JPH0213102Y2 - - Google Patents

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JPH0213102Y2
JPH0213102Y2 JP2167584U JP2167584U JPH0213102Y2 JP H0213102 Y2 JPH0213102 Y2 JP H0213102Y2 JP 2167584 U JP2167584 U JP 2167584U JP 2167584 U JP2167584 U JP 2167584U JP H0213102 Y2 JPH0213102 Y2 JP H0213102Y2
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spray
mold
deep
spray head
molds
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はダイカストマシンやプラスチツク用射
出成形機などの成形機において、開いた両金型間
に進入させて離型剤や冷却水等を噴霧するスプレ
装置に関するものである。
〔従来技術〕
一般に成形機例えばダイカストマシンには、金
型からの鋳込み製品の型離れをよくするための離
型剤や、溶融金属との接触で高温となる金型表面
を冷却するための冷却水などを噴霧したり、ある
いは金型に付着したバリなどを除去するためのエ
アを吹き付けたりするスプレ装置が設けられてい
る。
第1図はこの種のスプレ装置を備えた竪型ダイ
カストマシンの概要正面図、第2図は従来のスプ
レ装置の正面図である。図において床面に固定さ
れた固定プラテン1とその上方のシリンダプラテ
ン2との4隅はタイロツド3で連結されており、
このタイロツド3には、シリンダプラテン2に固
定されたメーンラム4によつて上下動する可動プ
ラテン5が嵌合されている。そして、鋳込みに際
しては、固定プラテン1と可動プラテン5とに固
定金型6と可動金型7とがそれぞれ装着され、可
動プラテン5を下降させて両金型6,7を閉じた
のち、金型6,7に設けたキヤビテイ6a,7a
内へ注湯してこれを冷却固化させることによつて
鋳込みが行なわれる。鋳込み後は可動プラテン5
を上昇させて型開きを行ない鋳込み製品をキヤビ
テイ6a,7aから取出すことによつて鋳込みサ
イクルが完了する。全体を符号8で示すものはス
プレ装置であつて、可動プラテン5にブラケツト
9を介して支持されたリンク10を備えており、
リンク10の先端には、全体を符号11で示すス
プレヘツドが固定されている。そして、図示しな
い油圧シリンダ等の駆動装置でリンク10を正方
向へ回動させると、スプレヘツド11は第1図に
符号11Aで示す位置から鎖線で示すような軌跡
をたどつて符号11Bで示すように金型6,7間
に進入し、リンク10を逆方向へ回動させること
により、符号11Aで示す位置へ復帰するように
構成されている。スプレヘツド11のヘツドブロ
ツク12には、離型剤用のスプレノズル13と、
冷却水用のスプレノズル14と、エア吹出し用の
スプレノズル15とが片側に2個ずつ配設されて
おり、ホース16によつてそれぞれの流体源と接
続されている。そして型開き後のキヤビテイ6
a,7aから鋳込み製品が取出されて1サイクル
が終ると、スプレヘツド11を両金型6,7間に
進入させ、スプレノズル13,14,15からキ
ヤビテイ6a,7a内へ離型剤と冷却水およびエ
アが吹付けられる。
そしてこのようなスプレ装置においてはその目
的上、各スプレノズル13,14,15をできる
限り金型6,7に近接させることが望ましいが、
従来のスプレ装置においては、スプレヘツド11
の実際の厚みが第1図、第2図に符号8で示すよ
うな寸法であつても、リンク運動の関係上、金型
6,7間へ進入するためには第1図に符号S1で示
す余分な動き代を必要とするので、金型6,7を
この寸法S1だけ余計に開かなければならず、結果
的にはスプレノズル13,14,15と金型6,
7との間にS1以上の間隙ができ、スプレノズル1
3,14,15を金型6,7に希望通り近接させ
ることが困難であつて離型、冷却等が充分に行な
われないという欠点があつた。ことに、キヤビテ
イ6a,7a全体が深い場合や第3図に示すよう
にキヤビテイ6b,7b一部が深くなつている場
合には、奥まつた箇所への噴霧が不可能であり、
止むを得ず深い箇所だけ別に手持ちのスプレガン
で噴霧している現状である。
〔考案の概要〕
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、型開きされた両金型間へ進入するスプレヘツ
ドのスプレノズルとこれを支持する支持部材との
少なくとも一方を、金型に対する遠近方向へ進退
自在に設けることにより、スプレノズルを金型キ
ヤビテイの深部へ近接させることを可能にして噴
霧性能の向上を計つた成形機のスプレ装置を提供
するものである。以下、本考案の実施例を図面に
基いて詳細に説明する。
〔実施例〕
本実施例は本考案を竪型ダイカストマシンに実
施した例を示し、第4図はこれを実施したダイカ
ストマシンの金型とスプレ本体との断面図であ
る。ダイカストマシン全体の構造は第1図におい
て概略説明したのでその説明を省略するととも
に、このあと必要あるときは同図を用いて説明す
る。第4図に示す固定金型21と可動金型22と
は、第1図の固定プラテン1と可動プラテン5と
にそれぞれ装着されており、第4図では成型後型
開きして成形品を取り出したところを示してい
る。両方の金型21,22には、キヤビテイ21
a,22bがそれぞれ設けられており、各キヤビ
テイ21a,22aは深部21b,22bをそれ
ぞれ有している。第4図に符号8で示すものは、
第1図に全体を示すリンク8であつて、その先端
には全体を符号23で示すスプレヘツドのヘツド
ブロツク24が固定されており、スプレヘツド2
3は、リンク8の回動によつて両金型21,22
間に進入している。ヘツドブロツク24の金型2
1側の面と金型22側の面とには、例えば3個ず
つのエアシリンダ25がそれぞれエア源との間を
図示しないエアホースで連結されて並列固定され
ており、各エアシリンダ25はエア圧により金型
21,22に対して遠近方向へ進退するピストン
ロツド26をそれぞれ備えている。本実施例はス
プレ装置の一例としての離型剤用スプレ装置を備
えた竪型ダイカストマシンを例示しており、各ピ
ストンロツド26の作用端には、ホース27によ
つて図示しない離型剤容器とエア源との間を接続
されたスプレノズル28がそれぞれ装着されてい
る。そしてスプレノズル28は、エア源の始動に
よつて離型剤をキヤビテイ21a,22a内へ噴
霧するとともに、エアシリンダ25の作動によつ
てキヤビテイ21a,22aに対して遠近方向へ
進退する。なお各エアシリンダ25のピストンロ
ツド26の前進限はそれぞれ図示しないリミツト
スイツチなどの位置検出器や停止位置調節装置な
どの作用によつて適宜調整できるようになつてい
る。
以上のように構成されたダイカストマシンの鋳
込み動作を説明する。メーンラム4が作動し可動
プラテン5が下降して型締めされると、図示しな
い注湯装置によりキヤビテイ21a,22a内へ
注湯される。溶湯が固化して冷却されるメーンラ
ム4を作動させ可動プラテン5を上昇させて型開
きを行ない、キヤビテイ21a,22aから鋳込
み製品を取り出すことにより鋳込みサイクルを完
了する。
このあと上記鋳込みサイクルを繰返すが、次回
のサイクルを開始する前には、鋳込み製品の型離
れを容易にするためにキヤビテイ21a,22a
内へ離型剤を噴霧する必要がある。そこでリンク
10を回動させ第4図に示すように金型21と金
型22との間に進入させる。そして6個のエアシ
リンダ25を個々に作動させてピストンロツド2
6を前進させスプレノズル28をキヤビテイ21
a,22aに近接させる。この場合、キヤビテイ
21a,22aには中央部に深部21b,22b
があるので、中央のスプレノズル28を大きく前
進させて深部21b,22bに近接させる。そし
てスプレノズル28にホース27を介して接続さ
れたエア源を始動するとスプレノズル28から離
型剤が噴出してキヤビテイ21a,22aの内面
へ塗布される。なお、ストツパまたはリミツトス
イツチなどを設けてピストンロツドの前進限を規
制するようにすれば、1度これを調節することに
より毎サイクルごとにスプレノズル28を同じ位
置へ前進させることができる。噴霧後はピストン
ロツド26を後退させてスプレノズル28を収納
し、リンク10の回動によりスプレヘツド23を
金型21,22間から退去させて次回の鋳込みサ
イクルを開始する。
第5図は本考案の他の実施例を第4図に対応し
て示す金型とスプレヘツドとの断面図である。本
実施例におけるキヤビテイ21c,22cは、全
体が第4図に示す深部21b,22bのように深
く形成されている。またスプレヘツド23Aのヘ
ツドブロツク24Aは薄手に形成されていて、そ
の上下両面の両端部にはエアシリンダ29がそれ
ぞれ固定されており、上下一対のベース30がエ
アシリンダ29のピストンロツド31に両端部を
固定されて設けられている。そして前記実施例と
同じスプレノズル28は、ホルダ32を介してベ
ース30に固定されている。こうすることにより
離型剤の噴噴霧に際しては、両端のエアシリンダ
29を同時に作動させてピストンロツド31を前
進させると、ベース30とともにすべてのスプレ
ノズル28がいつせいにキヤビテイ21c,22
cの底面に近接するように前進する。すなわち、
本実施例のようなスプレヘツド23Aは、全体が
深いキヤビテイへの噴霧に適している。なお、こ
の場合も、ベース30の前進限は図示していない
リミツトスイツチなどの位置検出器や停止位置調
節装置などの作用によつて適宜調整できるように
なつている。
さらに第6図は本考案の他の実施例を第4図、
第5図に対応して示す金型とスプレヘツドとの断
面図である。本実施例におけるキヤビテイ21
d,22dは全体が深く、さらにこれよりも深い
深部21e,22eを備えている。なお、スプレ
ヘツド23Bのヘツドブロツク24Aと、これに
固定されたエアシリンダ29と、そのピストンロ
ツド31に支持されたベース30との構造は第5
図に示す実施例と同じである。そして、金型21
側の3個のスプレノズル28のうち中央のスプレ
ノズル28は、ベース30に固定されたエアシリ
ンダ33のピストンロツド34に装着されてお
り、外側2個のスプレノズル28は、ホルダ35
を介してベース30に固定されている。さらに金
型22側の4個のスプレノズル28のうち中央2
個のスプレノズル28は、ベース30に固定され
たエアシリンダ36のピストンロツド37に装着
されており、外側2個のスプレノズル28は、ホ
ルダ38を介してベース30に固定されている。
こうすることにより離型剤の噴霧に際しては、両
端のエアシリンダ29を同時に作動させてピスト
ンロツド31を前進させると、ベース30ととも
にすべてのスプレノズル28がいつせいに前進し
てキヤビテイ21d,22dの深目の底面に近接
し、この状態でエアシリンダ33,36を作動さ
せてピストンロツド34,37を前進させると、
中央のスプレノズル28のみがキヤビテイの深部
21eに近接する。すなわち、本実施例のような
スプレヘツド23Bは、全体が深目でさらにこれ
よりも深い深部21eのあるキヤビテイへの噴霧
に適している。なお、この場合もベース30やこ
れに取付けたエアシリンダのピストンロツドなど
はそれぞれ図示していないリミツトスイツチなど
の位置検出器や停止位置調節装置などの作用によ
つて適宜調整できるようになつている。
なお、前記各実施例は、本考案を離型剤用のス
プレ装置に適用した例を示したが、金型を冷却す
る冷却水用のスプレ装置や、金型のばり取り等の
ために用いるエア吹き用スプレ装置などにも同様
に適用することができる。また、前記各実施例
は、本考案をダイカストマシンに実施した例を示
したが、プラスチツク用射出成形機にも同様に実
施することができる。さらに、スプレノズル28
およびこれを支持するベース30とを金型に対し
て遠近方向へ進退させる手段はエアシリンダに限
定するものではなく、例えば油圧シリンダやねじ
式の往復動機構などでもよい。また、スプレノズ
ル28の方向やエアシリンダの前後進方向は、必
ずしも機械の軸心方向と平行に設ける必要はな
く、金型キヤビテイの形状に応じ適宜傾斜させて
取付けておくこともできる。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば成形機のスプレ装置において、型開きされた
両金型間へ進入するスプレヘツドのスプレノズル
とこれを支持する支持部材との少なくとも一方を
金型に対する遠近方向へ進退自在に設けることに
より、スプレノズルを、金型の深いキヤビテイや
キヤビテイ内の奥まつた箇所へ近接させることが
できるので、キヤビテイへの離型剤や冷却水、エ
アなどの噴霧、吹き付けが完全に実施できるとと
もに、手作業による噴霧作業を大幅に削減でき省
力化が計れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はスプレ装置の概略を説明するために示
すダイカストマシンの概略正面図、第2図は従来
のスプレヘツドの正面図、第3図は同じく金型と
スプレヘツドとの一部破断正面図、第4図ないし
第6図は本考案に係る成形機のスプレ装置の実施
例を示し、第4図はこれを実施したダイカストマ
シンの金型とスプレヘツドとの縦断面図、第5図
および第6図はそれぞれ本考案の他の実施例を示
す金型とスプレヘツドとの縦断面図である。 1,21……固定金型、2,22……可動金
型、21a,22a,21c,22c,21d,
22d……キヤビテイ、21b,22b,21
e,22e……深部、23,23A,23B……
スプレヘツド、24,24A……ヘツドブロツ
ク、25,29,36……エアシリンダ、28…
…スプレノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 型開きされた両金型間へ進入するスプレヘツド
    のスプレノズルとこれを支持する支持部材との少
    なくとも一方を前記金型に対する遠近方向へ進退
    自在に設けたことを特徴とする成形機のスプレ装
    置。
JP2167584U 1984-02-20 1984-02-20 成形機のスプレ装置 Granted JPS60136764U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2167584U JPS60136764U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 成形機のスプレ装置

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JP2167584U JPS60136764U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 成形機のスプレ装置

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JPS60136764U JPS60136764U (ja) 1985-09-11
JPH0213102Y2 true JPH0213102Y2 (ja) 1990-04-11

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ID=30513281

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JP2167584U Granted JPS60136764U (ja) 1984-02-20 1984-02-20 成形機のスプレ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013010135A (ja) * 2011-06-30 2013-01-17 Fuji Heavy Ind Ltd スプレー装置

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JPS60136764U (ja) 1985-09-11

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