JPS6181578A - 車両用燃料の判別方法 - Google Patents

車両用燃料の判別方法

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JPS6181578A
JPS6181578A JP20304584A JP20304584A JPS6181578A JP S6181578 A JPS6181578 A JP S6181578A JP 20304584 A JP20304584 A JP 20304584A JP 20304584 A JP20304584 A JP 20304584A JP S6181578 A JPS6181578 A JP S6181578A
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JP
Japan
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fuel
knocking
ignition
gasoline
determined
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Application number
JP20304584A
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English (en)
Inventor
Osamu Harada
修 原田
Toshio Suematsu
末松 敏男
Yuji Takeda
武田 勇二
Katsushi Anzai
安西 克史
Kazuhiko Funato
船戸 和彦
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS6181578A publication Critical patent/JPS6181578A/ja
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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両用燃料の判別方法に関し、特に、ガソリ
ン機関に使用されているガソリンがハイオクガソリンか
レギュラガソリンかを判別するに好適な方法に関する。
〔背景技術〕
現在市場に流通している車両用燃料、例えばガソリンに
は、高オクタン価(以下、ハイオクガソリンと言う。)
のものと低オクタン価(以下、レギュラガソリンと言う
。)のものとがある。一方、ハイオクガソリンに適した
仕様のガソリン機関(以下、ハイオク仕様のガソリン機
関と言う。)や、レギュラガソリンに適したガソリン機
関(以下、レギュラ仕様のガソリン機関と言う。)も倶
されている。このような状況下において、(1)ハイオ
ク仕様のガソリン機関に誤ってレギュラガソリンが給油
されたり、その反対に、(2)レギュラ仕様のガソリン
機関にハイオクガソリンが給油された場合には、その混
入の比率にもよるが次のような問題が生ずる。(1)の
場合には、点火時期が適正な値より進角側で制御されて
ノッキングが頻発する。(2)の場合には、ノック限界
、すなわち、ノックが発生し始める限界の点火進角から
かなり離れた遅角側の領域で点火時期が制御されるので
、そのガソリン機関が有する性能を十分発揮できない。
すなわち、本来なら点火時期を最適値まで更に進めるこ
とができ、これ九より、出力トルクを増大させ、また、
排気温度を低減でき、それにより、燃料噴射量を減少す
ることができるのにも拘らず、点火時期や味料噴射の制
御が一律に実行され、結局、エンジンの性能を十分発揮
させていないこととなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような問題を解決するため、予めレギュラ用、ハイ
オク用の二種類の点火時期を設定し、レギュラガソリン
の使用時にはスイッチ操作によりレギエラ用点火時期を
選択し、ハイオクガソリンの使用時にはハイオク用点火
時期を選択する方法が特開昭58−第57072号公報
に提案されているが、使用燃料の判定は、運転者自身に
委ねられており、運転者が意図しない燃料が給油された
とき、あるいはスイッチを誤操作したときには、上記と
同様の問題が生じる。
そこで、燃料の判定を発生したノッキングの状態に従っ
て行うようにし、その判定結果に従って点火時期を制御
する方法が、特願昭58−第231980号に開示され
ている。しかしながら、本方法では、燃料判定用の点火
進角を各運転状態に応じて設定する必要があり、通常の
点火制御用の点火進角マツプの他に、更に燃料判定用の
点火進角マツプを設定し、そのマツプから判定用点火進
角を演算したり、または、通常の点火進角マツプに基づ
いて燃料判定用の点火進角を演算しなくてはならず、更
に、そのようにして演算された点火進角で実際の点火を
制御した後にノッキング発生の有無を判定しなくてはな
らないので、・ジ(料判定のための実行時間がかなりか
かつてしまう。
なお、従来の自動車用内・燃機関においては、機関回転
像、機関負荷、および機関のノッキングを含む機関運転
状態に従って、点火時期が制御され、少なくともノッキ
ングが発生しているときには、点火時期を遅角補正して
いる。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕かかる問
題点を解決するため本発明では、予め定められた遅角補
正の量の範囲を燃料判別領域のために設定し、前記遅角
補正の量がその範囲内にあるとぎにのみノッキングの状
態に基づいて使用燃料を判別する。
〔作用〕
本発明では、ノッキングを抑制するために点火進角を遅
角補正する車両用の燃料を判別するにあたり、その迎角
補正の量が所定の範囲内の値であるかを判定し、所定の
範囲内の値であると判定されたときに、ノッキングの状
態に基づいて使用燃料がいずれのものであるかを判定す
る。好ましくは、判定された燃料に従って予め定められ
た第1および第2の点火時期演算のいずれかを、判定さ
れた・燃料に従って実行する。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明の実施例について説明する
第2図は本発明方法を適用したガソリン機関の一例を示
している。
吸気管1のスロットル弁3の下流には・燃料噴射弁5が
設けられ、スロットル弁3の開度に応じた吸入空気量は
、エアフローメータ7により計量される。そのエアフロ
ーメータ7は吸入空気骨に応じた信号を出力する。エア
70−メータ7の下流には、吸気温に応じた信号を出力
する吸気温センサ9が取付けられ、スロットル弁3の下
流にはサージタンク11が設けられて〜・る。13は周
知慣例の内燃機関本体であり、燃焼室15内の混合気は
、上死点(TDC)前の所定の点火進角知おいて点火プ
ラグ17により点火される。点火プラグ17へは、イグ
ナイタ19で昇圧された高電圧がディストリビュータ2
1を介して供給されろ。ディストリビュータ21には、
クランク角が30度(’CA)毎のパルス信号を出力す
る回転角七ンサ23と、ディストリビュータ21の36
0度毎のパルス信号を出力する気筒判別センサ25とが
設けられている。
燃焼後の排気は、排気管27を介して排出され、排気管
27には、排気中の酸素濃度に応じた信号を出力する酸
素センサ29が取付けられている。
また、ウォータジャケット31内の冷却水温度に応じた
電圧を発生する水温センサ33も取付けられている。更
に、シリンダブロック30の外壁には、ガソリン機関の
ノッキングを検出するノッキングセンサ32が取付けら
れている。また、34はキースイッチ、36はスタータ
であり、キースイッチ340投入によりスタータ36が
駆動される。38は後述する電子制御回路であり、その
入力ポートには各種センサ、スイッチからの信号が供給
されている。
第3図を参照して電子制御回路38を詳述する。
40は各センサより出力されるデータを制御プログラム
に従って入力及び演算すると共に、各種装置を作動制御
等するための処理を行なうセントラルプロセシングユニ
ット(以下単にCPUと呼ぶ)、41は制御プログラム
及び初期データが格納されるリードオンリメモリ(以下
単にROMと呼ぶ)、42は電子制御回路38に入力さ
れろデータや演算制御に必要なデータが一時的に読み書
きされるランダムアクセスメモリ(以下単にl(、AM
と呼ぶ)、43はキースイッチ34がオフされても以後
の内燃機関作動に必要なデータを保持するよう、バッテ
リくよってバックアップされたバックアップランダムア
クセスメモリ(以下単にバックアップRAMと呼ぶ)、
44〜46は各センサの出力信号のバッファ、48は各
センサの出力信号をCPU40に選択的に出力するマル
チプレクサ、49はアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器、50はバッファを介しであるいはバ
ッファ、マルチプレクサ48及びA/Di換器49を介
して谷センサ信号をCPU40に送ると共に、CPU4
0から、マルチプレクサ48、A/D変換器49へのコ
ントロール信号を出力する入出力ボートを表わしている
そして51は酸素センサ29の出力信号をコンパレータ
52へ送ルハツファ、53は回転角センサ23及び気筒
判別センサ25の出力信号の波形を整形する整形回路を
表わしている。ノッキングセンサ32の出力は、積分回
路54及びピークホールド回路55へ入力され、さらに
ピークホールド回路55の出力はゲート回路55Aを介
して入力ポート56に伝達される。ここで、ノッキング
は、燃焼している気筒の上死点からクランク角度が30
’CAから60°CAに達する間に発生するので、入出
力ポート56からゲート回路55Aおよびピークホール
ド回路55に供給されるタイミング信号8Tは、その間
のノッキングセンサ32からの信号のうちのピーク値を
ホールドして取り込めるようなタイミングで出力される
。第4図を参照してノッキングセンサ32、積分回路5
4、上記タイミング信号STおよびピークホールド回路
55の各出力信号について説明する。第4図は6気筒の
ガソリン機関の場合を示し、燃焼の行なわhる気筒の順
、各気筒の上死点からのクランク角度を横軸に示してい
る。波形(a)はノッキングセンサ32の出力を、成形
(b)は積分回路54の出力を、波形(C)は上記タイ
ミング信号STを、波形(dlはゲート55Aを介して
得られるピークホールド回路55の出力をそれぞれ示し
ている。ピークホールド回路55は、タイミング信号の
立上がりでセットされ、立下がりでリセットされ、ゲー
ト回路55Aは、タイミング信号がハイレベルのときに
のみピークホールド回路55の出力を通過させるように
なっている。そして、本例では、TDCにおける積分回
路54の出力をバックグランドレベルAとして取込み、
また、TI)C後90’CAのピークホールド回路55
の出力をノッキング信号Bとして取込むようになってい
る。
更に、第3図において、57.58は、出カポ−)59
.60を介してCPU40からの信号によって燃料噴射
弁5、イグナイタ19を駆動する電動回路をそれぞれ表
わしている。また61は信号やデータの通路となるパス
ライン、62はCPU40を始めROM41、RAM4
2等へ所定の間隔で制御タイミングとなるクロック信号
を送るクロック回路を示す。
15  ハイオク仕様のガソリン機関 ハイオクガソリンに適した仕様のガソリン機関において
使用凋料を判別し、判別された燃料に応じた点火制御並
らびに燃料噴射制御を実行するための千1@について第
1図、第5図および第6図を参照して説明する。
一メインルーチンー 第5図はキースイッチ340投入に応答して起動される
メインルーチンを示し、ステップS1で、1M次の犬ノ
ック間の点火回数を計測するカウンタの内容Cに初期値
Ivを設定すると共に、・燃料判別用フラグfに0″を
設定する。このステップS1はキースイッチ投入時にの
み実行され、キースイッチ34がいったんオンされた後
は再度実行されず、キースイッチ34がオンからオフさ
れ、再度オンされるときに再び実行されるようにプログ
ラミングされている。
ステップS2では、エアフローメータ7からの屯田信号
に従って測定された吸入空気量Qと、回転角センサ23
からのパルス信号を処理して得られた機関回転数NBと
に基づいて、それら吸入空気f¥Qおよび機関回転数N
Bに対して予め定められて(・ろ基本点火進角THBを
求める。ステップS3では、同様にして、吸入空気t 
Qおよび機関回転数NEに対して予め定められている基
本燃料噴射時間TPを求める。ステップS4では、フラ
グfが′″1″か否かを判定する。このフラグfl転ガ
ソリン機関に使用されている・燃料がハイオクガソリン
か、レギュラガソリンかを判別するために用いられ、後
述する燃料判別ルーチンで、朗用燻料がレギュラと判定
されたときにセットされる。
つまり、f=lのとき忙しギュラガノリンの使用を、f
=Oのときにハイオクガソリンの使用を表わすものであ
る。ステップS4が否定判定されるとステップS5に進
み T Hp=’r HB −T HK        ・
・・(1)TAU=TPxK          ・(
21の演算を実行する。ステップS4が肯定判定される
とステップ86て進み、 THF=THB−10(’CA)−THK  、・(3
)TA、U=TPXKX1.1        −(4
)の演算を実行する。
ここで、THF :最終的な点火進角 T)(B :ハイオク仕様ガソリン機関に最適な基本進
角 THK :ノンキングによる点火遅角補正量 TAU :最終的な燃料噴射時間 TP 二基本噴射時間 K  :水温、運転状態等による補正 値 なお、点火遅角補正値THKはその最大値THKmにが
設定されていて、点火時期を遅角させた際の排気温の上
昇が、そのガソリン機関にとって許容できる種度である
ようにしである。また、第3式は、ハイオク仕様のガソ
リン機関にレギュラガソリンが給油されていることが後
述の・燃料判別ルーチンで判別されたときに用いられる
もので、レギュラガソリンの使用によりノンキングが発
生し易すくなるので、点火進角THFを10°CA遅角
させるものである。また、そのような遅角による排温の
上昇および出力トルクの低減を補償するために、第4式
に示すように燃料噴射時間TAUを10チだけ増量して
いる。
第5図(おいて、ステップS5またはS6を実行した後
は、図示しない種々の処理を実行した後にステップS2
に戻るようになっている。このようにして求められた最
終点火進角THFおよび最終燃料噴射時間TAUを用い
て、ガソリン機関の点火および燃料噴射が制御されるが
、その具体的な手順は周知でありここでは省略する。
なお、第5図のステップS4と86との間に、ノック制
御領域か否か、すなわち、例えば、Q/N〉0.717
rev (ここで、Qは吸入空気間、Nは機関回転数)
の判定ステップを挿入して、Q/N 〉0.7 l /
 revのときにのみステップS6に進み、Q/ N 
< 0.71/ revのときにステップS6をスキッ
プして、点火時期は基本進角により、・−科a3射時間
はTAU=TPxKにより実行することも・できろ。こ
の場合、ノック制御領域以外の領域、換言″cろと低負
荷域での遅角補正が行なわれないのでその領域におけろ
機関性能を十分元押させることができろ。
一ノッキング検出ルーチンー 次にノッキング検出のルーチンについて説明する。
第6図はノッキング検出ルーチンを示し、このルーチン
は精分回路54の出力と、ゲート回路55Aの出力とに
基づいてノッキングの有無、および大きさを判別するた
めに用いられる。このルーチンが爬勤されろと、ステッ
プ810がまず実行され、クランク軸の回転角度と同期
してb→分回路54の出力とゲート回路55Aを介した
ピーク耳 ホールド同格55〆の出力を読み込む。即ち、各気筒の
上死点に同期して積分回路54の出力を「A」として、
次に各気筒の上死点からのクランク葡回伝各90°CA
に同期してゲート回路からの出力なr B Jとして取
り込むのである(第4凹の(b)、(d)参照)。
次にステップ811が実行され、これら取り込んだ情報
値rAJ、「B」との大小関係が判定される。ここでK
とは所定の定数であり、このKKより、積分回路54や
ピークホールド回路55、が、積分回路54の出力rA
Jと比較して所定倍の出力差が存在するとぎにノッキン
グ有りと判断する値、いわゆるスレッシュホールトンベ
ルを決定するためのものである。各気筒の上死点ではノ
ッキングが発生する可能性は極めて低いため、このとき
のノッキングセンサ32の出力はガソリン機関13のノ
ッキング以外の振動を検出しているものとみなし、この
時点の出力よりも所定の倍率(K)以上大きなノッキン
グセンサ32の出力をクランク軸角度15°CAから9
0°CA期間内に検出したときにガソリン機関13にノ
ッキングが発生したものと判断するのである。本ステッ
プS11にてB(KXAと判定されろとステップS12
へ移行し、ノッキングは発生していないものとみなして
変数Nを「0」に設定する。また、B≧K x Aと判
定されろと、ノッキングを発生していると判断し、次の
ステップ813へ移る。
ステップ813は定数L (L)K )を用いて、ノン
キングの程度を判定する。ノッキングセンサ32の出力
Bが大きくB≧LxAであればかなり大きな攪動がガソ
リン機関13に生じたものと判断しく大ノックと判断し
)、次のステップ814で変数Nを「2」に設定し、B
(Lx人であればノッキングは小さなものと判断してス
テップS15へ進み変数Nを「1」に設定するのである
−燃料判別ルーチン(1)− 次に、上述したハイオク仕様のガソリン機関における・
勿料判別ルーチンの一実施例について説明する。
ザ(1図は燃料判別ルーチンを示し、このルーチンは1
20°CA毎に起動されるものであり、先づステップ8
21において、第6図のルーチンで求められている変数
Nがllt+1以上か、すなわちノッキングが発生して
いると判断されているか否かを判定する。肯定判、定さ
れろとステップ322において、点火遅角補正Q T 
HKに所定値Sを加算してその結果を新たな補正q T
 HKとし、これにより、点火時期を前回の値より遅角
させるようにする。ステップ821で否定判定さ虹ると
ステップ823において、前回ノックが検出された後に
所定時間が経過したか否かを判定し、肯定判定されると
ステップ824に進む。ステップ824では、点火遅角
補正量THKから所定値Pを減算してその結果を新たな
補正用T HKとし、これにより、点火時期を前回の値
より進角させるようにする。
ステップS25に進むと、フラグfが1“か否かを判定
する。既述したように、使用・(外科がレギュラガソリ
ンであると判定されるとf=1となるので、既にレギュ
ラガソリンと判定されていてf=1であれば、このステ
ップ825は肯定判定されて以下の処理をすることなく
このルーチンを終了する。初めてこのステップ825を
通]t、jする際、または、憔料判別後も未だに(=0
であればステップ826に進み、燃料判別領域か否かを
、ステップ822または824で求められている補正間
T HKに基づいて判定する。この判別領域ARは、例
えば、点火遅角補正量の最大値T HKmx−1°CA
≦A R4点火遅角補正量の最大値THKmxKi7定
でき、点火遅角補正量の最大値近傍の所定の領域が好ま
しい。
ステップS26が肯定判定されると、ステップS27に
おいて、カウンタの内容Cがその初期値■■でないか否
かを判定する。初めてこのステップ327を通過する際
には、予めカウンタの内容Cに初期値Ivが設定されて
いるので、必ず否定判定されてステップ829に進む。
ステップS29では、変fiNが121か否か、すなわ
ち、大ノックが発生していると判断されているか否かを
判定し、肯定判定されると、ステップ830において、
カウンタの内容Cが”300’″以下か否かを判定する
。なお、カウンタは1点火毎に歩進されるので、ステッ
プ8300″300’とは、300点火を意味する。上
記初期値IVは、IV〉300となるように設定されて
いるので、初めてこのステップを通過する際には必ず否
定され、従って、ステップ832でカウンタの内容Cに
60”が設定される。一方、ステップ827が肯定判定
されるとステップ828に進みカウンタの内容Cに1″
だけ加算し、その結果を新たな内容Cとしてステップ8
29に進む。また、ステップ830が肯定判定されると
ステップ831でフラグfに1″を設定する。
すなわち、ステップ829で、大ノックが検出されてい
ると初めて判断されたとぎにステップS32でカウンタ
の計数を開始し、このルーチ/が起動される度毎に、す
なわち120° CA 4fjにステップ82Bでカウ
ンタを11”づつ歩進させる。
そして、次に第2回目の大ノックが発生してそれが検出
されていると判断されたときに、カウンタが300”以
下を示しているか否かを判定−1ろ。
もし、カウンタの内容が”300″以下ならば、大ノッ
クが頻繁に発生していることを示しているので、レギュ
ラガソリンがハイオクガソリンに比較的多く混入してい
る、または、全量レギュラガンリンが給油されている、
と判断して、ステップ831でフラグfに”1”を立て
る。
なお、上記″300′という値は、ガソリン機関の仕様
、ノッキングセンサの仕様等、種々の条件によって決定
されるものであり、それぞれのガソリン機関に対して種
々の値が設定可能であることは言うまでもない。また、
燃料判別に従って点火および燃料噴射も制御しているが
、燃料判別結果を¥セ々の形態で出力するようにし、そ
れにより運転者が使用燃料に応じた点火および燃料の制
御を退択するようにしてもよい。
〔実gQ例の効果〕
以上説明した実施例では、・燃料判別領域ARとして、
THKmx−1°CAくARくTHKmxを設定し、点
火遅角補正量THKがその領域にあるときに、CPU4
0にて、順次に発生する大ノック間の点火回1ftを計
1Qll L、300点火以内であればレギュラガソリ
ンが使用映料の一部または全部であようにした。この結
果、上記の問題点が解決されたのに加えて、燃料判別領
域を設けずに点火遅角補正量THKが最大値のときにの
みオクタン価判別を行う場合に比べると次のような効果
が得られた。
(1)100%レギュラガソリンが給油されたノ・イオ
ク仕様の6気筒ガソリン機関で急加速した場合、本実施
例では、0.5〜4.0秒でレギュラ判別ができた。こ
れに対して、最大補正量T I(K m x時のみの判
定では、レギュラ判別に20〜30秒要した。
f2)30%ハイオクガソリン、70循レギユラガソリ
ンのノ・イオク仕様の6気筒ガソリン機lI21で急加
速した場合、本実施例では、2〜7秒、最大補正量TH
Kmx時では25〜35秒要した。
このような効果は、ガソリン機関の運転状態、例えば、
機関温度や、使用燃料中のレギュラガソリンの混入比率
によっては、点火遅角補正()i: T HKが必ずし
も常時その】1大仏THKmxを維持したまま運転が続
行されるとは限らないので、・燃料判別のだめの点火遅
角補正量THKの値に幅を持たせることにより得られろ
ものである。
−・燃料判別ルーチン(2)− 次に、燃料判別の他の例について第7図および第8図を
2う照して説明する。
第7図においてステップ821〜829,831および
832は第1図中の各ステップと同一であり、ステップ
840−1および840−2だけ異なるので、それらス
テップについて主に説明する。
ステップ829が肯定判定されるとステップ540−1
に進み、第8図に示したようなグラフがマツプの形態で
ROM41に格納されている、機関回I伝数NFJ−閂
値LEマツプから、最新の機関回転数Ngに基づいて閾
値LEをルックアップしてステップ840−2に進む。
ステップ540−2では、カウンタの内容Cが閾値Lg
以下か否かを判定し、肯定判定されるとステップ831
で7ラグfに1″?立てる。
本例では、第8図のグラフかられかるように、閾値LE
は、′150″〜”450”の範囲内で機関回転数NF
Jの増加に従って小さくなるように定められている。従
って、機関高回転域での・燃料判別においては、大ノッ
クがかなり供繁に発生しないとレギュラガソリンが使用
されているという判定をしないようになり、機関低中回
転域での・燃料判別においては、高回転域に比べれば、
大ノックがそれほど発生しなくても、レギュラガソリン
の使用を判別するようになる。すなわち、高回転時は、
ノックコントロール、換言すると検出されたノッキング
に応じて点火時期を遅角させる制御の精度が、ノックコ
ントロール装置のS/N比低下に起因して悪くなり、そ
のためにノック判定に際して誤判定の轡会が多くなる。
従って、光料判別に用いろ大ノック間の発生頻度を示す
点火回数である閾値を小さくして、上述したレギュラー
科の使用判定をしずらくしている。一方、低中回・転載
では、ノックコントロール装置のS / N比が良好と
なり正確なノックコントロールができるのに加えて、Q
/Nが小さくノッキング自体も発生しにくくなり、上記
閾値を大きくして燃料判別の精度、を向上させている。
■、レギュラ仕保のガソリン機関 レギュラガソリンに適した仕様のガソリン機関において
使用燃料を判別し、判別された燃料に応じた点火制御並
らびに燃料噴射制御を実行するための手IPMについて
第9図および第10図を参照して説明する。
一メインルーチンー 第9図はキースイッチ340投入に応答して起動される
メインルーチンを示し、ステップ851で、ノッキング
が検出されない期間を計測するカウンタの内容Cに初期
値IV=Oを設定すると共に、燃料判別用フラグfKn
1′を設定する。このステップ、S51はキースイッチ
投入時にのみ実行され、キースイッチ34がいったんオ
ンされた後は再度実行されず、キースイッチ34がオン
からオフされ、再度オンされるときに再び実行されるよ
うにプログラミングされている。
ステップ852および853では、既述した第5図のス
テップS2およびS3と同様にして、基本点火進角TH
Bおよび基本・燃料噴射時間TPを求める。ここで、基
本点火進角THBおよび茫本藤料噴射時間TPはレギュ
ラガソリンに適した値である。次にステップ854では
、フラグfが91″か否かを判定し、肯定判定されると
ステップ855において、 THF=T)(B−THK             
・・・(5)TAU=TPxK           
−(6)の演算が実行される。ステップ854で否定判
定されるとステップ856において、 THF−THB+10(口CA)−THK   、・、
(7)TAU=TPxKx0.9          
  −(8)の演算が実行される。各記号は既に述べた
通りであり、また、各値THFおよびTAUを用いた一
0体的な制御は周知でありここでは省略する。第7式は
、レギュラ仕様のガソリン機関にノ・イオクガソリンが
給油されている場合に用いられるもので、ハイオクガソ
リンの使用によりノッキングが発生しにくくなっている
ので基本点火進角THBを更に10°CAだけ進め、二
ンジ/の性能が十分に発揮できろようKし、かつ、適度
の進角により排温の上昇も防止している。また、第8式
においては、第7式による点火時期の進角により排温が
既に低減されていることに起因して、排温の低下のため
の燃料増量が不要であり、かつ、点火時期の進角により
出力トルクも増加する傾向にあるので、燃料噴射時間を
小さくし、これにより燃費の向上を企図している□ −は料揮別ルーチン− 第10図はレギュラ仕様のガソリン機関に用いられろ・
ツ料胛別ルーチンを示し、120°CA毎に起動される
ものである。ここで、ステップ861〜864は瞥1図
のステップ821〜824と同様でありその説明は省略
する。ステップ865ではフラグfが“1”か否かを判
定し、肯定判定されると1料判別のステップ866〜5
712順次だ実行する。ステップ865で否定判定され
るとそれらのステップを実行することなくこのルーチン
を終了する。ここで、フラグfは、機関始動時のキース
イッチ34の投入により1″が設定され、後述の燃料判
別のステップにより使用燃料がハイオクガソリンと判定
されたときに0″が設定される。
ステップ866では、燃料判別領域か否かを判定する。
この判別領域A几は、例えば、点火遅角補正量の最小値
(=0)4A几≦点火遅角補正量の最小値+1°CA(
=1°CA)に設定でき、点火遅角補正量の最小値近傍
の所定の領域が好ましい。ステップ866が否定判定さ
れるとステップ871でカウンタの内容をO″とする。
肯定判定されろと、ステップ867でカラ/りを+v 
1’Sだ汁歩進する。次いでステップ868では、ノッ
キングの有無を示す変数Nが”0”か否かを判定する。
ここで、その変数Nは、第6図に示すノッキング検出ル
ーチンにより求められるものであり、ノッキングと判断
されないときはN = Oであり、ノッキングと判断さ
れたときには、その大きさだよりN=1または、N=2
となる。ステップ868で否定判定されたとぎにはステ
ップ871でカウンタにO“を設定して計数を開始する
。肯定判定されたときは、ステップ869で、カウンタ
の計数値Cが500以上か否かを判定し、肯定判定され
るとステップ870で7ラグfをリセットして0″とす
る。否定判定されるとステップ870をスキップしてこ
のルーチンを終了する。
すなわち、ある気筒のノッキング検出においてノッキン
グが無いと判定されたときに、その後カウンタの計数値
Cが500を越えるまで継続してノッキングが無いと判
断されたときに、ハイオクガソリンが比較的多く混入さ
れている、または、全量ハイオクガソリンが給油されて
いる、と判断してステップS70でフラグfをリセット
する。
ナオ、本例では6気筒エンジンについて説明しており、
第1Q図のルーチンが120°CA毎に起・肋され、そ
の度毎にカウンタが歩進されるよう例なっているので、
”500’は点火回数を示すが、その値は既述したよう
に、ガソリン機関の仕様等に応じて種々の値が設定可能
であり、かつ、第8図f示すよって、機関回転数Ngの
関数とすることもできる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明では、燃料判別
のために所定の領域、すなわち、ノッキングの有無に応
じて増減する点火遅角補正量のある範囲を設定し、点火
遅角補正量がその範囲内にあるときにノッキングの状態
に基づいてオクタン価、すなわち、使用燃料がハイオク
かレギュラかを判別するようにしたので、極めて迅速か
つ正確な燃料の自動判別が可能となり、特に、仕様と異
った燃料が部分的に混入した場合、最大点火遅角量のと
きにのみ燃料判別を行う場合に比べて、その混入比率が
比較的少い割合でも判別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第7図および第10図は・燃料判別ルーチンの
二側をそれぞれ示すフローチャート、第2図は本発明方
法が)用されろガソリン枦関の一例を示す構成図、第3
図はその電子邪1伺回路の一例の詳細を示すブロック図
、第4図はノッキング倹出のための装置の各#素の出力
を示すタイムチャート、第5図および第9図はメインル
ーチンの二側を示すフローチャート、第6図はノッキン
グ検出ルーチンの一例を示すフローチャート、第8図は
機関回転数NFJと閤値LBとの関係を示すグラフであ
る。 5・・・噴射弁、  7・・・エア70−メータ、  
13・・・ガソリン機関、  17・・・点火プラグ、
  21・・・ディストリビュータ、  23・・・回
転角センサ、25・・・気筒判別センサ、  34・・
・キースイッチ、38・・・電子制御回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)機関回転数、機関負荷および機関のノッキングを
    含む機関運転状態に従って、少なくともノッキングが発
    生しているときには、点火時期を遅角補正するようにし
    た車両に使用する燃料を判別するにあたり、前記遅角補
    正の量が所定の範囲内の値であるか否かを判定し、所定
    の範囲内であると判定されたときに、ノッキングの状態
    に基づいて、使用燃料がいずれのものであるかを判定す
    ることを特徴とする車両用燃料の判別方法。
  2. (2)前記内燃機関を高オクタン価の燃料に適したもの
    となし、前記予め定めた範囲を、前記遅角補正の量の最
    大値近傍に設定する特許請求の範囲第1項に記載の車両
    用燃料の判別方法。
  3. (3)前記内燃機関を低オクタン価の燃料に適したもの
    となし、前記予め定めた範囲を、前記遅角補正の量の最
    小値近傍に設定する特許請求の範囲第1項に記載の車両
    用燃料の判別方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS648356A (en) * 1987-06-30 1989-01-12 Japan Electronic Control Syst Ignition timing controller of internal combustion engine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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