JPS6167696A - 船外機における電食防止用陽極の取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は船外機に詔ける電食防止用陽極の取付構造に関
するものである。

〔従来技術〕〕 船外機圧おいて、特に水面下にある部分は電食（電気化
学腐食）されるため、一般にそれを防止するために、流
電陽極方式が採られており、その陽極には、低電位金属
、主として金属亜鉛が使用されている。

従来の船外機の電食防止用陽極の取付構造は、第４図、
第５図に示され【いるよう罠、亜鉛陽極１がギヤケース
２のキャビテーションプレート３の上部側面に配設され
ていたり、または第６図に示されているように、トリム
タブ４を亜鉛陽極としていた； ところで、ギヤケース２は特（水中で抵抗がないように
流線型に形成されるのが一般的である。

そこで、前者の場合には、陽極１は、ギヤケース２の側
面に凹みを形成し、そこに嵌着されている。

このため、ギヤケース２の内側は狭くなり、この部分に
形成される排気孔、ウォーターポンプの吸水孔などのス
ペースを十分に確保できない。また、トリムタブ４を陽
極１として利用した後者の場合には、水中の浮遊物など
の衝突等で、□この部分が破損したり、脱落の虞れがあ
り、さらに両者いずれの場合にも船外機の運転者が陽極
１の消耗状態を船上から確認することは困難であった。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記問題点に鑑みて、ギヤケ−スのス
ペースの有効な利用が可能であり、陽極の破損、脱落を
防止でき、しかも、運転者が船上からこの消耗状態を確
認できる船外機における電食防止用陽極の取付構造を提
供することＫある。

〔発明の構成〕

本発明では船外機のドライブシャフトハウジングのギヤ
ケース側の後端部に実質的に水中、気体抵抗を減少させ
る形状とした犠牲陽極を配設することにより上記目的を
達成している。

〔実施例〕

以下本発明に係る船外機における電食防止用電極の取付
構造の実施例について述べる。

第１図、第２図、第３図は本発明に係る電食防止用電極
の取付構造を示した図面である。

第１図に示した船外機１１では、ギヤケース１２の後端
部に隣接するドライブシャフトハウジング１３に低電位
金属陽極（例えば亜鉛）４が配設されている。この陽極
１４は、第２図に示したように、ボルト１５Ｖｃよって
固定されており、ボルト１５の頭部１５ａは、陽極１４
内に埋没されている。

また、電極１４は、第３図のように、ドライブシャフト
ハウジング１３の後端に位置させて、ギヤケース１２に
固定してもよい。

なお、これらの陽極１４は、いずれもドライブシャツ・
トハウジング１３およびギヤケース１２に倣った形状と
することが好ましい。

〔発明の効果〕

本発明は、上述したようにドライブシャフトハウジング
の後端部に低電位金属を犠牲陽極として配設させている
ので、電食防止効果も十分であり、水中での抵抗も少な
く、審美性があるばかりでなく、船上から低電位金属陽
極の消耗度が確認できるので、陽極の早期交換も可能で
ある。

また、本発明は従来の陽極をギヤーケースの側面（配設
した場合（比べ、ギヤケースの内面のスペースの有効利
用が可能であり、また陽極をトリムタブに利用した場合
に比べ破損、脱落のおそれのない利点をもつ。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る電食防止用陽極の取付構造をもっ
た船外機の一部を概念的に示した側面図、第２図はその
要部を詳細に示した縦ｍ１面図、第３図は、その変形例
を示した要部縦断面図、第４図゛は従来の電食防止用陽
極の取付構造をもりた船外機の一部を概念的に示した側
面図、第５図は、その陽極の設置態様を示した横断面図
、第６図は従来の他の電食防止用陽極の取付構造をもっ
た船外機の一部を概念的に示した側面図である。 １１・・・船外機、１２・・・ギヤケース、１３・・・
ドライブシャフトハウジング、１４・・・陽極、１５・
・・ボルト、１５ａ・・・ボルト頭。 出願人　鈴木自動車工業株式会社 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ドライブシャフトハウジングのギヤケース側の後端部に
   犠牲陽極を配設したことを特徴とする船外機における電
   食防止用陽極の取付構造。