JPS6179526A - 組立ラインにおける部品の供給、回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は１組立ライン上を搬送される各製品へ部品を供
給し、また、組立ライン上の各製品から不要となった仮
組み部品を回収する装置に関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点従来、組
立ラインの近傍にその側方で昇降する長尺の昇降テーブ
ルを設けてその端部に対応する位置に、多数の部品を縦
横に整列して収容したパレットを上下方向に多段に設け
た各欄に水平方向の抜き差し可能に収納したパレット棚
を配置し。

昇降テーブルに長さ方向に設けた送りねじに螺合して走
行する走行体にパレットを連結してパレット棚から昇降
テーブルの所定位置に引き出して固定し、昇降テーブル
の上方を横切って組立ライン側へ伸縮し、かつ、上下動
する搬送装置によってパレットに収容された部品の、昇
降テーブルの幅方向の一列分を組立ライン上の各製品に
その搬送周期に同期して順次に供給し、この−列分の部
品が無くなると走行体が送りねじの回転により移動して
パレットを次の部品列が搬送装置の直下に対応する位置
に固定し、この−列分の部品が各製品に供給され、この
動作が繰り返されてパレットに収容された部品の全てが
無くなると走行体がパレット棚の方へ走行してこのパレ
ットを引き出した棚に押し戻し、その後、昇降テーブル
が次の下段に対応する高さまで下降してその棚に収納さ
れたパレットが走行体によって引き出されるとともに昇
降テーブルが元の高さに復帰し５このパレットの部品が
同様にして各製品に供給され、このようにしてパレット
棚のパレットが順次に引き出されてパレット棚の最下段
のパレットに収容された部品が無くなるまで連続的に、
かつ、自動的に部品を供給し、また、上記と逆の動作に
より組立ライン上の各製品から不要となった仮組み部品
を回収してパレットに収容するようにした装置があるが
、走行体のパレットの引き出し、押し出し動作を迅速に
行なわせて待ち時間を短縮するには送りねじのピッチを
大きくする必要があり、そうすると走行体によるパレッ
トの位置決め精度が低下して、パレットの各部品列の搬
送装置との対応位置が正確に定まらず、部品の搬送が不
能となったり部品が不整な姿勢で搬送されて製品に正し
く組み付けることができなくなり、また、製品から回収
した仮組み部品をパレツ１−に正しく収容することがで
きなくなる欠点があった。

本発明はこのような欠点を除去し、パレットの部品を組
立ライン上の製品に供給し、また、逆に組立ライン上の
製品から部品を回収してパレットに収容する作業を迅速
、かつ、正確に行なうことができるようにした組立ライ
ンにおける部品の供給、回収装置を提供することを目的
とする。

実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

１は水平方向に間欠走行するベルトコンベヤなどの組立
ラインであり、この組立ライン１の側方に装置本体２が
据付けられ、その前面の左右両側寄りに形成された縦溝
３．３から夫々、装置本体２内の駆動装置によって昇降
駆動される支承腕５．５が水平に突出しており、これら
２本の支承腕５．５の上面の間に昇降テーブル６が載置
して固定されており、この昇降テーブル６は組立ライン
］の搬送方向に長尺な前枠７ａと後枠７ｂの夫々の両側
を夫々側枠８．８で結合して枠組みされ１前後の枠７ａ
、７ｂの夫々の上面の全長にわたってＬ字断面の支持部
材１０．１ｏが固着され、面支持部□材１０．１０の上
端に長さ方向に所定間隔を空けて外向きに固定された各
支持軸１１の先端に。

先端に鍔を有するローラ１２が回転自由に支持されてお
り、後枠７ｂの外側にはピッチの大きい第１の送りねじ
１４が両側枠８．８の間に後枠７ｂと平行に差し渡され
て回転自由に支持され、前枠７ａの外側には幅狭の板材
からなるレール１５が前枠７ａに適宜間隔を空けて固着
されたブラケット１６によって前枠７ａと平行に固定さ
れており。

前端側の下部に支持したローラ１７をレール１５上に載
せ、後端側の下部に固着した雌ねじ体１８を第１の送り
ねじ１４に螺合して両側のローラ１２．１２を跨いだ走
行体２０が昇降テーブル６の端部に固定された可逆モー
タ２１によりタイミングベルト２２を介して駆動される
第１の送りねじ１４の回転によって昇降テーブル６の全
長にわたって左右両方向に走行するようになっており、
この走行体２０の中央部上面には上下に開閉する一対の
挟持片２３を有する２つの連結装置２４．２５が夫々反
対向きに固定されており、前後枠７ａ。

７ｂの両端寄りにおいてこれらの間に夫々差し渡された
取付部材２６．２６の間には２本のガイドバー２７．２
７が互いに平行に差し渡されているとともに、その中間
にピッチの小さい第２の送りねじ２８が差し渡されて回
転自由に支持されており、この送りねじ２８に中央に貫
設した雌ねじを螺合するとともにその両側の摺動孔を夫
々画ガイドパ−２７，２７に嵌合した移動体３３に１前
後枠７ａ、７ｂの下方をくぐって外側へ張り出した水平
部２９の両端を夫々上方に屈曲して走行体２０の外側位
置で垂直に立ち上った垂直部３０．３０の形成された取
付板３１がその水平部２９の中央部を上向きに屈曲して
形成した嵌合部を嵌着して取り付けられており、この取
付板３１の両垂直部３０．３０の夫々の上端の内側には
空圧シリンダ３８とその両側にガイドシリンダ３９．３
９が夫々内向きに対向して固着されており、両ガイドシ
リンダ３９．３９に摺動自由に挿通されたロッド４１．
４１の先端に固着されて前後の移動自由に支持された横
板４３に空圧シリンダ３８から突出したピストンロッド
４０の先端が固着されており、横板４３の左右中央部に
は先細りの嵌合部４２が突成され、装置本体２側の横板
４３の下部に連成された水平板４５の両側の垂直の支持
軸に夫々押えローラ４６，４６が支持されており、移動
体３３は取付部材２６寄りの下面に固定された可逆モー
タ３５によりタイミングベルト３６を介して駆動される
第２の送りねじ２８の回転によって面取付部材２６．２
６の間を左右両方向に移動するようになっている。

昇降テーブル６の両端部に対応する位置には、第１図に
示すように、棚４９が上下方向に多段に設けられたキャ
スタ５０付きのパレット棚５１が配置されており、この
パレット棚５１の各欄４９には図示しない多数の部品を
縦横に整列して収容したパレット４８が左右方向の抜き
差し可能に収納されており、各パレット４８の昇降テー
ブル６側の端面には連結バー５２が突設されている。

装置本体２の上面には昇降テーブル６の上方を横切って
組立ライン１側へ突出した腕５４が設けられ、この腕５
４の側面には、腕５４の基端に固着された可逆モータ５
７の出力軸に連結した送りねじ５８とその上下にガイド
バー５５．５５が腕５４の全長にわたって差し渡されて
おり、ねじ孔と摺動孔の貫設された移動部材５６がその
ねじ孔を送りねじ５８に螺合するとともに摺動孔をガイ
ドバー５５に嵌装して腕５４の側面に支持されており、
移動部材５６の側面には空圧シリンダ６０が水平に固定
されているとともにその上下にロッド５９が前後の摺動
自由に支持され、両ロッド５９．５９の先端に固着され
た下向きの空圧シリンダ６２が空圧シリンダ６０から突
出したピストンロッド６１の先端に固着され、空圧シリ
ンダ６２のピストンロッド６３の先端には部品を保持す
る保持装置が装着されている。

次に、本実施例の作用を説明する。

第１図に示すように、昇降テーブル６は最初はパレット
棚５１の最上段の棚４９の高さに対応する位置に保持さ
れていて、スタート信号が入力されるとモータ２１の正
回転により走行体２０が左側のパレット棚５１の方へ走
行し、昇降テーブル６の左端に至ると左側の連結装置２
４の挟持片２３で最上段のパレット４８の連結バー５２
を挟持した後モータ２１の逆回転により右方へ走行して
パレット４８をパレット棚５１から引き出し、昇降テー
ブル６の各ローラ１２上を走行させて昇降テーブル６の
略中央で待機している移動体３３の両横板４３．４３の
間に移送して停止する。すると、第３．４図に示すよう
に、移動体３３の両空圧シリンダ３８．３８のピストン
ロッド４０，４０の伸出により両横板４３．４３が夫々
パレット４８の側面に接近して両横板４３．４３の前面
の嵌合部４２．４２が夫々パレット４８の側面に形成さ
れた凹部に嵌入するとともに、押えローラ４６．４６が
パレット４８の側面を押圧することによりパレット４８
が正姿勢に固定された後、走行体２０の連結装置２４が
パレットイ８を切り離し。

第１図に示す右側のパレット棚５１の方へ走行して昇降
テーブル６の右端で待機し、移動体３３がモータ３５の
駆動による第２の送りねじ２８の回転により移動して、
パレット４８の図示しない左端の部品列が保持装置６４
の下方位置に対応するようにパレット４８の位置決めを
行ない、その左端列の部品が、移動部材５６とその空圧
シリンダ６０によって昇降テーブル６と組立ライン１の
上方の間を往復運動し、さらに、空圧シリンダ６２によ
って上下動する保持装置６４により、装置本体２側の端
にある部品から順番に搬出されて、組立ライン１の製品
ａに順次に供給され、この−列分の部品が無くなると、
移動体３３が左方へ移動してパレット４８の次の部品列
が保持装置６４の下方位置に対応するようにパレット４
８の位置決めが行なわれ、同様にしてこの一列の部品が
順次に搬出される。この動作が繰り返されてパレット４
８の全ての部品が無くなると、昇降テーブル６の右端で
待機していた走行体２０がパレット４８の方へ走行し、
連結装置２４の挟持片２３によりパレット４８の連結バ
ー５２を挟持して連結した後、移動体３３の横板４３．
４３が夫々後退してパレット４８の固定が解除されると
走行体２０が再び左方へ走行してパレット４８をパレッ
ト棚５１の最上段の棚４９に押し戻し、連結装置２４が
パレット４８を切り離すと昇降テーブル６が装置本体２
の駆動装置によりパレット棚５１の上から二段目の棚４
９に対応する高さまで下降した後、走行体２０の連結装
置２４がその棚４９のパレット４８を連結して前記した
と同様に昇降テーブル６の所定位置に移送し、これと同
時に昇降テーブル６が元の高さまで上昇復帰し、その後
前記したと同様にこのパレット４８に収容された部品が
全て搬出されると、昇降テーブル６が再度パレット棚５
１の二段目の棚４９の高さまで下降すると同時に走行体
２０が連結装置２４でパレット４８を連結して左方へ走
行し、パレット４８ｔｉｌ−パレット棚５１の二段目の
棚４９に押し戻す。以下、同様にしてパレット棚５１の
最下段の棚４９に空になったパレット４８が押し戻され
ると、走行体２０が今度は第１図に示す右側のパレット
棚５１に収容された各パレット４８を右側の連結装置２
５により連結して同じく最上段の棚４９から順次に引き
出して前記したと同様に部品の搬出が行なわれ、この間
に左側のパレット棚５１をパレット４８の交換位置に移
動し、空になったパレット４８を部品を収容したパレッ
ト４８と交換して元の位置に戻しておき、同じように、
右側のパレット棚５１の各パレット４８が全て空になっ
て走行体２０が再び左側のパレット棚５１のパレット４
８を引き出し始めたら、右側のパレット棚５１の空にな
ったパレット４８を部品の収容されたパレット４８と交
換する。

このように、本実施例においては、昇降テーブル６の両
側にパレット棚５１を配置して、片方のパレット棚５１
の部品が全て無くなった後に反対側のパレット棚５１の
部品を搬出するようにしたから５片方のパレット棚５１
から部品が搬出されている間に空になった反対側のパレ
ット棚５１に部品を補充しておくことができて、組立ラ
イン１を止めることなくラインの長時間にわたる連続稼
動が可能となる利点がある。

なお１本実施例の装置は組立ライン１上を搬送される各
製品ａから先に組み付けて不要となった仮組み部品を回
収してパレット４８に収容するように使用することも可
能である。

発明の構成及び作用効果 上記実施例によって具体的に説明したように。

本発明の組立ラインにおける部品の供給１回収装置は１
組立ラインの近傍に設置した装置本体の前面に該装置本
体により昇降駆動される長尺の昇降テーブルの境部に対
応する１位置に、多数の部品を整列して収容したパレッ
トまたは空のパレットを上下方向に多段に設けた各欄に
水平方向の抜き差し可能に収納した可動のパレット棚を
配置し、前記昇降テーブルに長さ方向に設けた第１の送
りねじに螺合して走行する走行体に前記パレットに連結
する連結装置を設け、さらに、前記昇降テーブルに同じ
く長さ方向に設けた第２の送りねじに螺合して所定距離
間を移動する移動体に前記走行体によって前記パレット
棚から引き出された前記パレットを固定する固定装置を
、設け、前記装置本体から前記昇降テーブルの上方を横
切って前記組立ライン側へ伸縮し、かつ、上下動する搬
送装置に前記部品を保持する保持装置を設けたことを要
旨とするものであって、パレット棚からパレットを引き
出し、また、押し戻す走行体とパレットの搬送装置の保
持装置に対する位置決めを行なう移動体を夫々別個の送
りねじによって駆動するようにしたから、走行体を高速
走行させてパレットの引き出し、押し戻し時間を短縮さ
せることにより作業能率が向上するとともに、移動体の
移動を精密に制御してパレットの位置決め精度を上げる
ことによりパレットに収容された部品を組立ライン上の
製品に供給し、また、組立ライン上の製品から部品を回
収してパレットに収容する作業を正確に行なうことがで
きる効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の正面図、第２図はその一部
の断面図、第３図は一部切欠平面図、第４図は側断面図
である。 １：組立ライン　２：装置本体　６：昇降テーブル　１
４：第１の送りねじ　２０：走行体２４．２５：連結装
置　２８：送りねじ　３３：移動体　３８：空圧シリン
ダ　４０：ピストンロッド　４２：嵌合部　４３：横板
　４６：押えローラ　４８：パレット　４９：棚　５１
：パレット棚　６４：保持装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　組立ラインの近傍に設置した装置本体の前面に該装
   置本体により昇降駆動される長尺の昇降テーブルの端部
   に対応する位置に、多数の部品を整列して収容したパレ
   ットまたは空のパレットを上下方向に多段に設けた各棚
   に水平方向の抜き差し可能に収納した可動のパレット棚
   を配置し、前記昇降テーブルに長さ方向に設けた第１の
   送りねじに螺合して走行する走行体に前記パレットに連
   結する連結装置を設け、さらに、前記昇降テーブルに同
   じく長さ方向に設けた第２の送りねじに螺合して所定距
   離間を移動する移動体に前記走行体によつて前記パレッ
   ト棚から引き出された前記パレットを固定する固定装置
   を設け、前記装置本体から前記昇降テーブルの上方を横
   切つて前記組立ライン側へ伸縮し、かつ、上下動する搬
   送装置に前記部品を保持する保持装置を設けたことを特
   徴とする組立ラインにおける部品の供給、回収装置 ２　前記パレット棚を前記昇降テーブルの両端部の対応
   位置に夫々配置したことを特徴とする特許請求の範囲第
   １項記載の組立ラインにおける部品の供給、回収装置