させて枠状ガッシングボックス10の
上面開口部をガッシングカバー20によって気密状に封
鎖する。次いで押出しシリンダ24の作動により押出し
ピン27を砂吹込み孔9aに嵌挿し先端が下金型8の型
表面と同一面になるまで進入させる。
【0012】次に切換バルブ6が図1の状態に切り替え
られてガス排出口13が補助配管16切換バルブ6及び
配管7を介して図示されないガス処理装置に連通される
と共に排気孔5bとガス処理装置との連通が遮断され
る。次に図示されない硬化ガス発生器とガス注入口12
とを連通し硬化ガスを枠状ガッシングボックス10内に
送り込む。この作動により、枠状ガッシングボックス1
0内の空気はガス排出口13から補助配管16、切換バ
ルブ6及び配管7を介してガス処理装置へ送り出され
る。この状態を所定時間続けて枠状ガッシングボックス
10内が硬化ガスにより充満されると切換バルブ6が切
り替えられて、昇降テーブル5の排気孔5bと図示され
ないガス処理装置とが連通されると共に排出口13とガ
ス処理装置との連通を遮断する。これにより枠状ガッシ
ングボックス10に送り込まれる硬化ガスは押出しピン
27と砂吹込孔9aの隙間より型合わせされた下金型8
と上金型9で画成されるキャビティー内に流入し、充填
されている鋳物砂中を貫流してベントホール8aから排
気され、昇降テーブル5の凹部5a、排気孔5b、配管
7、切換バルブ6を介しガス処理装置へ送られるように
なる。この状態を所定時間続け、前記鋳物砂を硬化させ
た後、硬化ガス発生装置とガス注入口12との連通を遮
断し、圧縮空気を送り込パージングをする。
【0013】次いで押出しシリンダ24の作動により押
出しピン27を硬化された鋳型を下金型8側に押出しな
がら昇降シリンダの逆作動により昇降テーブル5を下降
し、途中上金型9を図示されない支持フレーム上に載置
すると共に昇降テーブル5及び前記硬化鋳型を保持した
下金型8を最下端まで下降する。その後、図示されない
鋳型押出し機構により下金型8から硬化鋳型を押出して
取り出す。また圧着シリンダ17の逆作動によりガッシ
ングカバー20を懸吊支持した昇降レール19を上昇さ
せるとともに図示されない走行シリンダの作動によりガ
ッシングカバー20を昇降テーブル5直上方位置から一
側に後退させ次の操作に備える。尚上記実施例において
配管7と補助配管16とは1個の切換バルブでガス処理
装置に連通及び遮断されるように構成してあるが両配管
7、16にそれぞれ開閉バルブを取付けてガス処理装置
に連通してもよい。
【0014】
【考案の効果】本考案は、上記の説明から明らかなよう
に、昇降テーブル上面に下金型のベントホールに通じる
凹部を設け、この凹部にはバルブを介してガス処理装置
に通じる排気孔を連通させる一方、上金型の上方に配設
される枠状ガッシングボックスにガス排出口を設け、こ
の排出口をバルブを介してガス処理装置に連通つせた構
成としたから、枠状ガッシングボックス内の空気を排除
した後に硬化ガスのガッシングを行なうことができるよ
うになり、砂吹込孔の近辺の鋳物砂バインダが飛ばされ
ることがなく良好な鋳型硬化が成される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠正面図である。
【符号の説明】
5 昇降テーブル 5a 凹部 5b ガス排気孔 6 切換バルブ 7 配管 10 枠状ガッシングボックス 12 ガス注入口 13 ガス排出口 16 補助配管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面に凹部を形成すると共に該凹部の壁
    部にガス処理装置に配管及びバルブを介して連通する排
    気孔を設けた昇降テーブルの上部に、該凹部に連通する
    ベントホールを設けた下金型を固設し、該下金型の上方
    には上壁部に砂吹込孔を有する上金型を昇降可能にして
    配設し、該上金型の上方には上下に貫通する開口部を備
    えると共にガス発生器に連通するガス注入口を一側に設
    けた枠状ガッシングボックスを固定配設し、該枠状ガッ
    シングボックスの上方には水平方向に指向する昇降レー
    ルを昇降可能にして配置し、該昇降レールの上昇端位置
    両側にブローヘッドあるいはガッシングカバーを移動可
    能に懸吊するガイドレールを該昇降レールと案内面が同
    一レベルにするようにして固定配設したガス硬化式鋳型
    造型装置において、前記枠状ガッシングボックスのガス
    注入口に対向する他側にガス排出口を設けると共に該排
    出口を補助配管及びバルブを介してガス処理装置に連通
    したことを特徴とするガス硬化式鋳型造型装置。
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