JP2535076Y2 - 鋳型造型装置 - Google Patents
鋳型造型装置Info
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- JP2535076Y2 JP2535076Y2 JP2077791U JP2077791U JP2535076Y2 JP 2535076 Y2 JP2535076 Y2 JP 2535076Y2 JP 2077791 U JP2077791 U JP 2077791U JP 2077791 U JP2077791 U JP 2077791U JP 2535076 Y2 JP2535076 Y2 JP 2535076Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- plate
- release agent
- molding
- match plate
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はマッチプレートを使用し
てブロースクイズにより2個の鋳型を同時に造型する鋳
型造型装置に関する。
てブロースクイズにより2個の鋳型を同時に造型する鋳
型造型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来一端開口部を対向して配置された2
個の鋳枠間にマッチプレートを挾持させ、該鋳枠の他端
開口部にスクイズプレートを嵌合して鋳型造型空間を画
成し、この空間に鋳物砂を吹込み充填すると共に前記ス
クイズプレートにより鋳物砂を圧縮して2個の鋳型を同
時に造型するようにした鋳型造型装置においては、造型
された鋳型がマッチプレートから容易に型分離(型抜
き)されるようにマッチプレートを鋳枠方向へ移動させ
る途中において、マッチプレートの両面にスプレーノズ
ルにより離型剤を散布するようにしている。
個の鋳枠間にマッチプレートを挾持させ、該鋳枠の他端
開口部にスクイズプレートを嵌合して鋳型造型空間を画
成し、この空間に鋳物砂を吹込み充填すると共に前記ス
クイズプレートにより鋳物砂を圧縮して2個の鋳型を同
時に造型するようにした鋳型造型装置においては、造型
された鋳型がマッチプレートから容易に型分離(型抜
き)されるようにマッチプレートを鋳枠方向へ移動させ
る途中において、マッチプレートの両面にスプレーノズ
ルにより離型剤を散布するようにしている。
【0003】しかしマッチプレートを移動させる途中に
おいて離型剤を散布すると離型剤の多くが大気中に飛散
してしまい造型作業者の作業環境を汚染させる問題があ
ると共に、マッチプレートに塗布されずに大気中に飛散
してしまう量が多くなりコストアップになっていた。
おいて離型剤を散布すると離型剤の多くが大気中に飛散
してしまい造型作業者の作業環境を汚染させる問題があ
ると共に、マッチプレートに塗布されずに大気中に飛散
してしまう量が多くなりコストアップになっていた。
【0004】本考案は上記の問題に鑑みて成されたもの
で、離型剤の飛散による作業環境の悪化がなく、かつ離
型剤の使用量を少なくして離型剤の散布が可能な鋳型造
型装置を提供することを目的とするものである。
で、離型剤の飛散による作業環境の悪化がなく、かつ離
型剤の使用量を少なくして離型剤の散布が可能な鋳型造
型装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【問題解決のための手段】上記の目的を達成するために
本考案における鋳型造型装置は、一端開口部を対向して
配置された2個の鋳枠間にマッチプレートを挾持すると
共に該2個の鋳枠の他端開口部にスクイズプレートを嵌
合して2個一対の鋳型造型空間を画成し、該一対の鋳型
造型空間内に鋳物砂を吹込み充填すると共に、前記スク
イズプレートにより鋳物砂を圧縮して2個の鋳型を同時
に造型する鋳型造型装置において、前記対向して配置さ
れた2個の鋳枠周壁に、複数の離型剤スプレーノズルを
前記マッチプレートに対応する開口部側に向けて傾斜埋
設したことを特徴とするものである。
本考案における鋳型造型装置は、一端開口部を対向して
配置された2個の鋳枠間にマッチプレートを挾持すると
共に該2個の鋳枠の他端開口部にスクイズプレートを嵌
合して2個一対の鋳型造型空間を画成し、該一対の鋳型
造型空間内に鋳物砂を吹込み充填すると共に、前記スク
イズプレートにより鋳物砂を圧縮して2個の鋳型を同時
に造型する鋳型造型装置において、前記対向して配置さ
れた2個の鋳枠周壁に、複数の離型剤スプレーノズルを
前記マッチプレートに対応する開口部側に向けて傾斜埋
設したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図に基づいて説明す
る。下鋳枠1が上向きシリンダ2、2のピストンロッド
先端間に連結されて昇降可能にして配設されていて、該
下鋳枠1の上方には下向きシリンダ3、3のピストンロ
ッド先端間に連結された上鋳枠4が昇降可能にして配設
されている。該下鋳枠1と上鋳枠4との中間位置にはマ
ッチプレート5が図示されない移動機構を介して出入り
可能にして配設されていて図においては下鋳枠1と上鋳
枠4とにより挾持された状態にされている。該下鋳枠1
の下開口部には鋳物砂Sを吹込みかつ圧縮する下ブロー
スクイズヘッド6のブロースクイズプレート7部が嵌入
されていて、該下ブロースクイズヘッド6は押上げプレ
ート8を介して昇降されるようになっている。また前記
上鋳枠4の上開口部にも上ブロースクイズヘッド9のブ
ロースクイズプレート10部が嵌入されていて該上ブロ
ースクイズヘッド9は押下げプレート11を介して昇降
されるようになっている。
る。下鋳枠1が上向きシリンダ2、2のピストンロッド
先端間に連結されて昇降可能にして配設されていて、該
下鋳枠1の上方には下向きシリンダ3、3のピストンロ
ッド先端間に連結された上鋳枠4が昇降可能にして配設
されている。該下鋳枠1と上鋳枠4との中間位置にはマ
ッチプレート5が図示されない移動機構を介して出入り
可能にして配設されていて図においては下鋳枠1と上鋳
枠4とにより挾持された状態にされている。該下鋳枠1
の下開口部には鋳物砂Sを吹込みかつ圧縮する下ブロー
スクイズヘッド6のブロースクイズプレート7部が嵌入
されていて、該下ブロースクイズヘッド6は押上げプレ
ート8を介して昇降されるようになっている。また前記
上鋳枠4の上開口部にも上ブロースクイズヘッド9のブ
ロースクイズプレート10部が嵌入されていて該上ブロ
ースクイズヘッド9は押下げプレート11を介して昇降
されるようになっている。
【0007】さらに前記上下鋳枠4、1の周壁には外側
から内側に向かうに従い前記マッチプレート5に対応す
る開口部方向に傾斜した貫通孔12、が適当な間隔をお
いて複数個穿ってあり、該貫通孔12には離型剤スプレ
ーノズル13がねじ14止めされて挿入埋設されてい
る。該スプレーノズル13の基端はゴムホース15を介
して図示されない離型剤供給機構に連通されている。尚
図中16は上下鋳枠4、1の壁面における貫通孔12の
先端部に嵌合されたライナーである。
から内側に向かうに従い前記マッチプレート5に対応す
る開口部方向に傾斜した貫通孔12、が適当な間隔をお
いて複数個穿ってあり、該貫通孔12には離型剤スプレ
ーノズル13がねじ14止めされて挿入埋設されてい
る。該スプレーノズル13の基端はゴムホース15を介
して図示されない離型剤供給機構に連通されている。尚
図中16は上下鋳枠4、1の壁面における貫通孔12の
先端部に嵌合されたライナーである。
【0008】このように構成されたものは、上下鋳枠
4、1、マッチプレート5、並びに上下ブロースクイズ
プレート10、7、により鋳型造型空間が画成された図
1の状態において、図示されない離型剤供給機構が作動
して多数の離型剤スプレーノズル13、13から離型剤
を噴射散布する。この際離型剤は密閉された造型空間内
で散布されるため周囲に飛散されることがないと共にマ
ッチプレート5が静止された状態で種々の方向から噴射
されるためマッチプレート5の両面に効率よく塗布され
るようになり離型剤の使用量も少なくてすむ。その後通
常の鋳型造型と同様にして上下ブロースクイズヘッド
9、6が作動して両鋳型造型空間に鋳物砂Sが吹込み充
填され、押上げプレート8、及び押下げプレート11が
作動してブロースクイズヘッド6、9がさらに鋳枠1、
4内に嵌入されて、ブロースクイズプレート7、10、
により鋳物砂Sを圧縮して鋳型を造型する。次に押上げ
プレート8の下降、下鋳枠1マッチプレート5の下降等
によりマッチプレート5と造型された鋳型との型抜き
(型分離)を行ない、マッチプレート5を横方向に移動
させ、上下鋳枠1、4、を枠(型)合せした後上下ブロ
ースクイズヘッド9、6と上下鋳枠4、1との適宜の作
動により上下鋳枠4、1から造型鋳型を型合せした状態
で抜き出して下ブロースクイズプレート7上に載置状態
にして鋳型搬送ラインへ送り出す。
4、1、マッチプレート5、並びに上下ブロースクイズ
プレート10、7、により鋳型造型空間が画成された図
1の状態において、図示されない離型剤供給機構が作動
して多数の離型剤スプレーノズル13、13から離型剤
を噴射散布する。この際離型剤は密閉された造型空間内
で散布されるため周囲に飛散されることがないと共にマ
ッチプレート5が静止された状態で種々の方向から噴射
されるためマッチプレート5の両面に効率よく塗布され
るようになり離型剤の使用量も少なくてすむ。その後通
常の鋳型造型と同様にして上下ブロースクイズヘッド
9、6が作動して両鋳型造型空間に鋳物砂Sが吹込み充
填され、押上げプレート8、及び押下げプレート11が
作動してブロースクイズヘッド6、9がさらに鋳枠1、
4内に嵌入されて、ブロースクイズプレート7、10、
により鋳物砂Sを圧縮して鋳型を造型する。次に押上げ
プレート8の下降、下鋳枠1マッチプレート5の下降等
によりマッチプレート5と造型された鋳型との型抜き
(型分離)を行ない、マッチプレート5を横方向に移動
させ、上下鋳枠1、4、を枠(型)合せした後上下ブロ
ースクイズヘッド9、6と上下鋳枠4、1との適宜の作
動により上下鋳枠4、1から造型鋳型を型合せした状態
で抜き出して下ブロースクイズプレート7上に載置状態
にして鋳型搬送ラインへ送り出す。
【0009】造型鋳型を送り出した鋳型造型装置におい
ては、マッチプレート5が上下鋳枠4、1間に搬入さ
れ、上下鋳枠4、1によりこのマッチプレート5を挾持
しかつ上下鋳枠4、1の他の開口部に上下ブロースクイ
ズヘッド9、6のブロースクイズプレート10、7部が
嵌入されて、図1の状態にされ1サイクルが終了する。
次に前記と同様にして離型剤の噴射散布が行なわれ鋳型
造型作業者がくりかえし成されるのである。尚本実施例
では水平状態のマッチプレート5を上下鋳枠4、1によ
り挾持し、背部にブロースクイズプレート6、10を嵌
入した状態で離型剤を噴射塗布する例を説明したがマッ
チプレート5を垂直状態にして左右の鋳枠によりこれを
挾持し背部にブロースクイズプレート6、10を嵌入し
た状態で離型剤を噴射塗布するようにしてもよい。また
鋳型造型空間を構成するブロースクイズプレート6、1
0は単なるスクイズプレートとし、鋳物砂の吹込みを鋳
枠の側壁部から行なうようにしてもよい。
ては、マッチプレート5が上下鋳枠4、1間に搬入さ
れ、上下鋳枠4、1によりこのマッチプレート5を挾持
しかつ上下鋳枠4、1の他の開口部に上下ブロースクイ
ズヘッド9、6のブロースクイズプレート10、7部が
嵌入されて、図1の状態にされ1サイクルが終了する。
次に前記と同様にして離型剤の噴射散布が行なわれ鋳型
造型作業者がくりかえし成されるのである。尚本実施例
では水平状態のマッチプレート5を上下鋳枠4、1によ
り挾持し、背部にブロースクイズプレート6、10を嵌
入した状態で離型剤を噴射塗布する例を説明したがマッ
チプレート5を垂直状態にして左右の鋳枠によりこれを
挾持し背部にブロースクイズプレート6、10を嵌入し
た状態で離型剤を噴射塗布するようにしてもよい。また
鋳型造型空間を構成するブロースクイズプレート6、1
0は単なるスクイズプレートとし、鋳物砂の吹込みを鋳
枠の側壁部から行なうようにしてもよい。
【0010】
【考案の効果】本考案は上記の説明から明らかなように
マッチプレートを使用した鋳型造型装置において、上下
鋳枠の周壁に、該マッチプレート方向に傾斜させて複数
の離型剤スプレーノズルを埋設した構成としたことから
密閉した鋳型造型空間に離型剤を噴射塗布できるため作
業環境を悪化させることがないと共にマッチプレートを
停止させた状態で塗布できるので塗布効率がよく離型剤
の使用量を少なくできる等種々の効果があり利とすると
ころは著大である。
マッチプレートを使用した鋳型造型装置において、上下
鋳枠の周壁に、該マッチプレート方向に傾斜させて複数
の離型剤スプレーノズルを埋設した構成としたことから
密閉した鋳型造型空間に離型剤を噴射塗布できるため作
業環境を悪化させることがないと共にマッチプレートを
停止させた状態で塗布できるので塗布効率がよく離型剤
の使用量を少なくできる等種々の効果があり利とすると
ころは著大である。
【図1】本考案の実施例を示す縦断正面図である。
【図2】図1におけるA部拡大断面図である。
【符号の説明】 1 下鋳枠 4 上鋳枠 5 マッチプレート 7 下ブロースクイズプレート 10 上ブロースクイズプレート 12 貫通孔 13 離型剤スプレーノズル 15 ゴムホース
Claims (1)
- 【請求項1】 一端開口部を対向して配置された2個の
鋳枠間にマッチプレートを挾持すると共に該2個の鋳枠
の他端開口部にスクイズプレートを嵌合して2個一対の
鋳型造型空間を画成し、該一対の鋳型造型空間内に鋳物
砂を吹込み充填すると共に前記スクイズプレートにより
鋳物砂を圧縮して2個の鋳型を同時に造型する鋳型造型
装置において、前記対向して配置された2個の鋳枠周壁
に、複数の離型剤スプレーノズルを前記マッチプレート
に対応する開口部側へ向けて傾斜埋設したことを特徴と
する鋳型造型装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2077791U JP2535076Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 鋳型造型装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2077791U JP2535076Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 鋳型造型装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04108941U JPH04108941U (ja) | 1992-09-21 |
JP2535076Y2 true JP2535076Y2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=31906775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2077791U Expired - Fee Related JP2535076Y2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | 鋳型造型装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2535076Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP2077791U patent/JP2535076Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04108941U (ja) | 1992-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |