JPS6176404A - 植物の耐病性増強剤 - Google Patents

植物の耐病性増強剤

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JPS6176404A
JPS6176404A JP19566084A JP19566084A JPS6176404A JP S6176404 A JPS6176404 A JP S6176404A JP 19566084 A JP19566084 A JP 19566084A JP 19566084 A JP19566084 A JP 19566084A JP S6176404 A JPS6176404 A JP S6176404A
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JP
Japan
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disease resistance
brassinolide
disease
plant
plants
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JP19566084A
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English (en)
Inventor
Akio Adachi
足立 明朗
Yoshiaki Yamada
芳昭 山田
Fumio Fujita
文雄 藤田
Yasuhiko Nakazawa
中澤 靖彦
Tetsuo Amano
天野 徹夫
Kunitou Watanabe
渡邊 訓任
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National Federation of Agricultural Cooperative Associations
Original Assignee
National Federation of Agricultural Cooperative Associations
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式、 H で表わされる(2α、3α、 22R、23R)−テト
ラハイドロキシ−248−メチル−B−ホモ−7−オキ
サ−5α−コレスタン−6−オン、すなわち、ブラシノ
ライドを有効成分として、含有することを特徴とする植
物の耐病性増強剤に関する。
さらに詳しくは、本発明は、糸状菌または細菌による病
害に対する植物の耐病性を増強するだめの、ブラシノラ
イドを含有する耐病性増強剤に関する。本発明の植物の
耐病性増強剤は、例えば、水稲のいもち病、紋枯病また
は苗立枯病、麦のさび病、野菜類の疫病、灰色かび病、
うどんこ病、べと病、菌核病、たんそ病、柑橘の貯蔵病
害、落葉果樹のアルタナリア属菌による病害、柑橘のか
いよう病、野菜類の斑点細菌病または軟腐病などに対し
、植物の耐病性を増強するのに適したものである。
ブラシノライドは、1979年にセイヨウアブラナの花
粉から単離構造決定されたステロイド系植物生長調節物
質である[ Nature 、 Vol、 281.。
P 216〜217.. (1979) Eoステロイ
ドは動物および昆虫のホルモンとして数多く知られてい
るが、ブラシノライドは、植物に生理活性を示すものと
して初めて見出されたステロイドである。
まだ、ブラシノライドは、エチレン、オーキシン、ジベ
レリン、サイトカイニンおよびアプシジン酸に続く第6
番目の植物ホルモンと考えられており、植物中での分布
や機能について学問的な研究が進められている。
本発明者らは、植物界に広く分布し、かつ多様な生物効
果を示すブラシノライドにつき、実用的立場からの用途
開発研究を行った結果、ブラシノライドが植物の耐病性
を増強する作用を示すことを見出し、本発明を完成する
に至った。
このことは、従来ブラシノライドが植物の伸長または増
殖など主に生育調節剤的観点からのみ研究されてきたこ
とを考えると極めて予測しがたいことである。
以下に本発明につき詳細に、説明する。通常、栽培され
ている作物はその生育過程において病害虫雑草による攻
撃をうけ、少なからぬ被害を被る。その被害を最少限に
留めるだめ多種多様の農薬が開発されている。しかしな
がら、新しい農薬が開発され、使用されるにともないそ
の薬剤では防除されない種類の病害虫雑草が優先したり
、その薬剤に耐性や抵抗性を有するものが発生するなど
さらに、新た寿問題が生じ、病害の防除の徹底を期すこ
とは困難なのが実態である。このような傾向は殺菌剤の
場合、特に著しいため、作物を各種の糸状菌または細菌
の攻撃から守るだめの効果的手段を開発することが強く
求められている。
かかる状況に鑑がみ、本発明者らは農業生産の場で問題
となっている主要作物の重要病害に対してブラシノライ
ドの及ぼす効果を調べたところ、広範な病害に対してブ
ラシノライドにより処理された作物が抑止力を示すこと
を見出した。
本発明はかかる知見に基づいて々されたものである。
本発明に係る植物の耐病性増強剤は、水稲をはじめ、麦
、野菜類、柑橘類、果樹等各種の多くの植物の糸状菌、
細菌による病害を対象とし、それら病害に対する耐性を
付与するものである。
以下にこれら病害に対する本発明の耐病性増強剤による
効力を具体的に例示して説明する。
まず、水稲の場合について言えば、水稲の2大重要病害
であるいもち病と紋枯病に対する抑止力の程度は、本発
明の薬剤の処理から病原菌接種寸での日数が1日、4日
、8日とf中びるに従って強く々す、その効果がやや遅
効的であることが判明している。本発明の薬剤による効
果は、病原菌を接種して実施する試験方法では完全に発
病を抑える程強いものではないが、無処理区と比較する
と明らかに発病程度が減少しており、水稲の両病害に対
する耐病性が増強しているのがわかる。
次に野菜類の場合について言えば、糸状菌による病害と
して灰色かび病、疫病、うどんこ病、べと病、菌核病、
たんそ病、さび病など多くのものがあるが、これらのう
ち、たとえばトマトの疫病に対して、薬剤処理区は無処
理区に対して発病度が低く、その程度は薬剤処理から病
原菌接種捷での日数が1.4.8日と伸びるに従って強
くなり、水稲と同様の傾向を示している。
まだ、キュウリの灰色かび病に対しても同様であり、い
ずれもブラシノライドの濃度が10−3〜10−” 1
)11)mの水溶液により茎葉散布処理を行った場合に
確認されている。
寸だ、果樹の病害について言えば、斑点落葉病、黒星病
、赤星病、みどりかび病、あおかび病などの多くのもの
があるが、本発明の薬剤はこれらの果樹病害および貯蔵
病害に対しても有効である。
次に細菌による病害について言えば、柑橘のかいよう病
、野菜類の斑点細菌病、軟腐病があり、防除上これら細
菌病に有効々薬剤が少なく問題と々っているが、ノ・ク
サイ軟腐に対する本発明の薬剤の効果は、驚ろくべきこ
とに、対照に用いた特効薬ストレプトマイシン以上の防
除価を示している。この場合のストレプトマイシンの濃
度は2001):[)mであるが、ブラシノライドは1
0−3〜110−5p11)の濃度で使用したものであ
り、実に10万分の1以下という超低濃度で同等以上の
効果を示しだことが明かにされている。
以上に示しだようにブラシノライドが、10−3〜1O
−5p1;1mという極めて低い濃度で糸状菌および細
菌による病害に対して、植物の耐病性を増強する作用を
有することは驚くべきことである。
まだ、ブラシノライドの有するこのような特徴を利用し
て従来の薬剤の効力を高めることも可能である。このこ
とは、本発明の薬剤によって耐病性が増強された植物に
対しては使用する他の殺菌剤の濃度を低くしたり、散布
回数を減少できることを意味しており、農産物、散布作
業者および環境の安全衛生上も好ましく、本発明の薬剤
の実用上の意義は極めて太きいものであると言えよう。
たとえば、稲紋枯病に対してバリダマイシンと本発明の
薬剤を混用した場合、単用区に比較して防除価が向上し
、残効性も増加することが認められる。この場合、バリ
ダマイシンの実用濃度30 ppm区では、ブラシノラ
イド110−21)pまだは110−31)l)を混用
すると効力および残効性が増し、またs ppm区では
混用によりバリダマイシン30 ppm区を上回る効力
および残効性を示すことが確認されている。
以上に説明したとおり、ブラシノライドを含有する本発
明の耐病性増強剤は、植物の種子、葉、茎、根、果実お
よび花々ど必要に応じて植物の各部位または全体をこの
薬剤で処理することによりその目的が達成される。処理
方法は、散布、浸漬、コーティングなどそれぞれの部位
に適した方法で行うことができる。
ブラシノライドの濃度は、処理方法によっても変わるが
、散布処理および浸漬処理の場合は10−1〜】、o−
’ ppm、好ましくは10−2〜110−5ppであ
る。
浸漬処理の場合の時間は1〜48時間程度でよい。
処理の時期は作物の種類、処理方法、対象とする病害に
よっても異なるが、散布処理の場合発病の予想される時
期の3〜20日前の間が好ましい。また、他の薬剤と混
合散布する場合は、その薬剤の処理適期に散布すればよ
い。
処理する場合の温度は、作物の通常の栽培条件下で充分
であり、格別の温度管理は必要としない。
本発明の薬剤の有効成分であるブラシノライドは、例え
ば、森らの合成法(Agric、 Biol。
Chem、 47(3) 663〜664.1983 
)を改良した方法により合成することができる。
本発明の耐病性増強剤は、ブラシノライドを通常用いら
れている各種の剤形に製剤して使用することができる。
たとえば、クレー、ベントナイト、タルク、ケイソウ土
などの鉱物性担体を用いて粉剤、粒剤、錠剤、水和剤、
水溶剤などの固体剤形として、水または有機溶媒を用い
た乳剤、液剤などの液体剤形として、ワセリン、ラノリ
ンなどを用いたペースト剤として使用される。
使用される有機溶媒としてはアセトン、メタノール、エ
タノール、ジメチルホルムアミド、エチレングリコール
、酢酸エチル、トルエン、キシレンなどが例示される。
壕だ、上記の各剤型の湿展性、浸透性、分散性、付着性
、固着性、懸垂性などを向上させるために1.+OIJ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシ
エチレンドデシルエーテル、ホリアルキレングリコール
アルキルエーテル、ポリオキシエチレン樹脂酸エステル
などの非イオン系界面活性剤、ジナフチルメタンジスル
ホン酸ナトリウム、リグニンスルホン酸ナトリウム、ド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどの陰イオン系
界面活性剤、パラフィン、D−ソルビットなどの補助剤
を使用することができる。
本発明の耐病性増強剤に含有させるべきブラシノライド
の量は、各剤形、適用作物の種類、適用方法、適用時期
などにより異なり、適宜決定することができる。通常、
散布処理または浸漬処理を行う場合は、1〜1ooo 
ppm程度のアセトン溶液またはエタノール溶液とし、
これを水で有効成分濃度が10−2〜10−5ppm程
度まで希釈するのが望ましい。これを稲の育苗箱に散布
する場合は、箱当り0.1〜1を程度の量で処理すれば
よく、育苗箱を浸漬する場合は、同l〜3を程度の量で
充分である。また、野菜類および果樹に散布する場合は
、通常の薬剤散布と同様にlOアール当、!1l120
〜100を程度で充分である。
本発明の耐病性増強剤は、水稲、麦、野菜類および果樹
のあらゆる作物に適用でき、もちろんこれらの作物自体
に対しては何らの薬害も及ぼさない。また、本発明の薬
剤には、必要に応じて、他の植物ホルモン、肥料成分、
除草剤、殺菌剤、殺虫剤などを混合使用することが可能
である。
また、本発明の耐病性増強剤の有効成分であるブラシノ
ライドは、人間が食用としている各種の植物に広く含ま
れている天然物であるため、その安全性および生物分解
性については何ら問題のないものと言うことができる。
以下に本発明の耐病性増強剤につき、製剤製造例および
試験例を用いてさらに詳しく説明するが、本発明がこれ
に限定されないことは言う寸でもない。
製剤例1 (液剤) ブラシノライド1oomyとネオエステリン(クミアイ
化学製展着剤)1.Om/をエチルアルコール990m
1!に溶解し均一に混合して調製する。使用の際、水で
1000倍から100万倍に希釈する。
製剤例2 (乳剤) ブラシノライド        0.01重量部ジメチ
ルホルムアミド    60重歇部−13= キシレン          300重量部ニラテン日
量化学製展着剤)10重量部を均一に混合して調製する
製剤例3 (水利剤) ブラシノライド       0.1部ケイソウ土  
       85部 ポリビニルアルコール         5部ドデシル
ベンゼンスルホン酸ソーダ   9.9部をよく混合粉
砕して調製する。
製剤例4 (は−スト剤) ブラシノライド        0.001部エチルア
ルコール     10部 ラノリン         90部 を均一に混合して調製する。
試験例1 イネいもち病に対する防除効果 以下の条件により実施した。
1、試験時期 59年6月21日〜7月5日2、試験場
所 ガラス温室 3、試験規模・区割 ポット、1区 3ポット4、供試
作物 イ9作物名:イネ 口2品  種:日本晴 ハ、生育度:2〜3葉期 5、対象病害 イ、菌  名: Pyricularia oryza
e−ロ、系  統:研60−19 6、耕種概要 イ、容   器: スチロール製ポット(径8crn)
ロ、使用土;黒色火山灰土 ハ、施 肥 量; ポットあたり化成肥料(14−14
−14)として1fおよび硫安1グ ニ、播 種 量: ポットあたり30粒播種ホ、栽培方
法: 直播 ガラス室にて育苗7、試験方法 イ、薬剤濃度: 10”’ ppm 口、製剤処方:製剤例1の液剤 ・・、散布水量:60rnl/m2 二、処理方法: ターンテーブルを用いスプレーガンに
よシ散布する ホ、対照薬剤:フサライド へ、接  種:薬剤散布1.4.7日後に行なう。
a)接種 原;  PSA培地5°Cにて10日間培養
した菌体を、イナワラ煎汁寒天培地に転換培養 する。BTIJBランプを2日間照射、5日間暗黒下で
培養し、形成させた胞子懸 濁液5 x 105/rtl (ライ−720,5,0
00倍添加) b)接種方法; 接種5分前にポットを26℃湿室に入
れ、葉をわずかに湿らせた後、0.5ml/ml/ボッ
ト種する。
C)発病条件; 接種後26℃湿室に24時間保ち、そ
の後5℃の温室(又は人工気象室)によし ず等で直射日光を遮り7日間保持する。
8、調査方法  ポットあたシ任意の20株の最上展開
策につき下記のとおシ発病指数を与 え発病度を算出する。
発病指数 0:病斑なし 1:病斑数1〜3/葉 2:病斑数4〜6/葉 3:病斑数7個以上/葉(ただし褐黒 て止まっている病斑は除く) 第1表に示すとおり、イネいもち病に対して耐病性増強
効果が見られた。その効果は処理1日後の接種では全く
認められなかったが、4日後、8日後になるにつれて向
上した。
処理から接itでの日数 100.0 100.0 91.9 試験例2 イネ紋枯病に対する防除効果 1、試験時期 昭和59年6月21日〜7月5日2、試
験場所  ガラス温室 3、試験規模・区割 ポット、1区 3ポツト4、供試
作物 イ2作物名:イネ 口9品  種二日本晴 ハ、生育度:穂ばらみ期以降 5、対象病害 イ、菌  名:  Rh1zoctonia 5ola
ni口、系  統: 工A (AG−1) 6、耕種概要 イ、容  器:磁性ポット(径9 on )ロ、使用土
:黒色火山灰土 ハ、施 肥 量: ポットあたり化成肥料(14−14
−14) 1グ分けつ後期に同量を追肥する 二、定   植: 稚苗を3本植えにてポットに移植す
るホ、栽培方法: 育苗箱にて5葉期に育苗した苗を移
植する 7、試験方法 イ、薬剤濃度: 110−3pp、 10−’ppmロ
、製剤処方:製剤例1の液剤 ハ、散布水量:60m1/m” 二、処理方法° ターンテーブルを用いスプレーガンに
より散布する ホ、対照薬剤: バリダマイシンA へ、接  種: a)接種 原;  PSA培地(径9cnnシャーレ)
にて28°C2日間培養した菌体を培地ごとガーゼ に包む。
■ b)接種方法; ポットあたシーシャーレ量の菌体を、
クイック帯にて株元に固定する C)発病条件; 接種後30°C湿室に3日間保ち、そ
の後3(1’Cの温室(又は人工気象室)に7日間保存
する。
8、調査方法 ・肉眼判定にて発病が薬剤無処理区に比
べ有為に阻止されている薬剤区の みを調査する ・茎あたりの最高病斑高を釧単位で測 定し、それよシ防除価を算出する 試験結果を第2表に示した。処理区は1.00−31)
p+10−’ppmにおいてイネ紋枯病の発病を抑え、
その程度は処理日から接種までの日数が経過するにつれ
て増加することが確認された。
処理から接種までの日数 イド         0.0   14.2   5
4.010−”  19.80  15.60  12
.10 −6.2    26.1     4.2.
7パリダマイ  30      0.00    0
.00    0.00   −シンA’      
    100.0   100.0   100.0
無処理 −−−−21,10 〇                       −
試験例3 キュウリ灰色かび病に対する防除効果 下記条件により実施した。
1、試験時期 59年6月21日〜7月2日2、試験場
所  ガラス温室(接種は室内)3、試験規模1区割 
ポット(接種は塩ビ・Qット)、1区3#?ツト 6葉 4、供試作物 イ2作物名:キュウリ 口2品  種° ときわ光3号P型 ハ、生 育 度= 25葉期 5、対象病害 イ、菌  名:  BOtrytis cinerea
口+ 系felt、 ’  S  9株(ペンズイミグ
ゾール系、:)カルボキシミド系薬剤感受性菌) 6、耕種概要 イ、容   器: スチロール製カップ(径8釧)ロ、
使 用 土: 黒色火山灰土、くん炭の混合土(容積比
4:1) ハ、施 肥 量: 化成肥料(14−14−1,4) 
1 f/カツプニ、播 種 量:25°C湿室暗所に1
夜保ち催芽した種子をカップに1個播種する。
ホ、栽培方法: 7、試験方法 イ、薬剤濃度: 10 、10 ppm口、製剤処方:
製剤例1の液剤 ハ、散布水量:60荒l/m2 二、処理方法; ターンテーブルを用いスプレーガンで
散布する。
ホ、対照薬剤: プロシミドン へ、接  種: a)接 種 原;  PSA培地で20’C3日間培養
した菌そうの外縁部を径5m+++のコルクポーラ−で
切りとっだ食菌寒天円盤 b)接種方法;  F−104,204(11では薬剤
処理1日後、F−204(2)では薬剤処理11)4日
、8日後に薬剤処理した葉を1カツプあ たり2葉切り取り、その表面中央に食 菌寒天円盤を菌そう面を上にして1個 置床する。このとき葉脈上には置かな いようにする。
C)発病条件;20°C湿室暗黒下に3日間保持する。
8、調査方法  病斑径を測定しくwn単位)それによ
る防除価を算出する。
第3表にみられるとおり、処理から接種までが8日の場
合、キュウリ灰色かび病に対して耐病性を向上させるこ
とが認められた。
第3表 キュウリ灰色かび病に対する防除処理から接種
寸での日数 10−525.8’33.2 39’、5  −33.
8 14.9  0 ゾロシミ   333      0     −−−
    −−−    −ドア           
   100.0無処理  −−−39,0−−一−−
−−試験例4 トマト疫病に対す名防除効果 下記条件によシ実施した。
1、試験時期 59年6月24日〜7月3日2、試験場
所 ガラス温室 3、試験規模・区割 ポット、1区3ポツト4、供試作
物 イ9作物名: トマト ロ2品   種: レッドチェリー バ、生 育 度; 5〜6葉期 5、対象病害 イ、菌  名: Ph7tOphthOra 1nfe
stans(Late blight) ロ、系  統:raceO 6、耕種概要 イ、容  器: スチロール製カップ(径8crn)ロ
、使 用 土: 黒色火山灰土とくん炭の混合上(容量
比4:1) ハ、施肥量: NPK各0.14グ ニ、播種方法二相播き ホ、栽培方法: 1ポット1株(本葉展開時にポットに
移植) 7、試験方法 イ、薬剤濃度:1酊31)pm、 10−’、 110
−5pp口、製剤処方:製剤例1の液剤 ・・、散布水t:60m1/m” 二、処理方法: ターンテーブルを用いてスプレーガン
により散布 ホ、対凹薬剤: メタラキシル へ、接   種: a)接 種 原; バレイシロ塊茎切片上に遊走子のう
懸濁液を接種し、4日後に形成された遊 走子のう懸濁液(遊走子のうとして3 x1n5=/wte) b)接種方法;薬剤処理1日、4日、8日後、遊走子の
り懸濁液を調整後18℃、2−3時間保ち遊走子の発芽
を確認しだ後(40係以上)、スジレイガンで噴霧接種
する (50ポツトあたり100m/+) 18℃の温室に3〜4日間保持する 8、調査方法  1株あたり3〜4葉について、病斑面
積歩合を10段階に分は調査し、防 除価を算出する。
結果を第4表に示した。防除効果は、ブラシノライドだ
けでトマト疫病の発病を完全に抑える程強くはないが、
明らかに耐病性を向上させている。その効果は接種1日
前の処理では認められないが、4日前には弱いながら現
れ、8日前では50・ξ−セント以上の防除価を示した
、     ブラシノライド処理か6隣種オでの日数ラ
イド            0      19.2
    53.81o74  58.9   30.0
   16.5   −0     30.8   6
1.9 10−5  46.7   31.1   17.3 
  −0      28.2   60.0メクラキ
  250      0       −     
  =     =シル            10
0 無処理  −4,:3.3−−   −試験例5 ハクサイ軟腐病に対する防除効果 下記に示す条件で実施した。
1、試験時期  59年6月21〜30日および8月2
日〜17日2.試験場所 ガラス温室(接種は室内)3
、試験規模・区割  ポット(接種は頃ピノリド)・1
区2ボツト8葉 4、供試作物 イ2作物名: バクサイ ロ、品 種:無 双 ハ、生 育 度: 播種後30〜40日稀度5、対象病
害 イ、菌  名:  Erwinia aroidae口
、系  統: 6、耕種概要 イ、容   器: ビニールポット(径10C1rL)
ロ、使用土: 黒色火山灰土、くん炭混合±(容量比4
:1) ハ、施 肥 料: 化成肥料(14−14−14) 1
 i/ボットニ、播 種 量・コ 4〜5粒/ポットホ
、栽培方法: 本葉が出はじめた頃に開引きして1水種
えとする。
7、試験方法 イ、薬剤濃度: 10−3、丁4.110−5pp口、
製剤処方:製剤例1の液剤 ハ、散布水量=60.7e/m2 二、処理方法: スプレーガンによシ散布する。
ホ、対照薬剤: ストレプトマイシン へ、接 種: a)接 種 原;  PSA培地で28’C124時間
培養した細菌の懸濁液 b)接種方法; 薬剤処理8日後および薬剤処理1日、
4日、7日、14日後に薬剤処理した外薬を1ポツトあ
だシ4葉切りとり、そ の裏面中肋部の切り口から1 cIrL8Vの所に、細
菌懸濁液をつけだカミソリで 深さ1mm、長さ5朋の傷を付ける。
C)発病条件;°28℃湿室暗温室に36時間保持する
8、調査方法 接種部位から先端方向への病斑長を測定
しく、關単位)それによる防除価 を算出する。
処理8日後に接種した場合の結果を第5表に示した。1
0−’ppm 区ではストレプトマイシン2001)r
im区に優る効果を示した。
また、処理から接種までの日数を変えて残効性を調査し
た結果を第6表に示しだ。処理から接種までの日数が経
過するにともなって防除価が向上した。
84.9 10−517.7 74.1 ストレプトマイシン   200        12
.781.4 第6表 ハクサイ軟腐病に対する防除効果0  21.
5 42,6 71.7 試験例6 バリダマイシンのイネ紋枯病防除効果に及ぼす影響 試験例2と同様の方法で行った。
結果を第7表に示したが、ブラシノライド1o−2pp
m、10”’ ppm処理によりバリダマイシンの効果
が増強された。バリダマイシン8ppm区テハi用によ
シ実用濃度の30ppm単用区を上まわる効果を示した
−30= 68.1     3.7   。
8        14,2     18.224.
5      3.2 97.3     45.7 8+10−24.0    14,9 78.7      20.7 8+10−”       0.8     13.9
95.7      26.1 無処理 −1,8,8 プラシノライドはバリダマイシンとの混合処理試験例7 コサイドのハクサイ軟腐病防除効果1で及ぼす影響 試験例5と同様の方法により、ブラシノライドとコサイ
ドを混合して処理した。
第8表から明らかなように、プラシノライドを混合する
ことによってコサイドの防除価は向上した。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる(2α,3α,22R,23R)−テトラ
    ハイドロキシ−24S−メチル−B−ホモ−7−オキサ
    −5α−コレスタン−6−オンを有効成分として含有す
    ることを特徴とする植物の耐病性増強剤。
  2. (2)糸状菌による病害を対象とすることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の植物の耐病性増強剤。
  3. (3)細菌による病害を対象とすることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の植物の耐病性増強剤。
  4. (4)水稲のいもち病、紋枯病または苗立枯病、麦のさ
    び病を対象とすることを特徴とする特許請求の範囲第2
    項記載の植物の耐病性増強剤。
  5. (5)野菜類の疫病、灰色かび病、うどんこ病、べと病
    、菌核病、たんそ病を対象とすることを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の植物の耐病性増強剤。
  6. (6)柑橘の貯蔵病害、落葉果樹のアルタナリア属菌に
    よる病害を対象とすることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の植物の耐病性増強剤。
  7. (7)柑橘のかいよう病、野菜類の斑点細菌病または軟
    腐病を対象とすることを特徴とする特許請求の範囲第3
    項記載の植物の耐病性増強剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014511385A (ja) * 2011-02-28 2014-05-15 セントロ デ インジエニエリア ジエネテイカ イ バイオテクノロジア 植物において疾病に対する抵抗力を誘発するための方法

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