JPS6162533A - 合成氷 - Google Patents

合成氷

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JPS6162533A
JPS6162533A JP18373584A JP18373584A JPS6162533A JP S6162533 A JPS6162533 A JP S6162533A JP 18373584 A JP18373584 A JP 18373584A JP 18373584 A JP18373584 A JP 18373584A JP S6162533 A JPS6162533 A JP S6162533A
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松浦 智
Hitoshi Narita
成田 仁
Tadashi Inoue
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は合成樹脂を主体とし、主に氷海水槽に用いる合
成氷に関し、更に詳しくは種々の縮尺に対して相似則に
則った物性値を再現でき、加熱すると容易に流動化し、
常温にもどると固化して氷の挙動を示すようになる合成
氷に関する。
〔従来技術と問題点〕
近年になって冬期になると氷に閉鎖されるような高緯度
地域の経済活動が活発化し、その結果結氷海域を商業ベ
ースで航行することのできる船XIEIや資′rA探査
用又は開発用の各種機器、建築物の開発要求が高まって
いる。このような船舶や機器等の建造、建設に当っては
通常模型実験によって砕氷効果の確認を行うのが普通で
ある。この際模型実験に使用する氷は、当然ながらその
模型の縮尺に応じて実際の氷と同じ挙動を示すような物
性値を示すことが必要である。すなわち氷の力学的挙動
に関係する密度、摩擦係数、曲げ強度、圧縮強度及び曲
げ弾性率と曲げ強度の比等を、その縮尺に応して変化さ
せたり一定に保ったりしなければならない。
従来この種の模型実験用の合成氷として知られているも
のとしては塩水氷やパラフィンがある。
塩水氷は塩分含有量、氷結温度或いは氷結速度を調整す
ることによって、ある程度の物性fa整はできるものの
曲げ弾性率と曲げ強度の増減バランスが悪く、縮尺の小
さな模型実験を対象とする合成氷として使用すると撓み
易くて塑性の大きな合成氷となり、模型の運動状態や氷
の変形、亀裂具合が実際の挙動と大きくかけ離れてくる
という問題がある。又曲げ弾性率と曲げ強度の比率は全
体的にどの縮尺に対しても実際の氷のものと大きく相違
し、この点でも不備がある。更に塩水氷を氷結させるに
はかなりの低温雰囲気が必要となるので、装置的に複雑
となり、規模も制約を受ける。このほか実験自体も塩水
氷が解けないような条件下で行う必要があり1作業環境
上好ましくない、一方パラフイン系の合成氷は、常温で
も固化しているので取り扱いの面では塩水氷よりも優れ
るが、摩擦係数が大きく曲げ強度も実際の氷に比べ著し
く弱いという問題がある。又前記の塩水氷と同じく曲げ
弾性率と曲げ強度の比率が実際の氷と大きく相違し、こ
の点でも不備がある。
〔本発明の目的〕
本発明者らはかかる現状に鑑み合成氷として理想的なも
のを得んものと検討を重ね、より具体的には以下に示す
ような特性を示す合成氷につき研究を続けた結果、本発
明に到達したものである。
■室温下で固化すると共に、海氷の挙動を示し、室温以
上に加熱すると流動化して水槽への敷設や再使用が可能
容易たらしめる。
■密度、摩擦係数、曲げ弾性率と曲げ強度の比率が如何
なる縮尺条件下でも実際の氷と同一の値を常時保持し続
ける。
■曲げ強度、曲げ弾性率、圧縮強度を縮尺に応じた相似
則でもって自在に変化させることができる。
■繰り返して何度でも使用できる耐久性ををしている。
〔発明の構成及び概要〕
すなわち本発明は合成樹脂の粒状物及び熱流動性結合剤
〔C〕とから構成された多孔性物質からなることを特徴
とする合成氷に関する。
本発明に関しては上記の構成であれば基本的に如何なる
形態でもよいが、と(に好ましい態様としては粒径1m
m以上の合成樹脂粒状物〔A)及び熱流動性結合剤〔C
〕とからなるもの、並びに合成樹脂粒状物〔A)及び粒
径1μ以上1mm未満の合成樹脂粉末状物CB)及び熱
流動性結合剤〔C〕とからなるものを挙げることができ
る。
A     、     A 本発明における合成樹脂粒状物〔A)は、合成氷の曲げ
強度、曲げ弾性率、圧縮強度に影響するものであり、そ
の粒径は小さくともl mm以上である。粒径1−1未
満のものは曲げ強度、圧縮強度が大きくなり過ぎ、かつ
後述する合成樹脂粉末状物([3]及び結合剤〔C〕と
による物性調整が難しくなる0粒径の上限は特に規制が
ないものの、概ねLoamを越えると合成氷となった場
合の曲げ強度、圧縮強度が小さくなり過ぎ、実際の海氷
の性質と相似則を保つことが難しくなる。したがって粒
径はl龍以上101■以下の範囲が好ましい。更に合成
氷を製造する場合の取扱い性の面からは、とくに2〜5
鶴の粒径を有するものが好適である。
合成樹脂粒状物〔A)の見fJIけ密度は、実物の海氷
の密度が0.85〜0.92 g /−の範囲にあると
ころから、合成氷を構成した際の密度をこの範囲内に納
めるために、0.6〜0.98g/cdの範囲にあるも
のが好ましい、尚ここでいう見掛は密度は、合成樹脂自
体の密度のことではなく合成樹脂粒状物としての密度を
表わすのであって、従って合成樹脂自体が上記範囲外で
あっても、発泡粒子の如く気孔を有していたりして粒状
物として見た場合の密度が上記範囲に入れば使用可能で
ある。合成樹脂粒状物の形状は球状またはそれに類似す
る形状t       たとえば楕円状、扁平球状など
の形状であるのが好ましい、角柱状とくに鋭角な突起や
辺を有したものは摩擦係数が大きくなり過ぎるので好ま
しくない。
粒状物を構成する合成樹脂(これは後述する粉末状物を
構成する合成樹脂も同じであるンは、周知の種々の合成
樹脂(但し水溶性合成樹脂を除く)を使用することがで
きる。具体的にはポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポ
リスチレン、ポリ塩化ビニリデン、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリアセダール、ポリカーボネート、フッ素樹脂
、ポリフェニレンオキシサイド、ポリスルホン、ポリイ
ミド、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラ
ミン樹脂、ポリアミド、不飽和ポリエステル、飽和ポリ
エステルなどがある。この中では摩擦係数が低い面から
はフッ素樹脂、安価で成形し易く、耐水性や耐久性の面
からはポリオレフィンが好ましい。フッ素樹脂としては
、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリ塩化
三フッ化エチレン、ポリ四フッ化エチレン、四フッ化エ
チレン・六フッ化プロピレンコポリマー、エチレン・四
ツフ化エチレンコポリマー、エチレン・塩化三フッ化エ
チレンコポリマー、四フッ化エチレン・パーフルオロア
ルキルビニルエーテルコポリマーなどが例示できる。ポ
リオレフィンとしては、エチレン、プロピレン、1−ブ
テン、l−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘ
キセン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、l
−オクテン、l−デセンなどのα−オレフィンの単独重
合体もしくは共重合体、あるいはα−オレフィンと少量
の他の共重合可能な七ツマ−たとえば酢酸ビニル、アク
リル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル
酸メチルなどとの共重合体、または前記のポリオレフィ
ンに酢酸ビニル、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル
酸メチル、メタクリル酸メチル、マレイン酸メチル、ア
クリル酸エチル、メタクリル酸エチル、マレイン酸エチ
ル、無水マレイン酸などのモノマーをグラフトせしめた
グラフト変性ポリオレフィンなどが例示できる。
、b−′B 合成樹脂粉末状物CB)は、曲げ強度、圧縮強度及び曲
げ弾性率7曲げ強度に影響し、前2者は(B)の量が多
くなるにしたがい大きくなり、又後者は30−t%付近
で最大となる。粉末状物の粒径は、前述した合成樹脂粒
状物〔A)の大きさとの相対的関係から1μ以上1龍未
膚の範囲のものを使用する。この範囲の粉末状物を使用
すると、粒状物〔A)の表面上あるいは合成氷の間隙中
に均一に分散、付着し易い。また分散性を上げたり、合
成氷を成形する際の加工性を上げるためには、粒径が2
00μ〜800μの範囲にあるものが全体の80f量%
を占めるような粒径分布の狭いものを使用することが好
ましい、粉末状物の見掛は密度は合成樹脂粒状物〔A)
と全く同じ理由から0.6ないし0.98g/c+4、
とくに0.8ないし0.95g/cII+の範囲にある
のが好ましい、形状は粒径が小さいために、どのような
形状であってもそれ程摩擦係数に影響を与えないので如
何なる形状であってもよい、また粉末状物を構成する合
成樹脂は、前述のものが使用できる。
尚、合成樹脂粒状物〔A)または合成樹脂粉末状物(B
)の代わりに炭酸カルシウムなどで代表される無機また
は有機の充填剤の使用が考えられるが、これらの使用は
摩擦係数や曲げ強度などの調整が難しいので好ましくな
い、しかし合成樹脂粒状物又は粉末状物の諸性質をti
わない範囲で少量添加するのはかまわない。
ζハj、″ ±^ 〔C〕 熱流動性結合剤〔C〕は室温下では固化し室温以上に加
熱すると(/8融)流動化するものであり、合成樹脂粒
状物〔A)及び合成樹脂粉末状物CB)とを結合一体化
して合成氷の形状を作ると共に曲げ強度や圧縮強度に影
響を与えるものである。このような結合剤としては、た
とえばパラフィン、ワックス、クール状高沸点有機化合
物が考えられるが、中でも加工性、曲げ強度や圧縮強度
のバランス、調整のし易さからは脂肪酸及びその誘導体
が好ましい。更にその融点が40〜120℃、とくに5
0〜80°Cにあり、水に不溶又は難溶であるものがよ
い。このような脂肪酸及びその誘導体としては以下のも
のを例示することができる。
(al  飽和脂肪酸 ウンデカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン
酸、ステアリン酸、アラキン酸、ヘヘン酸、リグノセリ
ン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸など、この
中ではとくにミリスチン酸、パルミ”チン酸、ステアリ
ン酸、アラキン酸、ヘヘン酸が好ましい。
(bl  不飽和脂肪酸 ツズ酸、ペテロセリン酸、エライジン酸、ブラシジン酸
、セラコレイン酸、パリナリン酸、エレオステアリン酸
など、この中ではとくにブラシジン酸、セラコレイン酸
、エレオステアリン酸が好ましい。
〔C〕  脂肪酸エステル ミリスチン酸メチル、パルミチン酸ヘキサデシル、ステ
アリン酸エチル、ステアリン酸オクタデシル、セロチン
酸メチル、ブラシジン酸メチル、セバシン酸モノメチル
、セバシン酸ジメチルなど、この中ではとくにパルミチ
ン酸へキづデシル、ステアリン酸オクタデシル、セロチ
ン酸メチルが好ましい。
(d)  脂肪酸アミド カプリル酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸ア
ミド、エルシン酸アミド、リノール酸アミド、リシノー
ル酸アミド、ヘヘン酸アミドなど、この中ではとくにオ
レイン酸アミド、リノール酸アミド、リシノール酸アミ
ドが好ましい。
tel  脂肪酸グリセリド 1−モノミリスチングリセリド、1−モノオレイングリ
セリド、2−モノラウリングリセリド、1.3−ジラウ
リングリセリド、1−ラウロ−2−オレイングリセリド
、トリラウリングリセリド、トリスチアリングリセリド
など、この中ではとくに1−七ノミリスチングリセリド
、2=モノラウリングリセリド、1.3−ジラウリング
リセリド、トリスチアリングリセリドが好ましい。
(fl  脂肪酸の金属塩または塩化物これらの脂肪酸
誘導体は単独で又は2種以上混合して使用することがで
きるが、2種以上混合して用いる方が、曲げ強度、圧縮
強度を調整できる巾が広くなり好ましい。
査底木 合成氷を製造するには、合成樹脂粒状物〔A)及び/又
は合成樹脂粉末状物CB)とを熱流動性結合剤〔C〕に
よって結合一体化するのであるが、当然ながら粒伏物及
び/又は粉末状物の集合体となるので間隙を有した多孔
質状の形状である合成氷となる。したがって本発明の合
成氷を水槽に浮かべた場合、この間隙中に水が浸透した
形でl$遊する。このため本発明の合成氷は間隙中に水
が浸透した状態での見掛けの密度が合成氷としての目標
密度すなわち実物の氷と同じ密度になることが必要であ
る。この目標値すなわち0.85〜0.92g / c
nlに入れるためには、水がF3しない状態下での見掛
は密度が0.4〜0.75g/cA、好ましくは0.6
〜0.1 g /cdの範囲にするとヨイ。
又本発明の主目的たる海氷の性質と相似則を持った合成
氷を得るためには、合成樹脂粒状物〔A)、合成樹脂粉
末状物CB)及び熱流動性結合剤〔C〕の3者から構成
される合成氷を使用するのが好ましい。この際の合成樹
脂粒状物〔A〕、合成樹脂粉末状物CB)及び結合剤〔
C〕の割合は、〔A)+〔B〕に対してCB)が20〜
60賀t%、〔C〕が2〜15−t%好ましくは3〜8
4%である。(B)が20w L%未満であると曲げ強
度、圧縮強度、曲げ弾性率7曲げ強度が低下し、又浸透
している水が逃げ易くなり、模型実験時の破壊現象によ
って合成氷が水面上に持ち上がった場合に水が間隙中よ
り落下して水面上にR−遊している時と空中に存在して
いる時の、見掛けの密度との差ができるので好ましくな
い。又60w t%を越すと曲げ強度、圧縮強度が大き
くなり過ぎる。〔C〕が2wt%未満だと結合剤として
の役目をはたせないし、曲げ強度も弱いものとなる。1
5wt%を越すと曲げ強度が大きくなり過ぎる。
査底水亘訓且旦昨 本発明の合成氷の別の態様として界面活性剤を]   
 (”1″′″b″z*bfLLz°”1lji(!t
]“J(7]11′″゛′孔質状に構成された合成氷の
間隙中に水をより早保持し続けて気中密度を一定に保つ
作用を示す。
この結果、模型実験で砕氷されて水面上に持ち上げられ
た合成氷の密度も変化することなく、実際の海氷と同じ
挙動を示すことになる。
界面活性剤の合成氷への配合は、合成氷製造時りこ前記
の〔八〕、CB) 、−〔C〕と共に必要量大れて合成
氷の形状を製造するか、若しくは予め合成樹脂粒状物〔
A)や粉末状物(B)中に配合しておく方法がある6合
成氷を繰り返して何度でも使用できるようにするには後
者の方法が好ましい。
使用する界面活性剤としては公知の如何なるものでもよ
く、たとえばアニオン系界面活性剤、カ千オン系界面活
性剤、両性イオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤
あるいはこれらの混合物等を挙げることができる。これ
らの中では非イオン系界面活性剤を主体とする混合物が
好ましく、とくに水に対して高い熔解性を示すものが好
適である。この熔解性を示す尺度としてはHLB(i1
5があ       1す、親水基及び親油基の種類に
よって若干の違いがあるものの、概ねHLB値10以上
とくに12以上のものが好ましい、尚ここでいうHLB
値はGriffinO式により導びかれるものであって
、詳細は界面活性剤便覧(西一部他著、産業図書、昭和
35年)307〜310頁に開示されである。
かかる非イオン系界面活性剤の具体例としては、アルキ
ルエーテル、アルキルアリルエーテル、アルキルチオエ
ーテル、アルキルエステル、ソルビクンモノアルキルエ
ステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキ
シエチレンアルキルアミンド、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレン、ペンタエリスリットエステル、サッ
カローズエステル、脂肪酸エタノールアミド、メヂロー
ルアミド、オキシメチルエタノールアミド等を挙げるこ
とができる。配合量は結合剤〔C〕の量に対して少なり
とも0.3wt%以上である。上限はとくに制限はされ
ないが、経済性の面からは1wt%までが好ましい。
金威水■賃亘 本発明の合成氷を得るには、合成樹脂粒状物〔A〕、合
成樹脂粉末状物CB)及び結合剤〔C〕を混合機に入れ
て、結合剤の融点以上合成樹脂の軟化点未満の温度に加
熱しながら混合する。このようにすることによって、熔
融した結合剤がバインダーとなって合成樹脂粒状物〔A
)と合成樹脂1′5)束状物[B)が一体的に結合する
。混合後に未だ流すJ状態にある混合物は試験水槽上に
直接敷設されるか、または型枠内に敷設されて、冷却固
化される。水を張られた試験水槽に敷設された合成氷は
、水が間隙中に浸透して平衡に達するまでしばらくの間
装置された後、使用される。模型実験使用後の合成氷は
脱水後混合機内に再び投入され、加熱されて上記の工程
によって再度新しい合成氷となる。又この際必要に応じ
て〔A)〜〔C〕を進加添加してもよい。
〔発明のすJ果〕
本発明の合成氷は以上の構成を採ることによって、 ■ 室温下では固化して海氷としての挙動を示し、室温
以上に加熱することにより流動化して水槽への敷設や再
使用が容易である。
■ 密度、摩擦係数は素晴実際の氷と同一であり、又曲
げ弾性率と曲げ強度は合成樹脂粉末状物CB)や結合剤
〔C〕を調整することによって独立に変化するのでこれ
らの比も常時一定に保持できる。
■ 曲げ弾性率、曲げ強度、圧縮強度を縮尺に応じて自
在に変化させることができる。
■ 曲げ弾性率7曲げ強度が従来の合成氷では得られな
かった実物と同じ値を得ることができる。
■ 繰り返して何度でも使用できる。
という優れた作用効果を示す。
〔実施例〕
以下に本発明の好適な例を示して更に詳細に説明するが
、本発明はその目的が損われない限り何らこれらの例に
制限されるものではない。
尚、実施例の評価で使用した各因子は以下の方法で測定
した。
見1μハ引支 (ア)水中での見掛は密度 合成氷を計量水槽に浮かべ、水が合成氷の間隙中に浸透
して平衡状態になるよう4時間放置する。
合成氷の全体積−・・・−・−V。
水槽に浮かべる前のM量−−−−W。
合成氷を計量水槽に最初に浮かした時の水面高さ変化か
ら求めた容積変化量−・・・・・ ■4時間後の合成氷
の水面下体積−・・−・・V。
水の密度・−ρ とすると合成氷の密度は次式で求めることができる。
W、+ρ (V、−V) 見掛は密度=          (g/a+1)V。
(イ)空中での見掛は密度 水面に浮かべて4時間放置した合成氷を取り出し、空気
中に15秒間静置し、内部の水を自然落水させたのちの
重量Wを測定する。
見17)け密度= −(g/afl) 度上巳配改 アクリル塗装鉄板上に、40mm X 40m X 4
5mmの合成氷を最大表面積を有する面が鉄板と接触す
るように設置し、l kgの荷重を乗せて水平方向に5
m園/winの速度で引張った時の力Fを読みとる。
合成氷の重量(kg)をWとすると 、40龍X4QmmX 4oo1mの合成氷をインスト
ロン万能試験機を用いて3等分2点a荷法(支持点間距
離100龍)、クロスヘッド移動速度0.5鶴/分の条
件でASTM 0790に準じて測定する。
降伏点荷重−・−・ Pl 荷重−変形曲線の初期勾配・・−・・−mとすると、曲
げ強度と曲げ弾性率は次式で求められる。
曲げ強度= 0.469X P、   (kg/cI1
1)曲げ弾性率= 0.724Xm  (kg/c+d
)圧IB釦支 40■×40龍×400順の合成氷をインストロン万能
試験機を用いてクロスヘッド移動速度1mm/分の条件
でASTM D695に準じて測定する。
降伏点荷重−−−−−−・ P2 とすると圧縮強度は次式で求められる。
実施例1〜7 粒径3龍、密度0.968 g / Cl11の略球状
高密度ポリエチレンペレット(ハイゼツクス■2200
J、三井石油化学工業)及び粒径300μ、密度0.9
1g/cdのポリプロピレンパウダー(三井石浦化学ボ
リプ♂”J700P 、三井石油化学工業)及び表1に
示す熱流動性結合剤と界面活性剤とを第2図に示す手順
にしたがって混合固化させて合成氷を製造した。得られ
た合成氷の表面粒子構造を第1図として示す。この合成
氷を用いて各種物性の測定を行った。結、果を表1に示
す。
表  1  (つ づ き) 実施例8〜12 粒pI!3■l、密度0.968 g /antの略球
状高密度ポリエチレンペレット (ハイゼツクス■22
00J、三井石油化学工業)及び粒径300μ、密度0
.91g/c11のポリプロピレンパウダー(三井石油
化学ボリプρJ700P、三井石油化学工業)並びに表
2に示す熱流動性結合剤及び界面活性剤とを実施例1と
同様にして合成氷を製造し、物性を評価した。
結果を表2に示す。
表  2  (つ づ き) 表1及び表2を見ても判るとおり、本発明の構成による
合成氷は海氷に類似した性質を有する。
そしてその組成割合を変化させることによ゛つて種にの
物性を調整でき、たとえば1/25〜L/100の模型
実験用の合成氷として要求される性能すなわち密度0.
85〜0.92g/cffl、曲げ強度0.08〜0.
8kg / c4、曲げ弾性率100〜1500kg/
cj、圧縮強度0.2〜2.0 kg/c+j、曲げ弾
性率7曲げ強度1000〜4000、摩擦係数0.1〜
0.3の物性値を十分に再現できる。とくに曲げ弾性率
7曲げ強度の値(2000〜3000)は、従来の合成
氷では得られなかった領域であり、これは〔A)、(B
)及び〔C〕を基本組成にしたことに起因する。その−
例として曲げ強度及び曲げ弾性率を結合剤〔C〕の配合
量によって変化させた実験の結果を第3図及び第4図に
示す。同実験は、前述の実施例1と同じペレット及びパ
ウダー並びに界面活性剤を重量比で70/3010.0
5の割合で固定し、ステアリン酸(図中点線)及びステ
アリン酸とパルミチン酸の50150混合物(図中実線
)の配合量を変化させたものである。図を見ても判ると
おり、曲げ強度及び圧縮強度はその配合量によって自由
に変化させることができる。又脂肪酸混合系の方がjl
!(整1]が広いことも判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の合成氷表面の粒子構造を示す写真、第
2図は合成氷の作成手順を示すフロー図、第3図及び第
4図は結合剤の配合量と曲げ強度、圧縮強度の関係を示
す図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)合成樹脂の粒状物及び熱流動性結合剤〔C〕とか
    ら構成された多孔性物質からなることを特徴とする合成
    氷。
  2. (2)粒径1mm以上の合成樹脂粒状物〔A〕、及び 熱流動性結合剤〔C〕 とから構成された特許請求の範囲第1項記載の合成氷。
  3. (3)合成樹脂粒状物〔A〕、及び 粒径1μ以上1mm未満の合成樹脂粉末状物〔B〕、及
    び 熱流動性結合剤〔C〕 とから構成された特許請求の範囲第1項記載の合成氷。
  4. (4)界面活性剤を配合する特許請求の範囲第1項乃至
    第3項のいずれかに記載の合成氷。
  5. (5)界面活性剤がHLB価10以上の非イオン系界面
    活性剤である特許請求の範囲第4項記載の合成氷。
  6. (6)界面活性剤が予め合成樹脂粒状物〔A〕に配合さ
    れている特許請求の範囲第4項又は第5項に記載の合成
    氷。
  7. (7)合成樹脂の見掛け密度が0.6〜0.98g/c
    m^2である特許請求の範囲第1項乃至第6項のいずれ
    かに記載の合成氷。
  8. (8)熱流動性結合剤〔C〕が脂肪酸又はその誘導体で
    ある特許請求の範囲第1項乃至第7項のいずれかに記載
    の合成氷。
  9. (9)熱流動性結合剤〔C〕が2種以上の脂肪酸又はそ
    の誘導体の混合物である特許請求の範囲第8項記載の合
    成氷。
  10. (10)合成樹脂粒状物〔A〕の粒径が1〜10mmの
    範囲にある特許請求の範囲第2項乃至第9項のいずれか
    に記載の合成氷。
JP18373584A 1984-09-04 1984-09-04 合成氷 Granted JPS6162533A (ja)

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