JPS6177552A - 車両の加速スリツプ制御装置 - Google Patents

車両の加速スリツプ制御装置

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JPS6177552A
JPS6177552A JP19921784A JP19921784A JPS6177552A JP S6177552 A JPS6177552 A JP S6177552A JP 19921784 A JP19921784 A JP 19921784A JP 19921784 A JP19921784 A JP 19921784A JP S6177552 A JPS6177552 A JP S6177552A
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acceleration slip
hydraulic pressure
vehicle
acceleration
brake
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Application number
JP19921784A
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English (en)
Inventor
Yoshihisa Nomura
野村 佳久
Kimikazu Ishikawa
石川 公万
Akira Shirai
白井 昭
Takahiro Nogami
野上 高弘
Kazumasa Nakamura
和正 中村
Kaoru Ohashi
薫 大橋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS6177552A publication Critical patent/JPS6177552A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/48Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition connecting the brake actuator to an alternative or additional source of fluid pressure, e.g. traction control systems
    • B60T8/4809Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems
    • B60T8/4827Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems
    • B60T8/489Traction control, stability control, using both the wheel brakes and other automatic braking systems in hydraulic brake systems using separate traction control modulators

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車両の加速スリップ制御装置に関し、詳しくは
、車両加速時に生ずる駆動輪の加速スリップを検知した
際、駆動輪のブレーキ油圧を制御して駆動輪の回転を抑
制する車両の加速スリップ制御装置に関するものである
[従来の技術] 従来より車両加速時に生ずる駆動輪の空転を防止すると
共に、車両加速時の駆動輪のタイヤと路面との摩擦力が
最大となるよう駆動輪の回転を制御して、車両の走行安
定性、加速性等を向上する加速スリップ制御装置が考え
られている。
そしてこの種の加速スリップ制御装置にあっては、通常
、駆動輪の回転速度を1つのパラメータとして駆動輪の
加速スリップを検知し、そのスリップの程度が所定値以
上の場合に、例えば点火時期や空燃比を制御することに
よって内燃機関の出力を制御し、駆動輪の回転を抑制す
ることが考えられている。
[発明が解決しようとする問題点] ところが上記のように駆動輪の回転を内燃機関の出力に
よって制御するようにした場合、その応答性が悪く、瞬
時に駆動輪の回転を抑制することができないといった問
題がある。従って駆動輪に加速スリップを生じた場合、
その回転を瞬時に抑制するためには車両に搭載されてい
る制動装置を用いて駆動輪の回転を制御するとよいので
あるが、車両用制動装置の駆動輪に設けられた制動シリ
ンダに供給するブレーキ油圧を加圧するためには、その
加圧のための圧力源が必要となり、従来の車両に例えば
油圧ポンプ等信の装置を付加することが必要となる。
[問題点を解決するための手段] そこで本発明は、上記問題点を解決するためになされた
ものであって、駆動輪に加速スリップを生じた場合、従
来より車両に搭載されている圧力源を用いてブレーキ油
圧を加圧することによって、駆動輪の回転を制御し、車
両の走行安定性、加速性を向上することを目的としてお
り、その構成は、第1図に示す如く、 駆動輪重の回転速度を検出する駆動輪速度検出手段■と
、 該検出された駆動輪の回転速度を1つのパラメータとし
て、上記駆動輪重の加速スリップを検知する加速スリッ
プ検知手段■と、 該加速スリップが検知された場合に、上記駆動輪■の回
転を抑制するスリップ制御手段IVと、を備えた車両の
加速スリップ制御装置において、上記スリップ制御手段
IVに、当該車両のパワーステアリング用油圧ポンプV
より出力される油圧を用いて上記駆動輪のブレーキ油圧
を加圧するブレーキ油圧加圧部材vrを設け、 上記スリップ制御手段■を、当該車両の制動装置を用い
て上記駆動輪の回転を抑制するよう構成したことを特徴
とする車両の加速スリップ制御装置を要旨としている。
[作用〕 ここで上記駆動輪速度検出手段■としては、駆動輪の回
転に応じた信号を出力する、いわゆる車速センサを用い
ることができ、加速スリップ検知手段■にて、この車速
センサから出力される信号に基づき算出される駆動輪の
回転速度を1つのパラメータとして、駆動輪のスリップ
の程度が所定値以上となった場合に加速スリップが検知
されることとなる。つまり、例えば駆動輪の回転速度の
所定時間内の変化量から駆動輪の回転加速度を求め、そ
の回転加速度が所定値以上となった場合、あるいは駆動
輪の回転速度以外に車体の走行速度を検出し、その速度
差が所定値以上となった場合に、加速スリップが生じた
ものと判断し、検知することができる。
そしてこのように駆動輪の加速スリップが検知された場
合には、スリップ制御手段1vの動作により加速スリッ
プ検知手段■にて加速スリップが検知されない程度に駆
動輪の回転を抑制することとなるのであるが、本発明で
はパワーステアリング用の油圧ポンプを圧力源として駆
動輪の制動装置のブレーキ油圧を加圧する。
尚、ブレーキ油圧を加圧するためのブレーキ油圧加圧部
材■としては、パワーステアリング用の油圧ポンプより
出力される油圧を、ブレーキ油圧用に調圧すると共に、
パワーステアリング用の油とブレーキ用の油とが混合し
ないようにマスタシリンダを用いることが望ましい。ま
たこのマスタシリンダを直接駆動輪のブレーキ系に設け
ると、制御中に運転者がブレーキペダルを踏み込んだ場
合にブレーキペダルが踏み込めず、不快感を与えるとい
ったことが考えられるので、ブレーキペダルを踏み込ん
だ際に生ずるブレーキ油の圧力と、上記制御によるブレ
ーキ油の圧力とが互いに影響することなく、どちらか高
い方の油圧で以って制動装置が働くよう油圧切替弁(チ
ェンジバルブ)を設(プることか望ましい。
[実施例] 以下に本発明の実施例を図面と共に説明する。
まず第2図は本発明の第1実施例の加速スリップ制御装
置が搭載された車両のブレーキとパワーステアリングの
油圧系、及び加速スリップ制御装置を表わす概略8I成
図である。
図において1はブレーキペダル、2はブレーキペダル1
の踏み込み量に応じてブレーキ油圧を発生するブレーキ
マスタシリンダ、3は後述の処理により、加速スリップ
発生時にパワーステアリングの油圧によってブレーキ油
圧を発生するサブマスタシリンダ、4及び5は当限車両
の左・右の遊動輪、6及び7は同じく左・右の駆動輪、
8ないし11は各車輪4ないし7に夫々設けられたホイ
ールシリンダである。
ここで上記ブレーキマスタシリンI2にはタンデム型の
マスタシリンダが用いられ、左・右の遊動輪4.5に設
けられたホイールシリンダ8.9と左・右の駆動輪6.
7に設けられたホイールシリンダ10.11とには夫々
異なる油圧系で以ってブレーキ油圧が伝達される。また
サブマスタシリンダ3にて発生されるブレーキ油圧は左
・右の駆動輪6.7制動用の油圧であってこのブレーキ
油圧が、上記ブレーキマスタシリンダ2より出力される
駆動輪用のブレーキ油圧と同様に、ホイールシリンダ1
0.11に伝達されるよう、ブレーキマスタシリンダ2
からホイールシリンダ10゜11への油圧系にはシャト
ル弁からなるチェンジパルプ12が設けられ、ブレーキ
マスタシリンダ2又はサブマスタシリンダ3より発生さ
れるブレーキ油圧のうらいずれか大きい方の油圧がその
ままホイールシリンダ10.11に伝達されるように構
成されている。
次に20は当該車両のパワーステアリングの油圧系であ
って、この油圧系20に流れる油をリザーバタンク21
より汲み出す油圧ポンプ22とこの油の逆流を防止する
逆止め弁23及び24と、ステアリングギヤボックス2
5と、ステアリングが操舵され、ステアリングギヤボッ
クス25の油圧が上昇した際にON状態とされ、ON状
態でLOWレベルの信号を出力する油圧スイッチ26と
、当該車両の加速スリップが検知された際、上記サブマ
スタシリンダ3に上記油圧ポンプ22より汲み出された
油の圧力〈以下、ステアリング油圧という。)が伝達さ
れるよう弁位置が切り替えられるサブマスタシリンダ芹
圧用の第1の2位置弁27と、加速スリップが検知され
、ステアリングが操舵されていない場合には、ステアリ
ングギヤボックス25を流れる油を絞り、サブマスタシ
リンダ3に伝達される油圧ポンプ22からのステアリン
グ油圧を昇圧すると共に、それ以外の場合にはステ、ア
リング油圧がステアリングギヤボックス25にそのまま
伝達されるよう弁位置が切り替えられる第2の2位置弁
28とから構成されている。
尚、第1の2位置弁27及び第2の2位置弁2日には夫
々片ソレノイド形の電磁操作弁が用いられ、通常ばねに
よって図に示す弁位置に固定されており、駆動信号を受
けることによって、もう一方の弁位置に切り替えられる
こととなる。
また図において29は駆動輪6.7の回転速度の平均値
(以下、駆動輪速度という。)を検出するために、例え
ば図示しないトランスミッションの出力軸に設けられた
駆動輪速度センサ、30はこの駆動輪速度センサ29や
前記油圧スイッチ26からの信号を受け、上記2つの2
位置弁27及び28を制御して、加速スリップ発生時に
駆動輪6.7の回転を抑制する制御回路を表わしている
ここで本実施例においては上記制御回路30をマイクロ
コンピュータを用いて構成したものとし、説明を進める
と、駆動制御回路30の構成は、第3図に示す如く表わ
すことができる。尚図において31は上記油圧スイッチ
26及び駆動輪速度センサ29にて検出されたデータを
制御プログラムに従って入力及び演算し、2位置弁27
及び28を駆動制御するための処理を行なうセントラル
プロセシングユニット(CPU)、32は上記制御プロ
グラムやマツプ等のデータが格納されたり一ドオンリメ
モリ(ROM)、33は上記各センサからのデータや演
算制御に必要なデータが一時的に読み古きされるランダ
ムアクセスメモリ(RAM)、34は波形整形回路や各
センサの出力信号をCPU31に選択的に出力するマル
チプレクサ等を備えた入力部、35は2位置弁27及び
28をCPU31からの制御信号に従って駆動する駆動
回路を備えた出力部、36はCPU31、ROM32等
の各素子及び入力部34、出力部35を結び、各種デー
タの通路とされるパスライン、37は上記各部に電源を
供給する電源回路を夫々表わしている。
次に上記の如く構成された制御回路30にて実行される
加速スリップ制御について、第4図に示すフローチャー
トに沿って詳しく説明する。
図に示す如く、処理が開始されるとまずステップ101
が実行され、駆動輪速度センサ29からの検出信号に基
づき駆動輪速度vrを算出し、続くステップ102に移
行する。そしてステップ102においては上記算出され
た駆動輪速度vrを基に、2種の基準速度V1及びv2
を算出する。
ここでこの2種の基準速度v1及び■2は、後述の処理
にて駆動輪速度Vrと比較して、上記第1及び第2の2
位置弁27及び28を駆動制御する際の判断基準となる
ものであって、駆動輪速度Vrが急増しない定常走行時
には次式 %式% より求められ、加速時に駆動輪速度vrが急増した場合
には所定の増加率で以って制限され設定される。
次に上記ステップ102にて基準速度v1及びVzが算
出されると続くステップ103を実行し、駆動輪速度V
rが設定値71以上であるか否かを判断する。そしてV
r≧v1の場合には続くステップ104に移行してカウ
ンタCをクリアし、次ステツプ105にて前記第2の2
位置弁28に駆動信号を出力する。一方Vr <V+の
場合にはステップ106に移行して油圧スイッチ26が
ON状態か否か、つまりステアリングが操舵されている
か否かを判断し、油圧スイッチ26がOFF状態であれ
ば続くステップ107に移行する。そしてステップ10
7ではカウンタCの(直をインクリメントして続くステ
ップ108に移行し、カウンタCの値が設定fa C1
以上であるか否かを判断する。またステップ106にて
油圧スイッチ26がON状態であると判断されるとステ
ップ109を実行し、カウンタCをクリアする。
ここで上記ステップ108にてカウンタCの値が設定1
m C+より小さい旨判断された場合には、前記ステッ
プ106に移行して、上述した如く第2の2位置弁28
に駆動信号を出力し、一方カウンタCの値が設定値C1
以上である旨判断された場合にはステップ110に移行
して、第2の2位置弁28の駆動信号を停止する処理を
実行する。
また前記ステップ103にて油圧スイッチ26がON状
態である旨判断され、ステップ109が実行された場合
にも、このステップ110の処理を実行する。
次に上記ステップ105又は上記ステップ110の処理
が実行されると続くステップ111が実行され、駆動輪
速度V「が基準速度72以上であるか否かを判断する。
そしてvr≧■2である場合には次ステツプ112に移
行して前記第1の2位置弁27に駆動信号を出力し、一
方Vr <Vzである場合にはステップ113に移行し
て第1の2位置弁27の駆動信号を停止して本ルーチン
の処理を一旦終了する。
以下に上記加速スリップ制御の動作について第5図に示
すタイムチャートに沿って説明する。
まず上記ステップ101にて求められる基準速度v1及
びVzは、図に示す如く駆動輪速度yrが所定の増加率
以下、つまり図における所定の傾きα以下で以って増加
している際にはその駆動輪速度Vrに所定値に1又はに
2を加算することによって求められ、駆動輪速度Vrが
傾きα以上の傾きで以って増加する際には、その傾きα
の増加率で設定されることとなる。
そして駆動輪速度Vrtfi基準速度v2以上となると
第1の2位置弁27に駆動信号が出力され、弁位置が第
2図における下方の弁位置に制御されて油圧ポンプ22
より出力される油圧がサブマスタシリンダ3に伝達され
ることとなる。従ってサブマスタシリンダ3からはチェ
ンジバルブ12を介してホイールシリンダ10111に
ブレーキ油圧が出力され、駆動輪6.7の回転が抑制さ
れることとなる。
また駆動輪速度Vrtfi基準速度基準速度上1以上場
合、あるいは駆動輪速度Vrが基準速度v1を下回った
際にカウントされるカウンタCの値が設定値C1より小
さい場合に、油圧スイッチ26がOFF状態であれば第
2の2位置弁28に駆動信号が出力され、弁位置が第2
図における左方の弁位置に制(21Iされて油圧ポンプ
22からステアリングギヤボックス25への油圧系が絞
られ、油の圧力が上昇されることとなる。
これは、駆動輪速度Vrが基準速度71以上となった際
には次に駆動輪速度rが基準速度72以上となるであろ
うことを予測して油圧ポンプ22からステアリングギヤ
ボックス25への油圧系を絞り、サブマスタシリンダ3
へ伝達される油圧を上げ、早く駆動輪6.7の回転が抑
制できるようにしているのであり、また駆動輪速度■r
が基準速度V1を下回ってもサブマスタシリンダ3の加
圧解除によって再度駆動輪速度vrが増加することがあ
るのでカウンタCによってその後所定時間経過するまで
は2位置弁に駆動信号を出力するようにしているのであ
る。一方油圧スイッチ26がON状態となった際には駆
動輪速度vrには関係なく第2の2位置弁28には駆動
信号を出力しないようにしているが、これは油圧スイッ
チ26がON状態となった際、つまりステアリングが操
舵され、ステアリングギヤボックス25の油圧が大きく
なった際には、油圧昇圧する必要がなく、またその操舵
力を得るために油圧ポンプ22からの油圧を送り、パワ
ーステアリングの別面を低下させないようにしているの
である。
以上説明したように、本実施例の加速スリップ制御装置
においては、駆動輪速度センサ29にて検出される駆動
輪速度Vrのみから駆動輪6.7の加速の程度を検知し
、駆動輪速度vrが基準速度72以上となるような急加
速時には、それによって生ずる加速スリップを防止すべ
く、パワーステアリング用の油圧ポンプ22から出力さ
れる油圧で以ってサブマスタシリンダ3を加圧し、駆動
輪6.7の回転を抑制するよう構成されている。
従ってこの加速スリップ制御装置を用いれば、パワース
テアリングを搭載した車両であれば加速スリップ防止用
の油圧ポンプを設けることなく加速スリップ発生時に駆
動輪の回転を制動装置で以ブて直接制御することができ
るようになり、従来のエンジン制御のように制御遅れを
生ずることなく。
加速スリップを防止できるようになる。
なお、上記実施例の動作を説明する第5図のタイムチャ
ートにおいて、カウンタC及び第2の2位置弁の駆動信
号を示す部分の点線A及びBは、油圧スイッチが継続し
てOFF状態である場合のものを表わし、この場合には
カウンタCはカウントされつづけ、第2の2位置弁の駆
動信号はカウンタCの値がC1以上となるまでON状態
となることを表わしている。
次に上記実施例においては制御回路30にマイクロコン
ピュータを用いるものとして説明したが、この例にも例
えば第6図に示す如き、マイクロコンピュータを用いな
い電気回路によって構成することもできる。
つまり図に示す如く、制御回路30を駆動輪速度センサ
29より出力された駆動輪の回転に応じたパルス信号の
周波数を電圧信号3rに変換するF/V変換器41と、
前記基準速疾v1及びv2を夫々算出する際に用いられ
る定数に1及びに2に相当する基準電圧B1及びB2を
、上記電圧信号[3rに加算する加算器42及び43と
、各加算器42及び43から夫々出力される電圧信号3
r1及びBrzの上昇を所定の増加率以下に制限する十
G勾配制限器44及び45と、これら十G勾配制限器4
4及び45から夫々出力される前記基準速度v1及びv
2に相当する基準速度電圧BS1及びBS2とF/V変
換器41より出力される前記駆動輪速[vrに相当する
駆動輪速度電圧Brとを夫々比較し、13r≧Bs、の
場合にrHi0h」レベルの電圧信号を出力する比較器
46及び3r≧BS2の場合にrHighJレベルの電
圧信号を出力する比較器47と、比較器47からの出力
信号を増幅し、第1の2位置弁27に駆動信号として出
力する増幅器48と、比較器46からの出力信号が遅延
回路4つを介して入力されるとともに油圧スイッチ26
からの検出信号が入力されるAND回路50と、AND
回路50からの出力信号を増幅し、第2の2位置弁28
に駆動信号として出力する増幅器51と、から構成すれ
ば上述の実施例と同様に動作し、加速スリップ発生時に
駆動輪のブレーキ油圧を制御してスリップを抑制し1q
る制御回路30を、マイクロコンピュータを用いないで
構成することができるのである。
次に上記実施例においては、サブマスタシリンダ3を加
圧するための油圧ポンプ22からサブマスタシリンダ3
への油圧系に第1の2位置弁27を設け、加速スリップ
発生時には油圧ポンプ22からの油圧がそのままサブマ
スタシリンダ3に伝達されるようにしているが、この場
合スリップ制御中には、ブレーキ油圧は加圧、減圧の2
モードによって制動力を制御するため、第2の2位置弁
を高速で動作させる必要があり、きめ細かな制動ができ
ないといったことが考えられることから、第1の2位置
弁27を3位置弁に置き換え、サブマスタシリンダ3へ
の油圧を保持できるようにすれば、より精度高い緻密な
制御となり効果的である。
以下に本発明の第2実施例として、第1の2位置弁27
を3位置弁に置き換え、その他加速スリップの検知方法
も異なる加速スリップ制御装置を挙げ、説明する。
第7図は本実施例の加速スリップ制御装置の概略構成図
であって、前記第1実施例の第1の2位置弁27に、油
圧系を遮断し、サブマスタシリンダ3への油圧を保持す
る弁位置を付加した3位置弁50を備えると共に、左・
右の遊動輪4.5に夫々その回転速度を検出する左遊動
輪速度センサ51及び右遊動輪速度センサ52を設けた
こと以外は、前記第1実施例と同様であるので詳しい説
明は省略する。
次に本実施例においては制御回路30をマイクロコンピ
ュータを用いない電子回路により構成したものとして説
明を進めると、この制御回路30の構成は、第8図に示
す如き回路構成となる。
図において、61及び62は左・右の遊動輪速度センサ
51及び52より出力される、各遊動輪の回転に応じた
パルス信号の周波数を電圧信号に変換するF/V変換器
、63はその変換された電圧信号を加算して当該車両の
走行速度に対応する電圧(以下、車体速度電圧という>
F3fを得るための加算器、64は車体速度電圧B「を
微分して当該車両の加速度に対応する電、圧(以下、車
体加速度電圧という。)Bfを得るための微分器、65
はその車体加速度電圧8fとアース電圧(Ov)と比較
し、車両が加速中であるか否かを判断するための比較器
である。
また66は駆動輪速度センサ29より出力されるパルス
信号の周波数を電圧信号に変換するF/V変換器、67
はその電圧信号を、上記加算器63にて得られる車体速
度電圧Brと相対応する電圧に増幅し、駆動輪速度Vr
を表わす駆動輪速度電圧3rを得るための増幅器、68
はその駆動輪速度電圧13rを微分して駆動輪加速度電
圧Brを出力する微分器である。
更に6つ及び7oは上記加算器63より出力される車両
の走行速度に対応した車体速度電圧B「に、夫々所定電
圧B1及びB2を加算して当該車両の加速スリップの程
度を判断するための基準電圧BI’+及びF3f2を出
力する加算器、71及び72は加算器69及び70より
出力された基準電圧Bf+及びBf2を夫々上記増幅器
67より出力される駆動輪速度電圧Brと比較して、B
f+≦[3r、あるいはBf2≦Brの場合に、夫々r
HiahJレベルの電圧信号Bfl又はBrhを出力す
る比較器、73及び74は微分器68より出力される駆
動輪加速度電圧Brと所定電圧B3及びB4の場合に夫
々It−1ighJレベルの電圧信号Br1又は3rh
を出力する比較器である。
そして上記比較器71及び73より出力される電圧信号
[3fl及び3rlはAND回路75に入力され、AN
D回路75より出力される電圧信号B1は上記3位置弁
50を第7図に示すbの弁位置に切り替えるための制御
信号として増幅器76を介してトランジスタTr+のベ
ース電圧とされる。
またAND回路77には上記比較器72及び74より夫
々出力される電圧信号Bfh及び3rhが入力されると
共に、このAND回路77より出力される電圧信号Bh
は上記3位置弁5oを第7図に示すaの弁位置に切り替
えるための制御信号として増幅器7つを介してトランジ
スタTr2のベース電圧とされる。
一方比較器65より出力される当該車両が加速状態であ
ることを示す電圧信号や、比較器71より遅延回路80
を介して出力される電圧信号、あるいは油圧スイッチ2
6から出力される電圧信号はANI)回路81に入力さ
れ、このAND回路81の出力端子は2位買弁28に増
幅器82を介して駆動信号を出力すべく増幅器82に接
続されている。
このように構成された本実施例の加速スリップ制御装置
においては、第9図に示す如く、駆動輪速度電圧3rが
基準電圧Bf + JJ、上となり、駆動輪加速度電圧
[3rが電圧83以上となった場合には、少なくともト
ランジスタTr1のベースには電圧B1が増幅器75を
介して印加され、トランジスタTr1がON状態とされ
、また更に駆動輪速度電圧3rが基準電圧812以上と
なり、駆動輪加速度電圧3rが電圧84以上となった場
合には、トランジスタTrzのベースには電圧Bhが増
幅器78を介して印加され、トランジスタTr1及びト
ランジスタ7r2が共にON状態となるよう構成されて
いる。従って[3r≧Bfzとなりかつ3r≧84とな
るような急加速が行なわれた場合には、3位買弁50の
弁位置が第7図に示すa位置に制御され、サブマスタシ
リンダ3には油圧ポンプ22より出力される油圧が伝達
され駆動輪6.7に制動力が加わることとなる。
よって本実施例の加速スリップ制御装置によれば加速ス
リップ発生時にサブマスタシリンダ3を加圧して駆動輪
の回転制御を実行している際、加速スリップの程度に応
じてサブマスタシリンダ3の油圧を加圧、減圧、保持と
3段階に切り替えて制御できるので、加速スリップをよ
り早く緻密に制御でき、駆動輪の回転を最高の加速性が
得られるように制御することができるようになる。
尚、第9図に6いて電圧信@Br+を示す部分の点線は
、遅延回路80による遅延時間T1を示し、前記第1実
施例で説明したカウンタCと同様の動作を表わしている
また本実施例においては、制御回路30を電気回路によ
り構成したが、前記第1実施例のようにCPUを中心に
構成されるマイクロコンピュータにより構成し、第9図
に示した如き動作を制御プログラムに沿って実行するよ
うにしてもよい。
[発明の効果1 以上詳述した如く、本発明の車両の加速スリップ制御装
置においては、駆動輪に加速スリップを生じた場合、駆
動輪のブレーキ油圧を制御することによって駆動輪の回
転を抑11し、そのスリップを制御しようとする際には
、パワーステアリング用の油圧ポンプより出力される油
圧で以ってブレーキ油圧を制御するよう構成されている
。従って加速スリップを検知した際には制動装置を用い
て直接駆動輪の回転を抑制することができ、制御の応答
性がよいといった効果だけでなく、車両に加速スリップ
制御用の油圧ポンプを付加する必要がないといった効果
が1qられる。よって本発明の加速スリップ制御装置は
、従来のパワーステアリングを搭載した車両を用いて簡
単に実現することができ、急加速時に生ずるタイヤの空
転をより早く防止することができるようになり、車両の
走行安定性・加速性を向上することができるようになる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を表わすブロック図、第2図ない
し第5図は本発明の第1実施例を示し、第2図はブレー
キとパワーステアリングの油圧系及び加速スリップ制御
装置を表わす概略構成図、第3図は本実施例の制御回路
30を表わすプロツり図、第4図は本実施例の加速スリ
ップ制御を表わすフローチャート、第5図はその動作を
説明するタイムチャート、第6図は第1実施例の制御回
路30をマイクロコンピュータを用いない電気回路で以
って構成した場合の回路図、第7図ないし第9図は本発
明の第2実施例を示し、第7図は本実施例の概略構成図
、第8図は本実施例の制御回路を表わす回路図、第9図
はその動作を説明するタイムチャートである。 工、6.7・・・駆動輪 ■・・・駆動輪速度検出手段 度・・・加速スリップ検知手段 IV・・・スリップ制御手段 v122・・・油圧ポンプ ■・・・ブレーキ油圧加圧部材 3・・・サブマスタシリンダ 10.11・・・ホイールシリンダ 12・・・チェンジバルブ 27・・・第1の2位置弁 28・・・第2の2位置弁 2つ・・・駆動輪センサ 30・・・制御回路 50・・・3位置弁

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 駆動輪の回転速度を検出する駆動輪速度検出手段と
    、 該検出された駆動輪の回転速度を1つのパラメータとし
    て、上記駆動輪の加速スリップを検知する加速スリップ
    検知手段と、 該加速スリップが検知された場合に、上記駆動輪の回転
    を抑制するスリップ制御手段と、 を備えた車両の加速スリップ制御装置において、上記ス
    リップ制御手段に、当該車両のパワーステアリング用油
    圧ポンプより出力される油圧を用いて上記駆動輪のブレ
    ーキ油圧を加圧するブレーキ油圧加圧部材を設け、 上記スリップ制御手段を、当該車両の制動装置を用いて
    上記駆動輪の回転を抑制するよう構成したことを特徴と
    する車両の加速スリップ制御装置。 2 ブレーキ油圧加圧部材が、パワーステアリング用油
    圧ポンプより出力される油圧によって駆動されるマスタ
    シリンダと、該マスタシリンダより出力される油圧とブ
    レーキペダルに連動したブレーキマスタシリンダより出
    力される油圧とのいずれか大きい方の油圧を駆動輪制動
    用のブレーキ油圧とする油圧切替部材と、を備えた特許
    請求の範囲第1項記載の車両の加速スリップ制御装置。
JP19921784A 1984-09-21 1984-09-21 車両の加速スリツプ制御装置 Pending JPS6177552A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2928326A1 (fr) * 2008-03-04 2009-09-11 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme de freinage avec controle de stabilite et de trajectoire utilisant un dispositif de stockage d'energie ainsi qu'une pompe externe et procede de stockagre denergie associe.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2928326A1 (fr) * 2008-03-04 2009-09-11 Peugeot Citroen Automobiles Sa Systeme de freinage avec controle de stabilite et de trajectoire utilisant un dispositif de stockage d'energie ainsi qu'une pompe externe et procede de stockagre denergie associe.

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