JPS6190330A - 磁性塗料の製造方法 - Google Patents

磁性塗料の製造方法

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JPS6190330A
JPS6190330A JP21236284A JP21236284A JPS6190330A JP S6190330 A JPS6190330 A JP S6190330A JP 21236284 A JP21236284 A JP 21236284A JP 21236284 A JP21236284 A JP 21236284A JP S6190330 A JPS6190330 A JP S6190330A
Authority
JP
Japan
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viscosity
magnetic
paint
compsn
dispersed
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Pending
Application number
JP21236284A
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Inventor
Kazuo Ito
和男 伊藤
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 情報処理システムにおける外部記憶装置として使用され
るθり気ディスク装置の磁気ディスク媒体は、アルミニ
ウムなどの円板に磁性塗料を塗布することで製造される
。本発明は、このように磁気ディスク媒体に塗布される
磁性塗料の製造方法に関する。
〔従来の技術〕
磁気ディスク媒体は、rFe2O3などの強磁性体粉末
を高分子結合剤中に分散させた磁性塗料を、アルミニウ
ムの如き非磁性基板上に塗布して製造される。ところが
ボールミルやサンドミル分散によって混練された磁性塗
料中には、通常、強磁性体粉末や結合剤等の未分散物、
さらにはボールや混練容器からの摩耗粉などの異物が含
有されている。
yIJら従来は、第3図に示すように、まず(1)磁性
粉、樹脂、フェノールおよび溶剤などを24時間程度混
練し、(2)次いで溶剤、樹脂、アクリルおよびメラミ
ンなどを添加して再び24時間程度混練する。
(3)そして更に溶剤で希釈した後、磁気ディスク媒体
の遠心塗布に使用される。
この磁性塗料の製造方法では、最初の(1)工程と次の
(2)工程は、比較的高い粘度なため、最後の(3)工
程において、溶剤で希釈してから塗布される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような従来の方法では、高い粘度で分(ij!、が
行なわれるため、アルミナやボールの溶出粒子などは比
較的均一に分散するが、磁性粉などの分散が充分に行な
われない。そのため、塗布された塗膜中に、強磁性体粉
末などの未分散物や再凝集物、塗料中の不熔解物などか
ら成る数μm大の突起物が存在し、これがしばしば磁気
的欠陥(ビットエラー)や浮動形磁気ヘッドの浮上障害
の原因になっていた。近年の磁気ディスクの高密度記録
化に伴ない、塗膜の厚さはますます薄くなる傾向にあり
、かつ浮動形磁気ヘッドの浮上ギャップも微小化され、
かかる突起物の無い均一な塗膜をいかにして形成するか
ということが、高密度記録化を達成する上で大きな鍵と
なっている。
例えば記録密度が64008PIの磁気ディスクでは、
磁性塗料を遠心塗布法により、アルミニウムの基板十に
塗布したときの塗膜の厚さは、内周部では約1.5μm
、外周部では約2.0μmであり、焼付硬化後の研削に
より内周部が約1.0μm、外周部が約1.5μmとい
う薄膜に形成される。さらに、磁気ヘッドの浮上ギャッ
プは、約0.35μmと極めて小さく、1μmの突起物
といえども磁気ヘッドに接触し、場合によっては塗膜の
永久的な破壊を招くことすらある。
本発明の技術的課題は、従来の磁性塗料の製造方法にお
けるこのような問題を解消し、アルミナなどの非磁性粒
子も磁性粉もすべて均一に混練されるようにすることに
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この問題点を解決するために講じた本発明による技術的
手段は、磁気ディスク媒体に遠心塗布法で塗布される磁
性塗料を製造する方法であって、磁性塗料の溶剤による
分散工程を少なくとも3段階以上に分割し、最初の分散
工程における粘度を最終分散工程における塗布粘度の5
〜10倍の範囲の高粘度とし、この高粘度の塗料を各分
散工程において段階的に希釈しながら分散し、最終分散
工程における塗布粘度を得る方法を採っている。
〔作用〕
磁性塗料の各構成要素には、高い粘度で分散し易いもの
と、低い粘度で分散し易いものとがある。
例えば非磁性粒子であるアルミナやボールからの溶出粒
子等は、高い粘度で分散し易い。これに対しθヶ性粉末
である鉄粉などは、高い粘度では団子状になり易く、分
散性が悪い。
ところで本発明では、分散工程を少なくとも3段階以」
二に分割し、最初の分散工程における塗料粘度を最終工
程における塗布粘度の5〜10倍以上の高粘度とする。
そして最初の分散工程と最終の分散工程との間は、数段
階に分割されている。そのため、高粘度の分散工程にお
いては、アルミナやボールからの溶出粒子等のように高
い粘度で分散し易い組成物が均一に分散する。そして各
分散工程ごとにLり階的に粘度が低下していくが、低粘
度の分散工程では、磁性粉などのように低粘度で分散し
易い組成物が均一に分散する。結局塗布粘度まで粘度が
低下した最終工程では、高い粘度では分散しにくい磁性
粉なども低粘度では分散しにくいアルミナなども総ての
組成物が均一に分散することになり、極めて分t)k性
に優れた磁性φ料が得られる。
〔実施例〕
次に本発明による磁性塗料の製造方法が実際上どのよう
に具体化されるかを実施例で説明する。
第1図は本発明による磁性塗料の製造方法の実施例を工
程順に示す図である。
この実施例では、重量部で次の各組成物が使用された。
r −Fe203  30部 アクリル樹脂  5部 エポキシ樹脂  3部 フェノール樹脂 2部 トルエン   100部 キシレン    50部 これらの組成物をボールミルに入れ、混合分散させるが
、その際第1図に示すように、数段階の工程に分けて処
理される。
第1次分散工程:鉄粉(r  Fe203 ) 30部
、フェノール2部、アクリル3部および溶剤(トルエン
およびキシレン) 50部を、ボールミルに入れて混練
し分散させる。この処理を8〜9ポイズ程度の粘度とな
るように、48時間継続する。磁気ディスク媒体に遠心
塗布する際の粘度は、0.7〜0゜8ポイズ程度が適し
ている。そのため、この4L布粘度の約10倍の8〜9
ボイズ程度となるように分散させる。
第2次分散工程:エポキシ樹脂3部、アクリル樹脂2部
、溶剤(トルエンおよびキシレン)50部を追加し、3
〜4ポイズ程度となるように、約24時間ボールミルで
混練し分散させる。
第3次分散工程:溶剤(トルエンおよびキシレン)20
部を追加し、24〜48時間ボールミルで混練し粘度調
整する。またこの工程で、溶剤調整を行ない、分itが
向上する粘度を選択する。即ち0.8ボイズとなるまで
、分散させる。
第4次分散工程=0.8ボイスまで低下したら、この状
態で低速ボールミル分散に切り換えて、24時間混混練
、分散させる。
ツーヒの4工程を経ることで、塗布粘度として適する0
、7〜0.8ボイス程度の分散の良い粘度が得られる。
以上のような方法で製造された磁性塗料を遠心塗布法で
磁気ディスク媒体に倦布した磁性塗膜と従来の方法で製
造された磁性塗料の塗膜との塗布面粗さを比較すると、
第2図のようになる。横軸は1日当たり10ツトを採取
し、平均面粗さを測定したもので、曲線Aは本発明の方
法で製造された磁性塗膜の特性を示す、曲線Bは従来の
方法で製造された磁性塗膜の特性を示している。即ち従
来の方法で製造された磁性塗膜は面粗さが大きいだけで
なく、ロット毎のバラツキも大きいが、本発明の方法で
製造された磁性塗膜は、而粗さか小さく、かつバラツキ
も少なく安定していることがわかる。
(発明の効果〕 以上のように本発明によれば、磁性塗料の溶剤による分
散工程を少なくとも3段階以上に分割し、最初の分散工
程における粘度を最終分散工程における塗布粘度の5〜
10倍の範囲の高粘度とし、以後各段階ごとに粘度を薄
くしていく方法を採っている。そのため、高粘度で分散
し易い組成物は、高粘度の分散工程で円滑に分散し、低
粘度で分散し易い組成物は、低粘度の分散工程で円滑に
分散する。したがってそれぞれの組成物がそれぞれの組
成物の分散に適した粘度の分散工程で円滑かつ均一に分
散することになり、磁性粉の未分散物や塗料中の不熔解
物などによる突起が発生するようなことはなく、高密度
記録に適する磁性塗料を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による磁性塗料の製造方法の実施例を示
す工程図、第2図は同実施例の方法で製造された磁性塗
料と従来の方法で製造された磁性塗料との塗膜表面粗さ
を比較する図、第3図は従来の磁性塗料の製造方法を示
す工程図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁気ディスク媒体に遠心塗布法で塗布される磁性塗料を
    製造する方法であって、磁性塗料の溶剤による分散工程
    を少なくとも3段階以上に分割し、最初の分散工程にお
    ける粘度を最終分散工程における塗布粘度の5〜10倍
    の範囲の高粘度とし、この高粘度の塗料を各分散工程に
    おいて段階的に希釈しながら分散し、最終分散工程にお
    ける塗布粘度を得ることを特徴とする磁性塗料の製造方
    法。
JP21236284A 1984-10-09 1984-10-09 磁性塗料の製造方法 Pending JPS6190330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21236284A JPS6190330A (ja) 1984-10-09 1984-10-09 磁性塗料の製造方法

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JP21236284A JPS6190330A (ja) 1984-10-09 1984-10-09 磁性塗料の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6190330A true JPS6190330A (ja) 1986-05-08

Family

ID=16621291

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21236284A Pending JPS6190330A (ja) 1984-10-09 1984-10-09 磁性塗料の製造方法

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JP (1) JPS6190330A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7127219B2 (en) 2000-08-25 2006-10-24 Sharp Kabushiki Kaisha Transmitter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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