JPS6210231A - 耐硫化性銀合金 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐硫化性銀合金に関する。

′〔従来の技術〕 従来、例えば装飾用として使用されている銀合金は、＠
９５％（重量％、以下同じ）−銅５チ、銀９２．５％−
銅７．５％、銀９０裂−銅１０％、の銀−銅合金か、ま
たは銀−銅合金全ベースに、スズ、亜鉛、インジウム等
の元素全若干添加１−て耐硫化性の向上、硬度の向上全
針っている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、前述の従来技術では、色調は銀に比らべてやや
黄色く、また銀全多く含肩しているために、空気中に存
在する微量の硫化物と反応して硫化銀を生成し、銀白色
を失って黒く変色し、耐食性の面でも問題点を有する。

そこで本発明は、このような問題点？解決するもので、
その目的とするところに、銀の持つ高貴な白輝色を失わ
ず、硫化による黒変色に対する抵抗全太幅に向上させた
、耐硫化性銀合金全提供するところにある。

〔問題点全解決するための手段〕

不発明の耐硫化性銀合金は、銀９０〜９５％と、グラチ
ニウム１〜９％、パラジウム１〜９％の少なくとも１種
もしくは２種以上全主成分として、インジウム１〜９％
、亜鉛１〜５チ、スズ１〜５％の少なくとも１橿、もし
くに２棟以上と不可避不納物よりなることを特徴とする
、耐硫化性銀合金。

本発明では銀を９０〜９５％の屹囲に限定したのは、銀
の高品位全保ちながら耐食性金偏えた合金の主旨による
もので、制品位を確保することから銀の純度９０１嘗ニ
マムとし、耐食性の保てる純度９５％全マキシマムとし
た。

次にプラチニウムを１〜９チの範囲に限定したのは下記
の理由による。白金族元素であるプラチニウムに、耐硫
化性に対して好結果？もたらすものであるが、単独では
１０％以下ではその効果は小さい。しかし前述のパラジ
ウム、インジウム、亜鉛全添加元素とした時、１％でも
相乗的効果によって、耐硫化性効果音もたらす。また９
チ全越えると耐硫化性は、前述のパラジウム、亜鉛、イ
ンジウム、スズ全添加元素として耐硫化性は向上するが
、合金の硬度が向上しない。

パラジウムは、プラチニウムと同様、白金族元素であり
、耐硫化性に対して好結果？もたらすものである。本発
明合金では、二つの白金族元素組成となっているが、パ
ラジウムは、その色調において、プラチニウムに比らべ
て雄刃ａｔの増力Ｕと共に黒味？帯びて冷たい色調とな
る。不発明でに、１〜９％に範囲紫限足したのに、耐硫
化性効果と色調に係わるものである。すなわち、本発明
合金のプラチニウムの添加量に対して、１％以下では耐
硫化性に対して良い結果が得られず、９％を越えると黒
味を帯びてくる。

次にインジウムであるが、銀にインジウム全添加すると
、デンドライト系ｍ織全形成し、硬く脆くなる。本発明
合金である銀９０〜９５％の場合インジウムは前述の亜
鉛、スズ全添加した時、合金を硬くする作用を持ってい
る。しかし、インジウムの添加量が１％以下でμ硬化の
効果グ：上がらす、９％以上では、脆性が増加して加工
性が悪くなってし１う。したがって本発明でσ　インジ
ウムの添加量は１〜９％の範囲が適当である。

亜鉛は一般に大気中では良好な耐食性？示し、卑金属の
中でも銀の硫化を抑制する作用を持っている。しかしな
がら、５％を越えて添加すると合金１＠＜Ｌ、１％以下
では硫化抑制作用が見られない。したがって、本発明で
は亜鉛の添加ｔは１チ以上５％以下が適当である。

スズは卑金属の中でも銀の変色を抑える元素であり、な
おかつ合金を硬くする作用を持っている。

しかしながら、スズは銀の中に固溶体として合金し得る
限度が１０％までであることに周知の通りである。しか
し、５％金越えるスズの添７１０童の増７１０は、合金
の硬度を増加させるが、脆性が大きくなり加工性が低下
し、色調もやや黒味そ帝び、１チ以下では耐硫化の効果
が望めない。したがって本発明では、スズの添７ＩＯｔ
は１％以以上５全全限とするのが適当である。

〔実施例〕

表−１に示す組成の合金を、全量２００１になるように
秤量し、高周波溶解し、６箇厚のインボラトラ作り、こ
れから３ｆｉの板厚１で圧延した。

以下実施例に基づき説明する。

（１）本発明合金１．２．３は銀、プラチニウムを主成
分として、それに伴う添加元素として、インジウム、亜
鉛、スズ全添加している。すなわち１については銀９０
チ（重量％、以下同じ）、プラチニウム７％、インジウ
ム２％、スズ１％とし、２については銀９２．５％、プ
ラチニウム１．５％、インジウム４％、亜鉛２％。３に
ついては、銀９５チ、プラチニウム４％、インジウム１
チの成分組成とした。本発明合金１．２．６の特徴は、
耐食性の良いプラチニウムとインジウムの相乗効果によ
り耐硫化性全向上させたことにある。

（２）次に不発明合金４．５について述べる。本発明合
金は銀、パラジウム？主成分として、それに伴う添加元
素として、インジウム、亜鉛、スズを添加している。す
なわち４については、銀９０チ、パラジウム１％、イン
ジウム７％、亜鉛１％、スズ１％とし、５については、
９９２．５％、パラジウム１チ、インジウム＆５％の成
分組成とした。

本発明合金４．５の特徴として、インジウムの添加量金
子くして、デンドライト系組織による硬度の同上ｋｌ−
［、かったものである。この結果、従来の銀−銅系合金
硬度ＨＶ１１０〜１３０に対して、４についてはＨＶ１
５５．５についてはＨＶ１４５と硬い合金となった。

（３）次に本発明合金６．７について述べる。本発明合
金は、銀、プラチニウム、パラジウムを主成分として、
それに伴う添〃口元素として、インジウム、亜鉛を添加
している。すなわち６については、銀９０％、プラチニ
ウム２％、パラジウム３チ、インジウム５％、亜鉛２％
とし、７については銀９５チ、プラチニウム１チ、パラ
ジウム２％、インジウム２％の成分組成とした。本発明
合金６．７の特徴として、耐食性の良い白金族金属を２
成分添加して、耐食性全向上させ、インジウムの添加に
よって、デンドライト系組織全形成させて硬度金高めた
ものである。この結果、従来の銀−銅系合金硬度Ｈｖ１
１０〜１５０に対して、６についてはＨＶ１３５．７１
ＣついてはＨＶ１２５と、はぼ同等の硬度を維持できた
。

（４）本発明合金８は、銀、パラジウム金主取分として
、それに伴う添加元素として、インジウム、スズを添加
している。不発明合金は耐食性の良いパラジウムを７％
添加し、合金の硬度金玉げるため、インジウム２％、ス
ズ１％を雄刃口した。この結果、硬度はＨＶ１３Ｕを得
ることができた。

（５）　　欠に不発明合金９．１０についてのべる。

この二つの合金は、硬度を高くすることを試みたもので
ある。すなわち合金９においては、インジウム、亜鉛の
添加元素で硬度はＨＶ１５０全得ることができ、合金１
０においては、インジウム、スズのｆＡ　７７０元累Ｔ
１硬度はＨＶｌ　５０ｉ得た。亜鉛もスズも、添加量の
増力口は合金を脆くするが、本発明合金では、合金９に
おいてはパラジウム、合金１０におい工はプラチニウム
の展延性が良く作用して、脆性を改善している。

表−１ 次に、実施例に基づく本発明合金の特性結果を表−２に
示す。特性は、色調、人工汗、硬度について評価した。

比較サンプルとして、装飾用銀合金として広く使用され
ている、スターリング・シルバー（銀９２．５％、銅Ｚ
５チ）を取り上げた。

表−２ 色調については、スターリング・シルバー全４１［準色
調として、本発明合金を鏡面仕上した後、トレーシング
ペーパーを介して、直接光および間接光について色別を
行った。その結果、本発明合金１〜７について、スター
リング・シルバード同じ銀色を呈した。

人工汗については、本発明合金全鏡面仕上げした後、２
０”Ｃの人工汗へ３０秒間半浸漬した後、人工汗を含１
せた布の上へ平面に置き、密閉した容器内に１０時間放
置し、その結果を評価した。

まず、スターリング・シルバーは、半浸漬直後から変色
しにじめ、１０時間後では黒く変色したのに対して、本
発明合金１〜１０の全てが、全く変化がなかった。なお
、使用した人工汗の成分は次の通りである。

純水　１ｔ　　　サッカロース　　　Ｑ、２２Ｆ食塩　
９．９９　　　硫化ナトリウム　　０．８２尿７７、　
１．７Ｐ　　　７ｙモ＝７水　　　ＣＬ１８ｃｃ乳酸　
１．１　ｃｃ 硬度は、マイクログイツカース硬度計で測定全行った。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、高品位銀合金とし
て、従来に見られない耐硫化性銀合金である。

本発明によって、時計用外装部品、ライター、シガレッ
トケースなど憫帝用装飾品はもとより、指輪、腕輪、ペ
ンダントなどの高級装飾品や、食器などにも、幅広く応
用できるものである。

以　　上

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）銀９０〜９５重量％と、プラチニウム１〜９重量
   ％、パラジウム１〜９重量％の少なくとも１種もしくは
   ２種以上を主成分として、インジウム１〜９重量％、亜
   鉛１〜５重量％、スズ１〜５重量％の少なくとも１種も
   しくは２種以上と、不可避不純物よりなることを特徴と
   する、耐硫化性銀合金。