JPS6178866A - 硬化性オルガノポリシロキサン組成物 - Google Patents

硬化性オルガノポリシロキサン組成物

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JPS6178866A
JPS6178866A JP20228684A JP20228684A JPS6178866A JP S6178866 A JPS6178866 A JP S6178866A JP 20228684 A JP20228684 A JP 20228684A JP 20228684 A JP20228684 A JP 20228684A JP S6178866 A JPS6178866 A JP S6178866A
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光男 浜田
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敏夫 渡辺
Yuji Akitomo
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は疎水性沈殿珪酸を含有する硬化性オルガフポリ
シロキサ2組成物に関する。詳しくは、硬化したとき電
気特性と永久伸びに優れ、かつ、硬化表面に白点の発生
がないシリコーンゴムとなる硬化性オル〃7ボリシロキ
サン組成物に関する。
〔従来技術と問題点〕
従来、シリコーンゴムの補強充填剤としてシリカが(重
用され、その種類としては四塩化珪素を酸水素炎中で高
温分解して得られる乾式性無水珪酸、および珪酸ナトリ
ウム等のアルカリ金属珪酸塩を鉱酸を用いて中和沈殿さ
せることによって得られる湿式性沈殿珪酸の2種類によ
って代表されている。
/リコーンゴムに無水珪酸を配合した場合、沈殿珪酸を
配合した場合に比べて、その電気特性、機械的強度(例
えば、引張り強さ、伸び、引裂き強さ)等か優れている
rこめ最も汎用されている。しかしなから無水珪酸はそ
の製造上非常に高価であることから、品質的にそれほど
厳しい条件を必要とされない用途には沈殿珪酸か使用さ
れている。また、この沈殿珪酸を改質する二とによって
無水珪酸に匹敵する品質を得ようとする努力も種々行な
われている。
先r、沈殿珪酸の最大の欠点である電気特性の改善につ
いては、RoBode等の文献tKauscbuk &
Gu ll1m1  KunsLsLofre、32.
89−73゜1979)によって示されるように、沈殿
珪酸の製造時の条件を制御することにより、代金水率の
沈殿珪酸を合成することによって電気特性を改善しよう
とする試みがなされている。しかしながら、このような
沈!2珪酸の合成法では電気特性を改善するには限賢が
あり、他の改善方法の出現が待たれていた。
一方、特開昭54−10179 S号公報等に示される
ように、沈殿珪酸をツメチルポリシロキサンで加熱処理
した疎水性沈殿珪酸の製法が検討され報告されている。
ツメチルポリシロキサンで疎水化した疎水性沈殿珪酸を
シリコーンゴムの充填剤として用いた場合、確かにその
硬化物の電気特性は、無水珪酸を用いた場合と比べ、同
程度の電気特性、待に体積固有抵抗値を示し、沈殿珪酸
の最大の欠点である電気特性を大幅に改善でbることが
判明した。しがしなか−ら、この沈殿珪酸にジメチルポ
リシロキサンを加熱処理した疎水性沈殿珪酸をシリコー
ンゴムの充填剤として用いた場合、その硬化物の電気特
性を大幅に改善できるが、逆に永久伸びの値が大きくな
ってしまうという欠点が判明した。
永久伸びの値が大きいということは、ゴム弾性体にスト
レスをかけ、そのストレスを解除した場合、その復元力
が小さいことであり、体積固有抵抗値が良好でも実用的
価値が大幅に低下することを意味している。
〔発明の目的〕
不発明は、上記欠点を鮮消し、疎水性沈殿珪酸をシリコ
ーンゴムの充填剤として用いた場合、その硬化物の電気
特性と永久伸びの両方を満足でき、かつ、その表面に白
点の発生がなく、きれいな表面となる硬化性オル〃/ポ
リシロキサン組成物を提供することを目的とするもので
ある。
〔発明の構成お上り作用〕
1)η記した本発明の目的は、 (八−平均単位式  R1aR2bSiO4  a  
b/2(式中、R1は11111iの脂肪族不飽和炭化
水素基、R2は脂肪族不飽和炭化水素基を除く]価の炭
化水素基、aは0.0f)02≦a≦2、bは1≦b≦
3、ただ’La+bは1.90≦a+b≦2.10であ
る。)で示されるオル7y/ポリ/ロキサン     
   100重量部(B)(イ) 沈殿珪酸100重量
部に対し、(ロ)  平均単位式  R’cfldSi
04  c−d(式中、R″は1価の炭化水素基であり
、Cは1≦c≦3、dは0.01≦d≦1、ただしC+
dは1.90≦c+d≦2,1oであり、かつ−丈− c+d  =0.05−0.45である。)で示される
オルガノハイドロジエンポリシロキサンを1〜50重量
部の割合で混合し、加熱処理して疎水化した疎水性沈殿
珪酸 10〜100重量部 (C)  硬化剤     (^)成分を硬化するのに
必要とする量 からなることを特徴とする硬化性オル〃ノボリシロキサ
ン組成物によって達成される。
本発明に使用される(A>成分としてのオルガノポリシ
ロキサンは、シリコーンゴムの基材となるものであり、
平均単位式 %式% 2    (式中、R1はビニル基、 アリル基、などの1価の脂肪族不飽和炭化水素基であり
、R2は脂肪族不飽和炭化水素基を除くメチル基、エチ
ル基、プロピル基、オクチル基、3・3・3−トリフル
オロプロピルL  7xニル基などから選択される1価
の炭化水素基であり、alio、0002≦a≦2、b
lil≦b≦3、たC”La+bは1,90≦3+1〕
≦2.10である。
)で示される主としてIU鎖状のノオルガ/ポリシロキ
サンである。ジオル〃/ポリシロキサンを構成する具体
的な栄位の例としては、ジメチルシロキサン、メチルフ
ェニルシロキサン、ノフェニルシロキサン、メチルビニ
ルシロキサン、フェニルビニルシロキサンなどがあ1デ
られる。
ノオルブ/ポリシロキサンは、常温で液状(通常25゛
Cでの粘度が100CP以上)のものからシリコーン生
ゴムと称される高分子量のものまで1史用できる。(八
)成分は単一重合体でも共重合体でも、あるいはこれら
の混合物であってもよい。また、これらの構造中にRa
5i01.=(Rは上記したR’またはR2と固し)の
単位が含有して、部分的に分枝構造となっていてもよい
。分子鎖末端は特に限定するものではなく、例えばヒド
ロキシ基、アルコキシ基、トリメチルシリル基、ツメチ
ルビニルシリル基、メチルノフェニルシリル基、メチル
フェニルビニルシリル基などがあげられる。架橋剤とし
てオルがノハイドロジエンポリシロキサンを使用し、触
媒として白金系化合物の存在下げ加反応により架橋する
場合は、(八)成分の1分子中に少なくとも2個のフル
ケニル基、好ましくはビニル基が存在することが必要で
ある。
本発明に使用される(B)成分の疎水性沈殿珪酸はシリ
コーンゴムに優れた電気特性(特に体積固有抵抗値)と
極めて小さい永久伸びを付与する重要な成分である。こ
の(B)成分は(イ)成分と(ロ)I&分によって製造
される。(イ)成分の沈殿珪酸は、珪酸ナトリウムなど
のアルカリ金属珪酸塩と鉱酸とを反応させて得られる。
(ロ)成分のオル7y/ハイドロジエンポリシロキサン
は、(イ)成分を疎水化するための処理剤であり、平均
単位式 %式% (式中、R3はメチル基、エチル基、プロピル基、オク
チル基、ビニル基、3・3・3−ト177/レオロプロ
ピル基、フェニル基などから選択される1価の炭化水素
基であり、Cは1≦c≦3、dは0.01≦d≦1、た
だしc+dは1.90≦。+d≦2.10であり、かつ 一止− c+d  =0.05−0.45である。)で示される
主として直鎖状もしくは環状のオルガ/ハイドロノニン
ポリシロキサンである。オルガノハイドロツエンポリシ
ロキサンの珪素原子結合水素原子の含有量は、   d c十d  =0.05〜 0、・↓5の範囲、すなわち珪素原子に結合する全置換
基数の5〜45%の範囲であることを必要とする。この
理由は5%未満であると本発明の効宋か十分に得られず
45%以上であると処理した疎水性沈殿珪酸をオル〃ノ
ボリシロキサン(こ混合し、硬化させた場合、電気特性
と永久伸びは改善されるが硬化物表面に白点が生じ外観
不良の原因となるためである。したがって好ましくは1
0〜40%の範囲である。
オル7y/ハイドロジエンポリシロキサンの粘度につい
ては特に限定しないが、S〜1000CPのらのか好ま
しい。また場合によっては、これらの構造中に若干 R
51O,,5(Rは上記と同じ)の単位か含有していて
も、よい。処理剤としてのオルガノハイドロツエンポリ
シロキサンの添加用は、沈殿珪酸100重量部に対して
1〜50重量部、好ましくは5〜30重量部の範囲で用
いられる。
(B)r&分の疎水性沈殿珪酸を得るための処理条件と
しては、(イ)成分と(ロ)成分を上記の配合量で混合
して加熱すればよいが、好ましくは150〜400°C
で1〜3時間加熱処理することにより得られる。この場
合、特に触媒を必要としないが、疎水性沈殿珪酸の物理
的、化学的性質を損なわない範囲で触媒を添加すること
は何ら差し支えない。
本発明に用いられる(C)r&分としての硬化剤は、従
来公知の加硫剤もしくは硬化剤である有機過酸化物、ま
たはオルガ/ハイドロノニンポリシロキサンと付加反応
触媒である。オルガノハイドロジエンポリシロキサンを
硬化剤として使用する場合は白金系化合物のような付加
反応触媒を併用する。
硬化剤の有機過酸化物にはペンゾイルノく−オキサイド
、2.4−ジクロルベンゾイルパーオキサイド、2.5
ビス(t−ブチルパーオキシ)−2,5−yメチルヘキ
サン、ツクミルパーオキサイド、モノクロルベンゾイル
パーオキサイド、t−7チルパーペンゾエートなどが例
示され、通常(^)成分100重量部に対して0.3〜
6重量部の範囲で好ましく使用される。
架橋剤としてのオルガノハイドロジエンポリシロキサン
は、珪素原子結合の水素原子を1分子中に少なくとも2
個有すること、重合度は少なくとら2であることが必要
である。そして、硬化を十分に行なわせるには、(A>
成分の1分子中の不飽和炭化水素基の数と、このオルガ
ノハイドロジエンポリシロキサンの1分子中のSiH基
の数の合計が少なくと4部5個となるような条件が必要
である。珪素原子結合の有機基としては、メチル基、エ
チル基、プロピル基、7エ二ルL  2−フェニルエチ
ルL  3・3・3−トリフルオロプロピル基などが例
示される。前述の(ロ)成分をそのまま転用することも
可能であるが、(ロ)I&分のような限定はしない。こ
のオルガノハイドロジエンポリシロキサンの分子構造は
直鎖状、環状、分枝鎖状のいずれでもよい。具体例とし
ては、両末端トリメチルシリル基封鎖メチルハイドロジ
エンポリシロキサン、両末端トリメチルシリル基封鎖の
ジメチルシロキサン・メチルハイドロツエンシロキサン
共重合体、両末端ノ、/チルフェニル基封鎖のメチルフ
ェニルシロキサン争メチルハイトロンエンシロキサン共
重合体、テトラメチルテトラハイドロジエンシクロテト
ラシロキサンなどが例示される。
付加反応触媒としての白金系化合物には、白金黒、塩化
白金酸、四塩化白金、塩化白金酸とオレフィンの錯体、
塩化白金酸とメチルビニルシロキサンとの錯本、ロジウ
ム化合物、パラジウム化合物、コバルトカルボニルが例
示される。
架橋剤としてのオルガノハイドロツエンポリシロキサン
の添加量は、分子中のSiH基と(八)成分中の珪素原
子に結合する脂肪族不飽和炭化水素基のモル比が0.6
〜5.0、よ1)好ましくは1.0〜2.5となるよう
な量を添加すればよく、付加反応触媒の添加量は、白金
または白金系化合物の場合、通常(八)成分に対し、白
金換算で0.5〜200ppmであり、白金以外の金属
換算では1〜2000ρppaの範囲で使用される。
本発明の硬化性オルガ/ポリシロキサン組成物には、必
要に応じて酸化鉄、希土類酸化物、希土類水酸化物のよ
うな耐熱剤、炭酸マンガン、炭酸亜鉛、煙霧状チタンの
ような難燃剤、また付加反応の場合には、常温での反応
を抑制するための反応抑制剤、そのほか無水珪酸、石英
微粉末、けいそう土、アルミナ、アスベスト、ガラス繊
維、カーボンブラックなどを配合してもよい。
〔発明の実施例〕
次に本発明の実施例をあげて説明するが、例中、部とあ
るのは電量部を示し、粘度は25℃での値である。なお
、各物性の測定方法はJIS−C2123およびJIS
−に6301に従った。
実施例1 沈殿珪酸(日本シリカニ業社製ニブシルLP)100部
に対して、 で示されるツメチルシロキサン・メチルハイドロジエン
シロキサン共重合体を10部添加し、300°Cで2時
間加熱処理することによって疎水性沈殿珪酸(^)を得
た。
粘Jffi 100 CPの両末端ジメチルビニルシリ
ル基封鎖のジメチルポリシロキサン100部に、疎水性
沈殿珪酸(A)40部を均一になるまで混合し、150
℃で2時間加熱処理してベースコンパウンドとした。こ
のベースコンパウンドに、架橋剤として で示されるジメチルシロキサン・メチルハイトロンエン
シロキサン共重合体2.2部と白金触媒を基材の電量に
対して、白金換算で15ppm添加し、さらに、反応抑
制剤として3−メチルブチ7−ルー1を0.05部とを
均一に混合し、170°C,,5分間プレス加硫するこ
とによって、I7さ2+amのシリコーンゴムシートを
得た。このシリコーンゴムシート)こついて−膜物性、
電気特性、永久伸びおよびシリコーンゴム表面の外観を
調べた。その結果を第1表に示す。
なお、比較例として沈殿珪酸の処理剤として、粘度20
CPの両末端トリメチルシリル基封鎖のツメチルポリシ
ロキサンを用いて、上述と同様な条件で処理した疎水性
沈殿珪酸(B)および無処理の沈殿珪酸にプシルLP)
を用いて、上記と同様の条件でシリコーンゴムシートを
作製し、物性を測定した。その結果を第1表に示す。第
1表に示すとおり、本発明のものは比較例に比べ、本積
固有抵抗値および永久伸びが大幅に改善されたことがわ
かる。
第       1       表 実絶倒2 実施例1で使用した沈殿珪酸100部と、粘度100C
Pであり全置換基の30%が珪素原子結き水素原子であ
る両末端トリメチルシリル基封鎖のツメチルシロキサン
・メチルハイドロツエンシロキサン共重合体8部を添加
し、250°Cで2時間加熱処理して疎水性沈殿珪酸(
C)を得た。
ツメチルシロキサン単位99.8モル%、メチルビニル
シロキサン単位0.2モル%よりなるオルカ゛/ポリ/
ロキサン生ゴム(重合度30(l f) ) I 00
部に、疎水性沈殿珪酸(C)45部を均−4二なるまで
混合し、150 ’Cで2時間加熱処理してベースフン
パウンドとした。このベースコンパウンドに2.5−ビ
ス(t−ブチルバーオキシ)−2、5−ツメチルヘキサ
ン0.44部を2本ロールで混合し、170℃、10分
間プレス加硫して厚さ2m+nのシリコーンゴムシート
を得た。これについて−膜物性、体積固有抵抗1111
、永久伸びおよびゴム表面の外観を調べた。
その結果を第2表に示す。
リメチルシリル基封鎖のジメチルポリシロキサンで、上
述と同じ沈殿珪酸を同様な条件で処理した疎水性沈殿珪
酸(D)、粘度5ocpの両末端トリメチルシリル基封
鎖のメチルハイドロツエンポリシロキサン(全置換基数
に対する珪素原子結合水素原子含有量47%)で処理し
た疎水性沈殿珪酸(E)および無処理の沈殿珪酸を用い
て上記と同様の条件でシリコーンゴムシートを咋製し、
物性を測定した。その結果を第2表に示す。実施例1と
同様、体積固有抵抗値と永久伸びが改善されることがわ
かった。比較例・・目よ本積固有抵抗値と永久伸びとも
改善されるが、シリコーンゴムの表面に白点が発生し外
観が著しく劣った。
第       2       表 実絶倒3 沈殿珪酸(日本シリカニ業社製ニブシル〜′N5)10
0部と、粘度が50CPであり全置換基の20%が珪素
原子結合水素原子である両末端トリメチルシリル基封鎖
のジメチルシロキサン・メチルハイl’aツエンシロキ
サン共重合体13部を混合し、300 ’Cで1時間加
熱処理して疎水性沈殿珪酸(F)を得た。
粘度80cPの両末端メチルフェニルビニルシリル基封
鎖のジメチルポリシロキサン100部に、疎水性沈殿珪
酸(E)35部を均一になるまで混合し、170 ”C
で1時間加熱処理してべ一スコンパウントトシた。この
ベースコンパウンドに、架橋剤として で示されるツメチルシロキサン・メチルハイドロジエン
シロキサン共重合体2.4部と白金触媒を基材の重量に
対して、白金換算で7ppm添加し、さらに、反応抑制
剤として3−メチルブチ7−ルー1を0.01部とを均
一に混合し、150℃、10分間プレス加硫することに
よって・厚さ2nu++のシリコーンゴムシートを得た
これについて外観、−膜物性、体積固有抵抗値、永久伸
びを調べた。その結果を第3表に示す。
比較例として、粘度5ocpの両末端トリメチルシリル
基if鎖のジメチルポリシロキサンで上記と同じ条件で
処理した疎水性沈殿珪酸(B)、粘度50CPの両末端
トリメチルシリル基封鎖のメチルハイドロジエンポリシ
ロキサン(全置換基数に対する珪素原子結合水素原子含
有量47%)で処理した疎水性沈殿珪酸(11)、無処
理の沈殿珪酸および沈殿珪酸の改質の目標である無水珪
酸(日本アエロノル社製アエロジル13 f) ’)を
(重用して上記と同様の条件でシリコーンゴムシートを
作製し、物性を測定した。その結果を第3表に示す。
第3表に示すとおり、メチルハイドロノニンポリシロキ
サンで処理した沈殿珪酸を配合した比較例°7は、本発
明と同等の物性を有するかゴム表面に著しい白点の発生
が認められた。また、本発明は無水珪酸を使用した比較
例9に比べ、一般に機械的物性は劣るが体積固有抵抗値
と永久伸びに関しては、はぼ同等の数値まで゛改善され
ることが判明した6 第     3     表 実施例4 実施例3で使用した沈殿珪酸100部と、で示されるオ
ル77′ノポリシロキサン10部とを混合し、200 
’Cで2時間加熱して疎水性沈殿珪酸(1)を得た。
これを40部使用した以外は実施例1と全く同じ条件で
シリコーンコムシートを作製し、各物性を測定した。そ
の結果を第・1表に示す。
比較例として、 で示されるペンタメチルペンタハイトロンエンシクロペ
ンタシロキサンを使用し、上記と同様の条件で処理して
疎水性沈殿珪酸(J)を得た。
これを使用して上記と同様シリコーンゴムシートを作製
し、各物性を測定した結果を第4表に併記する。
矢張り、沈殿珪酸を処理するオルif/ハイドロジエン
ポリシロキサンの珪素原子結合水素原子の含有量が多い
と、シリコーンゴムの表面に白点が発生し外観不良とな
った。
第     4     表 〔発明の効果〕 本発明によれば、安価な沈殿珪酸を珪素原子結合水素原
子の含有量か全置換基の5〜45%の範囲であるオルガ
ノハイドロツエンポリシロキサンで処理して、疎水性沈
殿珪酸としたものを、シリコーンゴムの充填剤として用
いることによって、高価な乾式性無水珪酸を充填剤とし
て使用した場合とほぼ同等の体積固有抵抗値と永久坤び
を有するシリコーンゴムを提供することが可能となる。
そのため、これまで乾式性無水珪酸を充填剤とするシリ
コーンゴムの使用分野であった電気、電子、通信分野等
へ、安価で性能のよいシリコーンゴムを供給できるので
、産業上、経済上極めて有益である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)平均単位式R^1aR^2bSiO_4_−
    _a_−_b_/_2(式中、R^1は1価の脂肪族不
    飽和炭化水素基、R^2は脂肪族不飽和炭化水素基を除
    く1価の炭化水素基、aは0.0002≦a≦2、bは
    1≦b≦3、ただしa+bは1.90≦a+b≦2.1
    0である。)で示されるオルガノポリシロキサン100
    重量部 (B)(イ)沈殿珪酸100重量部に対し、(ロ)平均
    単位式R^3cHdSiO_4_−_c_−_d_/_
    2(式中、R^3は1価の炭化水素基であり、cは1≦
    c≦3、dは0.01≦d≦1、ただしc+dは1.9
    0≦c+d≦2.10であり、かつd/c+d=0.0
    5〜0.45である。)で示されるオルガノハイドロジ
    エンポリシロキサンを1〜50重量部の割合で混合し、
    加熱処理して疎水化した疎水性沈殿珪酸 10〜100重量部 (C)硬化剤(A)成分を硬化するの に必要とする量 からなることを特徴とする硬化性オルガノポリシロキサ
    ン組成物。 2、(イ)成分と(ロ)成分の加熱処理を、1500℃
    〜400℃で1〜3時間の条件で行なう特許請求の範囲
    第1項記載の組成物。 3、(C)成分が、有機過酸化物、またはオルガノハイ
    ドロジエンポリシロキサンと付加反応触媒である特許請
    求の範囲第1項記載の組成物。
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JPH0368658A (ja) * 1989-08-08 1991-03-25 Shin Etsu Chem Co Ltd オルガノポリシロキサン組成物を用いたシリコーンゴム硬化物の製造方法
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