JP3286536B2 - 水中ポンプ - Google Patents

水中ポンプ

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JP3286536B2
JP3286536B2 JP25459696A JP25459696A JP3286536B2 JP 3286536 B2 JP3286536 B2 JP 3286536B2 JP 25459696 A JP25459696 A JP 25459696A JP 25459696 A JP25459696 A JP 25459696A JP 3286536 B2 JP3286536 B2 JP 3286536B2
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克己 松田
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株式会社寺田ポンプ製作所
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、防食性に優れた
水中ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】図1は、水中ポンプの一般的な構造を示
し、モータ1の上端にヘッドカバー2を固定し、該モー
タ1の下部にケーシングカバー3とケーシング4を取付
ねじ5やボルト6を用いて固定し、モータ1のシャフト
7のケーシングカバー3内に臨む部分に羽根車8を取付
け、モータ1の起動による羽根車8の回転によって揚水
する構造になっている。
【0003】ところで、水中ポンプは水中に浸漬した状
態で使用するため、特に海水中での使用時には、金属部
分に腐食が発生するという問題があり、このため、従来
の防食対策として、ポンプ構成部材を樹脂やチタン等の
錆にくい材料で形成することが考えられている。
【0004】ところで、水中ポンプの構造において、海
水と接触する部分の全てを樹脂にすることは、又モータ
の冷却上問題があり、いくつかの部品は金属を使用する
必要がある。
【0005】また、チタン等の錆に強い材料は価格が高
くなり、経済的な面から使用が困難である。
【0006】そこで、水中ポンプの金属部分の腐食を防
止する従来の方法として、ポンプの外側に金属部分より
も卑な金属を用いた犠牲陽極を取付け、金属部品と犠牲
陽極との間に生じる電位差で金属部品の腐食発生を防止
することが行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、犠牲陽極をポ
ンプの外側に取付ける方法は、水中において経時的に腐
食していく犠牲陽極が、腐食により小さくなっているの
がわからず、そのままにしてポンプの使用を続け、この
結果金属部品に腐食を生じさせることがある。
【0008】そこで、この発明の課題は、水中ポンプの
羽根車を犠牲陽極に用い、腐食等により羽根車が小さく
なることにより、ポンプ吐出圧、吐出量の減少や電流値
の変化を感知することで犠牲極の交換時期を判断する
ことができる水中ポンプを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、の発明は、水中ポンプの羽根車を、この水
中ポンプの構成に用いた他の金属部品よりも卑な金属を
用いて形成した構成を採用したものである。
【0010】の発明において、羽根車が、亜鉛、マグ
ネシウム、アルミニウム金属又は合金の何れかで形成さ
れている構成を採用し得る
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
示例と共に説明する。
【0012】水中ポンプの一般的な構造は、図1に示し
た通りであり、ヘッドカバー2、ケーシングカバー3、
ケーシング4は合成樹脂を用いて形成され、モータ1の
ハウジング9の外周面はステンレスの如き防錆パイプ1
0で覆われ、また、軸スリーブ11、羽根車固定座金1
2、羽根車ナット用平座金13、羽根車用バネ座金1
4、ヘッドカバー取付用スタットボルト用ナット(図示
省略)、羽根車ナット15、シャフト7等がステンレス
やその他の金属製であり、これらの部品は水と接触する
ことになる。
【0013】この発明は、シャフト7に固定する羽根車
8を、上記した各金属部品に対し、卑な金属を用いて形
成し、金属部品の電気防食における電気防食用犠牲陽極
としている。
【0014】上記羽根車8の形成に用いる卑な金属とし
ては、亜鉛、マグネシウム、アルミニウムの金属又は合
金を用いることができる。
【0015】前記した各金属部品とシャフト7に取付け
た羽根車8とは電気的に導通状態の配置となり、水中に
おいて、各金属部品と羽根車8の間に電位差が生じ、羽
根車8が犠牲陽極となって、羽根車8から各金属製部品
に防食電流が流れ、これにより羽根車が溶触するのに対
し、各金属部品の腐食発生を防止する。
【0016】従って、水と接触する各金属製部品の耐久
性が向上するのに対し、羽根車8のみが取換部品とな
り、取換作業の手間を省くことができる。
【0017】ここで、羽根車8を犠牲陽極とすることに
より、水中ポンプの使用と共に経時的に羽根車8が腐食
によって小さくなり、そのことにより、ポンプの吐出
圧、吐出量の減少、電流値の変化等が発生し、これらを
センサ等で検知することにより、羽根車8の交換時期を
判断することができ、これに基づいて羽根車8の取換を
行えば、水中ポンプの金属部品の腐食発生を防止するこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、水中
ポンプの羽根車と電気的に導通する関係にある金属部品
に対し、羽根車を該金属部品よりも卑な金属で形成した
ので、羽根車が犠牲陽極となり、羽根車が腐食等により
小さくなると、ポンプ吐出圧、吐出量の減少、電流値の
変化で羽根車の交換時期を判断でき、羽根車の取換えに
よって金属部品の電気防食を図ることができ、これによ
り水中ポンプの耐久性を向上させて長寿命化を実現する
ことができると共に、使用による腐食は羽根車のみに生
じるため、取換えは羽根車だけでよく、取換え作業の大
幅な簡略化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水中ポンプの一例を示す要部拡大正面図
【符号の説明】
1 モータ 7 シャフト 8 羽根車

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水中ポンプの羽根車を、この水中ポン
    プの構成に用いた他の金属部品よりも卑な金属を用いて
    形成して、ポンプの吐出圧、吐出量の減少や電流値の変
    化を感知することで前記羽根車8の交換を判断するよう
    にしたことを特徴とする水中ポンプ。
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