JPS6176545A - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPS6176545A
JPS6176545A JP59199195A JP19919584A JPS6176545A JP S6176545 A JPS6176545 A JP S6176545A JP 59199195 A JP59199195 A JP 59199195A JP 19919584 A JP19919584 A JP 19919584A JP S6176545 A JPS6176545 A JP S6176545A
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polyolefin
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Kenji Sato
賢司 佐藤
Taichi Negi
太一 祢宜
Kyoichiro Igari
恭一郎 猪狩
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、樹脂組成物、とくにパイプ用樹脂組成物、さ
らには温水循環法によるセントラルヒーティング、就中
、フロア−ヒーティング設備に用いられて、耐久性に優
れ外部酸素の浸透による温水中の溶存酸素の増加を顕著
に抑制し、熱交換器、温水循環ポンプ等金属製部分の腐
蝕を顕著に防止し得る温水循環パイプ用樹脂組成物に関
する。
B、従来技術 従来フロア−ヒーティング用温水パイプとしては鉄製、
銅製などのパイプが主として用いられている、該パイプ
は、施工時にコンクリート内に埋め込まれる場合、床下
に設置される場合が多く、一応設置されるとその後の補
修が、多くの場合田舟であり、しかも通常、たとえば約
50年の4口き艮期に亘る耐久性が要求される。
かかる敞しい条件から、継ぎ目なしパイプが容易に得ら
れ、従って継ぎ目からの濡洩の生ずる可能性がなく、ま
たよシ安価であること、鉄製、調和などの従来のパイプ
を使用する場合の如く浴接操作等に由来する施工費を要
することなく、しかもパイプ材質自体の腐蝕もないプラ
スチックパイプが、より好適であるとして、使用され始
めている。通常ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン等が用いられるが、かかるプラスチックパイプを温
水循環方式によるフロア−ヒーティングシステムに使用
するとき、熱交換器、ポンプ等の金属製の部分に顕著に
腐蝕が認められるという意外な事実、しかも該腐蝕は、
従MJの鉄製、銅製のパイプ使用時には全く認められて
いなかった事実が認められるに至り、複合プラスチック
パイプへの指向が強まりつつあるっしかし完全に該腐蝕
防止の要求を尚たすものは、見出されていないのが実情
である。たとえば該腐蝕は、大気中の酸素がパイプ材質
を通じて温水中に浸透、溶解し、溶存酸素が増加するこ
とに起因するらしいとの想定に基づきアルミニウム(A
A)層を中間層とする複合ポリエチレンパイプが一部試
みられつつあるが、温度変化に起因するとみられるもの
の詳しくは、明らかでないが、AINjに亀裂が生じる
などの欠陥が認められ前記要求を満足するに至っていな
い。
また従来ポリエチレン、ポリプロピレンは、耐熱性が不
十分でありζまた他のポリオレフィンについてもさらに
耐熱性の向上を目的として通常放射線架橋が施こされて
用いられる。この場合架橋度が高いこと、生産性を溜め
るため、架橋速度を大きく選定して行うなどのため、〕
I!1常厳しい条件、たとえば12〜2QMradの強
度の放射線(電子線)の照射が採用されている。
エチレン−酢酸ビニール共重合体けん化物(以下EVO
Hと記すことがある)は、かような強度の照射には耐え
難く、主鎖の切断、劣化が避けられず、EV’Of(層
を中間層に用いたとしても該複層パイプを放射線架橋し
て実用的に満足な酸素遮断性を有する該パイプとはな)
得ない。また特開昭55−9h+1−号および特開昭5
6−93542号には水架橋ポリオレフィンにE V 
OHを漬層したフィルム、シート、タンクについて記載
されているが、EVOHと水架橋性ポリオレフィンとの
ブレンド物、さらにはこれらに不飽和カルボン酸または
その無水物で変性したポリオンフィンをブレンドしたも
のについて、またこれらをパイプ用とくに温水循環パイ
プ月相d組成物として用いることについて記載されてい
ないし、またここに記載されているような最内層をBV
OH層とする水架橋ポリオレフィンとEVOHの2層構
造の債Ng体を温水循環パイプとして使用しても、:1
1i土熱水性が充分でないばかりでなく、温水中の溶存
酸素の増加の顕著な抑制効果も期待できないために、艮
期間前記した腐蝕の問題を生じさせないようにすること
はできない。
C0発明が解決しようとする問題点 本発明者等は、ブレンド時、および成形1守においては
ゲル分率も低く、該操作が可能で、しかもブレンド物の
一成分であるBVOHの劣化を惹起することなく、しか
も成形後特定の架myを該ブレンド物の他の一成分であ
るポリオレフィン系樹脂に付与せしめ得て、前記耐熱性
、1…久性をも満足しうる架橋ブレンド樹脂を用いて該
腐蝕もなく、しかも耐久性にも問題のない継ぎ目なしの
パイプ、とくに温水循環バイブ、就中、フロア−ヒーテ
ィングパイプ用樹脂組成物を得んとするものである。
D0問題点を解決するだめの手段 本発明は、エチレン含量20〜6oモ/l/%、けん化
度95%以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物
[A)、および水架橋性ポリオレフィン(5)(B)か
らなる樹脂組成物、およびこの組成物にさらに不飽和カ
ルボン酸または、その無水物で変性され、化学的に結合
された該変惟剤量が0.0 ]〜10重量%である変性
ポリオレフィン+C+を配合した樹脂組成物、とくにパ
イプ用、就中、温水循環パイプ用樹脂組成物である。
E1発明の効果 本発明によれば、後述する実施例からも明らかなように
、+:究明の樹脂組成物より得たパイプ中に温水が循環
した場合でも、温水中の溶存酸累の増加速度は做々たる
ものであり、そのために温水が循環することによる熱交
換器などの金属部分の腐蝕を最小限に抑えることができ
るし、またパイプは耐熱性、耐久性に優れておシ、長期
間にわたって支障なく使用することができる。
F0発明のより詳7 な説明 本発明に用いる水架橋性ポリオレフイン(B)は、加水
分解可能な有機基を持っだシIJ )し基を含む化合物
を共重合化、またはグラフト化したポリオレフィンでシ
ラノ−/’ 縮合触媒の存在下に水の作用により架橋し
、架橋度が55%以上となシ得るポリオレフィンである
。よシ具体的に記せばたとえばシラノ−Iし縮合の存在
下で水により架橋しうる一般式 R−81(−OR’)
3(RはH2C(n=1〜5)、R′はCH3−1Cz
)is−またはCHs −0−CH2−CH2−を表わ
す、)で示されるビニルシランで変性されたシラン変性
ポリオレフィンがある。未改質のポリオレフィンをブレ
ンド使用することも可能であるが、この場合においても
ブレンド物の架橋度は55%以上でなければならない。
該架橋度が55%以上でなければ炭素数2〜3のオレフ
ィンでは、たとえば60〜958Cの温水使用時に要求
される耐熱性、坩久性において不満足なものとなる。ま
た該架橋度があまりにも高すぎると、可焼性が低下する
ので好ましくなく、該架橋度は90%以下とすることが
好ましく、85%以下とすることがよシ好迦である。
本発明にいう架橋度とは沸点下のキシレンで8時間抽出
を行ったときの不溶出重量分率(ゲル分率)をいう。た
だしEVOHは該処理前に溶解除去する。該架橋度が6
5%であることは耐熱性、耐クリープ性の向上の観点か
らより好ましい。前記加水分解可能な有機基を持つシリ
ル基を含む化合物としては具体的には、たとえばビニル
トリメトキシンラン、ビニルエトキシシラン、ビニルト
リアセトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシシラ
ン)等がある。かかる水架橋性ポリオレフィンを共重合
によシ得る方法としては特開昭55−9611号公報に
開示されているが、該ビニルシランとエチレンとの共重
合は、たとえば舅8体的には圧力500〜4000kg
/cm2、好ましくは1000〜4−000 kg/c
m2、IML度100〜4000C1好ましくは150
〜250℃の条件でラジカル重合開始剤および必要なら
ば連鎖多動剤の存在下に種型または前型反応器、好まし
くは、種型反応器内で同時にあるいは、段階的に反応さ
せる。この場合#酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸
およびそれらのエステル等の第3モノマーを耐熱性、耐
クリープ性、口討久性を害さない程度に共重合してもよ
い。
グラフト化によ)水架橋性を付与する方法としては、特
公昭48−1711号公報に示されている方法などがあ
る。たとえばポリオレフィンに加水分解可能な前記シリ
ル基を含む化合物とラジカル発生剤とを押出機に供給し
、180〜240℃、好ましくは200〜220’Cの
シリンダ一温度で押出すものである。この場合ラジカル
発生剤としてはジクミルパーオキサイド、ペンシイlレ
バーオキサイド等の有機過酸化物が好適なものの一例と
して挙げられる。
共重合またはグラフト化したポリオレフィンのシラン化
合物含量は0.001〜15重量%、好ましくは0.0
1〜5重量%より好ましくは01〜2重量%でちる。
シラノ−/’M合触媒としてはジプチ)V錫うフレート
、ジプチル錫ジアセテート、ジオクチlし錫ジアセテー
ト、ジオクチル錫ジラウレート、酢酸第1銅、無機酸、
脂肪酸類、エチルアミン、ジブチ/レアミンの如き、塩
基類等の各種がある。
このシラノ−I’m合触ih、未改質のポリオレフィン
とのマスターバッチとして、gl前記水架橋性ポリオレ
フィンに予め配合して用いるのが好ましい。
前記の水架橋性をグラフト化によシ付与されるポリオレ
フィンとしては、たとえば炭素数2〜12のa−オレフ
ィンの単独重合体、α−オレフィン同志の共重合体(ラ
ンダム及びブロック共重合体を含む)及び酢酸ビニ〜、
アクリル酸等の第3成分を該70アーヒーテイング用パ
イプとしての要求特性を損わない範囲でa−オレフイン
と共重合した共重合体等がある。就中、重合度の大きい
高密度ポリエチレン、及びより耐熱度を向上させる場合
におけるポリブテンがより好適である一 本発明においてばEVOHと水架橋性ポリオレフィンに
さらに特定の接着性樹脂を配合するのが効果的である。
このような特定の接着性樹脂を特定量共存させることに
よって、パイプ用樹脂組成物、とくに温水循環用パイプ
用樹脂組成物としてより実用的に満足する物理的特性を
有するものとなる。
本発明に用いられる該接着性樹脂としては、不飽和カル
ボン酸またはその無水物で変性され、化学的に結合され
た該変性剤量が0.01〜10重量%である変性ポリオ
レフィンが好適に用いられる。該不飽和カルボン酸また
はその無水物トシては、アクリル酸、メタクリル酸、メ
チルメタクリル酸等の一塩基酸、マレイン酸、フマール
酸、イタコン酸、シトラコン酸、ハイミック酸等の二塩
基酸またはこれらの無水物等があげられ、少くともこれ
らの1種が用いられるが、特に無水マレイン酸がより好
適である。該接着性樹脂に用いられるポリオレフィンと
しては炭素数2〜12のα−オレフィンの重合体(ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブテンなど)、エチレ
ンと炭素数3〜12のα−オレフィンとの共重合体であ
る直鎖状低密度ポリエチレン、炭素数2〜12のα−オ
レフィンとこれと共重合しうるビニル単量体(脂肪酸ビ
ニルエステル(酢酸ビニルなト)、アクリル酸エステル
(アクリル酸エチルなど)など)との共重合体などがあ
げられる。就中、ポリブテンの無水マレイン酸変性物は
耐熱性がより大で一層好適に用いられる。該変性度は化
学的に結合した該変成剤が0.01〜10車蛍%、より
好ましくは0.01〜5重量%の領域にあるのが好まし
い。
本発明に用いるE V OH(A)は、エチレン含量2
0〜6oモtvqfr、けん化度95%以上ノEvOH
である。エチレン含量が20モル%未満の領域にあって
は、酸素バリヤー性に優れるものの成形加工性に劣るこ
と、エチレン含量の減少に起因する該オレフィンとの親
和性の減少と関連するものとみられるものの詳しくは明
かでないが、本発明の目的に充分耐え得る物理的特性を
もったブレンド物とはなり得ないaまた該含量が60モ
/I/%672反えると前記欠点は自L7ないものの酸
素バリヤー性が次第に劣るものとなり、本発明の効果を
享受し得るブレンド物とはなり得ないので好ましくない
。該含量が25〜55モル%であることがより好ましい
。また該けん化度は95%以上であることを要し、95
%以下では、酸素バリヤー性に劣るものとなり、本発明
の効果を享受することができない、さらにエチレン含量
20〜60モ)V%の領域内から選ばれた異なるエチレ
ン含量をもつ2種または、それ以上のEVOHのブレン
ド物もまた使用することができ、この場合においても同
様に本発明の効果を享受することができる。
本発明のEVOHには酸素バリヤー性を損わない程度に
プロピレン等の炭素数3以上のオレフィン、(メタ)ア
クリル酸等の第3成分を共重合成分として有するEVO
H、ビニルメトキシシラン、ビニルエトキンシラン等の
ビニルシランをエチレン及び酢酸ビニルと共存せしめて
共重合し、得られた共重合体をけん化して得られるシラ
ン変性EVOH等が抱含される、 E V OHiB)の配合量は水架橋性ポリオレフィン
囚100重量部に対して、10〜50重量部、好ましく
は15〜45重量部である。E V OHiB)の配合
量が10重量部未満では、得られるパイプの酸素の浸透
、温水中の溶存酸素増加抑制効果は低下し、まだ50重
量部を越えると、物理的特性が低下し、実用的に満足な
ものとはなシ難い。
また不飽和カルボン酸または無水物で変性したポリオレ
フィンtc+の配合量は水架橋性ポリオレフィン(Al
 100重量部に対して5〜20重量部、好ましくは5
〜17重量部である。telの配合量が5重量部未満で
はポリオレフィン囚とE V OH(B+との相容性が
十分でなく、押出機によっては押出量の変動、分散性不
良により、品質の変動が生じやすい。20重量部を越え
ると、物理的特性が低下し、実用的に満足なものとはな
り難い。
本発明の樹脂組成物中には、酸化防止剤を添加併用する
ことが好ましいが、酸素の浸透抑制効果と相俟って酸化
防止剤の作用効果が相対的に増大されるので、従来品と
同等の効果を発現させるための酸化防止剤の添加量は少
くてよい。
該酸化防止剤としては、たとえば3.5−t−ブチル−
4−ヒドロキシトルエン、イルガノックス1010  
、イルガノックス1076 などそれ自体公知の酸化防
止剤が好適に用いられる。
本発明の樹脂組成物を成形物、たとえばパイプに成形す
る場合においては水架橋性ポリオレフィンが未架橋であ
シ まだゲル分率も低く該成形に支障はなく、成形後に
おいて該水架橋性ポリオレフィンに対する架橋を水で行
う。その場合における架橋方法としては該パイプを大気
中に長期に放置しておき、大気中の水分と反応させる方
法、あるいは該パイプを温湯、水中に浸す方法、さらに
スチームを該パイプにあてる方法等、要するに該シラン
変性ポリオレフィンに水分を接触させる方法が利用でき
る。、かようにして得られる架橋シラン変性ポリオレフ
ィンの架橋度は55%以上、好ましくは65%以上とす
ることができる。
本発明の樹脂組成物は成形物、とくにパイプ、就中温水
循環パイプ用樹脂組成物として有用であり、得られるパ
イプは顕著に酸素の透過を抑制する効果を有し、また施
工時の曲げ操作において、亀裂などの生ずる危険性が少
ない。該パイプの外怪は10〜50w程度であり、パイ
プ厚は1〜1Orran程度である。また循環する温水
温度は、たとえば60〜95°C1好ましくは60〜9
00Cである。
本発明の樹脂組成物は前述したとおり、パイプ用、とく
に温水循環パイプ用樹脂組成物としてとくに著効を示す
ものであるが、その他のシート、フィルム、積層体用樹
脂組成物として使用することもできる。また各種液体、
ガス用パイプ、またパリソンを得、これをブロー成形し
てホトlしを製造するためのパイプ用樹脂組成物として
も使用でさる。
以下実施例により本発明をさらに説明するが、これらの
実施例により本発明が限定されるもの実施例1 密度0.952 fl/cc 、メルトインデックス0
.5V10分の高密度ポリエチレン〔三菱油化ユカロン
ハードBX−50(商品名) ) 100重量部、アセ
トンに溶解したビニルトリメトキシシッフ2重量部およ
びジクミルパーオキサイド0.2重量部を混合した後、
その混合物を径65助、L/D 24の押出機を用いて
、230℃で溶融、混練し、ストランド状に押出し、つ
いでそれを冷却してカッティングし、ビニルシランが1
.5重量%付加された変性ポリエチレンのベレット(ゲ
ル分率O%)を得た。
次にこのペレツ) 100重量部に対しジプチル錫ラウ
レート2重量部を配合したBX −50を5重量部配合
したもの100重量部に対し、前記ポリエチレンを無水
マレイン酸変性した該変性度1.5重量%の変性ポリエ
チレン5重量部、およびエチレン含量31モル%、けん
化度99.3%、メルトインデックス1.2f/10分
(190℃、2160 f荷重)のEVOH35重量部
をトライブレンドし、押出機に供給し、円形ダイを用い
て、210℃のダイ温度で厚さ2.1胴、外径20wn
のパイプを得た。ついで得られたパイプ内に110℃の
スチームを吹込むとともに外表面をも該スチームに接し
めて架橋を生じせしめた。該架橋後、60℃でn−プロ
パツール/水=6/4(重量比)の混合溶剤でEVOH
を抽出、溶解除去後、沸点下のキシレンで未架橋の該ポ
リエチレン及び変性ポリエチレンを溶解除去し、未溶解
分(ゲル分)を求めた。架橋度は74%であった。なお
上記パイプを得るに際してはイルガノツクヌ1010を
0.5重量%をブレンド樹脂中に配合して用いた。
金属錫を充填した充填塔を用いて溶存酸素を除去した水
を上記パイプ50mに循環し、温度70°Cで該水中の
溶存酸素の増加速度を該パイプの入口及び出口部におい
て測定した。大気中の相対湿度は65%(20’C)で
あり、該溶存酸素の増加速、度は104μf/hrであ
った。
比較のため厚さ2.1B、外径20咽を前記水架橋性ポ
リエチレンのみを用いて得て、前記と同様にスチームで
架橋を生ぜしめた。架橋度は75%であった。このパイ
プについて同様に該溶存酸素の増加速度を測定した。該
速度は3600μf/brであった。
実施例2 高密度ポリエチレン(メルトインデックス0.11/1
0分、密度0.955 ) (三菱油化製ユカロンハー
ドBX−70(商品名)〕及びエチレン含量40モル%
、けん化度99.2%のメルトインデックス3.5y/
10分のEVOHを用いた以外は実施例1と同様に操作
した。得られたパイプのEVOH除去後に求めた架橋度
は75%であった。実施例1と同様江して測定した該溶
存酸素の増加速度は146μf//hrであった。
比較のため該水架橋性ポリエチレンのみを用いて厚さ2
.1wn、外径20団のパイプを得て同様にスチームで
架橋を生ぜしめた。架橋度は74%であった。該溶存酸
素の増加速度は3700μf/hrであった。
実施例3 内容ff[1,5gの攪拌式オートクレーブにエチレン
、ビニルメトキシシラン及び連鎖移動剤として少量のプ
ロピレンを供給し重合開始剤として1−ブチルパーオキ
シイソグチレートを添加して、圧力2400 kg/c
a、温度220°Cの条件にてエチレン−ビニルメトキ
シシラン共重合体を連続的に得た。
エチレン、ビニルトリメトキシシラン、プロピレン及び
開始剤の各々の供給量は、それぞれ43A9/hr 、
  959/br 、  450 f/hr 、  2
1/brであり、エチレンの転化率は15%であった。
得られた共重合体のメルトインデックス(JIS K 
6760 Kよる)及びビニルシラン含有率はそれぞれ
1.0 y/’10分、0.7重量%であった。この共
重合体にジブチル錫ジラウレート1重量%配合したもの
を水架橋性ポリエチレンとして用いた以外は実施例1と
同様に実施したつ水架橋後の該架橋度は72%であった
実施例1と同様にして測定した該溶存酸素の増加速度は
110μ!、7’hrであった。
実施例4 実施例3においてビニルトリメトキシシランの供給量を
190 f/hrとした以外は、実施例3と同様に共重
合を行った。エチレン転化率は15%であシ、また得ら
れた共重合体のメルトインデックスおよびビニルシラン
含有率はそれぞれ1..09/lO分、1.8重量%で
あった。
実施例3と同様に操作し、水架橋ポリエチレン、EVO
H、無水マレイン酸変性ポリエチレンのブレンド物から
なるパイプを得た。水架橋後の該架橋度は、79%であ
った。実施例3と同様にして測定した溶存酸素増加速度
は102μf/brであった。
実施例5 密度0.9529/cc、メルトインデックス0.59
1LO分の高密度ポリエチレンの代りに該高密度ポリエ
チレンの無水マレイン酸変性物(変性度:0.5重量%
)を用いて行い、また実施例1で用いた変性度1.5重
i%の無水マレイン酸変性ポリエチレンを使用しなかっ
た以外は実施例1と同様に行った。
得たパイプについて溶存酸素増加速度を実施例1と同様
に測定した。該速度は120μf/brであった。
実施例6 実施例5において高密度ポリエチレンの無水マレイン酸
変性物の代9に、無水マレイン酸変性度1.8重量%の
ポリブテン−1を用いた以外は、実施例5と同様に行っ
た。ただし該無水マレイン酸変性ポリブテン−1100
重量部当p EVOH45重量部用いた。
得たパイプについて溶存酸素増加速度を実施例1と同様
に測定した。該速度は92μg/hrであった。
実施例7 実施例6において無水マレイン酸変性ポリブテン−1の
代りに、該無水マレイン酸変性ポリブテン−1,50重
量部と未変性ポリブテン−1,50重量部のブレンド物
を用いた以外は実施例6と同様に行った。得たパイプに
ついて溶存酸素増加速度は99μf/brであった。
実施例8 実施例5においてビニルトリメトキシシラン変性によシ
水架橋性を付与された該高密度ポリエチレンの無水マレ
イン酸変性物の代シに該変性物30重量%と実施例1に
おいて用いた水架橋性高密度ポリエチレン70重量部を
使用した以外は実施例7と同様に行った。
得られたパイプについて溶存酸素増加速度を測定し10
2μf/hrの値を得た。
実施例9 実施例1で用いたビニルシラン1.5重量%付加された
変性ポリエチレンベレット100部に対してブチル錯ラ
ウレート2重量部付加したBX−50を5重量部配合し
たもの100重量部に対しエチレン31モル%、ケン化
度99.3%、メルトインデックス1.2 f/10分
(190℃にて21601荷重)のEVOH35%をト
ライブレンドし、二軸スクリュー押出機230℃にて溶
融混練し、ストランド状に押出した后、冷却、カッティ
ングしたベレットを得た。
このベレットを実施例1に示す方法でパイプ状成形及び
スチームによる水架橋を生じせしめた。
変性ポリオレフィンの架橋度は75%であった。
実施例1と同様にして測定した該溶存酸素の増加速度は
110μf/hrであった。
比較のため、二軸スクリュー押出機にて溶融混練、カッ
ティングによるベレット化操作をはふき、直接変性ポリ
オレフィン及びEVOHをトライブレンドして単軸ヌク
リューにてパイプ成形物を得、スチームによる水架橋を
した場合、実施例1と同様にして測定した溶存酸素の増
加速度は325〜105μ9/brと測定パイプによシ
大きく変動し、品質が一定しなかつたつ 実施例1O 高密度ポリエチレン(メルトインデックス0.1yZl
O分 密度0.955 ) (三菱油化ユカロンハード
BX−70(m品名)及びエチレン40モル%、ケン化
度99.2 、メルトインデックス3.5 y/10 
分のEVOH45重量部を用いた以外は実施例9と同様
に操作した。得られたパイプのEVOH除去後に求めた
架橋度は72%であった。実施例1と同様にして測定し
た該溶存酸素の増加速度は102μf/brであった。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン含量20〜60モル%、けん化度95%
    以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(A)お
    よび水架橋性ポリオレフイン(B)からなる樹脂組成物
  2. (2)(B)100重量部に対し(A)が10〜50重
    量部含有する特許請求の範囲第1項記載の樹脂組成物。
  3. (3)(B)が水架橋性ポリエチレンである特許請求の
    範囲第1項または第2項記載の樹脂組成物。
  4. (4)エチレン含量20〜60モル%、けん化度95%
    以上のエチレン−酢酸ビニル共重合体けん化物(A)、
    水架橋性ポリオレフイン(B)および不飽和カルボン酸
    またはその無水物で変性され、化学的に結合された該変
    性剤量が0.01〜10重量%である変性ポリオレフイ
    ン(C)からなる樹脂組成物。
  5. (5)(B)100重量に対し(A)が10〜50重量
    部、(C)が5〜20重量部含有する特許請求の範囲第
    4項記載の樹脂組成物。
  6. (6)(B)が水架橋性ポリエチレンである特許請求の
    範囲第4項または第5項記載の樹脂組成物。
  7. (7)(C)が無水マレイン酸で変性された変性ポリオ
    レフインである特許請求の範囲第4項、第5項または第
    6項記載の樹脂組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04122756A (ja) * 1990-09-14 1992-04-23 Kuraray Co Ltd エチレン―ビニルアルコール共重合体組成物
JP2007504309A (ja) * 2003-09-05 2007-03-01 ボレアリス テクノロジー オイ 架橋性高圧ポリエチレン組成物、その製造法、それから製造された管及びケーブル
JP2015158382A (ja) * 2014-02-21 2015-09-03 日本ポリプロ株式会社 ポリオレフィン中に含まれるソルビトール系化合物を定量分析する方法

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