JPS6171294A - ハツチカバ−装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、船舶のハツチカバー装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、船舶のハツチカバーは、クリートによる締付を解
いた後、油圧シリング−にて持ち上げることにより、コ
ーミングから離し、ウィンチによる開放移動可能として
、移動後の閉鎖位置においてハッチカバーを下げてクリ
ートで締め付けることにより、ホールドの密閉を得る方
式となっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来のハツチカバー装置では
、ハツチカバー開閉の際に、クリートの操作と、油圧シ
リング−の操作と、ウィンチの操作との３つの操作が必
要となり、駆動源も３系統必要になるという問題点があ
り、簡略化が望まれている。

これに対して駆動源簡略化の観点より、クリート駆動用
油圧シリング−の力をハツチカバー昇降用に兼用する着
想は知られているが、すべてのハツチカバー装置に適用
可能なものではない。

本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、ハツチカバー移動用ウィンチの駆動により、ハツチカ
バーの押し一ヒげから移動まで一貫して行なうことがで
さるようにした、ハツチカバー装置ｄを提供することを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

このため本発明のハッチカバー装置は、ハツチカバーに
上下動可能に軸部を装着された走行ａ　−ラーと、同走
行ローラーの軸部を昇降させる昇降ＲＷｔとをそなえる
とともに、上記ハツチカバーを牽引して開閉作動させる
駆動チェーン（ｗＡ動ワイヤを含む、）をそなえ、同駆
動チェーンの牽引により上記走行ローラーの上昇および
下降を行なわせるべく、上記昇降機構が、上記軸部を下
方に押し下げうるように上記ハッチカバーに枢着された
カムと、同カムの軸部を回なさせるべく同カムの軸部に
滅運歯Ｊｌｌ機構を介して連結され且つ上記ｙＪＡ勤チ
ェーンを巻回されるホイールとで構成されて、上記カム
による上記走行ローラーの押下げ状態を保持しうるロッ
クｆｉｌが設けられたことをｖｆ像としている。

〔作　用〕

上述の本発明のハツチカバー装置では、開閉用ウィンチ
を駆動するだけで、ウィンチに接続する駆動チェーンが
昇降機構を介して走行ローラーを上下動させることによ
り、ハツチカバーを上下させることができ、走行ローラ
ーの下降時において、駆動チェーンを牽引して、ハツチ
カバーを開放位置および閉鎖位置へそれぞれ移動する。

〔実施例〕

以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
ｆｆ１１〜４図は本発明の一実施例としてのハツチカバ
ー装置を示すもので、第１図はその駆動側ハ・／チカパ
ー昇降成構の正面図、第２図はその要部断面図、第３図
はその全体概要を示す斜視図、ｔｊＳＡ図はその従動側
ハツチカバー件降擁構の正面図である。

＋１’ｔ１〜３図に示すように、駆動側ハツチカバーＪ
ｉ＃降８！構Ｍ、において、ハツチカバー移動用の走行
ローラー１が、１つのカバーパネルに４組ずつＶｃ値さ
れていて、Ｌ型アーム３に走行ローラービン２を介して
回動自在に支持されているにのＬ型アーム３は、その中
央屈曲部において、ハツチカバー已にアーム支持ピン４
によって回転自在に連結されており、その一端部の走行
ローラーピン２の直上において、ローラーピン７により
小ローラー８を回覧自在に支持している。

この小ローラー８は、カム１２に摺接するようになって
おり、このカム１２はカムビン１ｏにより減速歯車機構
Ｍ、に結合されでいて、このカムピン１０はハツチカバ
ーＢに昇降機構用カバーＥを介して枢着され、カム１２
の外周面には凹部１２ａが形成されている。

カムビン１０には、減速歯車機構Ｍ、の大歯車１１ａが
固定されており、この大歯車１１ａは、減速歯車機構Ｍ
、を構成する小歯ＩＴＬＩ　ｌｂに噛合していて、この
小歯１１ｔｌ　ｌｂは＠部ｌｉｅの一端に固定されてい
て、Ｈｒ部１１ｃｌｔ！！４にはチェーンホイール９ｂ
がｌ１ｖＩ定されている。

そして、チェーンホイール９ｈには、駆動チェーンＤが
巻回されていて、このチェーンホイール９ｂへ駆動チェ
ーンＤを案内するチェーンホイール９ａ、９ａが設けら
れており、このチェーンホイール９ａは昇降機構用カバ
ーＥに取り付けられたブラケット２２によりハツチカバ
ー已に軸支されている。

このように、チェーンホイール９ｂが回転することによ
って、減速歯＊ｍ構Ｍ、を介しカム１２が回転駆動され
るように構成されている。

小ローラー８と凹部１２ａとでカム１２の押下げ状態を
保持しうるロック機構２５が構成される。

走行ローラー１のｆｊＳ１図中の２点鎖線へ移動した際
のカム１２の状態において、カム１２の切欠部１２ｂｌ
：ｌ：噛み合うラチェット１８が設けられており、ラチ
ェット１８の中央部は、ピン１８ａによりハツチカバー
Ｂに軸支されていて、ラチェット１８の一端部はラチェ
ット駆１１１］桿２０に枢着されるとともにスプリング
１９によって付勢されており、これにより、ラチェット
１８の他端部は、カム１２に常時当接する。

切欠部１２ｂとラチェント１８とで、カム１２の押下げ
状態における回転を防市する。

そして、ラチェット駆動棒２０は、その端部においで、
ラチェット駆動棒２１の一端部に枢着されていて、この
ラチェット駆動棒２１は、その中央部においてビン２１
ａによりハツチカバーＢに軸支されていて、その先端部
２１ｂにおいて、ストッパー１６に当接しうるように構
成されている。

なお、プラケット２２は、その下ｒａ部にチェーンホイ
ール９ａを介して駆動チェーンＤを巻回されて、駆動チ
ェーンＤの張力方向、すなわち水平方向の姿勢を保つよ
うになっている。

ハツチカバーＢにはストッパー１５が固定されており、
このストッパー１５に当接するストッパー１４．１６が
、ハッチフーミングＡ上に固定されている。

これらのストンパー１４〜１６で、ハツチカバー係止機
構Ｍ、が構成される。

Ｌ型アーム３の他端部において、ビン５を介してリンク
６が連結されており、このリンク６は従動詞ハツチカバ
ー昇降歳構Ｍ２に連結している。

従動側ハフ千カバー件降線溝Ｍ、は、第４図に示すよう
に、ハツチカバーＢに固定されたビン２３ａ。

２３ｂにそれぞれその一端部を回転自在に支持されたリ
ンク１７のアーム１７ａ、１７ｂと、アーム１７ａ、１
７ｂの他端部に回転自在に装着されたアーム１７ｃとで
構成されている。

そして、アーム１７ｃとアーム１７ａとの連結部には、
リンク６が装着されており、アーム１７ｃとアーム１７
ｂとの連結ビン２′には、走行ローラー１が軸支されて
いる。

駆動側ハッチカバー昇降ｔｆ！Ｗｔ　Ｍ　ｌおよび従動
側ハツチカバー外陣ｍ　ｈＮ　Ｍ　２を１組として、ハ
ツチカバーＢの両側に１組ずつこれらのハツチカバー昇
降機構Ｍ、、Ｍ２が設けられている。

なお、図中の符号２４はスプリング１９の支持板、２６
はアーム１７ａの回動を規制するストッパー、２７はシ
ール部、２８は走行レール、Ｃは駆動チェーンＤを駆動
するウィンチを示している。

本発明の実施例としてのハツチカバー装置は上述のごと
く構成されているので、第１．２図中の実線で示すハツ
チカバーＢの閉鎖状！！！（水密状態）からハツチカバ
ーＢの開放状態へ移行させるには、ウィンチＣにより駆
動チェーンＤを開方向Ｆｏへ引張して、駆動側ハツチカ
バー昇降機構Ｍ、のチェーンホイール９ｂを第１図中の
反時計回りに回動する。

このとき、ハツチカバー係止８！１構Ｍ、のストッパー
１５が、ストッパー１４．１６に嵌合して係止状態とな
っているので、ハツチカバーＢが移動することはない。

チェーンホイール９ｂが回転することにより、減速歯ｉ
ｎ構Ｍ、の小歯Ｉｔｌ　ｌｂが第１図中の反時計回りに
回転し、この小歯車」１ｂに噛合する犬歯］ＴＬ１１　
ａが同図中の反時計回りに回転し、カムビン１０を介し
て大歯車１１ａに連結するカム１２が約９０°回動し、
四部１２ａが小ローラー８に嵌合して、小ローラー８が
下方へ移動し、これに伴い走行ローラー１が下方へ移動
して、第１図中の符号１′および２点鎖線で示す状態ま
で下降する。

すなわち、走行ローラー１が、第１図中の実線図示の状
態で走行レール２８に近接した状態に配設されているの
で、第１図中の２点鎖線図示の状態では、ハツチカバー
Ｂが上方へ持ち上げられ、ハッチカバーＢのシール部２
７における水蜜状態が解除される。

駆動側ハツチカバー昇降機構Ｍ、１こおいて上述のごと
く作動し、従動側ハツチカバー昇降機４１７　Ｍ　２に
おいては、Ｌ型アーム３がアーム支持ビン４を中心にｆ
ｊＳ１図中の時計回りに回動するので、リンク６がｆｊ
Ｓ３図中の右方へ引張される。

これにより、リンク１７の７−Ａ１７　ａｔ１７　ｂ、
１７Ｃが駆動されて、従動側の走行ローラー１が押し上
げられて、ハツチカバーＢが上方へ移動する。

ハッチカバーＢの上方への移動に伴いストンパー１５が
、ストッパー１４．１６から外れ、第１図中の符号１５
′および２点鎖線で示す位置へ移動し、すなわち、ハツ
チカバー係止敗ｖｔＭ、が開放状態となる。

さらに、駆動チェーンＤを引張すると、この引張力は、
ハツチカバーＢを移動させる力となって、ハツチカバー
Ｂを開放位置へ至らしめる。

このとき、ラチェット１８は、カム１２の切欠部１２ｂ
に嵌合していて、フ７り機構２５の凹部１２ａは小ロー
ラー８と嵌合しているので、７１ノ千カバーＢの移動中
、走行ローラー１の下降状態が安定なものに保たれる。

ハツチカバーＢの開放状態から／％ツチカバーＢの閉鎖
状態へ移行させるには、駆動チェーンＤを閉鎖方向Ｆｃ
へ引張する。

このとき、駆動側ハツチカバー昇降磯溝Ｍ１および従動
側ハツチカバー昇降機構Ｍ２は、ロック機構２５により
、その上昇状態を維持されて、ノ）ノチカバーＢの閉鎖
位置への移動が支障なく行なわｈる。

そして、ハツチカバーＢが閉鎖位置へくると、ラチェッ
ト駆動棒２１の先ｒａ部２１ｂがストツノクー１６に当
接して、ラチェット駆動棒２１を第１図中の時計回りに
回動して、ラチェット駆動棒２０を同図中の右方へ移動
させ、これによりラチェット１８を同図中の時計回りに
回動して、カム１２の切欠ｆｆｌ＋１２ｂから開放する
。

そして、カム１２がラチェット１８による係止状態を解
除されるので、チェーンホイール９ｂが駆’ＩＪ＋チェ
ーンｌ〕による閉方向Ｆｃへの引張力によって、第１図
中の時計回りに回動され、これにより、減速歯車機構Ｍ
４の小歯車１１ｂが時計回りに回転するとともに、この
小歯車１１ｂに噛合する大歯車１１ａが同図中の反時計
回りに回転する。

そして、カム１２が第１図中の時計回りに回転して、ロ
ック機構２５において小ローラー８が凹部１２ａから外
れて、走行ローラー１が持ち上げられるとともに、ハツ
チカバーＢが下降して、駆動側ハツチカバー昇降機構Ｍ
１および従動側／％ツチカバー件外陣ｆｉ　４１　Ｍ　
ｉが下降状態となって、さらに、ハツチカバー係止成端
Ｍ、は係止状態となる。

このようにして、シール部２７（こお（するシーリング
が行なわれ、パッチカバーＢによるハツチの水密状態の
閉鎖が完了する。

本発明の実施例によれば、〕−ツチカバーＢの重量に応
じた駆動力を発揮するように減速１＋１車歳枯Ｍ、の小
歯車１１ｂと大歯ヰｔｌｌａとの歯車比を決定すること
ができ、一般的に１カバーパネルの１側板に２組の走行
ローラー１が配置されて、これらをリンク機構により同
時に駆動することができる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように、本発明のハツチカバー装置によれ
ば、ハッチカバーに上下動可能にｌ１１１部を装着され
た走行ローラーと、同走行ローラーの軸部を外陣させる
昇降機構とをそなえるとともに、上記ハツチカバーを牽
引して開閉作動させる駆動チェーン（駆動ワイヤを含む
。）をそなえ、同駆動チェーンの牽引により上記走行ロ
ーラーの上昇および下降を行なわせるべく、上記昇降＋
Ｐ１構が、上記軸部を下方に押し下げうるように上記ハ
ツチカバーに枢′；ｎされたカムと、同カムの軸部を回
転させるべく同カムの軸部に減速歯車機構を介して連結
され且つＬ記駆動チェーンを巻回されるホイールとで構
成されて、上記カムによる上記走行ローラーの押下げ状
態を保持しうるロック機構が設けられるという簡素な構
造で、次のような効果ないし利点が得られる。

（１）従来のカバー締付クリート駆動用油圧をハツチカ
バー外陣用に兼用して、コーミングに埋め込んだレバー
により、ハッチカバーを押し上げる方式のものと比較し
て、本５＆置のものは、その主要部を全てハツチカバー
に直接装着できるので、製作・調整等が容易になる。

（２）駆動ウィンチを開方向あるいは閉方向へ操作する
だけで、ハツチカバーの開放時の上昇から移動までの連
続的作業と、ハツチカバーの閉鎖時の移動から下降まで
の連続的作業とを行なわせることができるので、操作が
著しく簡略化される。

（３）ツヤツキアップシリング−および駆動油圧管が不
要となって、資材費も大さく削減される。

【図面の簡単な説明】

第１〜４図は本発明の一実施例としてのハッチカバー装
置を示すもので、第１図はその駆動側ハツチカバー昇降
機構の正面図、第２図はその要部断面１ｍ、ｉｌ’１３
図はその全体概要を示す斜視図、第４図はその従動側ハ
ッチカバー昇降機構の正面図である。 １．１′　・・走行ローラー、２・・走行ローラービン
、２′　・・連結ビン、３・・Ｌ型アーム、４・・アー
ム支持ビン、５・・ビン、６・・リンク、７・・ローラ
ービン、８・・小ローラー、９ａ。 ９ｂ・・チェーンホイール、１０・・カムビン、１０′
　・・ビン、ｌｌａ・・大歯車、ｌｌｂ・・小歯車、ｌ
ｌｃ・・軸部、］２・・カム、１２ａ・・凹部、１２ｂ
・・切欠部、１４〜１６・・ストッパー、１７・・リン
ク、１７ａ、１７ｂ、１７ｃ・・アーム、１８・・ラチ
ェット、１８ａ・・ビン、１９・・スプリング、２０．
２１・・ラチェット駆動棒、２１ａ・・ビン、２１ｂ・
・先端部、２２・・ブラケット、２３ａ、２３ｆ２・・
ビン、２４・・支持板、２５・・ロック機構、２６・・
ストッパー、２７・・シール部、２８・・走行レーノ呟
Ａ・・ハンチコーミング、Ｂ・・ハッチカバー、Ｃ・・
ウィンチ、Ｄ・・駆動チェーン、Ｅ・・昇降機構用カバ
ー、Ｍｌ・・駆動側ハツチカバー昇降機構、Ｍ２・・従
動側ハッチカバー昇降機構、Ｍ３・・ハツチカバー係止
機構、Ｍ、・・減速歯＊機構。 復代理人　弁理士　飯　沼　義　彦 第１図 第　３　図 第　４　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ハッチカバーに上下動可能に軸部を装着された走行ロー
   ラーと、同走行ローラーの軸部を昇降させる昇降機構と
   をそなえるとともに、上記ハッチカバーを牽引して開閉
   作動させる駆動チェーンをそなえ、同駆動チェーンの牽
   引により上記走行ローラーの上昇および下降を行なわせ
   るべく、上記昇降機構が、上記軸部を下方に押し下げう
   るように上記ハッチカバーに枢着されたカムと、同カム
   の軸部を回転させるべく同カムの軸部に減速歯車機構を
   介して連結され且つ上記駆動チェーンを巻回されるホイ
   ールとで構成されて、上記カムによる上記走行ローラー
   の押下げ状態を保持しうるロック機構が設けられたこと
   を特徴とする、ハッチカバー装置。