JPS6174139A - 磁気記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は高密度磁気記録に適する磁気記録媒体に関する
。

従来例の構成とその問題点 近年、磁気記録の高密度化の進歩は著しく、従来の針状
磁性粒子を結合剤で塗布固定した、いわゆる塗布型磁気
記録媒体でこれ以上の高密度化をはかるのは困錐で、い
わゆる強磁性金属薄膜型の磁気記録媒体の実用化が強く
望まれている。

特に短波長になる程、減磁作用の弱まる垂直記録媒体は
、光記録に迫る記録密度を達成できるものとして注目さ
れている。

強磁性金属薄膜型は、垂直記録に限らず、短波長記録を
ｉｔｒ′Ｊ提とするものであるから、媒体表面は極めて
平滑なものとならざるを得ない。

そのため磁気ヘッドと直接接触して記録再生する方式で
は、強磁性金属薄膜型に保護層を配しても、すり傷の発
生を防止できず、実用にならない。

この点の改良のため、表面を粒子的にすることが提案さ
れ、スペース損失を小さくして、走行性。

を改良することや耐すり偏性を改良することが試みられ
一部収功している。

しかしこれまでの表面では、合金系の磁気ヘッドに対し
て必ずしも満足できず、高密度記録を進める上で改良を
必要としている。

発明の目的 本発明は上記事情に鑑みなされたもので、合金系磁気ヘ
ッドとの高速摺接に於て耐すりきず性の改良を目指すも
のである。

発明の構成 本発明の磁気記録媒体は、極微細突起集団が、不連続に
表面に分散したことを特徴とし、合金系磁気ヘッドとの
高速摺接での耐すり偏性の改良されたものである。

実施例の説明 以下図面を参照しながら本発明を説明する。

第１図は本発明の磁気記録媒体の拡大断面図、第２図は
部分拡大断面図である。

第１図で１は高分子基板２は軟磁性層、３は垂直磁化膜
４は保護膜である。

第２図で６は基板、６は微粒子、７は樹脂で、６．７と
から成る突起を極微細突起集団８と称し、これが、表面
に不連続に点在してる（第３図が上面よりみた模式図で
あるにとを特徴とする。９は磁気記録層で、軟磁性層と
垂直磁化膜の積層も含まれる。

本発明で用いられる高分子基板は、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリテトラメチレンテレフタレート等のポリ
エステル類、ポリプロピレン等のポリオレフィン類、セ
ルローストリアセテート、ニトロセルロース等のセルロ
ース誘４体、ポｌＪアミド、ポリイミド等で、磁気記録
層は、Ｃ’　ｌＣｏ−Ｆｅ　、　Ｃｏ−Ｎｉ　、　Ｃｏ
−Ｃｒ　、　Ｃｏ　−０、Ｃｏ−０ｓ　　、Ｃｏ　−Ｐ
　、Ｃｏ−Ｖ　、Ｃｏ−Ｍｇ　、Ｃｏ−Ｍｏ。

Ｃｏ−Ｔｉ　　、Ｃｏ−３ｉ　　、Ｃｏ−３ｍ　、Ｃｏ
−３ｎ　。

Ｃｏ　−Ｗ　、　Ｃｏ　−Ｎｉ　−Ｚｎ　−Ｐ　、　　
等で磁化容易軸の方向には関係なく用いることができる
。

本発明の極微細突起集団は、樹脂中に分散固定された無
機微粒子又は有機微粒子の単独又は混合からなり、用い
られる微粒子は、Ａ込、０３．Ｓｔ○２゜ＴｉＯ２，Ｍ
ｇＯ、ＺｎＯ、’ＣａＣ○３　　、　　Ｂ　ａ　Ｓ　Ｏ
４ましくは１００人前後のものである。

樹脂は、ポリエステル、エポキシ、ポリエーテルスルフ
ォン等いずれでも良い。

本発明で収り扱う極微細突起集団とは、樹脂１に対し重
量で３Ｑ倍から３０００倍の重量比の微粒子を集めたか
たまりを称し、平均ひとつのかたまりの中に１００個か
ら、１０．０００向の微粒子を含むもので、この集団が
、磁気記録媒体の表面に１００個／ｃｄから１０７個／
−の密度で点在していることを特徴とするものである。

本発明の構成により特に合金系磁気ヘッドとの高速摺接
での耐スリ傷性の改良がなされるのは、必ずしも明らか
ではないが、微粒子が同−数量均一又はそれに近い状況
で分布しているものに比べて接触面が実効的に減少する
と同時に、かたまり自身の凝集状態での強度が磁性薄膜
の破壊を防いでいるためと推察される。尚連続的に微粒
子が集水発明の構成は潤滑性のある保護層との組み合わ
せでより効果を発揮できるので、保護層はプラズマ重合
膜、滑剤の塗膜、スパッタ膜などで任意に選ぶことがで
きる。

以下さらに具体的に一実施例を説明する。

〔実施例〕

厚み９．５μｍのポリエチレンテレフタレートを用い、
その表面にポリエステル樹脂をバインダとして微粒子を
塗布した。塗布前に電子線を局部的に照射し、微粒子集
団が形成されるようにした。

塗布乾燥後、連続入射角変化蒸着法により、ｃｏを５Ｘ
１０−６Ｔｏｒｒの酸素中でｏ、１μｍ蒸着し、滑剤を
塗布した。

それらを磁気テープとし、センダストヘッド及び、アモ
ルファス合金ヘッドにより記録再生を行い、磁気テープ
表面を光学顕微鏡にて観察した。

比較例として、ミミズ状隆起を配したポリエチレンテレ
フタレートフィルム上に同じｇ着を行い磁気テープを得
たものをもちいた。テープの条件と測定結果を表に−ま
とめた。

測定に用いたデツキは、８順ビデオテープレコーダの試
作機である。

テンジョンは１５９一定とした。

表より明らかなように、本発明品は合金系磁気ヘッドに
よりくり返し記録再生を行ってもキズの発生は全くみら
れないか、あっても実用上差し支　　　゛えない程度で
あるのに対し、比較例では、各環境弁数パスでキズが発
生するため、殆んど実用にならない画面の状態にすぐな
ってしまう。

本発明品は、その後くり返しテストを行っても５５０バ
スでも殆んど変化がなく、信号出力対雑音比の面からみ
ても１〜２　ｄＢの変化で極めて安定性、耐久性の大き
いテープといえる。

発明の効果 以上のように本発明品は、極微細突起集団が不連続に表
面に分散した磁気記録層表面形状を特徴とし、合金系磁
気ヘッドによる高速摺接での実用性を大幅に改良したも
ので、その実用上の価値は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録媒体の拡大断面図、第２図は
部分拡大断面図、第３図は上面模式図である。 ６・・・・・・微粒子、７・・・・・・樹脂、８・・・
・・・極微細突起集団。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 極微細突起集団が不連続に表面に分散したことを特徴と
   する磁気記録媒体。