JPS6173847A - 耐硫化性銀合金 - Google Patents

耐硫化性銀合金

Info

Publication number
JPS6173847A
JPS6173847A JP19554084A JP19554084A JPS6173847A JP S6173847 A JPS6173847 A JP S6173847A JP 19554084 A JP19554084 A JP 19554084A JP 19554084 A JP19554084 A JP 19554084A JP S6173847 A JPS6173847 A JP S6173847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alloy
silver
indium
tin
platinum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19554084A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshikatsu Kumabe
隈部 敏勝
Toshiro Kasai
河西 俊郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Kikinzoku Kogyo KK, Seiko Epson Corp filed Critical Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Priority to JP19554084A priority Critical patent/JPS6173847A/ja
Publication of JPS6173847A publication Critical patent/JPS6173847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐硫化性銀合金に関する。
〔従来の技術〕
従来例えば、装飾用として使用されている銀合金は、銀
95チ(重量%、以下同じ)−銅5%。
銀92.5チー銅7.5%、銀90係−銅10%、の銀
−銅合金か、または銀−鋼合金をベースに、スズ、亜鉛
、インジウム等の元素を若干添加して、耐硫化性の向上
、硬度の向上を計っている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、前述の従来技術では、色調は銀に比べてやや黄
色く、硬度もビッカース硬さ110〜150と軟らかく
加工中にも傷つきやすい。また銀・を多く含有している
ために、空気中に存在する微量の硫化物と反応して硫化
銀を生成し、銀白色を失って黒く変色し、耐蝕性の面で
も問題点を有する。
そこで本発明は、このような問題点を解決するもので、
その目的とするところは、銀の持つ高貴な白輝色を失、
わす、硫化による黒変色に対する抵抗を大幅に向上させ
た、耐硫化性銀合金を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の耐硫化性銀合金は、銀80〜89チと、プラチ
ニウム5〜19チを主成分として、パラジウム5〜15
チ、亜鉛1〜15%、インジウム1〜10チ、スズ1〜
5チの少なくとも1穫、もしる、耐硫化性銀合金。
本発明では銀を80〜89係の9101囲に限定したの
は、プラチニウム6〜19チと、パラジウム、亜鉛、イ
ンジウム、スズの添加元素を含めて合金を作る」44合
、銀が89%を越えると耐硫化性が低下し、80係以下
になると、色調の銀白色に問題がでてくる。
次にプラチニウムを3〜19チの106.囲に限定した
のは下記の理由による。白金族元素であるプラチニウム
は、耐硫化性に対して好結果をもたらすものであるが、
単独では10多貝下ではその効果は小さい。しかし前述
のパラジウム、インジウム。
亜鉛を添加元素とした時、3俤でも相乗的効果によって
、耐硫化性効果をもたらす。また19係を越えると、耐
硫化性は向上するが、合金の硬度が向上しない。また色
調が純親白色より、若干白味を帯びてくる。
パラジウムは、プラチニウムと同様、白金族であり、耐
硫化性に対して、好結果をもたらすものである。本発明
合金では、二つの白金族元素組成となっているが、パラ
ジウムは、その色調において、プラチニウムに比らべて
、添加量の増加と共に黒味を帯びて冷たい色調となる。
本発明では、5〜15%に範囲を限定したのは、1lt
l+硫化性の効果と色調に関わるものである。すなわち
、本発明合金のプラチニウムの添加量に対して、5係以
下では、耐硫化性に対して良い結果が得られず、15チ
を越えると、黒味を帯びてくる。
次にインジウムであるが、銀にインジウムを添加すると
、デンドライト系組織を形成し、硬く脆くなる。本発明
合金である銀80〜89%の場合添加量が10%を越え
ると、加工面で脆さが増加し、良い結果をもたらさない
。また1係以下では硬化の効果が上がらなくなってしま
うっしたかつ? プ本発明では、インジウムの添加量は1〜10%の範囲
が適当である。
亜鉛は一般に大気中では良好な耐蝕性を示し、卑金属の
中でも銀の硫化を抑制する作用を持っている。しかしな
がら、5係を越えて添加すると合金を脆くし、加工性を
悪化させ、1チ以下では硫化抑制作用が見られない。し
たがって、本発明では亜鉛の添加量は1俤以上5チ以下
が適当である。
スズは卑金属の中でも銀の変色を抑える元素であり、な
おかつ合金を硬くする作用を持っている。
しかしながら、スズは銀の中に同容体として合金し得る
限度は10%までであることは周知の通シである。しか
し、5チを越えるスズの添加量や増加は、合金の硬度を
増加させるが、脆性が大きくなり加工性が低下し、色調
もやや黒味を帯び、1%以下では耐硫化の効果が望めな
い。したがって本発明では、スズの添加量は1俤以上5
チを限度とするのが適当である。
〔実施例〕
表−1に示す組成の合金を、全量200gになるように
秤量し、高周波溶解し、6閣厚のインゴットを作り、こ
れから5間の板厚まで圧延した。
以下実施例に基づき説明する。
(1)本発明合金1,2.および5ば、いずれも鎖、プ
ヲ2チニウム、パラジウム、インジウムからなる成分組
成である。すなわち1については、銀89チ(重借俤、
以下同じ)、プラチニウム3チ。
パラジウム7%、インジウム1チとし、2については銀
80%、プラチニウム3%、パラジウム15チ、インジ
ウム2チ、3については銀85%、プラチニウム5チ、
パラジウム5%、インジウム5俤の成分組成とした。本
発明合金1,2.および3の特徴は、銀に対して、プラ
チニウム、パラジウムの二つの白金族元素を添加して、
耐硫化性を向上させた。しかしながら、この三元素から
なる合金では、硬度が硬くならないため、インジウムを
添加することで、合金を硬くならしめた。すなわち、銀
にインジウムを添加すると、デンドライト系組織を形成
し、硬く脆くなる。しかし、プラチニウムおよびパラジ
ウムとの相乗効果によって、脆さが改善される。この結
果、従来の銀−銅系合金硬度HV110〜130に対し
て、1についてはHV120,2についてはHV132
とほぼ同等の硬度を維持し、3についてはHV176と
、相当硬い合金となった。
(2)次に本発明合金4i/こついて述べる。本発明合
金は5元素からなる成分組成である。すなわち、銀85
チ、プラチニウム5%、パラジウム5%。
亜鉛2チ、スズ3チの成分組成である。周知の如く、卑
金属のうち銀の変色を多少なりとも遅くする金属は、亜
鉛、スズ、カドミウム、アンチモンの4金属だけで、こ
のうち、スズおよびアンチモンは欽を硬くする。しかし
ながら、カドミウムお゛よびアンチモンは毒性の面で使
用を避け、亜鉛およびスズ、それにパラジウムを添加元
素として組成する。この添加元素のうち、スズは銀の中
に同容体として合金し得る限度が10%までであること
は周知の通りである。しかし5%を越えると脆性が増加
して加工性が低下し、また色調もやや黒味を帯びてくる
。本発明合金は、スズを3多添加して硬度を上げること
に成功した。
(3)本発明合金5および6はいずれも4元素からなる
成分組成である。すなわち合金5については、銀85%
、グラチニウム8チ、インジウム4チ、亜鉛3チの成分
組成であり、合金6は、銀80チ、プラチニウム10チ
、インジウム8チ、スズ2チの成分組成である。前述の
本発明合金1〜4との違いは、パラジウムが添加されて
いないことである。本実施例合金5および6は、パラジ
ウムにかわって、インジウム、亜鉛およびスズの添加元
素で、要求する耐硫化性を満足できるかという点にある
が、合金5および6共に、インジウム。
亜鉛、また、インジウム、スズの添加によって、耐硫化
作用が確認できた。また、合金5を作る過程で亜鉛を5
チ以上添加したところ、加工性が後退し、合金6につい
ても、スズの添加量を5チ以上にしたところ、やはり加
工性が後退した。すなわち、インジウムの存在下では、
亜鉛およびスズの5チ以上の添加は合金に、脆性を与え
ることを確認した。
(4)次に本発明合金7について述べる。本発明合金7
は、銀80チ、プラチニウム19%、インジウム1チ、
からなる成分組成である。本合金は耐硫化性に対して良
い結果を示したが、色調的に若干白兎を帯びた銀色を呈
し、また、インジウム1チの添加で、はぼ銀−鋼系合金
並の硬度を維持できた。
(5)比較合金1は、銀78%、プラチニウム20チ、
インジウム2%からなる成分組成である。
プラチニウム20%の添加量は、耐硫化性に対して、好
結果をもたらしたが、色調は、白味を帯びた銀色となり
、合金コストとして高価格を割れ、満足のゆくものとは
ならなかった。
(6)比較合金2は、銀90%、プラチニウム10%か
らなる成分組成である。銀が90%になると、プラチニ
ウム10チの添加では、要求する耐硫化性を満足するこ
とは出来なかった。また硬度もHV99となり、軟らか
い合金となった。
次に、実施例・に基づく本発明合金の特性結果を表−2
に示す。特性は、色調2人工汗、硬度について評価した
。比較サンプルとして、装飾用銀合金として広く使用さ
れている、スターリング、シルバー(%92.5%、銅
Z5%)を取りあげた。
表−1 表−2 色調については、スターリング・シルノ(−を標準色調
として、本発明合金を鏡面仕上した後、トレーンングペ
ーパーを介して、直接光および間接光について色別を行
った。その結果、本発明合金1〜6については、スター
リング・ンルノ(−ト同じ銀白色を呈し、7については
、わずかに白味を帯びた銀白色の合金となった。1だ比
較合金1は、プラチニウムの添加量が多いため、白味を
帯びた銀白色となった。
人工汗については、本発明合金を鏡面仕上げした後、2
0℃の人工汗へ60秒間半浸漬した後、人工汗を含ませ
た布の上へ平面に置き、密閉した容器内に10時間放置
し、その結果を評価した。
まず、スターリング・ンルノ(−は、半浸漬直後から変
色しはじめ、10時間後では黒く変色したのに対して、
本発明合金1〜7の全てが、全く変化がなかった。また
比較合金2が、極わずか変色が見られた。なお、使用し
た人工汗の成分は次の通りである。
純水 1t  サッカロース  α22g食塩 9.9
 g  硫化ナトリウム [18g尿素 1.76 ア
ンモニア水  a 18 CO乳酸 1.1 cc 硬度は、アイクログツカース硬度計で測定を行った結果
、本発明合金のうち、5〜6の各合金は、いずれも、ス
ターリング・シルバーより硬い合金となった。特に5,
5.6の合金はHV170以上と高い硬度を示した。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、従来に見られない
耐硫化性銀合金である。
本発明によって、時計用外装部品、ライター。
シガレットケースなど携帯用装飾品はもとより、指輪、
指輪、ペンダントなどの高級装飾品や、食器などにも、
幅広く応用できるものである。
工裏以 上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)銀80〜89重量%と、プラチニウム3〜19重
    量%を主成分として、パラジウム5〜15重量%、亜鉛
    1〜5重量%、インジウム1〜10重量%、スズ1〜5
    重量%の少なくとも1種、もしくは2種以上と不可避不
    純物よりなることを特徴とする、耐硫化性銀合金。
JP19554084A 1984-09-18 1984-09-18 耐硫化性銀合金 Pending JPS6173847A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19554084A JPS6173847A (ja) 1984-09-18 1984-09-18 耐硫化性銀合金

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19554084A JPS6173847A (ja) 1984-09-18 1984-09-18 耐硫化性銀合金

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6173847A true JPS6173847A (ja) 1986-04-16

Family

ID=16342788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19554084A Pending JPS6173847A (ja) 1984-09-18 1984-09-18 耐硫化性銀合金

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6173847A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62235445A (ja) * 1986-04-04 1987-10-15 Seiko Epson Corp 耐硫化性銀合金
WO2004053861A1 (ja) * 2002-12-10 2004-06-24 Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. 光記録媒体の反射膜用の銀合金

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62235445A (ja) * 1986-04-04 1987-10-15 Seiko Epson Corp 耐硫化性銀合金
WO2004053861A1 (ja) * 2002-12-10 2004-06-24 Tanaka Kikinzoku Kogyo K.K. 光記録媒体の反射膜用の銀合金

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5037708A (en) Silver palladium alloy
AU5708300A (en) Hard noble-metal alloy member and process for producing the same
JPS62243725A (ja) 耐硫化性銀合金
JPS6314830A (ja) 耐硫化性硬質銀合金
US4396578A (en) White gold jewelry alloy
JPS6173847A (ja) 耐硫化性銀合金
JPS59143032A (ja) 装飾用表面硬化Pt合金部材
JPS6210231A (ja) 耐硫化性銀合金
JPS622031B2 (ja)
JP2001192753A (ja) 銀合金
JPS58204141A (ja) 黄金色を呈する鋳造用低カラツト金合金
JPS6254046A (ja) 耐硫化性銀合金
JP3228730B2 (ja) 装飾用銀合金
JPS60152645A (ja) 装飾用銅合金
JPS61238934A (ja) 耐硫化性銀合金
JPS62235445A (ja) 耐硫化性銀合金
JPS6173848A (ja) 耐硫化性銀合金
US4948557A (en) Tarnish resistant gold colored alloy with enhanced gold color
US20060144476A1 (en) Silver alloy compositions
JPH0723530B2 (ja) 表面硬化層を有する装飾用Au合金部材
JPS6152331A (ja) 耐食性銀合金
JPS6240334A (ja) 耐硫化性銀合金
JPH01275726A (ja) 銀合金
JPS6179739A (ja) 金合金
JPH02277734A (ja) 耐変色性銀合金