JP4275289B2 - 内燃機関の点火時期制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、1気筒に2つの点火プラグを備えた内燃機関の点火時期制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関の1つの気筒に複数の点火プラグを設け、それらの点火プラグの点火時期を異なるものとして、排気特性を改善するようにした点火時期制御装置が、従来より知られている(例えば特開平6−323230号公報)。この装置では、複数の点火プラグの点火時期を機関運転状態に応じて決定する場合の演算装置の負荷を軽減することを目的とし、特定の点火プラグについて通常の点火時期決定のための演算を実行し、他の点火プラグについては、前記特定点火プラグの点火時期に応じて比較的に簡単な演算式で点火時期を決定するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1気筒に複数の点火プラグを有する内燃機関においてすべての運転状態において、点火プラグ毎に点火時期を異なるものとすることは、必ずしも必要ではないため、演算装置の演算負荷を軽減する上では、改善の余地が残されていた。
【0004】
本発明はこの点に着目してなされたものであり、気筒毎に2つの点火プラグを有する内燃機関の各点火プラグの点火時期をより適切に制御し、演算装置の負荷を軽減するとともに、ノッキングや振動ノイズの抑制を効果的に実現することができる点火時期制御装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、1サイクルに少なくとも1回点火を実施する2つの点火プラグを各気筒の燃焼室の対角線上に備えた内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御装置において、前記気筒を、該気筒の燃焼室に接続された吸気ポートの延びる方向に対してほぼ垂直な平面であって、当該気筒の中心線を含む平面により、吸気側と、排気側とに分割した場合において、前記2つの点火プラグは、前記吸気側及び排気側にそれぞれ1つずつ配置されており、前記機関の回転速度及び負荷に基づいて定められる所定の運転領域では、前記2つの点火プラグを異なる点火時期に点火し、前記所定運転領域以外の運転領域では同じ点火時期に点火し、前記所定運転領域は、前記機関の回転速度が所定上限値以下で、かつ前記機関負荷が所定負荷以上の運転領域であることを特徴とする。
【0006】
この構成によれば、機関の回転速度及び負荷に基づいて定められる所定の運転領域では、2つの点火プラグが異なる点火時期に点火され、前記運転領域以外の運転領域では同じ点火時期に点火されるので、前記所定運転領域を、異なる点火時期設定とすることによる効果が顕著な運転領域に限定することにより、演算装置の負荷及びメモリ容量を軽減できる。また、前記所定運転領域を、機関の回転速度が所定上限値以下で、かつ機関負荷が所定負荷以上の運転領域とすることにより、点火時期を異ならせることによるノッキングや振動ノイズの顕著な抑制効果を得ることができる。
【0007】
ここで、前記機関の気筒を、該気筒の燃焼室に接続された吸気ポートの延びる方向に対してほぼ垂直な平面であって、当該気筒の中心線を含む平面により、吸気側と、排気側とに分割した場合において、前記2つの点火プラグは、前記吸気側及び排気側にそれぞれ1つずつ配置されていることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の要部の構成を示す図であり、4気筒の内燃機関(以下「エンジン」いう)1は、1つの気筒2に2つの点火プラグを備えている。図2は、気筒2の上方からみた、要部の構成を説明するための図であり、吸気弁、排気弁等は、省略して示されている。図1及び2を参照し、#1気筒を例にとって説明すると、吸気ポート4が吸気口5を介して燃焼室3に接続され、排気ポート6が排気口7を介して燃焼室3に接続されている。燃焼室3を平面Aにより分割し、吸気口5を含む部分を吸気側と呼び、排気口7を含む部分を排気側と呼ぶこととすると、2つの点火プラグ8I1,8E1は、それぞれ燃焼室3の対角線LT上に配置され、吸気側燃焼室上部及び排気側燃焼室上部に取り付けられている。ここで対角線LTは、気筒2の軸方向Yに延びる中心線LCと交差し、該中心線LCに垂直な直線である。また平面Aは、気筒2を軸方向Yからみた状態で吸気ポート4が延びる方向Xに対してほぼ垂直な平面であって、気筒2の軸方向Yに延びる中心線LCを含む平面である。#2気筒〜#4気筒も同様に構成されている。
【0009】
なお、以下の説明では、点火フラグ全体を総称するときは、「点火プラグ8」といい、吸気側点火プラグを総称するときは、「吸気側点火プラグ8I」といい、排気側点火プラグを総称するときは、「排気側点火プラグ8E」という。
吸気側点火プラグ8I1及び排気側点火プラグ8E1は、それぞれ電子制御ユニット(以下「ECU」という)11に接続されており、ECU11によりその作動が制御される。
【0010】
ECU11には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ12が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU11に供給される。クランク角度位置センサ12は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置で信号パルス(以下「CYL信号パルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDC信号パルスを出力するTDCセンサ及びTDC信号パルスより短い一定クランク角周期(例えば30度周期)で1パルス(以下「CRK信号パルス」という)を発生するCRKセンサから成り、CYL信号パルス、TDC信号パルス及びCRK信号パルスがECU11に供給される。これらの信号パルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
【0011】
さらにECU11には、吸気ポート4に連通する吸気管のスロットル弁下流側の絶対圧(以下「吸気管内絶対圧」という)PBAを検出する吸気管内絶対圧センサ13、及び図示しない他のセンサ(吸気温センサ、エンジン冷却水温センサなど)が接続されいる。これらのセンサの検出信号は、ECU11に供給される。
【0012】
また吸気ポート4には、燃料噴射弁9が設けられており、その作動がECU11により制御される。
ECU11は、各種センサの検出信号に応じて点火プラグ8による点火時期及び燃料噴射弁9の開弁時間及び開弁時期を制御する。
【0013】
本実施形態では、2つの点火プラグを同時に点火する方法を採用しているため、気筒#1,#2,#3及び#4の点火プラグは、図3に示すようにECU11に接続されている。すなわち、#1気筒の吸気側点火プラグ8I1及び#4気筒の排気側点火プラグ8E4が点火信号SIG1により駆動され、#1気筒の排気側点火プラグ8E1及び#4気筒の吸気側点火プラグ8I4が点火信号SIG2により駆動され、#3気筒の吸気側点火プラグ8I3及び#2気筒の排気側点火プラグ8E2が点火信号SIG3により駆動され、#3気筒の排気側点火プラグ8E3及び#2気筒の吸気側点火プラグ8I2が点火信号SIG4により駆動されるように構成されている。
【0014】
図4は、点火信号SIG1〜SIG4による点火時期を説明するためのタイムチャートであり、図の上向きの矢印のタイミングで点火が実行される。すなわち、同図(a)(b)に示すように、点火信号SIG1及びSIG2により、#1気筒の膨張行程の直前及び#4気筒の膨張行程の直前で点火が行われ、また同図(c)(d)に示すように、点火信号SIG3及びSIG4により、#3気筒の膨張行程の直前及び#2気筒の膨張行程の直前で点火が行われる。
【0015】
図5は、点火プラグ8の点火時期を算出する処理のフローチャートであり、この処理は、ECU11のCPU(中央処理ユニット)によりTDC信号パルスに同期して実行される。
ステップS11では、エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じてIGMAPINマップを検索し、吸気側点火プラグ8Iの基本点火時期IGMAPINを算出する。次いでエンジン運転状態が、図6に右下がりのハッチングを付して示す位相差点火領域、すなわち吸気側点火プラグ8Iの点火時期と、排気側点火プラグ8Eの点火時期とを異なるものとする所定運転領域にあるか否かを判別する(ステップS12)。図6において、所定吸気管内絶対圧PBA2,PBA3及びPBA4は、それぞれ例えば48kPa(360mmHg)、74.7kPa(560mmHg)及び101.3kPa(760mmHg)に設定され、所定エンジン回転数NE1,NE2及びNE3は、それぞれ例えば1000rpm、1500rpm及び4500rpmに設定される。
【0016】
エンジン運転状態が位相差点火領域にあるときは、エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じて、IGMAPEXマップを検索し、排気側点火プラグ8Eの基本点火時期IGMAPEXを算出し(ステップS13)、ステップS15に進む。IGMAPEXマップは位相差点火領域についてのみ設定されており、IGMAPINマップの同一の運転状態における設定値より、遅角側に設定されている。
【0017】
図7は、吸気管内絶対圧PBAを一定としたときの、エンジン回転数NEとマップ設定値IGMAPIN,IGMAPEXとの関係の一例を示す図であり、エンジン回転数NEが1500rpmから4500rpmの範囲で、排気側基本点火時期IGMAPEXの方が遅角側に設定される。
【0018】
一方、エンジン運転状態が位相差点火領域以外の運転領域(図6において右上がりハッチングを付して示す領域)にあるときは、排気側基本点火時期IGMAPEXを、ステップS11で算出した吸気側基本点火時期IGMAPINに設定してステップS15に進む。
【0019】
ステップS15では、エンジン温度などに応じて補正項IGCRを算出し、次いで、基本点火時期IGMAPIN及びIGMAPEXに補正項を加算することにより、吸気側点火時期IGLOGIN及び排気側点火時期IGLOGEXを算出する(ステップS16)。
【0020】
このように算出された点火時期IGLOGIN及びIGLOGEXに応じて点火信号SIG1〜SIG4が生成され、各点火プラグ8に供給される。
以上のように本実施形態では、1つの気筒に設けられた2つの点火プラグ、すなわち吸気側点火プラグ8I及び排気側点火プラグ8Eの点火時期IGLOGI及びIGLOGEXとを同一とする同時点火を行う運転領域と、位相差点火を行う運転領域とを設定し、エンジン運転状態が位相差点火領域にあるときのみ、IGMAPEXマップの検索を行い、同時点火を行う運転領域にあるときは、マップ検索を行うことなく、排気側基本点火時期IGMAPEXを吸気側基本点火時期IGMAPINに設定するようにした、すなわち位相差点火を実行することによる効果が顕著な運転領域に限定して位相差点火を行うようにしたので、ECU11のCPUの演算負荷を軽減するともに、IGMAPEXマップを格納するために必要なメモリの記憶容量も低減することができる。
【0021】
次に図8及び図9を参照して、位相差点火を実行することによる効果を詳細に説明する。
図8は、エンジン回転数NE=2500rpm、スロットル全開運転における吸気側点火時期IGLOGINと、エンジン出力トルクTRQとの関係を示す図であり、ラインL1は、吸気側点火時期IGLOGINに応じて排気側点火時期IGLOGEXを最適に設定した場合の特性を示している。点P2は、IGLOGIN=10deg,IGLOGEX=3degに設定した場合に対応し、位相差点火を行った場合に最大出力トルクが得られる動作点である。これに対し、点P1は、同時点火を行った場合(IGLOGIN=IGLOGEX=6deg)のノッキング限界に対応する動作点(ノッキングを発生させることなく出力トルクが最大となる動作点)である。すなわち、この例では、位相差点火を行うことにより、ノッキングを発生されることなくΔTRQ1=0.2kgmだけエンジン出力トルクを増加させることができる。これは以下に説明するように、位相差点火を行うことによりノッキングを防止することができるからである。
【0022】
エンジン1の燃焼室3には、図2に示す矢印Xの方向で混合気が流入し、時計回りのスワールが発生する。そこで、先ず吸気側点火プラグ8I1による点火を実行すると、その点火プラグ8I1の近傍から排気側点火プラグ8E1に向かって燃焼が進む。したがって吸気側点火プラグ8I1より遅れて排気側点火プラグ8E1による点火を行うことにより、いわゆるエンドガス部が異常着火する前に(ノッキングが発生する前に)通常燃焼を行わせることができるので、ノッキンを発生させることなく、エンジン出力トルクを最大とする点火時期の設定が可能となる。
【0023】
図9は、位相差点火を行うことにより、筒内圧PCYLの変化率dP/dθの最大値を同時点火より小さくすることができ、エンジンの振動ノイズを低減することができることを説明するための図(運転状態は、NE=3000rpmのスロットル全開運転)であり、この図において実線は位相差点火(IGLOGIN=10deg,IGLOGEX=3deg)の特性を示し、破線は同時点火(IGLOGIN=IGLOGEX=8deg)の特性を示す。
【0024】
同図(a)に示すように筒内圧PCYLはほぼ同等の特性となるが、変化率dP/dθは、その最大値dP/dθMAXが、同図(b)に示すように位相差点火の方が同時点火より小さくなる。同図(c)の実線は、吸気側点火時期IGLOGIN=10degに固定した場合の、排気側点火時期IGLOGEXと、最大変化率dP/dθMAXとの関係を示し、同図(d)の実線は同じ設定の場合の排気側点火時期IGLOEXと、エンジン出力トルクTRQとの関係を示す。また同図(c)(d)の破線は、IGLOGIN=IGLOGEXとした場合の、排気側点火時期IGLOGEXと、最大変化率dP/dθMAX及びエンジン出力トルクTRQとの関係を示す。
【0025】
エンジンの振動ノイズは、最大変化率dP/dθMAXが増加するほど大きくなるので、最大変化率dP/dθMAXを例えば同図(c)の閾値DPTH以下に抑えることとすると、位相差点火の方が、同時点火に比べてΔTRQ2だけエンジン出力トルクを増加させることができる。
【0026】
さらに位相差点火を行うことにより、空燃比をよりリーン化することが可能となり、燃費を向上させることができるとともに、排気還流量を増加させることができるので、排気特性を改善する効果も得られる。
本実施形態では、ECU11が点火時期制御装置を構成する。
【0027】
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、位相差点火を行う場合、吸気側点火時期IGLOINを排気側点火時期IGLOGEXに対して進角させる設定としたが、これに限るものではなく、排気側点火時期IGLOEXを吸気側点火時期IGLOINに対して進角させる設定としてもよい。その場合でも、吸気側点火時期IGLOGINを、エンドガス部が異常着火する前に点火させるタイミングとすれば、ノッキング抑制効果が得られる。
また上述した実施形態では、1つの点火信号で2つの点火プラグを駆動する構成(図3)を採用したが、各点火プラグ毎に点火信号を生成して、各点火プラグを駆動する構成を採用してもよい。
【0028】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、機関の回転速度及び負荷に基づいて定められる所定の運転領域では、2つの点火プラグが異なる点火時期に点火され、前記運転領域以外の運転領域では同じ点火時期に点火されるので、前記所定運転領域を、異なる点火時期設定とすることによる効果が顕著な運転領域に限定することにより、演算装置の負荷及びメモリ容量を軽減できる。また、前記所定運転領域を、機関の回転速度が所定上限値以下で、かつ機関負荷が所定負荷以上の運転領域とすることにより、点火時期を異ならせることによるノッキングや振動ノイズの顕著な抑制効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の要部の構成を示す図である。
【図2】内燃機関の各気筒における点火プラグの配置を説明するための図である。
【図3】電子制御ユニット(ECU)と、各気筒の点火プラグとの接続を説明するための図である。
【図4】図3の構成において、点火信号のタイミングを説明するためのタイムチャートである。
【図5】点火時期を算出する処理のフローチャートである。
【図6】機関運転領域に応じた点火時期の設定を説明するための図である。
【図7】点火時期算出用のマップの設定例を示す図である。
【図8】位相差点火によるノッキングの回避と機関出力の増加を説明するための図である。
【図9】位相差点火による最大筒内圧変化率(dP/dθMAX)の低減と、それによる機関出力増加を説明するための図である。
【符号の説明】
1 内燃機関
2 気筒
3 燃焼室
4 吸気ポート
5 吸気口
6 排気ポート
7 排気口
8I1〜8I4 吸気側点火プラグ
8E1〜8E4 排気側点火プラグ
11 電子制御ユニット
12 クランク角度位置センサ
13 吸気管内絶対圧センサ
Claims (1)
- 1サイクルに少なくとも1回点火を実施する2つの点火プラグを各気筒の燃焼室の対角線上に備えた内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御装置において、
前記気筒を、該気筒の燃焼室に接続された吸気ポートの延びる方向に対してほぼ垂直な平面であって、当該気筒の中心線を含む平面により、吸気側と、排気側とに分割した場合において、前記2つの点火プラグは、前記吸気側及び排気側にそれぞれ1つずつ配置されており、
前記機関の回転速度及び負荷に基づいて定められる所定の運転領域では、前記2つの点火プラグを異なる点火時期に点火し、前記所定運転領域以外の運転領域では同じ点火時期に点火し、
前記所定運転領域は、前記機関の回転速度が所定上限値以下で、かつ前記機関負荷が所定負荷以上の運転領域であることを特徴とする内燃機関の点火時期制御装置。
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