JPS6178372A - 海藻酒の製造法 - Google Patents
海藻酒の製造法Info
- Publication number
- JPS6178372A JPS6178372A JP59198649A JP19864984A JPS6178372A JP S6178372 A JPS6178372 A JP S6178372A JP 59198649 A JP59198649 A JP 59198649A JP 19864984 A JP19864984 A JP 19864984A JP S6178372 A JPS6178372 A JP S6178372A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seaweed
- sake
- acid
- algae
- preparation
- Prior art date
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- Pending
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- Alcoholic Beverages (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は海藻酒の製造法に関する。
本発明者は、海藻の酸加水分解液又は酵素分解液に酵母
、糖類及び微量栄養素を添加して発酵させることにより
、風味のある海藻酒が得られることを見出した(%願昭
57−226628号及び特願昭59−137968号
明細書参照)。しかしこの方法では、アルコール分が1
2〜15%程度の海藻酒しか製造できながった。
、糖類及び微量栄養素を添加して発酵させることにより
、風味のある海藻酒が得られることを見出した(%願昭
57−226628号及び特願昭59−137968号
明細書参照)。しかしこの方法では、アルコール分が1
2〜15%程度の海藻酒しか製造できながった。
そこでアルコール分の高い海藻酒を得るため、さらに研
究を進めた結果、本発明を完成した。
究を進めた結果、本発明を完成した。
本発明は、清酒の製造工程中に海藻の酵素分解物又は酸
加水分解物を添加することを特徴とする海藻酒の製造法
である。
加水分解物を添加することを特徴とする海藻酒の製造法
である。
本発明方法によれば、清酒の製造法(糖化と発酵が並行
する)に従って醸造するため、20〜22%とアルコー
ル分の高い海藻酒を製造でミク きる。また糖化に用いるこうじ菌がア宍ヰーゼ、テ プロ克アーゼ、マルターゼなどの酵素を含んでいるため
、海藻分解物中の成分が発酵過程でさらに分解され、従
来の海藻酒とは成分の異なる海藻酒を製造することがで
きる。
する)に従って醸造するため、20〜22%とアルコー
ル分の高い海藻酒を製造でミク きる。また糖化に用いるこうじ菌がア宍ヰーゼ、テ プロ克アーゼ、マルターゼなどの酵素を含んでいるため
、海藻分解物中の成分が発酵過程でさらに分解され、従
来の海藻酒とは成分の異なる海藻酒を製造することがで
きる。
物
本発明に用いられる海藻の酸加水分解4は、海藻を酸溶
液中で加熱処理することにより得られる。海藻としては
海苔、昆布、わかめ、もずく等が用いられる。酸として
は無機酸例えば塩酸、硫酸等、有機酸例えばくえん酸、
りんご酸等が用いられる。加水分解は常圧又は加圧下で
行われる。常圧で加水分解する場合は1〜10%の酸溶
液を用い、加熱温度90〜110℃で8〜50時間加水
分解する。加圧下で加水分解する場合は、0.1〜2%
の酸溶液を用い、加熱温度105〜160℃で5〜10
時間加水分解する。
液中で加熱処理することにより得られる。海藻としては
海苔、昆布、わかめ、もずく等が用いられる。酸として
は無機酸例えば塩酸、硫酸等、有機酸例えばくえん酸、
りんご酸等が用いられる。加水分解は常圧又は加圧下で
行われる。常圧で加水分解する場合は1〜10%の酸溶
液を用い、加熱温度90〜110℃で8〜50時間加水
分解する。加圧下で加水分解する場合は、0.1〜2%
の酸溶液を用い、加熱温度105〜160℃で5〜10
時間加水分解する。
酸溶液の使用量は海藻1部に対して6〜20部である。
酵素分解物は、海藻を繊維素分解酵素で処理布、わかめ
、もずく等が用いられる。繊維、分解酵素としてはトル
コデルマ属、リゾーブス属、アスペルギルス属などの各
種菌体から製造されたセルラーゼ、マーセラーゼ、ヘミ
セルラーゼ、ポリガラクチュロナーゼ等の酵素製剤を用
いることが好ましい。酵素分解物を製造するには、例え
ばpH4〜6の酸溶液又は緩衝液100部に対して海藻
1〜5部及び繊維素分解酵素0,05〜0.5部を加え
、30〜50℃で4〜48時間分解する。緩衝液のpH
調整には酢酸、乳酸、くえん酸、りんご酸、こはく酸、
酒石酸等の有機酸、燐酸等の無機酸及びそれらの塩類又
は苛性ソーダ、苛性カリ、重炭酸ソーダ等が用いられる
。海藻の酸加水分解物及び酵素分解物は、不溶物を除去
して用いることが好ましい。
、もずく等が用いられる。繊維、分解酵素としてはトル
コデルマ属、リゾーブス属、アスペルギルス属などの各
種菌体から製造されたセルラーゼ、マーセラーゼ、ヘミ
セルラーゼ、ポリガラクチュロナーゼ等の酵素製剤を用
いることが好ましい。酵素分解物を製造するには、例え
ばpH4〜6の酸溶液又は緩衝液100部に対して海藻
1〜5部及び繊維素分解酵素0,05〜0.5部を加え
、30〜50℃で4〜48時間分解する。緩衝液のpH
調整には酢酸、乳酸、くえん酸、りんご酸、こはく酸、
酒石酸等の有機酸、燐酸等の無機酸及びそれらの塩類又
は苛性ソーダ、苛性カリ、重炭酸ソーダ等が用いられる
。海藻の酸加水分解物及び酵素分解物は、不溶物を除去
して用いることが好ましい。
本発明を実施するに際しては、海藻の酵素分解物又は酸
加水分解物に蒸米、こうじ及び清酒酵母を加え、5〜6
0℃で5〜20日間発酵させて酒母な製造する。
加水分解物に蒸米、こうじ及び清酒酵母を加え、5〜6
0℃で5〜20日間発酵させて酒母な製造する。
こうじとしては蒸米と黄こうじ菌又は黒こうじ菌を混合
し、常法により製造したものが用いられる。清酒酵母と
してはサツカロミセス・セレビシx (Sacchar
omyces cerevisiae )K属する酵母
が用いられる。
し、常法により製造したものが用いられる。清酒酵母と
してはサツカロミセス・セレビシx (Sacchar
omyces cerevisiae )K属する酵母
が用いられる。
次いで得られた酒母に蒸米、こうじ及び汲水を1回又は
数回にわたって順次加える。3回で添加する場合、それ
ぞれ切部、付添及び留部という。4日間で仕込みを終了
し、得られた二次もろみを15〜40日間発酵させる。
数回にわたって順次加える。3回で添加する場合、それ
ぞれ切部、付添及び留部という。4日間で仕込みを終了
し、得られた二次もろみを15〜40日間発酵させる。
発酵終了後、熟成もろみを圧搾濾過して清酒と粕に分け
る。清酒は、50〜60℃で火入れを行う。こうして清
酒風の海藻酒を製造することができる。
る。清酒は、50〜60℃で火入れを行う。こうして清
酒風の海藻酒を製造することができる。
海藻分解物を添加する時期としては、前記の酒母製造時
以外に切部、付添、留部等の仕込み 6一 時があげられる。また減圧下で濃縮乾固した分解物をこ
うじ製造時に添加してもよい。海藻分解物の添加量は原
料海藻の乾物量に換算して、仕込み景の0.05〜5重
量%である。
以外に切部、付添、留部等の仕込み 6一 時があげられる。また減圧下で濃縮乾固した分解物をこ
うじ製造時に添加してもよい。海藻分解物の添加量は原
料海藻の乾物量に換算して、仕込み景の0.05〜5重
量%である。
こうして得られた酒を単蒸留することにより、海苔の風
味をいかした蒸留酒を製造することもできる。
味をいかした蒸留酒を製造することもできる。
実施例1
乾海苔20gに0.8%の塩酸100m/!を加え、オ
ートクレーブ中で2 kll//cIn2の加圧下で1
15℃に加熱して8時間加水分解を行った。冷却後、炭
酸ソーダで中和し濾過するとF液約100m/が得られ
る。この分解液に蒸米75p、こうじ509及び清酒酵
母を加え、20℃で20日間発酵させて酒母を製造する
。
ートクレーブ中で2 kll//cIn2の加圧下で1
15℃に加熱して8時間加水分解を行った。冷却後、炭
酸ソーダで中和し濾過するとF液約100m/が得られ
る。この分解液に蒸米75p、こうじ509及び清酒酵
母を加え、20℃で20日間発酵させて酒母を製造する
。
第1日日に前記の酒母に蒸米165y、こうじ65g及
び汲水200g、第68目に蒸米640g、こうじ10
5g及び汲水650g、第41目に蒸米570g、こう
じ150g及び汲水1050gを添加し、4日間で仕込
を完了した。仕込完了後、二次もろみを20℃で60日
間発酵させたのち、発酵液を濾過した。このF液を60
’Cで火入れを行うと、アルコール分20%の海藻酒が
2700m1得られた。
び汲水200g、第68目に蒸米640g、こうじ10
5g及び汲水650g、第41目に蒸米570g、こう
じ150g及び汲水1050gを添加し、4日間で仕込
を完了した。仕込完了後、二次もろみを20℃で60日
間発酵させたのち、発酵液を濾過した。このF液を60
’Cで火入れを行うと、アルコール分20%の海藻酒が
2700m1得られた。
実施例2
pH5の緩衝液1oomz(りんご酸0.42 g、く
えん酸0.1g、酒石酸0.6g及び水酸化ナトリウム
0.399含有)にトリコデルマ属の繊維素分解酵素(
セルラーゼT−AP :大野製薬社製)0.1g及び細
断した海苔6gを加え、45℃で48時間分解を行った
。以下、実施例1と同様にしてアルコール分20%の海
藻酒を2700m/!製造した。
えん酸0.1g、酒石酸0.6g及び水酸化ナトリウム
0.399含有)にトリコデルマ属の繊維素分解酵素(
セルラーゼT−AP :大野製薬社製)0.1g及び細
断した海苔6gを加え、45℃で48時間分解を行った
。以下、実施例1と同様にしてアルコール分20%の海
藻酒を2700m/!製造した。
実施例6
実施例10分解液を減圧下で濃縮乾固した。
この分解物16gを蒸米650gとよく混合し、こうじ
菌を加えて常法によりこうじを製造した。
菌を加えて常法によりこうじを製造した。
以下実施例1と同様にして海藻酒を製造した。
実施例4
原料の乾海苔をもずくに代えて実施例1と同様にして海
藻酒を製造した。
藻酒を製造した。
実施例5
原料の乾海苔なもず(に代えて実施例6と同様にして海
藻酒を製造した。
藻酒を製造した。
実施例6
実施例1〜5の酒を蒸留し、焼酎様の蒸留酒を製造した
。
。
実施例7
実施例20分解液を減圧下で濃縮乾固した。
この分解物1.9gを蒸米100gとよく混合し、黒こ
うじ菌を加えて常法によりこうじを製造した。こうじ米
100gに水120g及び酵母を加えて一次もろみを仕
込んだ。25〜60℃で発酵させ、7日後に蒸米200
9及び水440yを加えて二次もろみを仕込んだ。25
〜65℃で20日間発酵させた。発酵終了後、このもろ
みをそのまま単式蒸留機に入れ蒸留すると、海苔の風味
を有する蒸留酒が54omIl′得られた。
うじ菌を加えて常法によりこうじを製造した。こうじ米
100gに水120g及び酵母を加えて一次もろみを仕
込んだ。25〜60℃で発酵させ、7日後に蒸米200
9及び水440yを加えて二次もろみを仕込んだ。25
〜65℃で20日間発酵させた。発酵終了後、このもろ
みをそのまま単式蒸留機に入れ蒸留すると、海苔の風味
を有する蒸留酒が54omIl′得られた。
Claims (1)
- 清酒の製造工程中に海藻の酵素分解物又は酸加水分解物
を添加することを特徴とする海藻酒の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198649A JPS6178372A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 海藻酒の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59198649A JPS6178372A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 海藻酒の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6178372A true JPS6178372A (ja) | 1986-04-21 |
Family
ID=16394722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59198649A Pending JPS6178372A (ja) | 1984-09-25 | 1984-09-25 | 海藻酒の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6178372A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6229961A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-07 | Seiriki Syuzo Kk | 海苔焼酎の製造方法 |
KR100765913B1 (ko) | 2006-05-04 | 2007-10-10 | 전라남도 | 김을 이용한 침출주의 제조 방법 |
CN112479782A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-03-12 | 晟丰(烟台)农业科技有限公司 | 一种海藻肥及其制备方法 |
CN112592943A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-04-02 | 晟丰(烟台)农业科技有限公司 | 一种海藻液的提取方法 |
-
1984
- 1984-09-25 JP JP59198649A patent/JPS6178372A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6229961A (ja) * | 1985-07-31 | 1987-02-07 | Seiriki Syuzo Kk | 海苔焼酎の製造方法 |
JPH0113834B2 (ja) * | 1985-07-31 | 1989-03-08 | Seiriki Shuzo Kk | |
KR100765913B1 (ko) | 2006-05-04 | 2007-10-10 | 전라남도 | 김을 이용한 침출주의 제조 방법 |
CN112479782A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-03-12 | 晟丰(烟台)农业科技有限公司 | 一种海藻肥及其制备方法 |
CN112592943A (zh) * | 2021-01-15 | 2021-04-02 | 晟丰(烟台)农业科技有限公司 | 一种海藻液的提取方法 |
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