JPS6165786A

JPS6165786A - ミニホチキス

Info

Publication number: JPS6165786A
Application number: JP59188732A
Authority: JP
Inventors: 木原　吉雄
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-09-08
Filing date: 1984-09-08
Publication date: 1986-04-04
Also published as: US4650105A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は書類等を閉じるステープラ−またはいわゆる
ホチキスに関し、特に小型ホチキスすなわらミニホチキ
スに関するものである。

従来の技術従来のホチキスは、綴じ針を前進させるのに圧縮または
引張コイル・スプリングを使用しており、その基本的構
成は、例えば圧縮コイル・スプリングの場合、第１４図
に示すように、フレーム１内にガイド＠２を設り、ガイ
ド軸２へ圧縮コイル・スプリング３を装着して、このス
プリング３によって針押し部材４に前進力を与え、針押
し部材４が綴じ針集合体５を歩進させるようになってい
る。

しかし上記の構造のものでは、スプリング３を最大圧縮
力になるように縮めたスプリング長りに相当するスプリ
ング収納部６が、フレーム１に必要となり、フレーム１
がいきおい長いものとなる。

一方、この種のホチキスより小型のミニホチキスの要望
があり、これに対しては前述したコイル・スプリング構
造とはせず、第１５図のごとくフレーム１の前端に磁石
７を設けることにより、綴じ針集合体５を磁石の吸着力
によって歩進させる構造のものが開発された。（例えば
、実開昭５９−５０６８５号公報）このミニホチキスは
、フレーム内に磁石収納部が必要であるが、圧縮コイル
・スプリングのスプリング長りに相当する空間は不要で
、確かに小型化に貢献できた。

発明が解決しようとする問題点しかしながら、上記のミニホチキスの最大の難点は、空
打ちしたとき、フレームに残った針が磁石によって吸着
されているので、それを取り外すのに手間がかかるとい
う問題である。

この発明は、小型化のために磁石を使用せず、引張コイ
ル・スプリングを二つ折りにして装着した構造とするこ
とにより、従来のコイル・スプリング式、磁石式双方の
欠点を解消したミニホチキスの提供を目的とする。

問題点を解決するための手段と作用上記目的を達成するため、この発明は、引張コイル・ス
プリングによって綴じ針集合体を付勢するホチキスにお
いて、前記引張コイル・スプリングは、その一端を針押
し部材の内側に固定し、中−間部をフレーム先端部に設
けた反転面に沿わＵて反転させ、他端をフレーム後端部
に固定したミニホチキスであるから、フレーム後端部に
固定された引張コイル・スプリングが、反転面で力の向
きを反転され、常時針押し部材を介して綴じ針集合体を
先端方向に付勢し、綴じ針が打ち出される亀に綴じ針集
合体を歩進させる。

実施例以下実施例を示す図面に基づいて、この発明を説明する
。第１図ないし第７図において、符号１１はハンドルで
、先端部下面には針押し歯１２が立設され、後方下面に
は戻しばね１３が設けられている。１４はチャンネル形
断面を有するフレームで、綴じ針集合体１５を１８動可
能に収納できる。

フレーム１４の先端部下面には綴じ針１５ａを打ち出す
スリット１４ａが設けられ、先端部前面には針押し歯１
２を案内する針押し歯ガイド１４ｂが形成されている。

針押し歯１２と針押し歯ガイド１４ｂは、小形化に寄与
するため、ハンドル１１どフレーム１４の各基部を中心
とする曲率半径の円弧状に形成されており、針押し歯１
２は、その外側面が針押し歯ガイド１４ｂの内側面に沿
って上下回動するようになっている。１６はベースで、
基部両側には軸受部１６ａが立設され、水平ピン１７に
ハンドル１１とフレーム１４の各基部が回ｆ）＋可能に
結合されている。ベース１６の先端部上面にｔよ、スリ
ット１４ａに対応する部分に１１曲げ満１６　ｂが設け
られている。

フレーム１４の底部中心には、長手方向に沿って断面丁
字形のレール１８が取り付けられている。

符号１９はフックで、レール１８の下辺の前後に突設さ
れ、フレーム１４の底部に対応して設けられた穴１４Ｃ
にそれぞれ眠め込まれている。フック１９を嵌め込むと
きは、まず前部フックを嵌め込み、次いで後部フックを
後部穴に押し込むと、図示のような後部フックの形状に
よる弾性が動いて容易に嵌め込むことができる。レール
１８の先端と針押し歯ガイド１４ｂとの間には間隙が設
けられ、レール１８の先端部には滑らかな反転面１８ａ
が形成されている。

レール１８の上部には、断面門形のブロックからなる針
押し部材２０が摺動可能に係合されている。すなわち針
押し部材２０の中央部には、レール１８とほぼ同形のＴ
字状断面のスライド溝２０ａが設けられ、スライド溝２
０ａにレール１８上部の摺動部が挿通されている。

釘押し部＋Ａ２０の内側には突起２１が設りられ、突起
２１に引張コイル・スプリング２２の一端が係止され（
いる。引張コイル・スプリング２２はレール１８の反転
面１８ａに沿って反転され、他端はレール１８の後部に
設けられた突起２３に係止されている。引張コイル・ス
プリング２２は、綴じ針集合体１５の下側空間において
、レール１８の側面に沿って掛は回されているので、引
張コイル・スプリング２２のためのスペースは１ｈ別に
必要としない。

レール１８の１習動部後端の側面には、針押し部材２０
のスライド溝２０ａの内幅よりやや大きい横幅を有する
段差部１８ｂが設置ブられ、針押し部材２０と締まり嵌
めを構成する。ハンドル１１の後端下部には、ハンドル
１１を握ることによって、段差部１８ｂに係止された針
押し部材２０の係止を解除する爪１１ａが設けられてい
る。

フレーム１４の両側面の前端上部には、内方へ折り曲げ
た針押さえ爪１４ｄが形成され、針押さえ爪１４（ｊの
下面は、綴じ針集合体１５を装填しやすいように後上り
の斜面に形成されている。

また針押し部材２０の上部前端には、１本の綴じ針の上
辺部幅約２分の１にかぶさる押さえ顎２０ｂが形成され
、押さえ顎２０ｂの前端部には逃げ用テーパー面２０Ｇ
が形成されている。

上記のように構成されたミニホチキスを使用するときは
、従来のホチキスと同様にハンドル１１を間き、針押し
部材２０をレール１８に沿って後方にずらし、フレーム
１４に綴じ針集合体１５を挿入する。このとき針押し部
材２ｏを後方一杯に引いて段差部１８ｂに係止させると
、綴じ針集合体１５の挿入が容易である。装填された綴
じ針集合体１５は、上面の前後端部を針押さえ爪１４ｄ
と押さえ顎２０ｂによって係止されるので、外れにくく
なっている。この後、ハンドル１１を握ると、針押し部
材２０が段差部１８ｂから外れ、引張コイル・スプリン
グ２２の引張力によって先端方向に付勢される。

綴じ針１５ａが打ち出されると、残った綴じ針集合体１
５は針押し部材２０に押されて歩進する。

引張コイル・スプリング２２はレール１８の後端に固定
されているが、レール先端の反転面１８ａで反転されて
針押し部材２０に結合されているので、針押し部材２ｏ
には、常にレール先端に向う力が作用している。従って
針押し部材２０は綴じ針集合体１５を後方から押してお
り、針押し歯１２で綴じ針１５８を打ち出す毎に、綴じ
針集合体１５を１針ずつ歩進させる。

次に別の実施例を説明する。第８図ｔよ、フレーム２４
の側面に、針押し部材２５の案内手段としてガイド溝２
４ａを設けた実施例である。針押し部材２５の側面には
、ガイド溝２４８に１８動可能に係合される突起２５ａ
が設けられている。カイト溝２４ａは打ち央きまたは半
扱きとする。引張コイル・スプリング２２の反転面２６
ａは、フレーム２４底面に立設された柱状部材２６であ
る。

針押し部材２５の柱状部２５ｂは、第９図に承りように
、フレーム２４の側面外側に被せてもよい。

第１０図は、フレーム２７の底面両側に、針押し部材２
８の案内手段としてガイドＩＭ　２７　ａを設けた実施
例である。針押し部材２８の柱状部２８ａは、先端が延
長されてガイド溝２７ａに摺動可能に係合されている。

ガイドｎ　２７　ａは、フレーム２７の底面中央に設け
ることもできる。

第１１図は、フレーム２９の側面または底面両側にガイ
ド溝を有する実施例において、引張コイル・スプリング
２２の一端が針押し部材３０の前面中央に係止され、途
中、フレーム２つ前端部の底面に設けた貫通孔からなる
反転面２９ａを通り、底面下面に設けた長手方向の溝２
９ｂに沿って後方に導かれ、他端がフレーム２９の後端
部に係止されている。この実施例では、引張コイル・ス
プリング２２の力が針押し部材３０の中心に作用して、
綴じ針集合体１５を偏りなく付勢することができる。

第１２図および第１３図は反転面の別の実施例で、反転
面３１ａはフレーム３１の底面をプレスで曲げ起したも
のであり、部品が少なくてすむ利点がある。反転面３４
ａは、フレーム３２に立設した軸３３に回動可能に挿入
した転輪３４の外周面に形成され、引張コイル・スプリ
ング２２との摩１寮が少ない利点がある。

この発明によるミニホチキスは、小形化されてスペース
に余裕ができたため、第４図の実施例のように、ハンド
ル１１の上面にケース３５を取り付け、綴じ針スペア等
を入れる容器として利用できる。

発明の効果この発明は以上説明したように、引張］イル・スプリン
グによって綴じ針集合体を付勢するホチキスにおいて、
小型化のために磁石を使用しないで、引張コイル・スプ
リングを二つ折りにして装着した構造とすることにより
、従来のサイズの綴じ針を使用するホチキスを極めて小
型にすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第１３図はこの発明の実施例を示し、第１
図は一部縦断面図、第２図は第１図の■−■線断面図、
第３図は第１図の■−■線断面図、第４図は一部破断側
面図、第５図は前部縦断面拡大図、第６図は後部縦断面
拡大図、第７図はレールの後部端面図、第８図ないし第
１０図はそれぞれ別の実施例の横断面図、第１１図（ａ
）。（ｂ）はさらに別の実施例の底部平面図および横断面図
、第１２図および第１３図はそれぞれ反転面の実施例を
示す一部縦断面図である。第１４図および第１５図は従
来のホチキスの２つの例の平面図である。１１・・・ハンドル　　　　１４・・・フレーム１５・
・・綴じ針集合体　　１６・・・ベース１８・・・レー
ル１８ａ、２６ａ、２９ａ、３１ａ、３４ａ・・・反転面２０．２５，２８．３０・・・針押し部材２２・・・引
張コイル・スプリング２４ａ、２７ａ・・・ガイド溝２９ｂ・・・溝

Claims

【特許請求の範囲】

（１）先端部下面に押し歯を立設し後方下面に戻しばね
を設けたハンドルと、綴じ針集合体をスライド可能に収
納できるチャンネル形断面を有し、先端部下面に綴じ針
を打ち出すスリットを設けたフレームと、前記スリット
に対応する先端部上面に針曲げ溝を有し、基部両側に軸
受部を立設して前記ハンドルと前記フレームの各基部を
共通軸まわりに回動可能に結合したベースと、前記フレ
ームの長手方向に設けた案内手段に摺動可能に係合され
た針押し部材と、前記針押し部材を介して前記フレーム
内に装填された綴じ針集合体を付勢する引張コイル・ス
プリングとからなるホチキスであって、前記引張コイル
・スプリングは、その一端を前記針押し部材の内側面に
固定し、中間部を前記フレーム先端部に設けられた反転
面に沿わせて反転させ、他端を前記フレーム後端部に固
定したことを特徴とするミニホチキス。
（２）前記案内手段は前記フレームの底部に沿って固定
された断面Ｔ字形のレールからなり、前記レールの先端
部は前記反転面を形成し、前記針押し部材は断面門形の
ブロックからなり、前記ブロックの中央部には前記レー
ルの上部に摺動可能に係合されるスライド溝を設けた特
許請求の範囲第１項記載のミニホチキス。
（３）前記案内手段は前記フレームの側面に設けられた
ガイド溝からなり、前記針押し部材は断面門形のブロッ
クからなり、前記ブロックの側部には前記ガイド溝に摺
動可能に嵌め込まれる突起を設け、前記フレーム先端部
には前記反転面を形成する突起部材を立設した特許請求
の範囲第１項記載のミニホチキス。
（４）前記案内手段は前記フレームの下面に設けられた
ガイド溝からなり、前記針押し部材は断面門形のブロッ
クからなり、前記ブロックの下部には前記ガイド溝に摺
動可能に嵌め込まれる突起を設け、前記フレーム先端部
には前記反転面を形成する突起部材を立設した特許請求
の範囲第１項記載のミニホチキス。
（５）前記反転面は前記フレーム先端部に立設された軸
部材に回転可能に挿入された転輪からなる特許請求の範
囲第３または４項のいずれか一項記載のミニホチキス。
（６）前記引張コイル・スプリングの中間部を前記フレ
ーム先端部下面に設けた貫通孔からなる反転面に沿って
反転させ、底部下面に設けた溝に沿って後方に導いた特
許請求の範囲第１項記載のミニホチキス。