JPS6172586A - 光情報記録媒体 - Google Patents

光情報記録媒体

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JPS6172586A
JPS6172586A JP59192615A JP19261584A JPS6172586A JP S6172586 A JPS6172586 A JP S6172586A JP 59192615 A JP59192615 A JP 59192615A JP 19261584 A JP19261584 A JP 19261584A JP S6172586 A JPS6172586 A JP S6172586A
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山室 哲
Hideaki Oba
大庭 秀章
Michiharu Abe
通治 安倍
Tsutomu Sato
勉 佐藤
Yutaka Ueda
裕 上田
Masaaki Umehara
正彬 梅原
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    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used

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  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明はシアニン色素と遷移金属錯体とが結合した化合
物を含む記録層を有する光情報記録媒体に関する。
〔従来技術〕
従来、回転しているディスク状の情報記録媒体にレーデ
光を照射して情報の記録再生を行なり情報記録再生装置
が知られている。そしてこの種の情報記録装置に用いら
れる情報記録媒体の記録層としては低融照会PAまtは
低融点金属と誘電体を用いるものなどが提案されている
しかし、これらは保存性が悪い、分解能が低い、記録密
度が低い、コスト高になるなどの欠点を有する。
そこで、本発明者等は種々検討の結果記録層にシアニン
色素を用いた場合に書き込み感度および反射率が高いた
め読み出しのSハ比が高い記録媒体が得られることを見
出し既にそれを提案している。しかしながら、上記色素
を用いる場合には光に対する記録媒体の生保存性と記録
後の記録保存性および記録後の読み出し光の繰返し照射
すなわち再生光に対する保存性が十分でないという問題
があった。
〔目的] 木兄EJi4は上記問題に鑑みてなされたものであって
、その王な目的は再生光に対する劣化防止および光に対
する保存性が改良されたシアニン色素を含む記録層を有
する光情報記録媒体を提供することにある。
〔構成〕
本発明者は上記目的を達成するため種々研究を行った結
果、光情報記録媒体の記録層にシアニン色素と遷移金属
錯体と全メチレン基で結合してなる下記式CI)で示さ
れる化合物を含有させることによシ再生光に対する保存
性と光に対する生保存性とが格段に向上できることを見
出し本発明の完成に至った。
式CI) φ−L=F(X″″)工 (CH2)n ただし、上記式〔I〕においてφおよびFは同じかまた
は異なっていてもよくそれぞれインドール環残基または
ベンゾインドール環残基全表わし、Lはモノカルボシア
ニン、ノカル?シアニン、トリカルざシアニンま九はテ
トラカルダシアニンを形成するための連結基を表わし、
X−は陰イオンを表わし、mは0まtは1の整数であシ
、Tは遷移金属錯体を表わし、LとTとが各水素原子が
置換される形でメチレン基に連結されておシそしてnは
1〜12の整数である。
すなわち、本発明の光情報記録媒体は基板上にシアニン
色素と遷移金属錯体とをメチレン基で結合してなる上記
式CDで示される化合物を含む記録層を有するものであ
る。
矢に、上記式CI)におけるφ、I/、 LおよびTの
それぞれについて詳しく説明する。
φおよびVはインドール環ま几はベンゾインドール環残
基を示すがさらにこの環には種々の置換基が結合してい
てもよい。φはインドール核のN原子に十電荷を有しそ
してVは中性N原子を有するものである。
また、φおよび1は同一であることが好ましく、特に、
下記式(If)〜〔v〕で示されるものであることが好
ましい。
この場合、インドール環の2位に付した電荷ことを表わ
す。
式〔■〕 ただし、上記式〔■〕〜〔v〕において、R1は、置換
または非置換のアルキル基を表わす。アルキル基の炭素
原子数は1〜5であることが好ましく、また、好ましい
置換基としては、スルホン酸基、アルキルカルブキシオ
キシ基などをあげることかできる。その他の置換基とし
ては、アルキルアミド基、アルキルオキシ基、カルざン
酸基、水酸基などであってもよい。なお、R1は置換ま
念は非置換のアリール基であってもよい。
このような場合、後述のmが0であるときには、φのR
1は一電荷をもつ。
また、B およびR3はそれぞれアルキル基ま友はフェ
ニル基などのアリール基好ましくはアルキル基を表わす
。この場合アルキル基は非置換のものでわシ、特に炭素
原子数1ま九は2特に1であることが好ましい。
さらに、R4としては、アルキル基、アリール基、複素
環残基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アルキルチオ基
、アルキルヒドロキシカルゲニル基、カルビン酸基など
をあげることができる。
そして、pは通常0〜4の整数であり、pが2以上のと
き複数のR4は互いに異なってもよい。
ただ、特に必要がない場合は、pは0であればよい。
他方、Lは、モノ、・ゾ、トリまたはテトラカルボシア
ニンを形成するための連結基を表わすが、特に下記式〔
■〕〜〔■〕のいずれかであることが好ましい。
式(M)  CH=CH−CH=¥−CH=CH−CH
式〔■〕 弐〔■〕 式[:y] CH=CH−CH±CH−C=CH−CH
=CH−CH式Da) CH=CH−C=CH−CH式
〔店、II CH=C−CH ただし、上記式においてYは、水素原子ま九は1価の基
を表わす。この場合、1価の基としてはメチル基などの
低級アルキル基、メトキシ基などの低級アルコキシ基、
ツメチルアミノ基、ノフェニルアミノ基、メチルフェニ
ルアミノ基、モルホリノ基、イミダゾリノン基、エトキ
シ力ルポニルピベラノン基などのジ置換アミノ基、アセ
トキシ基などのアルキルカルブニルオキシ基、メチルチ
オ基などのアルキルチオ基、Br。
Ctなどのハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基などであ
ることが好ましい。
なお、これらの式[VI’l〜〔刈〕の中では、トリま
たはテトラカルボシアニンの式〔■〕〜〔X) %に式
〔■〕および〔■〕が好ましい。
さらに、X−は陰イオンであυ、その好ましい(トo3
− 例としては、■−1Br−1Cto−1BF−1CH3
アルキル硫酸塩イオンなどを挙げることができる。
なお、mは0または1であるが、mが0であるときには
、通常φのR1が一寛荷をもち分子内塩となる。
次にTは、遷移金属キレート化合物を表わし、それは上
記りと各水素原子が置換される形でメチレン基(CH2
)n(nは1〜12の整数である)で連結されている。
式C1)において、φ−L、=Fなるシアニン色素の部
分が主として光吸収色素としての役割りを分担するのに
対し、このTなる遷移キレート化合物の部分は、主とし
て再生光に対する劣化の防止および耐光性の向上に役割
りを果していると考えられる。かかる点から式〔I〕の
化合物は光吸収色素としての役割りと光および再生光に
対する安定性としての役割夛とを同時に具備した単一な
化合物である。この遷移金属キレート【 化合物の場合、中心金属としては、Ni、 Co。
Cu、 Mn、Pd、 Rtなどが好ましく、特に下記
の化合物が好適である。
なお、遷移金属キレート化合物としては、700〜15
00nmに吸収をもつもの、特にそのうち、700〜1
200 nmに極大吸収波長をもつものであることが好
ましい。
1)ビスジチオ−α−ジケトン系 ただし 、(i)〜R(4)は置換または非置換のアル
キル基またはアリール基を表わしそしてMはN1、Co
、 Cu、 Pd、 Ptなどの遷移金属原子を表わす
。この場合、Mは一電荷をもち、4級アンモニクムイオ
ンなどのカチオンと塩を形成してもよい。この化合物の
具体例を下記に示す。
T1N1(ID −)チオベンジル T2Ni(損ノチオビアセチル N(C4H7)4 2) ビスフェニルジチオール系 ただし、R(5)およびR(6′はメチル基などのアル
キル基、あるいはCtなどの)・ロゲン原子、また、N
(CH3)2、NH2などのアミン基などを表わし、M
は、N1、Co、 CuXPd、 Ptなどの遷移金属
原子を表わす。さらに、aおよびbはそれぞ孔0または
4以下の整数である。また、上記構造のMは一電荷をも
って、カチオンと塩を形成してもよく、さらにMの上下
にはさらに他の配位子が結合していてもよい。この化合
物の具体例を下記に示す。
T6PA−1001(商品名 三井東圧ファイン株式会
社製) T、  FA−1002(同 上 N1−ビス(トルエ
ンノチオール)テトラ(t−ブチル)アンモニウム〕 T8PA−1003(同 上) T、  PA−1005(同 上 阻−ビス(ジクロロ
ベンゼン)テトラ(t−ブチル)アンモニウム〕 TloPA−1006(:同 上 N1−ビス(トリク
ロロベンゼンジチオール)テトラ(t−プチル)アンモ
ニウム〕 T11CO−ビス(ベンゼン−1,2−ジチオール)テ
トラブチルアンモニウム T1□CO−ビス(o−キシレン−4,5−ジチオール
)テ)う(t−ブチル)アンモニウムT、5Ni−ビス
(ベンゼン−1,2−ジチオール)テトラブチルアンモ
ニウム T14 Nl−ビス(0−キシレン−4,5−ジチオー
ル)テトラブチルアンモニウム T15N1−ビス(5−クロロベンゼン−1,2−ジチ
オール)テトラブチルアンモニウムT、6Ni−ビス(
5,4,5,6−テトラメチルベンゼン−1,2−ノチ
オール)テトラブチルアンモニウム ’     T4.  Ni−ビス(3,4,5,6−
チトラクロロペ/ゼンー1.2−ジチオール)テトラブ
チルアンモニウム 3)サリチルアルデヒドオキシム系 ただし、R(7)およびR(6)はアルキル基を表わし
、MはN1、Co、 CuXPd、 Ptなどの遷移金
属原子を表わす。この化合物の具体例を下記に示す。
T1.  N1(1) O−(N−イソグロビルホルム
イミドイル)フェノール T2oNi(II) O−(N−ドブミルホルムイミド
イル)フェノール T21  Co(ID O−(N−ドデシルホルムイミ
ドイル)フェノール T2□ Cu(、[) O−(N−ドデシルホルムイミ
ドイル)フェノール T23NiQ[)212’−(エチレンビスにトリロメ
チリジン)〕−ジフェノール T24  CoGI)2.2’−(エチレンビスにトリ
ロメチリジン)〕−ジフェノール T25Nt(I[)2.2’−[1,8−ナフチレンビ
スにトリロメチリジン)]−ジジフェノ− ルア26NiQI −(N −7:t−二にホにム(ミ
)’イA/)フェノール T27  Co(IO−[: N−フェニルホルムイミ
ドイル]フェノール T28 Cu(I[)−(N−フェニルホルムイミドイ
ル〕フェノール T29 N1(n)サリチルアルデヒドフェニルヒドラ
ゾン T50 NKff)サリチルアルデヒドオキシム4)オ
キシム系 ただし、R(9)およびR(10)はメチル基などのア
ルキル基などを表わし、MはNi 、 Pdなどの2価
の遷移金属原子を表わす。
また、上記構造のMの上下にはさらに配位がされていて
もよい。この化合物の具体例を下記の表に示す。
T31 Negopex A   CH3CH5オキシ
ム基に対してノリ位N1(It)r、 Negopex
B  C,1H,CH,//     Ni(IDr3
3Pdcomplex   C,、H,tC4H,ヒド
ロキク基に対してパラ位Pd(II)5)チオビスフェ
ノレートキレート系 ただし、Mは前記と同じであり、R(11)およびRは
アルキル基を表わす。またMは一電荷をもち、カチオン
と塩とを形成していてもよい。この化合物の具体例を下
記に示す。
T34Ni(1)n−ブチルアミノ[2,2’−チオビ
ス(4−tert−オクチル)−7エル−ト〕[Cya
sorb−UV −1084(アメリカン シアナ ミ
  ド  co、、  Ltd・  ) 〕T35CO
(■)n−ブチルアミノ〔2,21−チオヒス(4−t
ert−オクチル)−7エル−ト〕翫 Ts6NiaI)−2,2’−チオビス(4−tert
、−オクチル)−フェノレート 次に、本発明の式〔I〕の化合物について、それを構成
する主要素の具体例を以下の表1に示すが、本発明はこ
れのみに限定されるものではない。
表  1 式Iの化合物を構成する王9素 式II  式■ 式W   −(CH2)、−T、3n
    II   M   −(CH2)6−  T、
II   n   VT   −(CH2) 4−  
T、aIt   If   ■−(CH2)6−  T
laIf   II   M   −(CH2)じ T
0n    II   V(−(CH2)6−   T
5If    II   Vl    −(CH2)6
−   T4II    It    V[−(CH2
)4−   T5It    II    Vl   
−(CH2)a−Tslm    m   Vl   
 −(CH2)4−   T1゜1’/   IV  
 M   −(CH2)4−   T、。
y    v   ■−(CH2)4−   T10a
n    ■  −(CH2)4−   T10nu 
  ■  −(CH2)4−   T、a■   II
    X    −(CH2)4−   T1゜If
    11    Vl   −(CH2)8−  
 T、。
n    ■■−(CH2)4−   ’I’、。
II    ■Vl   −(CH2)4−   T1
8n   n   ■−(CH2)、−T。
II    II   Vi    −(CH2)6:
   T。
次に、表1に示した式〔I〕の化合物を構成する主要素
をもとに以下に、本発明の式CI)の化合物すなわち、
シアニン色素と遷移金属キレート化合物とを各々の水素
原子が置換された形でメチレン基−(CH2)n−(n
は整数)で連結された式〔I〕の化合物の具体例をあげ
るが、本発明はこれらのみに限定されるものではない。
ここで、式(1)の化合物の記号をシアニン色素Dye
の頭文字「D」と遷移金属キレート化合物のTrans
 1tionの頭文字「T」とをとってr DT jと
略記する。
CL          CL DT5 DT。
DT8 T11 T15 DT、6 DT20 T22 T24 T25 本発明における記録層は上記式(I)の化合物を主成分
とするものであるが、さらに必要に応じて他の第3成分
例えばバインダー、安定剤、各種可塑剤、界面活性剤、
帯電防止剤、分散剤などを含有していてもよい。
記録層の膜厚は100X〜10卿好ましくは200X〜
2μmである。そして膜形成方法としては溶液塗布法、
たとえば浸漬コーティング、スプレーコーティング、ス
ピンナーコーティング、ブレードコーティング、ローラ
ーコーティング、カーテンコーティングなどをあるいは
他の方法として蒸着、CvDl ス・ぐツタ−法などを
用いることもできる。なお、塗布に用いる溶媒としては
例えばメチルエチルケトンなどのケトン系、酢酸エチル
などのエステル系、メチルセロンルプなどのエーテル系
、ソクロロエタン、クロロホルムナトのハロゲン化アル
キル系、トルエン、キシレンなどの芳香族系などをあげ
ることかできる。
また、記録層を設ける基板の材質にはなんら制限される
ことはなくこの分野で知られたもの例えば各種プラスチ
ック、ガラス、セラミックス、金属などを用いることが
できる。
また基板の形状は使用用途に応じてテープ、ディスク、
ドラム、ベルトなどいずれであってもよい。なお基板は
、必要に応じて反射層などの下地層や蓄熱層などを有す
るものであってもよい・ また、記録層上には必要に応じて透明基板を用いるとき
に裏面として機能する反射層や各種最上層保護層、ハー
フミラ一層などを設けることもできる。ただ本発明の式
〔I〕の化合物はそれ自体きわめて反射率が島いのでこ
のような下地ないしは上層反射層は通常用いる必要がな
い。
本発明の記録媒体は基本的には基板上に記録層を設けた
ものであるが、さらに目的に応じて他の層例えば下引層
、中間層または保護層などを設けてもよい。また、記録
層は基板上の片面ま次は両面に設けてもよいし、さらに
この記録媒体を一対とし記録層が対向するように配置し
tいわゆるサンドイッチ構造にしてホコリやキズがつか
ないようにすることもできる@下引層は(a)接着性の
向上、(b)水またはガスなどのバリヤー、(C)記録
層の保存安定性の向上、(d)反射率の向上、(e)溶
剤からの基板の保護および(カブレグループの形成など
金目的として使用される。(a)の目的に対しては例え
ばアイオノマー樹脂、ポリアミド系樹脂、ビニル系樹脂
、天然高分子、シリコーン、液状デムなどの高分子材料
およびシランカップリング剤などの種々の物質を用いる
ことができ、(b)、(C)の目的に対しては上記高分
子材料以外に無機化合物例えば5102、MgF2.8
10、TiO□、ZnO1TiN、  8iNなど、金
属または半金属例えばZn、 Cu、 S、 Ni、C
r。
C)eXSe、 Cd、 Ag、 ALなどを用いるこ
とができる。(d)の目的に対しては金属例えばAA、
 Agなどまたは金属光沢を有する有機薄膜例えばメタ
ン染料、キサンチン系染料などを用いることができそし
て(e)、(f)の目的に対しては紫外線硬化樹脂、熱
硬化性樹脂、熱可塑性樹脂などを用いることができる。
下引層の膜厚はI]、1〜60μm好ましくは0.2〜
10μmが適当である。ま九、保護層はキズ、ホコリ、
汚れなどからの保護および記録層の化学的安定性の向上
を目的として設けられ、その材料としては下引き層と同
じ材料を使用することができる。保護層の膜厚は0.1
μm以上好ましくは50μm以上が適当である。
次に、図面について本発明による光情報記録媒体の構成
を説明する。
第1図に示すように、本発明の光情報記録媒体は基本的
には基板1上に本発明の上記式〔I〕の化合物を含む記
録層2を設けたものである・また、記録層は光反射層と
光吸収層とを任意の順序で組合せた2層構成とすること
もできる。
また、第2図ないし第4図に示すように第1図の構成の
ものにさらに下引層5および/または保護層4を設けた
構成とすることもできる。
また、下引層または保護層には安定前」、分散剤、難燃
剤、滑剤、帯電防止剤、界面活性剤、可塑剤なども含有
されていてもよい。
さらに、本発明による光情報記録媒体の別の構成として
は、第1図ないし第4図に示した同一構成の2枚の記録
媒体(場合によシその1枚を基板のみとして)を用い記
録層2を内側に配置して密封したいわゆるエアーサンド
イッチ構造にしてもよいし、保護層4t−介して接着し
たいわゆる密着サンドイッチ構造(貼9合せ構造)にし
てもよい。
また、本発明による式CDの化合物の合成例七以下に説
明するがこれは単に例示の目的のために掲げるものであ
ってこの合成例だけに限定されるものではない。
〔合成例〕
前記化合物例DT、の合成例を以下の反応式にしたがっ
て説明する。
合成例 1 2−(ブロモメチル)−1,3−ノオキソランとトリフ
ェニルホスフィンとから得たホスホラン2とアルデヒド
類とf Wittig反応させるとVinlogous
なα、β−不飽和アルデヒドを得ることができる。この
反応を活用してジブロモベンズアルデヒドを2段階で化
合物6に転換する。
1段階での収率約55%。
次に、化合物3t−Ni触媒の存在下水素を添加し化合
物4t−得た。
更に、化合物4にグリニヤール試薬CH,MIX f作
用させ、その生成物を加水分解して第2級アルコール5
t−得、この化合物5を酸化して目的の化合物1を得た
前記〔I〕で得られた化合物1と銅チオブチレート2倍
当量とをキノリン中200℃で7時間反応させた。生成
物をさらに液体アンモニア中です) IJウムと反応さ
せて化合物7t−得た。
同様の方法でベンゼン1,2−ジチオレート見を得た。
無水エタノール中に金属カリウムを加え、カリウムエト
キシドを生成し等モルの化合物7および8を加えた。さ
らに、塩化ニッケルのエタノール溶液全7および8に等
モル加えた。
さらに、テトラブチルアンモニウムクロリドを加えた後
反応液を冷却し沈殿物をろ過した。得られた生成物をカ
ラムクロマトグラフィーにより分離して目的物見を得た
[111) トリフェニルホスホラン10 ft相当スるホスホニウ
ム塩とブチルリチウムをテトラヒドロフラン(THF 
)中で反応させて得た後、上記化合物見のTHF溶液を
滴下して室温で6時間攪拌した。
このWittig反応で得た生成物を抽出し、クロロホ
ルム−メタノールよp再結晶し化合物9′5c得た。収
率85チ。
閣 (化合物DT1)の合成 化合物DT。
化合物?(1モル)、1−エチル−2−(β−アセタニ
リドビニル) −5,5−ジメチルインドリウムパーク
ロレイトすなわち化合物11(1,1モル)とトリエチ
ルアミン(2モル、Q、5rnt)をエタノール10m
に溶かして、15分間還流した。反応混合物を一夜放置
後ろ過し、その抜水とエタノールで洗浄し乾燥して目的
の化合物DT1tl−得た。再結晶はメタノールで2回
行なった。収率60%。
合成例 2 上記合成例1において工程(I)および工程〔■〕の手
順を入れ換えて化合物DT1を合成した。この場合の反
応経路だけを示すと次の通りでちる。
なお、本発明による式(1)の他の化合物も上記合成例
1および2に述べたと同様にして合成することができる
〔実施例〕
以下に実施例t−あげて本発明をさらに説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例 1 δ 前記化合物例DT、の1.4重量%2,2′−ジクロル
エタン溶液t−g裏し、この溶液をガラス基板上に塗布
し乾燥させて厚さ600Xの記録層を形成し記録媒体を
作製した。
この記録媒体に500ワツトのタングステンランプを用
いて54000ルクスの光を照射した後色素の吸収ピー
ク減少速度を測定した。この結果ftDT1のφ−I、
=(/’部すなわち下記構造式を有するシアニン色素(
日本感光色素NK125)のみの場合と比較すると、減
少速度は相対値で0.2であった。さらに、同じ記録媒
体について再生光に対する安定性を確認したところ、上
記シアニン色素NK125 のものよ、910倍以上改
善された。
実施例 2〜25 実施例1における化合物の代シに以下の表2に示した式
CDの化合物を用いた以外には実施例1と同様にして各
記録媒体を作製した。各記録媒体についての吸収ピーク
減少速度および再生光に対する安定性を測定した結果を
以下の表2に示す。吸収ピーク減少速度は実施例1で述
べ之シアニン色素(NK125)・を1としてその相対
値を示した。
実施例 26 前記化合物例DT、の1.4jti%およびバインダー
としてニトロセルロースの1.4重量%、2゜2′−ジ
クロルエタン溶液全調製し、この溶液をガラス基板上に
塗布し乾燥させて厚さ1[]OQXの記録層を形成し記
録媒体を作製した。
この記録媒体に500ワツトのタングステンランプを用
いて54(100ルクスの光を照射した後色素の吸収ピ
ーク減少速度を測定した。この結果t−DT、のφ−L
=F部すなわちシアニン色素(日本感光色素NK125
)のみの場合と比較すると減少速度は相対値で0.3で
あった。さらに同じ記録媒体について再生元に対する安
定性を確認したところ、上記シアニン色素NK125の
ものよυ8倍以上改善された。
〔効果〕
本発明の光情報記録媒体によれば、記録後の読み出し回
数の向上す4わち再生光に対する劣化防止、光に対する
保存性改良および製造工程の簡略化ならびに低コスト化
が達成できる。
【図面の簡単な説明】
第11図ないし第4図は本発明の光情報記録媒体の構成
を示す断面図である。 1・・・基板、2・・・記録層、6・・・下引き層、4
・・・保護層。 特許出願人  株式会社 リ   コ  −手続補正書 昭和59年12月73日 特許庁長官  志 賀   学  殿 1、事件の表示 昭和59年特許願第192615 号 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 1t  所  東京都大田区中馬込1丁目3番6号名称
 (674)株式会社リ コ − 4、復代理人 一一一−I Z補正の内容 1)第3頁下から第3行の「保存性」を「生保存性」と
補正します。 2)第8頁第9行の「R1」を「R4」と補正します。 5)第10頁下から第5行のl’−(JO″″、BF−
Jを’  [ClO4”−1BF4−Jと補正します。 4)第11員第10行の「耐光性」を「光に対する生保
存性」と補正します。 5)第21頁下から第6行の「nは整数」を「nは1〜
12の整数」と補正します。 6)第21頁下から第2行の「化合物の」を「化合物」
と補正します。 7ン 第53頁第3行の「例えば」を「例えばナクリル
系樹脂」と補正します。 8ン 第33頁第9行の「TiN、Jを「TiN、 5
ixN5、」と補正します。 9)第67頁第4行の「vlnlogouS」を「Vi
nylogous Jと補正します。 10)第41頁第1行の[(CH3) 3N Jを「(
C2H5)3N Jと補正します。 11)  第48頁第2行の「保存性」を「生保存性」
と補正します。 以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 基板上に、シアニン色素と遷移金属錯体とをメチレン基
    で結合してなる下記式〔 I 〕で示される化合物を含む
    記録層を有することを特徴とする、光情報記録媒体。 式〔 I 〕 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔ただし、φおよびΨは同じかまたは異なつていてもよ
    くそれぞれインドール環残基またはベンゾインドール環
    残基を表わし、Lはモノカルボシアニン、ジカルボシア
    ニン、トリカルボシアニンまたはテトラカルボシアニン
    を形成するための連結基を表わし、X^−は陰イオンを
    表わし、mは0または1の整数であり、Tは遷移金属錯
    体を表わし、LとTとが各水素原子が置換される形でメ
    チレン基に連結されておりそしてnは1〜12の整数で
    ある〕
JP59192615A 1984-09-17 1984-09-17 光情報記録媒体 Granted JPS6172586A (ja)

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