JPH09253795A - 鋳型造型方法及びその装置 - Google Patents

鋳型造型方法及びその装置

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JPH09253795A
JPH09253795A JP9352496A JP9352496A JPH09253795A JP H09253795 A JPH09253795 A JP H09253795A JP 9352496 A JP9352496 A JP 9352496A JP 9352496 A JP9352496 A JP 9352496A JP H09253795 A JPH09253795 A JP H09253795A
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JP
Japan
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air
molding
squeeze
plate
sand
Prior art date
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JP9352496A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Kasazaki
雅由 笠崎
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Sintokogio Ltd
Original Assignee
Sintokogio Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋳枠内に投入された鋳物砂を予備圧縮充填し
た後かつぎ現象を起さずにスクイズができる鋳型造型方
法及び装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 鋳枠内に鋳物砂を投入して予備圧縮充填
する工程と、この鋳物砂の上面に対し多数のエヤ−噴出
口から圧縮空気を噴出させながら該エヤ−噴出口を順次
下降させて鋳物砂の上面を吹き均らす工程と、該吹き均
らされた鋳物砂をスクイズ板により加圧スクイズする工
程と、から成る鋳型造型方法

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パタ−ンプレ−ト
と鋳枠とによって画成した空間に鋳物砂を投入し、該パ
タ−ンプレ−ト近辺の鋳物砂を予備圧縮充填した後、鋳
物砂全体を加圧スクイズして鋳型を造型する方法及びそ
の装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来上記のような鋳型の造型では投入さ
れた鋳物砂がパタ−ンの凹凸に応じて山盛状になり、こ
れを平板状のスクイズ板によりスクイズを行なうと鋳物
砂の山盛状になった位置で「かつぎ現象」が起ることか
らスクイズヘッドを細かく分割したセグメントスクイズ
ヘッドによる加圧スクイズを採用しているのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなセグメン
クスクイズヘッドによる加圧スクイズは多数のセグメン
クスクイズヘッドを個々に作動させるための多数のスク
イズシリンダが必要となり、鋳型造型装置の製作コスト
が高くなる問題があった。本発明は、上記の問題に鑑み
て成されたもので、平板状のスクイズ板により加圧スク
イズする場合においてもかつぎ現象が起らない鋳型の造
型方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明における鋳型造型方法は、パタ−ンプレ−ト
と鋳枠とにより画成する空間に、鋳物砂を投入し、該パ
タ−ンプレ−ト近辺の鋳物砂を予備圧縮充填する工程
と、前記鋳物砂の上面に対し多数のエヤ−噴出口から圧
縮空気を噴出させながら、該エヤ−噴出口を順次下降さ
せてゆくと共に該噴出した圧縮空気を鋳枠の上方から排
出して前記鋳物砂の上面を均一高さに吹き均らす工程
と、該吹き均らされた鋳物砂をスクイズ板により加圧ス
クイズする工程と、から成ることを特徴とする。また本
発明における鋳型造型装置は、鋳物砂を投入した鋳枠の
上部に相対的に圧着可能にして配設されて、その上部を
圧縮空気供給管に連通されると共に側部を、開閉可能な
給気管及び排気管に連通したカバ−部材と、該カバ−部
材内において昇降可能に配設されると共に前記鋳枠内に
挿入可能な大きさに形成され、かつ下面に多数のエヤ−
噴出口を穿設すると共に各エヤ−噴出口を給気内部通路
及び連通ホ−スを介して前記給気管に連通したスクイズ
板と、から成ることを特徴とする。さらに本発明におけ
る鋳型造型装置は、前記スクイズ板の下面に多数のベン
トホ−ルを配設し各ベントホ−ルを排気内部通路及び連
通ホ−スを介して前記排気管に連通したことを特徴とす
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
図面に基づいて詳しく説明する。図1において、パタ−
ンプレ−ト1の上部に鋳枠2が載置され、さらに鋳枠2
の上部に盛枠3が載置されており、これら三者により画
成する空間に鋳物砂Sが投入されている。前記盛枠3の
上方にはカバ−部材40と、スクイズ板50とによって
構成される鋳型造型装置が配設されていて、前記パタ−
ンプレ−ト1が図示されない押し上げ装置により上昇さ
れて盛枠3の上面がカバ−部材40の下面に圧着された
状態にされている。今上記鋳型造型装置について、図2
から図5によりその構成を詳しく説明する。前記カバ−
部材40は、下面を開放した断面逆U字形に形成され、
上壁部は、予備圧縮充填のための圧縮空気供給管41,
41に連通されており、側壁部は、吹き均らしのための
圧縮空気を供給する給気管42と、排気をするための排
気管43にそれぞれ連通されている。なお前記圧縮空気
供給管41,41、給気管42及び排気管43はそれぞ
れ図示されない開閉弁を介して開閉可能にされている。
【0006】前記スクイズ板50についてまず図2,図
3により説明すると前記カバ−部材40の上部には、ス
クイズシリンダ51が設けられていて、そのピストンロ
ッド52は、前記カバ−部材40内に昇降可能にして突
出されている。該ピストンロッド52の下端には前記ス
クイズ板50が取付けられており、その外形は前記盛枠
3内に挿入可能な大きさに形成されると共に下面に多数
のエヤ−噴出口53,53とベントプラグ付のベントホ
−ル54,54を穿設している。また該エヤ−噴出口5
3,53は給気内部通路55及び連通ホ−ス56を介し
て前記給気管42に連通されており、ベントホ−ル5
4,54は排気内部通路57及び連通ホ−ス58を介し
て前記排気管43に連通されている。尚図4,図5に示
す鋳型造型装置のスクイズ板50は図2,図3に示すス
クイズ板50のベントプラグ付のベントホ−ル54,5
4、排気内部通路57、及び連通ホ−ス58が削除され
ていて、エヤ−噴出口53,53から噴出された圧縮空
気はスクイズ板50とカバ−部材40との間隙を通って
上昇し、排気管43から排気されるようになっている。
【0007】このように構成されたものは図1に示すよ
うにパタ−ンプレ−ト1,鋳枠2及び盛枠3により画成
された空間に鋳物砂Sが投入されて鋳物砂Sがパタ−ン
に応じて山盛状になった状態で図示されない押し上げ装
置によりパタ−ンプレ−ト1が上昇され盛枠3の上面が
カバ−部材40の下面に圧着される。次に給気管42及
び排気管43(図2,図4参照)の図示されない開閉弁
が閉じられた状態で予備圧縮充填のための圧縮空気供給
管41,41の図示されない開閉弁が開かれて圧縮空気
がカバ−部材40内に供給されカバ−部材40とスクイ
ズ板50との間隙を通って鋳物砂S上部から鋳物砂S中
を通りパタ−ンプレ−ト1の図示されないベントホ−ル
を通って排気され、パタ−ンプレ−ト1近辺の鋳物砂S
の予備圧縮充填が行なわれる。
【0008】次に圧縮空気供給管41,41が閉じられ
排気管43が開かれた状態にされた後給気管42が開か
れて吹き均らしのための圧縮空気がスクイズ板50の給
気内部通路55に供給されてエヤ−噴出口53,53か
ら下向きにエヤ−が噴出され、図2においてはベントホ
−ル54,54、排気内部通路57、連通ホ−ス58、
排気管43を介して排気され、図4においてはカバ−部
材40とスクイズ板50との間隙を通って排気管43か
ら排気されている状態でスクイズシリンダ51が下降作
動してスクイズ板50を徐々に下降させてゆく。これに
より盛枠3内の鋳物砂Sのうち山盛状になった部分がま
ずエヤ−噴出口53,53から吹き出されるエヤ−に吹
き付けられて、吹き均らされて山盛状態が崩れてゆき、
全体がほぼ同一高さに吹き均らされた状態で吹き均らし
のための圧縮空気供給が停止される。この際スクイズ板
50はほぼ同一高さに吹き均らされた状態の鋳物砂Sの
上面から若干間隔をおいた状態にある。
【0009】この状態でさらにスクイズシリンダ51の
下降作動が続けられて鋳物砂S全体のスクイズが平板状
のスクイズ板50により行なわれて鋳型が造型される。
この際鋳物砂Sはほぼ同一高さに均らされているためか
つぎ現象を起さずに鋳物砂S全体をほぼ均一に圧縮する
ようになる。なお、上記実施の形態においては鋳物砂の
予備圧縮充填を圧縮空気を利用したいわゆる流気で行な
うようにしているがこの他にジョルトあるいは局所的な
押付け部材等による予備圧縮であってもよい。しかし、
装置的には予備圧縮及び吹き均らし操作に圧縮空気を利
用できることから流気による予備圧縮が好適である。ま
た上記実施の形態では盛枠を使って鋳型を造型している
が盛枠を使用せずに鋳枠のみで鋳型を造型するものであ
ってもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明は上記の説明から明らかなよう
に、予備圧縮充填を終えた鋳枠内の鋳物砂に対し多数の
エヤ−噴出口から圧縮空気を噴出させながら該エヤ−噴
出口を順次下降させて鋳物砂の上面を均一高さに吹き均
らした後にスクイズを行なうようにしたから、平板状の
スクイズ板によるスクイズであってもかつぎ現象が起ら
なくなり、セグメントスクイズヘッドを採用しなくても
よくなることから装置の製作コストを大巾に低減できる
などの効果があり利とするところは著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】鋳型造型状態の全体概要構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】本発明における鋳型造型装置を示す縦断面図で
ある。
【図3】図2におけるA−A矢視図である。
【図4】本発明における別の鋳型造型装置を示す縦断面
図である。
【図5】図4におけるB−B矢視図である。
【符号の説明】
1 パタ−ンプレ−ト 2 鋳枠 3 盛枠 40 カバ−部材 41 圧縮空気供給管 42 給気管 43 排気管 50 スクイズ板 51 スクイズシリンダ 53 エヤ−噴出口 54 ベントホ−ル 55 給気内部通路 56 58 連通ホ−ス 57 排気内部通路 S 鋳物砂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パタ−ンプレ−トと鋳枠とにより画成す
    る空間に鋳物砂を投入し、該パタ−ンプレ−ト付近の鋳
    物砂を予備圧縮充填する工程と、前記鋳物砂の上面に対
    し多数のエヤ−噴出口から圧縮空気を噴出させながら該
    エヤ−を噴出口を順次下降させてゆくとと共に該噴出し
    た圧縮空気を鋳型の上方から排出して前記鋳物砂の上面
    を均一高さに吹き均らす工程と、該吹き均らされた鋳物
    砂をスクイズ板により加圧スクイズする工程と、から成
    ることを特徴とする鋳型造型方法
  2. 【請求項2】 鋳物砂を投入した鋳枠上部に相対的に圧
    着可能にして配設されて、その上部を予備圧縮充填のた
    めの圧縮空気供給管に連通されると共に側部を開閉可能
    な給気管及び排気管に連通したカバ−部材と、該カバ−
    部材内において昇降可能に配設されると共に前記鋳枠内
    に挿入可能な大きさに形成され、かつ下面に多数のエヤ
    −噴出口を穿設すると共に各エヤ−噴出口を給気内部通
    路及び連通ホ−スを介して前記給気管に連通下スクイズ
    板と、から成ることを特徴とする鋳型造型装置
  3. 【請求項3】 前記スクイズ板の下面に多数のベントホ
    −ルを配設し、各ベントホ−ルを排気内部通路及び連通
    ホ−スを介して前記排気管に連通したことを特徴とする
    請求項2記載の鋳型造型装置
JP9352496A 1996-03-22 1996-03-22 鋳型造型方法及びその装置 Pending JPH09253795A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106825441A (zh) * 2016-12-25 2017-06-13 重庆市永川区泰兴机械厂 用于防堵塞的连动机构
CN108543914A (zh) * 2018-06-07 2018-09-18 贵州华煜丰车轮制造有限公司 一种高压轮毂铸造模具及其铸造方法

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