JPS6164090A - 遠赤外線放射装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は暖房およびサウナなどに使用する遠赤外線放射
装置に関するもので、特に人体に吸収のよい８μ前後の
波長域を効率よく放射する遠赤外線放射装置に関するも
のである。

従来の技術 ／−スヒータ等熱放射体の表面にニッケルークロム又は
ニッケルーアルミ等の下地層を設け、その上に放射率の
高い放射材例えば酸化鉄、酸化ニッケル、／リコンを溶
着したものがある。（−ψ１１として特公昭５０−２７
９０２号公報）これらの材料は全波長域において高い放
射率を示す発熱体である。

しかし短波長域の４μ以下でも放射エネルギーがかなり
高いため刺激的な暖かさになり、暖房機およびサウナに
は向かないことがわかってきた。

発明が解決しようとする問題点 人体の吸収波長は特に８μ前後にあり、その領域の遠赤
外線を多く出し、４μ以下の短波長域を少なくするには
ジルコン、シリカ又はアルミナ等のセラミックスがよい
。しかし、セラミックスの例えばジルコン粉単体を７−
ズヒータの表面に溶着すると一般にセラミックの熱膨張
が小さく、下地層との熱膨張差によりヒートサイクル後
に表面剥離を起してしまう欠点があった。そこで遠赤外
線をよく放射するジルコン等のセラミックスが容易に剥
離しないように対策しようとするものである。

問題点を解決するだめの手段 遠赤外線の放射率の高いジルコン等のセラミツウ　スー
ｈ；二　、リ　）ｃ　　＋＋、／ｙ　　＋＋　　ｎ鳴　
−ム　　　　−　　　−−の下地層から容易に剥離しな
いようにセラミックスより融点が低く下地層と熱膨張の
ほぼ等しい金属系酸化物例えば磁鉄鉱、酸化ニッケル及
び酸化チタン粉等を少量混合し、セラミックス粒子間に
溶着し、ブリッジを作り強固な放射層を作ろうとするも
のでちる。ただし金属系酸化物を１０　％　ｗｔ以上混
合すると金属系酸化物の特性の影響を受けて全波長域で
高い放射エネルギーを出すので、金属系酸化物は１０％
ｗｔ以下の混合がよい。

作　　用 セラミックス粒子に融点の低い金属酸化物を混合し、溶
着するとセラミックス粒子間およびニッケルークロム又
はニッケルーアルミの下地層との接着性の向上に金属酸
化物が作用し、遠赤外線放射装置のヒートサイクル等に
おいても表面剥離を生じなくなる。

実施例 本発明の遠赤外線放射装置を第１図に示す。

ジルコン粉体（粒度分布の中心値は１５０Ｍｅｓｈであ
る。）　９５％ｗｔ　ＶＣ磁鉄鉱（粒度分布の中心値は
１５０　Ｍｃｓｈである。）５係ｗｔを混合した放射材
料をシーズヒータ等の熱放射体１の表面にまずニッケル
ークロムで下地層２を作り、その上に溶着して放射層ろ
を設ける。ジルコンの融点は２７００″Ｃであり、磁鉄
鉱は１６００℃の融点である。これらを混合して下地層
２の上に溶着すると、ジルコン粉体間に磁鉄鉱が溶着し
、ブリッジ効果を出し、又下地層２とは溶着し、くさび
効果を出す。

セラミックスの量は９６％ｗｔを中心に９９〜９Ｊ］％
ｗｔがよく、金属酸化物は磁鉄鉱、酸化ニッケル、酸化
チタン、等が用いられ、混合量は４　％　ｗｔを中心に
１〜１０％ｗｔの範囲である。

本発明のセラミックスを用いた遠赤外線放射装置のエネ
ルギー強度が増加して、サウナ等に適した特性を有する
ものである。

発明の効果 本発明によれば特に長波長域を有効に出すジルコン等の
セラミックス粉体を熱放射体の表面に溶着するのに金属
酸化物を１〜１０％ｗｔ混合したので。

その金属酸化物のブリッジ効果およびくさび効果により
２表面剥離の生じない放射層を得ることができる。

またこの遠赤外線放射装置はヒートサイクル等・の耐久
性に富み、特に暖房、サウナ等に効果のある長波長域の
みを放射することができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の遠赤外線放射装置の要部断面図を示す
。 第２図は本発明の比エネルギー強度と波長の関係を示す
特性図である。 １・・・熱放射体。 ２・・下地層。 ３　・放射層。 ｌ熱放射体 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 熱放射体（１）の表面に形成した下地層（２）の上にセ
   ラミックス粉（ジルコン粉体）を９９〜９０％ｗｔに金
   属酸化物粉（磁鉄鉱、酸化ニッケル及び酸化チタン粉等
   ）１０〜１％ｗｔを混合した放射材を溶着して放射層（
   ３）を形成することを特徴とする遠赤外線放射装置。