JPS6169868A - 成形用熱可塑性樹脂配合物 - Google Patents
成形用熱可塑性樹脂配合物Info
- Publication number
- JPS6169868A JPS6169868A JP19328684A JP19328684A JPS6169868A JP S6169868 A JPS6169868 A JP S6169868A JP 19328684 A JP19328684 A JP 19328684A JP 19328684 A JP19328684 A JP 19328684A JP S6169868 A JPS6169868 A JP S6169868A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- xonotlite
- thermoplastic resin
- modulus
- obtd
- dry
- Prior art date
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- Pending
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- Silicates, Zeolites, And Molecular Sieves (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
く技術分野〉
この発明は、無機充填剤が配合されてなる成形用熱可塑
性樹脂′配合物に関する。
性樹脂′配合物に関する。
〈従来技術〉
PVCやPP等の熱可塑性樹脂の配合物には、成形に際
して強度、モジュラスの増大や耐熱性の向上、又は増量
効果(製品のコスト低減)を目的として無機充填剤が配
合されることが多い、従来、一般にこれらの目的で使用
されていたタルク。
して強度、モジュラスの増大や耐熱性の向上、又は増量
効果(製品のコスト低減)を目的として無機充填剤が配
合されることが多い、従来、一般にこれらの目的で使用
されていたタルク。
タンカルではそれらの要求を十分層たすことは困難であ
った。即ち、PVCにタルクを配合した場合を例に採る
と、第1〜4図に示すようにベース樹脂に比してモジュ
ラス(曲げ強性率)及び耐熱性においては改善効果はあ
るが、引張の強度(破断)の増大が20 PHR前後で
ピークでそれ以上配合量を増大させるとかえって強度が
低下し、また耐衝撃性の低下率も大きい、尚、タンカル
(重質拳軽質とも)をPVCに配合した場合は、図例の
如くモジュラスが若干向上するのみで、強度は低下し、
耐熱性はほとんど向上しない。
った。即ち、PVCにタルクを配合した場合を例に採る
と、第1〜4図に示すようにベース樹脂に比してモジュ
ラス(曲げ強性率)及び耐熱性においては改善効果はあ
るが、引張の強度(破断)の増大が20 PHR前後で
ピークでそれ以上配合量を増大させるとかえって強度が
低下し、また耐衝撃性の低下率も大きい、尚、タンカル
(重質拳軽質とも)をPVCに配合した場合は、図例の
如くモジュラスが若干向上するのみで、強度は低下し、
耐熱性はほとんど向上しない。
〈発明の目的〉
この発明は、上記にかんがみて、ベース樹脂に比してモ
ジュラス、耐熱性は勿論、強度を大幅に増大でき、しか
も耐衝撃性の低下率も小さな成形品を得ることができる
成形用熱可塑性樹脂配合物を提供することを目的とする
。
ジュラス、耐熱性は勿論、強度を大幅に増大でき、しか
も耐衝撃性の低下率も小さな成形品を得ることができる
成形用熱可塑性樹脂配合物を提供することを目的とする
。
〈発明の要旨〉
この発明の成形用熱可塑性樹脂配合物は、無機充填剤が
配合されてなるものにおいて、無機充填剤を粉状ケイ酸
質原料と粉状石灰質原料とを水を加えずに水熱反応させ
て得られるゾノトライト系ケイ酸カルシウムとすること
に特徴を有する。
配合されてなるものにおいて、無機充填剤を粉状ケイ酸
質原料と粉状石灰質原料とを水を加えずに水熱反応させ
て得られるゾノトライト系ケイ酸カルシウムとすること
に特徴を有する。
く構成の詳細な説明〉
この発明を適用する熱可塑性樹脂として、は、ポリ塩化
ビニルCPVC)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン
、ポリエチレン、ポリアセタール。
ビニルCPVC)、ポリプロピレン(PP)、ナイロン
、ポリエチレン、ポリアセタール。
アクリルニトリル・ブタジェン・スチレン(ABS)樹
脂等を例示できる。この発明の成形用樹脂配合物は、上
記例示の樹脂に下記特定のゾノトライト系ケイ酸カルシ
ウムを配合してなるものである。このとき、他の無機充
填剤を併用しても勿論よい。
脂等を例示できる。この発明の成形用樹脂配合物は、上
記例示の樹脂に下記特定のゾノトライト系ケイ酸カルシ
ウムを配合してなるものである。このとき、他の無機充
填剤を併用しても勿論よい。
ここで、特定のゾノトライト系ケイ酸カルシウムとは、
粉状ケイ酸質原料と粉状石灰酸質原料とを水を加えずに
水熱反応させて得られるゾノトライト系ケイ酸カルシウ
ム(以下「乾式養生ゾノライト」)をいい、特願昭54
−152055号(特開昭56−78465号)や特願
昭58−43577号で紹介されているものである。こ
の乾式養生ゾノトライトは、従来のケイS質原料と石灰
質原料と水を加えてスラリー状で水熱反応させて得られ
るゾノトライト系ケイ酸カルシウム(以下「湿式養生ゾ
ノトライト」)に比して、樹脂への分散性が良好である
。その理由は、仮説の域を出ないが、嵩比重において乾
式養生ゾノトライトが湿式養生ゾノトライトに比して大
きいこと、及び乾式養生ゾノトライトは湿式養生のもの
と異なり非凝集性であるためと推定される。ちなみに嵩
比重は前者が0,13〜0.15後者が0.03〜0.
08である。乾式養生ゾノトライトの配合量は、樹脂の
種類見よって異なるが1通常lO〜100PHRとする
。またこのゾノトライトの配合に際しては、通常高級脂
肪酸やシランカップリング剤で表面処理して用いること
が望まいしい、上記他の無機充填剤としては、タルク、
タンカル、マイカ。
粉状ケイ酸質原料と粉状石灰酸質原料とを水を加えずに
水熱反応させて得られるゾノトライト系ケイ酸カルシウ
ム(以下「乾式養生ゾノライト」)をいい、特願昭54
−152055号(特開昭56−78465号)や特願
昭58−43577号で紹介されているものである。こ
の乾式養生ゾノトライトは、従来のケイS質原料と石灰
質原料と水を加えてスラリー状で水熱反応させて得られ
るゾノトライト系ケイ酸カルシウム(以下「湿式養生ゾ
ノトライト」)に比して、樹脂への分散性が良好である
。その理由は、仮説の域を出ないが、嵩比重において乾
式養生ゾノトライトが湿式養生ゾノトライトに比して大
きいこと、及び乾式養生ゾノトライトは湿式養生のもの
と異なり非凝集性であるためと推定される。ちなみに嵩
比重は前者が0,13〜0.15後者が0.03〜0.
08である。乾式養生ゾノトライトの配合量は、樹脂の
種類見よって異なるが1通常lO〜100PHRとする
。またこのゾノトライトの配合に際しては、通常高級脂
肪酸やシランカップリング剤で表面処理して用いること
が望まいしい、上記他の無機充填剤としては、タルク、
タンカル、マイカ。
セリサイト、ケイ藻土、アスベスト、ガラス繊維等を挙
げることができる。
げることができる。
〈実施例・比較例・参照例〉
実施例■及び比較例I−Hの配合物は、PVCポリマー
(日本ゼオン(株)製造“103EP”、p=1050
)に第1〜2表に表示の充填剤、滑剤及び安定剤を第2
表の如く配合したものである。尚、参照例■は充填剤0
PHRとしたものである。
(日本ゼオン(株)製造“103EP”、p=1050
)に第1〜2表に表示の充填剤、滑剤及び安定剤を第2
表の如く配合したものである。尚、参照例■は充填剤0
PHRとしたものである。
実施例■及び比較例■の配合物は、PPポリマー(徳山
ソーダ(株)製造“PN−244)″)に第1表に表示
の充填剤を20PHR(実施例I!(1)、比較例ff
(1) )及び40PHR(実施例II(2)、比較
例■(2)を配合したものである、尚、参照例■は充填
剤0PHRとしたものである。また、乾式養生ゾノトラ
イトは生石灰粉末とトヤネ珪石粉末をCaO/SiO2
(モル比)=1.0で混合後、その混合粉末をオートク
レーブに入れ210℃(約21 kg/am″)で12
時時間式養生を行なった。その後、反応物を乾燥・解砕
・分級することにより得た。
ソーダ(株)製造“PN−244)″)に第1表に表示
の充填剤を20PHR(実施例I!(1)、比較例ff
(1) )及び40PHR(実施例II(2)、比較
例■(2)を配合したものである、尚、参照例■は充填
剤0PHRとしたものである。また、乾式養生ゾノトラ
イトは生石灰粉末とトヤネ珪石粉末をCaO/SiO2
(モル比)=1.0で混合後、その混合粉末をオートク
レーブに入れ210℃(約21 kg/am″)で12
時時間式養生を行なった。その後、反応物を乾燥・解砕
・分級することにより得た。
PvC配合物の場合はヘンシェルミキサーで混合後、ロ
ールにかけ、シート状にしてから冷揮。
ールにかけ、シート状にしてから冷揮。
その後プレス成形して各試験片を得た。又、PP配合物
の場合2軸ニーダで混線後破砕してペレット材料とし射
出成形して各試験片を得た。下記各項目について記載の
方法に基づいて試験を行なった。
の場合2軸ニーダで混線後破砕してペレット材料とし射
出成形して各試験片を得た。下記各項目について記載の
方法に基づいて試験を行なった。
(1)引張試験・・・JISK 6911(2)曲げ
試験 ・・・JISK 6911(3)シャルピー衝
撃試験・・・JISK 6911(4)耐熱性試験・
・・JISK 7206上記各試験の結果を第1〜4
図及び第2表に示す、第1〜4図から、この発明の乾式
養生ゾノトライトを配合したPvC配合物で得た成形品
は、他のタルク等を配合したPVC配合物で得たものに
比して1強度・モジュラス・耐熱性のいずれにおいても
優れかつ耐衝撃性の低下率もタルクよりも小さい、特に
、強度(引張破壊)において、ゾノトライトの配合J1
80PHR近くまで急増し、タルクを配合した場合のよ
うに20PHR前後でピークを示すことはない。
試験 ・・・JISK 6911(3)シャルピー衝
撃試験・・・JISK 6911(4)耐熱性試験・
・・JISK 7206上記各試験の結果を第1〜4
図及び第2表に示す、第1〜4図から、この発明の乾式
養生ゾノトライトを配合したPvC配合物で得た成形品
は、他のタルク等を配合したPVC配合物で得たものに
比して1強度・モジュラス・耐熱性のいずれにおいても
優れかつ耐衝撃性の低下率もタルクよりも小さい、特に
、強度(引張破壊)において、ゾノトライトの配合J1
80PHR近くまで急増し、タルクを配合した場合のよ
うに20PHR前後でピークを示すことはない。
また第2表からこの発明のゾノトライトを配合したPP
についても、同様の傾向があることがわかる。
についても、同様の傾向があることがわかる。
〈発明の効果〉
この発明の成形用熱可塑性樹脂配合物は、上記のように
乾式養生ゾノトライトが配合されてなり、ベース樹脂に
比して強度、モジュラス及び耐熱性が大幅に増大でき、
モジュラスの増大に比して耐衝撃性の低下率が小さい成
形品を得ることができる。
乾式養生ゾノトライトが配合されてなり、ベース樹脂に
比して強度、モジュラス及び耐熱性が大幅に増大でき、
モジュラスの増大に比して耐衝撃性の低下率が小さい成
形品を得ることができる。
第1表
※1) ステアリン酸モノグリセリド
l:l混合物
第1図は引張り試験の結果(破断強度)を示すグラフ図
、第2図は曲げ試験の結果(曲げ弾性率)を示すグラフ
図、第3図は耐衝撃試験(シャルピ一式)の結果を示す
グラフ図、第4図は耐熱性試験の結果を示すグラフ、図
である。 特 許 出 願 人 工業技術院大阪工業技術試験所長 第1図
、第2図は曲げ試験の結果(曲げ弾性率)を示すグラフ
図、第3図は耐衝撃試験(シャルピ一式)の結果を示す
グラフ図、第4図は耐熱性試験の結果を示すグラフ、図
である。 特 許 出 願 人 工業技術院大阪工業技術試験所長 第1図
Claims (1)
- 無機充填剤が配合されてなる成形用熱可塑性樹脂配合物
において、前記無機充填剤が、粉状ケイ酸質原料と粉状
石灰質原料とを水を加えずに水熱反応させて得られるゾ
ノトライト系ケイ酸カルシウム水和物であることを特徴
とする成形用熱可塑性樹脂配合物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19328684A JPS6169868A (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 | 成形用熱可塑性樹脂配合物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19328684A JPS6169868A (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 | 成形用熱可塑性樹脂配合物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6169868A true JPS6169868A (ja) | 1986-04-10 |
Family
ID=16305389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19328684A Pending JPS6169868A (ja) | 1984-09-14 | 1984-09-14 | 成形用熱可塑性樹脂配合物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6169868A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0257522A2 (de) * | 1986-08-22 | 1988-03-02 | BASF Aktiengesellschaft | Polyoximethylen-Formmassen mit verbesserter thermischer Stabilität, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung |
JPS6351458A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-04 | Ube Ind Ltd | 芳香族ポリサルホン樹脂組成物 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59169923A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-26 | Aoki Masayoshi | ゾノトライト系ケイ酸カルシウム及びその製造方法 |
-
1984
- 1984-09-14 JP JP19328684A patent/JPS6169868A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59169923A (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-26 | Aoki Masayoshi | ゾノトライト系ケイ酸カルシウム及びその製造方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0257522A2 (de) * | 1986-08-22 | 1988-03-02 | BASF Aktiengesellschaft | Polyoximethylen-Formmassen mit verbesserter thermischer Stabilität, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung |
JPS6351458A (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-04 | Ube Ind Ltd | 芳香族ポリサルホン樹脂組成物 |
US4837400A (en) * | 1986-08-22 | 1989-06-06 | Basf Aktiengesellschaft | Polyoxymethylene molding materials having improved thermal stability, their preparation and their use |
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