JPS6185429A - 反応型難燃性フエノ−ル系樹脂の製造法 - Google Patents

反応型難燃性フエノ−ル系樹脂の製造法

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JPS6185429A
JPS6185429A JP20616084A JP20616084A JPS6185429A JP S6185429 A JPS6185429 A JP S6185429A JP 20616084 A JP20616084 A JP 20616084A JP 20616084 A JP20616084 A JP 20616084A JP S6185429 A JPS6185429 A JP S6185429A
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phenol
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JP20616084A
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Riichi Otake
利一 大竹
Hideaki Yamamoto
英明 山本
Akira Ishigaki
石垣 彰
Hideo Inoue
秀雄 井上
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Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は有用なる難燃性フェノール系樹脂の新規製造法
に関し、さらに詳細には、オキシラン基とハロゲンとを
含有する特定の化合物を用いて変性されたフェノール系
樹脂を製造することから成る製法に関するものであり、
植物油変性フェノール系樹脂や低縮合型フェノール系樹
脂との反応性にすぐ・れ、難燃性、耐熱性および電気特
性などに極めてすぐれる、とくに紙基材フェノール樹脂
8IWI板を製造するのに適した反応型であって、かつ
H燃性の変性フェノール系樹脂の製造法に関するもので
ある。
〔従来の技術及びその問題点〕
近年、電気機器ないしは電子機器などの安全性の面から
、これらの機器に使用される積層板の難燃化が強(要求
されている。
ところで、この種の積層板の難燃化処理の方法としては
、(1)三酸化アンチモン、含燐化合物もしくは含ハロ
ゲン化合物または反応性の乏しい塩素化ポリエチレンな
どの難燃性ポリマーの添加ないしは混合による方法と、
(2)ブロム化ビスフェノールAのジグリシジルエーテ
ルで代表される高分子の反応型難燃剤を用いてそれらの
反応性を利用する方法とに二大別される。
ところが、それぞれの処理方法には一長一短があり、前
者方法は難燃効果は高いものの、積層板中に難燃剤が未
反応のまま残存する処から、はんだ耐熱性、電気特性お
よび耐溶剤性を特徴とする特性が劣るという欠点がある
し、他方、後者方法は反応型である処から上記の如き特
性は前者方法に比して良好とはなるものの、フェノール
・フェスと硬化特性が異なるために、積層板製造時の硬
化速度をフェノール・フェスに合せると、反応活性基が
含浸基材中に一部残存することになり、こうした反応活
性基によって鏡板との離型不良という事態が惹起され、
それだけ作業性も悪く、特性もまた満足すべきものとは
ならないし、逆にこの硬化速度を難燃剤に合せるときは
硬化条件が厳しくなり、フェノール・フェスの劣化を起
し、その結果は前記の如き緒特性が低下するという欠点
がある。
c問題点を解決するための手段〕 本発明者は上述したようなこれまでの紙−フエノール積
rfi坂のlii燃化処理方法の欠点を悉く解消させて
、#f燃性、はんだ特性、電気特性および耐溶剤性など
の緒特性のすぐれた積層板を提供し得る反応型難燃性樹
脂について鋭意研究した結果、オキシラン基とハロゲン
とを含有する特定の化合物で変性されたフェノール系樹
脂を用いることにより、811N板製造作業性、難燃性
、はんだ耐熱性、電気特性および反り、捩れの改善に頗
る大きな効果があることを見出して、本発明を完成させ
るに到った。
すなわち、本発明は含酸素芳香族炭化水素ホルムアルデ
ヒド樹脂及び/またはアラルキルエーテルで変性された
ノボラック型フェノール系樹脂talと、1分子中に少
なくとも1個のオキシラン基とハロゲンとを含有する化
合物中)と、アルデヒド類(C1とを反応させることか
ら成る、1分子中に反応性のオキシラン基及び/または
メチロール基と臭素及び/または塩素とを含有する難燃
性フェノール系樹脂の製造法を提供するものである。と
くに上記樹脂(a)として、含酸素芳香族炭化水素ホル
ムアルデヒド樹脂及び/またはアラルキルエーテルで変
性された柔軟性の大きい、1分子中に少なくとも2個の
フェノール性水酸基を有するようなノボラック型フェノ
ール系樹脂を用い、上記(bl化合物としては、1分子
中に少なくとも1個のオキシラン基とハロゲンとを含有
するグリシジルエーテル類を用い、さらにアルデヒド@
 (C1とアルカリ性触媒とを用いて加熱反応せしめる
ことから成る、フェノール系レゾール樹脂、例えば低縮
合型フェノール系レゾール樹脂及び/または植物油変性
フェノール系レゾール樹脂と反応しうるメチロール基を
含有する反応型難燃性エポキシ変性フェノール系樹脂の
製造法を提供するものである。
ところで、はんだ耐熱性や電気特性などの如き緒特性に
すぐれ、しかも反り、捩れなどの少ない極めて有用な積
層板を製造するには、紙基材に含浸せしめるさいに、フ
ェノール系フェスや植物油変性フェノール系フェスなど
と共縮合することが是非とも必要となるが、本発明組成
物はかかる絶対必要な条件にも通うものであることは勿
論、■ノボラック型フェノール樹脂が芳香族炭化水素樹
脂及び/またはアラルキルエーテルで変性されており、
通常の純粋のノボランク型フェノール樹脂に比してかな
り柔軟化されており、H燻化効果を上げるために、本発
明の難燃性組成物の添加量を増加させても積層板自体の
可撓性、ひいてはパンヂング性を損なわないこと、■ノ
ボラック型フェノール樹脂中の未反応フェノール類含有
量は一般的に少なく、従って本発明組成物中にも未反応
フェノール類にオキシラン基が付加した形の、いわば反
応不活性物質の含有量が少ないこと、■更にWIWI板
中に未硬化のハロゲン化物を残存せしめないことなどの
特徴を有している。特に上記■、■の特徴はHirf4
板の耐熱性という点でも重要である。
本発明方法を実施するに当っては、種々の方法が適用で
きるが、前記したノボラック型フェノール系樹脂(a)
と前記した化合物中)とをまず、3級アミン類などの触
媒を用いて反応させたのち、次いで前記アルデヒド1(
C1をアルカリ類の触媒の存在下に加熱反応させる方法
が好ましく、その他にかかるアルカリ類の触媒下に、こ
れら(ol、申)およびTelなる原料成分を共に反応
せしめる方法などもあり、いずれの方法によってもよい
ここにおいて、前記ノボラック型フェノール系樹脂ta
)は含酸素芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂及び/
またはアラルキルエーテルが骨格に組み込まれているか
、又は該ホルムアルデヒド樹脂と非変性ノボラック型フ
ェノール系樹脂とを混合したものである。かかる含酸素
芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂としては含酸素率
5〜15重量%のものが好ましく、例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン、メシチレンまたはこれらの混合物な
どの芳香族炭化水素とホルムアルデヒド、アセトアルデ
ヒド、パラホルムアルデヒド、グリオキザールなどのア
ルデヒド類とを酸性触媒の存在下で反応せしめて得られ
るものが挙げられる。又、アラルキルエーテルとしては
、一般式R′÷CH20R)n(但し、式中のRは炭素
数6以下のアルキル基、R′はベンゼン、トルエン等の
置換基を有していても良い単核芳香族基であり、nは2
又は3の整数である。)が好適である。
前記ノボラック型フェノール系樹脂fatが含酸素芳香
族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂及び/またはアラルキ
ルエーテルをその骨格に組み込む場合には、前記含酸素
芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂及び/またはアラ
ルキルエーテル、フェノール類及び必要によりアルデヒ
ド類を酸性触媒の存在下で反応せしめることにより得ら
れる。尚、含酸素芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂
及びアラルキルエーテルの両者を骨格に含むノボラック
型フェノール系樹脂の場合には、それぞれを骨格に含む
ものの混合物が一般的である。
フェノール類として代表的なものにはフェノールを始め
、0−1m−1p−クレゾールまたはそれらの混合物、
p−t−ブチルフェノール、p−5ec−ブチシフ1ノ
ール、ビスフエノールA、ビスフェノールF1ノニルフ
ェノール、p−フェニルフェノールまたはレゾルシノー
ルなどがあるし、他方、アルデヒド類として代表的なも
のにはホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、パラホル
ムアルデヒド、グリオキザールなどがある。
また、酸性触媒として代表的なものには塩酸、硫酸、蓚
酸またはサリチル酸などがある。
又、ノボラック型フェノール系樹脂(5)がその骨格中
に含酸素芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂及び/ま
たはアラルキルエーテルを含有せずに、含酸素芳香族炭
化水素ホルムアルデヒド樹脂と混合されたものである場
合のノボラック型フェノール系樹脂は、通常前記フェノ
ール類1モルに対して前記ホルムアルデヒド類0.5〜
0.95モルを前記酸性触媒の存在下に反応せしめて、
得られたものが用いられる。
尚、本発明で用い得る芳香族炭化水素ホルムアルデヒド
樹脂を骨格中に含むツボランク型フェノール系樹脂は、
酸性触媒の存在下、前記の芳香族炭化水素ホルムアルデ
ヒド樹脂とフェノール類を反応させ、次いでアルデヒド
類で高縮合させ、常圧或いl!減圧蒸留により脱水、脱
未反応フェノール類を行って得られるものであるが、そ
の製法が特に限定されるものではなく、含酸素型で前記
オキシラン基を有する化合物中)と反応性のあるもので
あれば良い、また、アラル−1−JL/エーテル変性ノ
ボランク型フェノール系mJ11は通常前記アラルキル
エーテル1モルに対してフェノール類1.5〜4モルと
をフリーデルタラフト反応型の縮合により得られるもの
であり、更にアルデヒド類を2モル以下に加えて高縮合
せしめることも可能である0代表的なものとしてはα、
α′−ジメトキシパラキシレンとフェノールとホルムア
ルデヒドから得られる三井東圧化学工業■製のミレック
スXL−225が挙げられる。含酸素芳香族炭化水素ホ
ルムアルデヒド樹脂変性ノボラック型フェノール系樹脂
中の該ホルムアルデヒド樹脂の量は通常フェノール[1
00重量部に対して20〜200重量部、好ましい40
〜150重量部である。
このような含酸素芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂
及び/またはアラルキルエーテルで変性されたノボラッ
ク型変性フェノール樹脂(δ)を使用せずに、単なる純
粋のノボラック型フェノール樹脂を用いると、前記化合
物中)、アルデヒドl!i (C1との反応で得られる
難燃性組成物は、たとえ桐油系レゾール等と共縮して使
用されようとも、可撓性が不足となり、難燃性を向上さ
せるためその添加量を増やす程に積層板としてのパンチ
ング特性を低下させるので好ましくない。
尚、本発明で用いられる前記ノボラ・ツク型フェノール
系樹脂としてはFfJi熱性に優れるフェニレン基或い
はアルキル置換フェニレン基を樹脂骨格に組み込めるの
で、含酸素芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂及び/
またはアラルキルエーテルが樹脂骨格に組み込まれたも
のが好ましい。
また、前記した化合物1blとして代表的なものを例示
すれば、ブロモクレジルグリシジルエーテル、ジブロモ
フェニルグリシジルエーテルもしくはトリブロモフェニ
ルグリシジルエーテルの如き、いわゆる−官能性の化合
物;またはテトラブロモビスフェノールAのジグリシジ
ルエーテル、テトラクロロビスフェノールAのジグリシ
ジルエーテル、ビスフェノールAとテトラブロモビスフ
ェノールAとの混合系のジグリシジルエーテルもしくは
ブロム化フェノール・ノボラック樹脂のポリグリシジル
エーテルの如き、いわゆる二官能性の化合物などである
さらに、前記したアルデヒド類IC1として代表的なも
のを例示すれば、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデ
ヒドまたはへキサメチレンテトラミンなどである。
本発明方法を実施するに当っては、反応の触媒としてイ
ミダゾール、ジメチルイミダゾールもしくはベンジルア
ミンなどの3級アミン類またはアルカリ全屈の水酸化物
などが特に有効である。
尚、前記化合物(al、伽)、(C1の使用割合は、ノ
ボランク型フェノール系樹脂(a)のフェノール性水酸
基1当量に対し、化合物(blのエポキシ基当量0.1
〜0.9、化合物(C)(アルデヒド11)1.5〜0
.1モルの範囲が好ましい、かかる化合物(blの使用
割合が上記の範囲であると、上記化合物(al、(b)
及び(C)の反応性が良好で、顕著な難燃性を発揮でき
るので好ましい、また、化合物(C1の使用割合が上記
の範囲であればメチロール基含有量が適度となり、二次
フェスとして使用される桐油変性フェノール系フェス等
との反応性に優れ、しかもゲル化しないものが得られる
ので好ましい。
(効  果) か(して得られる本発明の目的物たる反応型難燃剤フェ
ノール系樹脂中に含まれるハロゲン、特に臭素、塩素の
量としては、当該樹脂固形分に対して5〜40重量%、
とくに15〜40重量%の範囲内が適当であり、かかる
範囲内であれば難燃の効果は大きく、さらに燐系化合物
、窒素系化合物または二酸化アンチモンなどを併用すれ
ば一層、難燃効果は増大する。
また、本発明方法によって得られる樹脂はレゾール型フ
ェノール系樹脂などと容易に反応しろるメチロール基を
有することもできるので、電気特性、はんだ耐熱性など
にすぐれた、しかも積層板加工時の反りや捩れの少ない
積層板を製造することができる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例、応用例および比較応用例により
具体的に説明するが、部および%は特に断りのない限り
、すべて重量基準であるものとする。
実施例に カ/−4H(三菱瓦斯化学製、キシレン・ホルムアルデ
ヒド樹脂含酸素率9%)420g、フェノール493g
、蓚酸2.5gを反応容器に仕込企でti拌しながら1
30tに加温し、130℃で2時間反応させ、次いで3
7%ホルマリン147gを加え、沸点還流下で2時間反
応させた。常圧蒸留を開始し、系内の水分を除去して液
温が180’Cとなった処で減圧蒸留、薄膜蒸留で未反
応フェノールを除去した。
このようにして得られたキシレン・ホルムアルデヒド樹
脂変性ノボラック型フェノール樹脂(a−1)はOH価
5.2であり、1000gの収量であった。次いで、こ
れに「エビクロン15l53−6O(大日本インキ化学
製、テトラブロモビスフェノールAのジグリシジルエー
テルの60%メチルエチルケトン溶液、エポキシ価1.
38)の固形分550gを加えて均一に溶解させたのち
、「キュアゾール2E4MZJ  (四国化成製の2−
エチル−4−メチルイミダゾール)の8gを添加して8
0℃で4時間反応させてから、更に80%パラホルムア
ルデヒド90g、37%ポルマリン190g及び25%
アンモニア水13gを加えて80℃で4時間反応せしめ
、常圧蒸留により系内のメチルエチルケトン及び水を除
去し、しかるのちにメチルエチルケトン(MEK)を加
え固形分を55%とし、熱板ストロークキュアー法なる
150℃でのゲル化時間が2分45秒で、対固形分の臭
素含有率が16%なるエポキシ・キシレン樹脂変性レゾ
ール型フェノール樹脂を得た。以下、これを樹脂(P−
1)と略記する。
実施例2 二カノールM(三菱瓦斯化学製、メシチレン・ホルムア
ルデヒド樹脂、含酸素率10%)321g、ビスフェノ
ールA651g、蓚!6.5gを反応容器に仕込んで攪
拌しながら130℃ニ加温シ、130tで2時間反応さ
せ、次いで37%ホルマリン162gを添加し、ioo
’cで4時間反応させた。常圧蒸留で系内の水分を除去
し、液温が180℃になった処で減圧蒸留、S膜蒸留を
行った。
こうして得られたメシチレン樹脂変性ノポラフク型ビス
フェノールA樹脂(a−2>1000gを得た。
この樹脂(a−2)の500gと「エビクロン152」
(大日本インキ化学製のジブロモグリシジルエーテル)
600gとを均一に加熱熔融させ、次いで400gのM
IEKで希釈せしめたのち、ジメチルベンジルアミン1
2gを加え、100℃で2時間反応させた0次いで、8
0%バラホルムアルデヒド30g、37%ホルマリン8
6g、)リエチルアミン3gを加え、80℃で3時間反
応せしめてから常圧蒸留により系内のMEKと水分を除
去したのち、MEKで固形分を55%に希釈し、150
℃でのキュアタイムが3分25秒で、かつ対固形分の臭
素含有率23.5%なるエポキシ・メシチレン変性ビス
フェノールA・フェノール・レゾール樹脂(P−2)を
得た。
実施例3 実施例2において、「エビクロン152」の代りに同量
のジクロロクレジルグリシジルエーテルを用いるように
変更させた以外は、実施例2と同様にして固形分が55
%、150℃でのキュアタイムが3分40秒で、かつ対
固形分の塩素含有率が20%のエポキシ・メシチレン変
性ビスフェノールA・フェノール・レゾール樹脂(P−
3)を得た。
実施例4 フェノール628g、37%ホルマリン406 g1蓚
酸4.6gを反応容器に仕込んで攪拌を開始し、100
℃まで昇温した。100℃で4時間反応させた後、常圧
蒸留を開始し、系内の水分を藤去し、180tになった
処で減圧蒸留を行った。
系の温度が150℃に下ったところでニカノールHを4
00g添加し、良く攪拌して均一な混合樹脂1000g
を得た。この樹脂1000gに「エビクロン153−6
0M」を固形分で550g加え均一に熔解させたのち、
「キュアゾール2E4MZJ 8gを添加して80℃で
4時間反応させてから更に80%バラホルムアルデヒド
90g、37%ホルマリン190g及び25%アンモニ
ア水13gを加えて80℃で4時間反応させ、常圧蒸留
により実施例1と同様な固形分55%、150℃ゲル化
時間3分10秒で、対固形分の臭素含有率が16%の樹
脂(P −4)を得た。
実施例5 ミレックスXL−225(三井東圧化学工業製、アラル
キルエーテル変性ノボラック型フェノール樹脂)563
g、「エビクロン15l53−6O595gを加え、溶
解させたのちジメチルベンジルアミン11.0gを加え
、80℃で3時間反応させ、その後25%アンモニア水
12g、フェノール42g、37%ホルマリン110g
を加え、80’Cで更に3時間反応させ、次いで常圧蒸
留により系内のMEK及び水を除去した。MBKで固形
分55%に希釈し、150℃でのキュアタイムが4分1
5秒で、臭素含有率が17.0%のエポキシ・アラルキ
ル変性フェノールレゾール樹脂(P−5)を得た。その
収用は1000gであった。
応用例1 通常の方法でmlした桐油変性レゾール型フェノール・
ホルムアルデヒド樹脂(桐油含有率50%)の固形分1
00部に対し、アミン触媒下に得られた低分子量のレゾ
ール型フェノール・ホルムアルデヒド樹脂(以下、樹脂
(R−1>と略記する)を固形分で10部および実施例
1で得られた樹脂(P−1)を固形分で100部と二酸
化アンチモンを10部加え、メタノール/トルエン−1
/1なる混合溶媒で固形分を50%に希釈せしめてワニ
スを得た。
次いでこのワニスを10ミルスの晒クラフト紙に含浸さ
せ、乾燥せしめて樹脂付着率が45%なるプリプレグを
作製した。
しかるのち、このプリプレグを8枚と、さらに接着剤付
き35.um銅箔とを瓜ね合せ、160℃、100kg
/−なる条件で50分間加圧加熱せしめて厚さが1.6
 mなる積層板を得た。
応用例2 樹I!1v(P−1)の代りに固形分で68部の樹脂(
実施例2のP−2)を用いるように変更させ、かつ二酸
化アンチモンの量を8部に変更させた以外は応用例1と
同様にして厚さがl、 5 tmなる積層板を得た。
応用例3 樹脂(P−1)の代りに固形分80部の樹脂(実施例3
のP−3)を用いるように変更させ、かつ二酸化アンチ
モンの量を8部に変更させた以外は応用例1と同様にし
て厚さが1.6鶴なる積層板を得た。
応用例4 実施例4で得られた樹脂(P−4>を樹111(P−1
)の代りに用いる以外、応用例1と同様にして厚さが1
.5部mの積層板を得た。
応用例5 樹脂(P−1)の代りに固形分94部の樹脂(実施例5
のP−5)を用いるように変更し、かつ三酸化アンチモ
ンの量を9.5部に変更させた以外は応用例1と同様に
して厚さが1.6fiなる積層板を得た。
比較応用例 応用例1で用いた通常の方法で調製された桐油変性レゾ
ール型フェノール・ホルムアルデヒド樹脂の固形分10
0部に対し、[エビクロン15l53−6Oを固形分で
27部、樹脂(R−1)を固形分で10部、及び二酸化
アンチモンの6.5部を加えメタノール/トルエン−1
/1なる混合溶剤で固形分50%となるように希釈せし
めて比較用ワニスを得た。
次いでこのワニスを使用するように変更させた以外は、
応用例1と同様にして厚さが1.6 tmなる比較用積
層板を得た。
以上の各応用例および比較応用例で作製したそれぞれの
積層板についての緒特性を、JIS  C−6481並
びにU L規格に準拠して測定した結果を第1表にまと
めて示す。
第1表の結果からも明らかなように、本発明方法により
得られた樹脂を用いた積層板は十分な難燃性を保持する
と共に十分なはんだ耐熱性並びに電気特性をも保有する
ものであり、且つ、反り、打抜き加工性にも極めてすぐ
れているものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)含酸素芳香族炭化水素ホルムアルデヒド樹脂及び
    /またはアラルキルエーテルで変性されたノボラック型
    フェノール系樹脂と、 (b)1分子中に1個以上のオキシラン基とハロゲンと
    を含有する化合物と、 (c)アルデヒド類 とを反応せしめることを特徴とする反応型難燃性フェノ
    ール系樹脂の製造法。
JP20616084A 1984-10-03 1984-10-03 反応型難燃性フエノ−ル系樹脂の製造法 Pending JPS6185429A (ja)

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