JPS61659A - タフトカ−ペツト用一次基布 - Google Patents

タフトカ−ペツト用一次基布

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Publication number
JPS61659A
JPS61659A JP12157584A JP12157584A JPS61659A JP S61659 A JPS61659 A JP S61659A JP 12157584 A JP12157584 A JP 12157584A JP 12157584 A JP12157584 A JP 12157584A JP S61659 A JPS61659 A JP S61659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base fabric
fibers
antioxidant
weight
fibrous base
Prior art date
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Pending
Application number
JP12157584A
Other languages
English (en)
Inventor
佐伯 忠
加藤 銃一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
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Publication of JPS61659A publication Critical patent/JPS61659A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はタフトカーペットのパイル糸を埋め込むのに用
いるタフトカーペット用−次基布に関し、詳しくはタフ
トカーベントのパイル糸に影響を与え、その耐光性(パ
イル糸に付与された染料の耐光堅牢度)を向上せしめる
よう工夫されたタフトカーペット用−次基布に関するも
のである。
(ロ)従来の技術 タフトカーペットは居室の床や自動車の床等に敷設され
、人の居心地を快適にするものとして使用されている。
そしてタフトカーペットのパイル糸は、各人の好みに合
うよう種々の色相に染色されている。しかるにタフトカ
ーペットが長期間日光に晒されていると、その色が退色
し、使用価値が激減するということがあった。即ち、パ
イル糸に付与された染料の光退色性がタフトカーベント
の寿命を決定することになる。特に自動車の床に敷設さ
れたタフトカーペットは、その室内の高温と直射日光に
よって染料の光退色が著しく、短寿命のもの、とならざ
るを得なかった。
タフトカーペットを長寿命とするため、従来より、パイ
ル糸として使用されるポリプロピレン繊維、ナイロン繊
維等に酸化防止剤や紫外線吸収剤等のいわゆる耐熱、耐
光剤を練り込むことが行われている。この方法は最も直
接的で良い方法と考えられるが、このような繊維は製造
しがたいという欠点を有している。即ちポリプロピレン
繊維やナイロン繊維を製造する際の紡糸温度では、これ
ら耐熱、耐光剤は熱分解や昇華を生じ易(、多量に練り
込むのは困難なのである。従ってパイル糸に充分な耐光
性を与えることができないという結果になっている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 本発明は、従来技術の欠点の原因がパイル糸を構成する
繊維に耐熱、耐光剤を練り込む方法の困難さにあること
に着目し、この練り込むという方法を回避して特定の物
質をタフトカーペット用−次基布に付着させるという全
く異なる発想の下に、パイル糸の耐光性の不充分さを解
決しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、繊維質基布に酸化防止剤及び紫外線吸
収剤の少なくともいずれか一方を付着させたことを特徴
とするタフトカーペット用−次基布に関するものである
以下本発明の解決手段について詳細に説明する。
本発明に用いる繊維質基布としては、織物1編物、不織
布等が用いられる。織物としては、ポリプロピレンのス
リットヤーンを用いて織成したものが代表的に用いられ
る。不織布としては、短繊維を開繊、集積して得られた
繊維ウェブの構成繊維間を結合剤にて結合したもの又は
長繊維を開繊。
集積して得られた繊維ウェブの構成繊維間を結合剤にて
結合したいわゆるスパンボンド不織布等が用いられる。
更にはこれらの繊維ウェブにニードルパンチを併せて施
した不織布又はニードルハンチを施し結合剤を施さない
不織布も用いることができる。尚、結合剤としては、ポ
リアクリル酸エステル、アクリロニトリル−ブタジェン
ゴム、スチレン−ブタジェンゴム等のゴム秦結合剤や、
熱溶融繊維、熱熔融性樹脂粉末等、の従来公知のものが
用いられる。
タフトカーベント用−次基布として用いる繊維質基布は
、高強力、熱的安定性、湿潤安定性、成型性、耐候性等
が要求されるため、不織布を採用する際には、その構成
繊維としてポリエステル繊維、特に長繊維のポリエステ
ル繊維を用いることが好ましい。勿論ポリエステル繊維
を主体とし上記の緒特性が阻害されない程度に他の合成
繊維。
天然繊維、再生繊維、半合成繊維等を混用しても差し支
えないことは言うまでもない。
酸化防止剤としては、フェノール系、硫黄系。
燐酸系等のものが用いられる。紫外線吸収剤としては、
ベンゾフェノン系、ペンゾトリアヅール系。
サルチル酸系等のものが用いられる。酸化防止剤と紫外
線吸収剤は各々単独で又は適宜に混合して使用される。
そしてこれらの使用量はタフトカーペット用−次基布巾
の繊維重量に対して0.1〜2.0重量%程度が適当で
ある。
酸化防止剤及び/又は紫外線吸収剤を繊維質基布に付着
させる方法は種々あるが、以下に示すような方法が代表
的である。第1には、繊維質基布に酸化防止剤及び/又
は紫外線吸収剤を溶解又は分散させた溶液を、含浸法、
スプレー法あるいはコーティング法等で付与する方法で
ある。酸化防止剤等を溶解するには有機系溶媒や水系溶
媒を用いる。第2には平滑剤と共に付与する方法がある
即ち繊維質基布にはタフトカーペット用−次基布として
タフト針が少ない摩擦抵抗で通過するように平滑処理が
されるため、この処理と同時に酸化防止剤等を付与する
のである。平滑剤としてはポリエチレンやシリコーンが
使用され、繊維質基布に付与する際はこれらがエマルジ
ョンの形になっているので、酸化防止剤等はこのエマル
ジョン中に分散させられる。この方法においては平滑処
理工程と酸化防止剤等の付着工程が一工程でなされてい
ることになり、別々の工程で行うより有利である。第3
には、繊維質基布として不織布を用いた際における次の
方法である。即ち、長繊維又は短繊維を開繊、集積した
状態の繊維ウェブを酸化防止剤及び/又は紫外線吸収剤
を分散させた樹脂浴に浸漬する方法である。樹脂浴は不
織布の結合剤として働くポリアクリル酸エステル等のエ
マルジョンが一般的に用いられており、酸化防止剤等は
このエマルジョン中に分散させられる。この方法におい
ては、ポリアクリル酸エステル等の樹脂が不織布の結合
剤として働き、繊維質基布としての不織布の作成と酸化
防止剤等の付着とが一挙に行われていることになる。
(ホ)作用 パイル糸の退色はそれに付与された染料の光退色による
ものであるが、この光退色は染料分子が励起し、酸化、
還元等を起こすことによって惹起される。本発明ではタ
フトカーペット用−次基布巾に存在する酸化防止剤が昇
華し、パイル糸の染料の励起分子を封鎖して、酸化を抑
制し、又は紫外線吸収剤が昇華し、染料分子の励起自体
を抑制すると考えられる。又この酸化防止剤はパイル糸
中の高分子に発生するラジカルをも封鎖し、高分子のラ
ジカル連鎖反応によるパイル糸の脆化を防止すると考え
られ、又は紫外線吸収剤はパイル糸中の高分子のラジカ
ル発生を抑制しパイル糸の脆化を防止すると考えられ、
これらもパイル糸の耐光性に良い影響を与えていると考
えられる。
(へ)実施例 スパンポンド法により開繊、集積させた3dのポリエス
テル長繊維からなる100 g / %の繊維ウェブを
#40レギュラーハーブのニードルパンチ針を用いて針
深11 mm 、パンチ数60 p / c+Jの条件
でニードルパンチを施し繊維質基布を得た。この繊維質
基布に以下の三通りの方法で酸化防止剤等を付着させ、
二通りの方法で酸化防止剤等を付着させないでタフトカ
ーペット用−次基布を得た。
実施例1゜ 紫外線吸収剤としてジ−ソーブ702(シプロ化成社製
;ベンゾトリアゾール系)をトルエンに熔解した溶液を
繊維質基布に塗布し、風乾した。紫外線吸収剤の付着量
は繊維重量に対して1重量%であった。
実施例2゜ 以下の組成よりなる樹脂浴に繊維質基布を浸漬させ、1
20℃で2分間乾燥し、更に160℃で2分間熱処理し
た。
結合剤:ボンコートR−3380(大日本インキ■製。
ポリアクリル酸エステルエマルジョン)固形分重量比・
・・10 紫外線吸収剤ニジ−ソーブ704(シプロ化成社製、ベ
ンゾトリアゾール系) 固形分重量比・・・0.5 酸化防止剤ニイルガノックス1010 (チハガイギー
社製、フェノール系) 固形分重量比・・・0.5 酸化防止剤ニジ−ノックス412S (シブロ化成社製
、硫黄系) 固形分重量比・・・0.5このようにして
得られた繊維質基布において、繊維重量に対する結合剤
付着量は10重量%、ジ−ソーブ704は0.5重量%
、イルガノックス1010は0.5重量%、シーノック
ス412Sは0.5重量%であった。
実施例3゜ 固形分重量比を、ボンコートR−338010、ジ−ソ
ーブ7040.25.  イルガノックス10100.
25 、  シーノックス412S O,25とした以
外は実施例2.で用いたと同様の樹脂浴に繊維質基布を
浸漬させ、120℃で2分間乾燥し、更に160’Cで
2分間熱処理した。
このようにして得られた繊維質基布において、繊維重量
に対する結合剤付着量は10重量%、ジ−ソーブ704
は0.25重量%、イルガノックス1010は0.25
重量%、シーノックス412Sは0,25重量%であっ
た。
比較例1゜ ニードルパンチを施して得られた繊維質基布に何等の処
理も施さなかった。
比較例2゜ ニードルパンチを施して得られた繊維質基布に結合剤と
してボンコートR−3380を含浸法にて付着し、次い
で120℃で2分間乾燥し、更に160℃で2分間熱処
理した。結合剤付着量は繊維重量に対して10重量%で
あった。
実施例1.〜3.及び比較例1.2.で得られた5種類
の繊維質基布にはパイル糸のタフティング時の強力低下
を防ぐための平滑剤(ファインテックスPE:大日本イ
ンキ■製、ポリエチレンエマルジョン)をそれぞれ固形
分で繊維に対して1重量%付着させ、120℃で3分間
乾燥して5種類のタフトカーペット用−次基布を作成し
た。
次にオーバーマイヤーを用いて合金染料でグレー色に先
染したナイロン糸1500d/80f  (セント糸)
を用いて、上記5種類のタフトカーベント用−次基布に
1/8“ゲージ、9ステツチ、7.5鶴バイル高さの条
件にてタフト(カットパイル)し、タフトカーペットを
作成した。尚、ナイロンセント糸は次の染色浴及び染色
条件にて先染した。
染色浴の組成 染料: C,1,No、^cid Orenge87 
 0.045%owfC,1,No、^cid Bro
wn226  0.0054%owfC,1,No、八
cid  BIack132    0.162  %
owf均染剤:サイドゲンNH(サンド社製)2%ow
f染色浴PHtli整剤:  硫安、ソーダ灰染色条件 染料及び染色助剤を投入しPH9,0とした常温の染色
浴にナイロンセント糸を浸漬し、45分間で染色浴をボ
イルさせ、更にボイル状態を45分間継続し、その後徐
冷してナイロンセット糸を染色した。
これら5種類のタフトカーペットを、スガ製試験機カー
ボンフェードオメーターを用いてブラックパネル温度8
3℃で200時間の照射を行った。その後JIS L−
0804の変退色用グレースケール判定法で各々の耐光
堅牢度を評価した。この結果を第1表に示した。
第1表 以上の結果、繊維質基布に酸化防止剤及び/又は紫外線
吸収剤を付着させた実施例1.〜3.のタフトカーペッ
ト用−次基布を用いたタフトカーペットは耐光性に優れ
ており、これらに比べ酸化防止剤等を付着させなかった
比較例1.2.のタフトカーペット用−次基布を用いた
ものは耐光性に劣ることが認められた。
(ト)発明の効果 本発明は以上説明したように、タフトカーペット用−次
基布巾に酸化防止剤及び/又は紫外線吸収剤を存在させ
ることにより、パイル糸の耐光性が向上し、タフトカー
ベントの色の退色が防止でき、タフトカーベントを長寿
命とすることができるという効果を奏する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 繊維質基布に酸化防止剤及び紫外線吸収剤の少なくとも
    いずれか一方を付着させたことを特徴とするタフトカー
    ペット用一次基布。
JP12157584A 1984-06-13 1984-06-13 タフトカ−ペツト用一次基布 Pending JPS61659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12157584A JPS61659A (ja) 1984-06-13 1984-06-13 タフトカ−ペツト用一次基布

Applications Claiming Priority (1)

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JP12157584A JPS61659A (ja) 1984-06-13 1984-06-13 タフトカ−ペツト用一次基布

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JPS61659A true JPS61659A (ja) 1986-01-06

Family

ID=14814627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12157584A Pending JPS61659A (ja) 1984-06-13 1984-06-13 タフトカ−ペツト用一次基布

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JP (1) JPS61659A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02169782A (ja) * 1988-12-22 1990-06-29 Futaba Sangyo Kk 着色基材の光劣化防止法
US5791405A (en) * 1995-07-14 1998-08-11 Mitsubishi Shindoh Co., Ltd. Heat transfer tube having grooved inner surface
WO1998042909A1 (en) * 1997-03-21 1998-10-01 Koala Konnections Ultraviolet ray (uv) blocking textile containing particles

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02169782A (ja) * 1988-12-22 1990-06-29 Futaba Sangyo Kk 着色基材の光劣化防止法
US5791405A (en) * 1995-07-14 1998-08-11 Mitsubishi Shindoh Co., Ltd. Heat transfer tube having grooved inner surface
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