JPH02169782A - 着色基材の光劣化防止法 - Google Patents

着色基材の光劣化防止法

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JPH02169782A
JPH02169782A JP63324162A JP32416288A JPH02169782A JP H02169782 A JPH02169782 A JP H02169782A JP 63324162 A JP63324162 A JP 63324162A JP 32416288 A JP32416288 A JP 32416288A JP H02169782 A JPH02169782 A JP H02169782A
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安男 佐々木
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杉山 廣吉
Akihito Nakagawa
了仁 中川
Yutaka Suzuki
裕 鈴木
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SHINYOU KK
Futaba Sangyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 庄1ユJソ旧また駈 本発明は、着色基材の光劣化防止法に関し、詳しくは、
染色、捺染、又は原液着色された天然繊維や合成繊維か
らなる布地、染色、捺染、又は原液着色された天然、合
成皮革、着色された樹脂シート、フィルム、金属、又は
これらの積層物等の着色基材の光劣化防止法に関する。
災來■狡街 従来、−flQに、衣料の耐光堅牢度を高めるためには
、例えば、耐光堅牢度にすぐれる染顔料を選定して用い
ると共に、その染色や捺染或いは後処理に特別な処理を
施したり、更には、紫外線吸収剤や酸化防止剤を用いて
、染顔料の紫外線による変褪色を防止し、また、布地や
皮革の日光による劣化を防止することが広く行なわれて
いる。
しかし、各種のインテリアやカー・シート等のような布
地や皮革製品は、長時間にわたって直射日光に曝されて
、その温度が著しく上昇する結果、光劣化も格段に激し
いので、−C衣料に比べて品かに高い耐光堅牢度が要求
されているものの、上記のような従来の化学的手段によ
っては、その光劣化を十分に防止することができない。
例えば、一般衣料の場合は、耐光堅牢度試験として、カ
ーボンアーク型耐光試験において63°Cで20〜60
時間の耐光性に対して、カー・シートの場合では、83
°C又はそれ以上にて100〜400時間の耐光性が必
要とされている。
即ち、布地や皮革が直射日光に曝されて、高温に至る場
合は、かかる基材自体の化学的及び物理的劣化が低温に
おけるよりも著しく大きく、また、かかる基材自体の劣
化によって、基材を着色している染顔料の分解劣化も著
しく促進され、その結果として、その変褪色が一層加速
されるのである。
同様に、顔料にて着色した樹脂シート、フィルム、成形
品の変褪色についても、従来、樹脂中に紫外線吸収剤や
酸化防止剤を配合し、また、塗料にて着色した金属板の
光劣化防止についても、塗料中の顔料を選択したり、或
いは塗料中に紫外線吸収剤や酸化防止剤を配合したりす
ることが行なわれているが、直射日光に曝されて、貰温
に至る場合は、その変褪色や光劣化を十分に防止するこ
とは困難である。
光皿皇邂伏↓薦j]=(支果題 本発明者らは、前述したように、着色した布地、皮革、
樹脂シート、金属等の着色基材が長時間に・わたって直
射日光に曝されて、その温度が著しく上昇することによ
る変褪色にも耐え得る有効な光劣化防止法を得るべく鋭
意研究した結果、物理的な冷却手段を用いて、これら着
色基材を直接に冷却することによって、その変褪色を極
めて有効に防止することができることを見出して、本発
明に至ったものである。
従って、着色基材の光劣化防止法、特に、長時間にわた
って直射日光に曝されるようなインテリア、カー・シー
ト製品、屋外装置等に用いられる種々の着色基材に適用
するに好適な光劣化防止法を提供することを目的とする
i・ を”ンするための 本発明は、着色基材の光劣化防止法において、冷却手段
にて上記着色基材を冷却することを特徴とする。
本発明において、着色基材とは、染料や顔料等の着色剤
を用いて着色された布地、皮革、顔料の練り込みによっ
て着色された樹脂シート、フィルム、成形品、塗料にて
着色された樹脂板や金属板をいい、布地や皮革の場合に
は、原液着色による着色も含まれるものとする。
以下、本発明の詳細な説明するための図面に基づいて説
明する。
第1図に示すように、本発明の方法においては、着色基
材1の裏面には、熱伝導性物質が沿わされる。着色基材
が布地や皮革の場合には、熱伝導性物質として、例えば
、アルミニウムのような熱伝導性金属の蒸着膜2を有す
る合成樹脂フィルム3が接着剤にて接着されている。ま
た、熱伝導性物質として、アルミニウム蒸着膜が直接に
形成されていてもよい。更に、熱伝導性物質としては、
金属線が着色基材の裏面に並列に配向されていてもよく
、また、金属網が貼着されていてもよい。熱伝導性を有
するグリースを熱伝導性物質として、着色基材の裏面に
塗布してもよい。かかる熱伝導性物質は、2種以上の組
合わせを用いることもできる。
この熱伝導性物質に接触して、又は近接して、エネルギ
ーの供給を受けて冷却作用を発現する冷却素子、例えば
、ペルチェ効果を利用した電子冷却素子4が配設される
。このような冷却素子は、既に知られており、電源とし
ては直流電源が用いられる。
この冷却素子に近接して、又は接触して、放熱板5が配
設され、更に、この放熱板から効果的に放熱させるため
に、ファン6が配設されている。
このような冷却素子、放熱板及びファンを備えた装置は
、例えば、電子クーラーとして市販されており、本発明
の方法においてはかかる市販品を好適に用いることがで
きる。電源としては、本発明の方法をカー・シートの冷
却に用いるときは、例えば、太陽電池を用いることがで
きる。また、コントローラを併用することによって、冷
却温度を適宜に設定することもできる。
、着色基材裏面の熱伝導性物質と冷却素子の間や、冷却
素子と放熱板との間には、熱伝導性を高めるために、例
えば、シリコングリース7等を介在させることができる
例えば、本発明の方法にてカー・シートを冷却するには
、着色基材としてのカー・シートの裏面に前述したよう
なアルミニウム蒸着膜を有する樹脂フィルムを接着し、
その適宜箇所にて上記冷却素子を作動させれば、熱伝導
性物質を介して、着色基材全体が冷却され、かくして、
直射日光に曝されても、温度の上昇が抑えられて、変褪
色が有効に防止される。
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこ
れら実施例により何ら限定されるものではない。
先ず、試験装置について説明する。
試験装置I JIS L 0841に規定されるアンダーグラス暴露
台を水平に対して南方に45°の角度に設置し、強制通
風を停止状態とし、この槽中に前述したような冷却素子
を配設し、これにアルミニウム板を接着した。放熱板は
、槽外に配設した。
対照試験装置は、上記と同じ型の槽を上記アンダーグラ
ス暴露台の横に同一の条件にて設置し、槽中に冷却素子
を配設することなく、上記と同じアルミニウム板を配設
した。
これら装置において、冷却素子にて冷却したアルミニウ
ムと対照装置におけるアルミニウム板の温度変化を第1
表に示す。
第1表 上記装置において、それぞれ槽中のアルミニウム板上に
試験品を密着させて載置して、光劣化試験を行なった。
照射時間は、紫外線照射量を基準として、30000ラ
ングレーとした。
試験装置2 、JIS L 0824に規定されるカーボンアーク型
耐光試験機を用い、上記と同じアルミニウム板を上記し
たように冷却素子にて冷却し、その上に試験品を密着さ
せて、ブラックパネル温度83゛Cにて100時間乃至
150時間照射した。
対照試験は、アルミニウム板を冷却素子にて冷却するこ
となく、その上に試験品を密着させて、ブラックパネル
温度83°Cにて100時間乃至150時間照射した。
実施例I C,1,Disperse Blue 56にて0.5
%濃度(被染物の重量に対する重量百分率を示す。以下
、同じである。)に染色した加工糸ポリエステル織物を
実験装置1にて試験した。染色は、通常の高温染色法に
て、pH5程度、135°Cで45分間染色した後、通
常の還元洗浄を行なった。
実施例2 C,1,Ac1d Blue 151にて1%濃度に染
色した羊毛織物を実験装置1にて試験した。染色は、通
常の羊毛弱酸性染色法にて、pH4〜5にて100°C
で60分間染色した。
実施例3 C,1,Ac1d Blue 131にて0.02%濃
度に染色した加工糸ポリアミドニット布を実験装置2に
て150時間照射した。染色は、通常の弱酸性染色法に
て、pH4,5〜5.100°Cで45分間処理した。
実施例4 羊毛とポリアミド繊維との混紡織物を淡グレー色に染色
した耐光堅牢度のよい衣料用市販品を試験装置2にて1
00時間照射した。
以上のようにして得た試験品の耐光試験結果を第2表に
示す。
上記実施例2及び4の結果から明らかなように、羊毛及
び羊毛混紡品素材の染色物は、本発明の方法によって、
その変褪色が飛躍的に抑制されている。実施例1のポリ
エステル素材の場合は、上記はど変褪色の抑制効果が大
きくはないが、それでも、化学的手段のみでは達成し難
い程度に変褪色が有効に抑制されている。また、実施例
3では、ポリアミド繊維のような極淡色染色物について
も、変褪色が非常に有効に抑制されている。
第2表 布地、皮革、・樹脂シート、金属等の着色基材が長時間
にわたって直射日光に曝されて、その温度が著しく上昇
する場合であっても、その変褪色を極めて有効に防止す
ることができる。
従って、本発明の方法は、特に、長時間にわたって直射
日光に曝されるようなインテリア、カー・シート製品、
広告板や塔のような屋外装置、構造物等における着色基
材の光劣化に好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の詳細な説明するための要部断面図で
ある。 1・・・染色基材、2・・・アルミニウム蒸着膜、3・
・・合成樹脂フィルム、4・・・電子冷却素子、5・・
・放熱板、6・・・ファン、7・・・シリコングリース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)着色基材の光劣化防止法において、冷却手段にて
    上記着色基材を冷却することを特徴とする着色基材の光
    劣化防止法。
  2. (2)冷却手段がペルチエ効果を利用した冷却素子であ
    ることを特徴とする請求項第1項記載の着色基材の光劣
    化防止法。
  3. (3)着色基材の光劣化防止法において、熱伝導性物質
    を上記着色基材の裏面に沿わせ、これに近接して、又は
    接触させて、ペルチエ効果を利用した冷却素子を配設す
    ることを特徴とする着色基材の光劣化防止法。
  4. (4)着色基材が布地、皮革、樹脂シート、金属板又は
    これらの積層物であることを特徴とする請求項第1項乃
    至第3項いずれかに記載の着色基材の光劣化防止法。
JP63324162A 1988-12-22 1988-12-22 染料にて染色した布地の変褪色防止方法 Expired - Lifetime JP2563834B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57210067A (en) * 1981-06-19 1982-12-23 Asahi Chemical Ind Production of polyamide fiber fabric having good light fastness
JPS61659A (ja) * 1984-06-13 1986-01-06 ユニチカ株式会社 タフトカ−ペツト用一次基布

Patent Citations (2)

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