JPS6162018A - 液晶素子 - Google Patents

液晶素子

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JPS6162018A
JPS6162018A JP18487084A JP18487084A JPS6162018A JP S6162018 A JPS6162018 A JP S6162018A JP 18487084 A JP18487084 A JP 18487084A JP 18487084 A JP18487084 A JP 18487084A JP S6162018 A JPS6162018 A JP S6162018A
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純一郎 神辺
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液晶表示素子や液晶−光シャッタ等で用いる
液晶素子、特にプラスチック基板を用いた液晶素子に関
し、更に詳しくは液晶分子の初期配向状態を改善するこ
とにより、表示並びに駆動特性を改善した液晶素子に関
するものである。
これまでの液晶素子は、主にM、5chadtとW、H
e1trich著”Applied PhysicsL
etters”  Vol、18.No、4(1971
,2,15)。
P、127〜128の”Vo It age−Depe
ndentOptical  Activity  o
f  a TwistedNematie Liq−u
id Crystal”に記載されている様なTN(T
wisted Nematic)方式か採用されており
、このTN方式の配向制御を効率的に保障する方法とし
てネマチック液晶の接する基板界面を斜方蒸着によって
形成したSiO又は5i02や一方にラビング処理した
有機樹脂、例えばポリイミド、ポリアミドで形成する方
法が知られている。
このTN方式を用いた表示パネルは、TN方式自体に高
速応答性とメモリー効果を持っていないため、高密度画
素の表示パネルを設5]する七で、例えば薄膜トランジ
スタ(TPT)をアレイ状に配置したアクティブマトリ
クス基板を必要としている。しかし、この様なTN液晶
を用いたアクティブマトリクス駆動方式の表示パネルで
は、使用するTPTが複雑な構造を有しているため、製
造工程数が多く、高い製造コストがネックとなっている
」−に、TPTを構成している薄膜半導体(例えば、ポ
リシリコン、アモルファスシリコン)を広い面積に亘っ
て被膜形成することが難しいなどの問題点がある。
これらの問題点を解決するものとして、N、A、C1a
rk    と   S  、T、  Lage  r
wa  l  lの米国特許第4367924号明細J
)で提案されている強誘電性液晶素子が知られている。
しかし、強誘電性液晶はカイラルスメクテイツク相でそ
の挙動を現わすが、一般にスメクテイツク相の液晶はネ
マチック相の液晶に較べ配向制御性や配向安定性が悪い
欠点がある。本発明者らの実験では、従来のTN方式で
知られている様な配向制御法をスメクテイツク相の形成
に単に転用するだけでは、全面に亘って均一なモノドメ
インのスメクテイツク相を形成できないが、下述する特
定の配向制御膜を用いることによって、均一なモノドメ
インのスメクテイツク相を形成できることが判明した。
従って、本発明の目的は、全面に亘って均一なモノドメ
インのスメクテイツク相、特に強誘電性を示すカイラル
スメクテイツクC相(SmC*) 。
H相(SmH*)、I相(SmI*)、F相(SmF*
)  や G相(SmG*)を示す液晶を形成する配向
制御膜を提供することにある。
又、本発明の別の目的は、プラスチック基板を用いたス
メクテイツク液晶素子に適した配向制御膜を提供するこ
とにある。
本発明のかかる目的は、電極を設けた一対の基板の間に
スメクテイツク液晶を封入したセル構造を有する液晶素
子において、前記一対の基板のうち少なくとも一方の基
板が前記オルガノシラン化合物と有機樹脂を含有する組
成物から形成した配向制御膜を有する液晶素子によって
達成される。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明による液晶素子の一実施態様を示すもの
で、図中、1はプラスチック基板、2は該基板」−に設
けられた透明導電膜より成る電極、3は配向制御膜、4
はシール部材、5はスペーサ部材、6はスメクテイツク
液晶物質を示す。プラスチック基板1としては、ポリエ
チレンテレフタレート、ホリブチレンテレフタレート、
ポリエーテルスルフォン、ポリエーテル−1・、三酢酸
セルローズ、ポリオールやポリエーテルサルホンなどの
プラスチックが使用され、これらに蒸着、低温スパッタ
、CVD、などの公知の手段により酸化スズ、酸化イン
ジウムやITO(Indium  Tin  Oxid
e)等の透明導電膜2が設けられる。
成分とする組成物より成る配向制御膜3が形成される。
オルガ洟シラン化合物としては、一般式RnS i X
 4− nで表わされるものが好ましい。一般式中のn
は1,2.3であり、Xは例えばm素原子、臭素原子な
どのハロゲン原子、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、
ブトキシなどのアルコキシ基又はアセトキシなどのアシ
ロキシ基、その他の加水分解性官能基である。式中、R
はメチル、エチル、プロピル、ブチルなどの飽和の、又
はビニル、アルケニルなどの不飽和の脂肪族炭化水素基
、又はフェニル、ナフチルなどの芳香族炭化水素基で、
これらの炭化水素基にはビニル、アルケニルなどの不飽
和基、ヒドロキシ基、カルボニル基、ハロゲン原子、ア
ミノ基、その他の官能性有機基で置換されてもよい。
旦体的な化合物例を下記に列挙する。
化合物例 (2) CH2= C−Co (CH2) 3st (
OCH3) 3 II OH30 (3) H2N (CH2) 2NH(OH2) 3s
i (OCH3) 3(4) CH3−NH(C)(2
) 3Si (OCH3) 3(5) CH2= CH
31C交3 (6) CH2= CH31(OC2H5)3(7) 
CH2= CH31(OC2H40CH3)3(8) 
H2N (CH2) 2NH(CH2) 3si (O
CH3) 3冨 OH3 (9)0文(CH2) 3’S i (OCH3) 3
(10) H3(CH2) 3si (OCH3) 3
(11) H2N (CH2) 3S 1(OC2H5
) 3有機樹脂としては、各種のものを用いることがで
きるが、特にポリエステル樹脂、インシアネート樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステルイミド
樹脂、ポリアミドイミド樹脂、エポキシ樹脂及びポリビ
ニルアルコール樹脂などからなる樹脂類より選択したも
のを用いることができる。
ポリエステル樹脂とは線状飽和ポリエステルであり、テ
レフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバシン酸、
無水トリメツ)Mなどの飽和多価カルボン酸とエチレン
グリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリ
コールなどの飽和多価アルコール及びスチレンモノマー
、メタクリル酸メチル、ジアリルフタレートなどの七ツ
マ−に種々の触媒や促進剤によって合成された飽和ポリ
エステル又はその共重合体で、特にテレフタル酸を主体
とし、融点Tmが600くTmく150℃であることが
配向制御膜形成上、耐熱性、反応性の点から好ましい。
イソシアネート樹脂とは樹脂中にイソシアネート基(−
NGO)含有化合物を単独あるいはヒドロキシル基(−
OH)、アミ7基(−NH2)、 カルボキシル(−C
ool()を含むイソシアネートと反応しやすい物質と
混合されたものを指し、インシアネート基の高い極性と
反応性が特徴となっている。例としてトリフェニルメタ
ントリイソシアネート(商品名Desmodur  R
)、l−リス(4−フェニルイソシアネーi・)チオフ
ォスフェート(商品名 Desmodur  RF)、
TDに重体(商品名 Desmodur  TT)、T
DI三重体(商品名 DesmodurIL)、2,4
.4’−ジフェニルエーテルトリイソシアネート(商品
名 )1ylon  DM)、MDI(商品名 Cor
onate  AP)、他にポリイソシアネートとじて
TDIとトリメチロールプロパンとの反応生成物(商品
名Coronate  L)などが挙げられ、h性や取
扱いの容易性、貯蔵安定性及び配向制御膜形成時の反応
性の点からポリイソシアネートが好ましい。
ポリアミド樹脂は、一般にナイロンで称ぶれているもの
で、その原料としては、例えばナイロン6の原料である
カプロラクタム、ないし6−アミノカプロン酸、ナイロ
ン66、ナイロン610の原料であるヘキサメチレンジ
アミンとアジピン酸、セバシン酸などのジカルボン酸、
ナイロン11の原料である11−アミノウンデカン酸、
ナイロン12の原料であるW−ラウロラクタムなどが挙
げられ、さらに、ビス(4−アミノシクロヘキシル)メ
タン、メタキシクレンジアミン、もしくはこの水素化物
、ピペラジン、2.5−ジメチルピペラジン、トリメチ
ルへキサメチレンジアミンなどのジアミンも挙げられる
。特に、ナイロン6/66、ナイロン6/ことから好ま
しいものである。
エポキシ樹脂としては、例えばビスフェノールA、4.
4′−ジヒドロキシビフェニル、2゜2′−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)メタンやトリヒドロキシジフェニ
ルジメチルメタンなどの多価フェノールとエピハロヒド
リン(エピクロルヒドリン)やエピハロヒドリンへ誘導
されイ1↓る化合物(ジクロロヒドリンの如きジハロヒ
ドリン)とを塩基性あるいは耐性触媒下で反応させ、脱
ハロゲン化反応によりイ!)ることかできる。その他に
、例えば、「エポキシ樹脂」 (合成樹脂工業技術9、
漬野繁夫著、誠文堂新光社発行)や「エポキシ樹脂の製
造と応用」 (垣内弘偏、高分子化学刊行会発行)に記
載されたエポキシ樹脂を用いることができる。
本発明で用いるポリイミド、ポリエステルイミドとポリ
アミドイミドは、その前駆体であるポリアミド酸を溶媒
に溶解し、基板」−に塗布した後に加熱処理により脱水
閉環して得られる。
ポリアミドイミドの前駆体であるポリアミド酸は過剰の
ジアミンから得られるポリゴジミンとジカルボン酸の無
水物との縮合により合成される。ポリエステルイミドの
前駆体であるボリアミド酸はエステル基を有するジカル
ボン酸無水物とジアミンとの縮合により合成される。こ
のエステル基を有するジカルボン酸無水物はトリメリッ
ト酸とジオールから得られる。又、ポリイミドの前駆体
であるポリアミド酸は、ジカルボン酸無水物とジアミン
の縮合によって得られる。これらの代表的なジカルボン
酸無水物及びジアミンとしては、例えば米国特許第31
79634号公報に記載されたものを用いることができ
る。具体的には、ジアミンとしてはm又はp−フェニレ
ンジアミン、m又はp−+シレンジアミン、4.4′−
ジアミノジフェニルエーテルや4,4′−ジアミンジフ
ェニルメタンが挙げられ、又ジオールとしてはヒドロキ
ノン、ビスフェノールA、ジクロルビスフェノールA、
テトラクロロビスフェノールAが挙げられる。ジカルボ
ン酸無水物としては、ピロメリット酸無水物、2,3,
6.7−ナフタレンテトラかレボン酸無水物などが使用
される。
オルガノシランと有機樹脂を含有する塗布液を用いて配
向制御膜3を形成する際、その塗布液中のオルガノシラ
ンと有機樹脂の濃度が低すぎては配向性能が充分得られ
ず、又高すぎた場合では成膜のうねり、屈折率から来る
反射光の干渉色及び透明導電膜」−の抵抗値の増大が生
ずるため1〜10wt%が好ましい。
塗布液を作成する当って、使用する溶媒としてはメタノ
ール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタソー
ルなどのアルコール系溶奴、アセトン、メチルエチルケ
トンなどのアセトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ンなどの環式エーテル類や酢酸メチル、酢酸エチルなど
のエステル類が挙げられる。
これらの塗布液は、基板、特にプラスチック基板の上に
スピンナー塗布法やスクリーン印刷法により塗布した後
、60°C〜150°Cで加熱して膜とすることができ
る。
膜形成後、綿布等で20〜200g/crn’、好まし
くはl OOg / c m’付近の静圧下でラビソゲ
することで配向制御膜とし、ノ、(板間に液晶物質を充
填することにより液晶表示パネルが得られる。
この配向制御膜3の一般的な膜厚は、100人〜lpL
、好ましくは500人〜2000人とすることがてきる
本発明の液晶表示パネルの配向制御膜成形は浸漬法や吹
き付は法などで行なうことが容易で、真空工程やパター
ニング(現象エツチング、パクリ)工程や印刷工程を要
しないため連続量産に適しており、また膜形成に高温を
要せず安定な配向制御膜が得られることから、基板にプ
ラスチックフィルムを用いた液晶表示パネルも容易に作
ることができる様になった。
又、スペーサ部材5は、感光性樹脂、例えば感光性ポリ
イミドの被膜を形成した後、所定のホトエツチングによ
り得られる。
本発明で用いるスメクテイツク液晶としては、強誘電性
を示すものが好ましく、例えばSmC* 、SmH*、
SmF*、SmF木やS m G *などのカイラルス
メクティック相を有する液晶組成物を用いることができ
る。
本発明の液晶素子に用いるカイラルスメクテイツク相を
示す液晶を下記に示す。
一メチルブチルシンナメート(DOBAMBC)−クロ
ルプロビルシンナメー) (HOBACPC)70℃ 
smH*  75°C (7)  CH3 CH30 区 −COOCH2CHC2H5 * H 1′j これらの液晶は、単独又は2種以]−を混合してもよく
、あるいは他のスメクテイック液晶やコレステリック(
カイラルネマチック)液晶と7Lこ合してもよい。
第2図は1強誘電性液晶の動作説明の為に。
セルの例を模式的に描いたものである。11と、11’
は、I n203.5n02あるいはITO(Indi
um  Tin  Ox i de)等の薄膜からなる
透明電極で被覆された基板(ガラス板)であり、その間
に液晶分子層12がガラス面に垂直になるよう配向した
SmC*。
*        * SmH、SmF  、SmI*SmG*などのカイラル
スメクティック相の液晶が封入されている。太線で示し
た線13が液晶分子を表わしており、この液晶分子13
はその分子に直交した方向に双極イモ−メン) (P土
)14を有している。ノ、(板11とll′」二の電極
間に一定の閾イ16以」−の電圧を印加する゛と、液晶
分子13のらせん構造がほどけ、双極子モーメン) (
P工)14がすべて電界方向に向くよう、液晶分子13
は配向方向を変えることができる。液晶分子13は、細
長い形状を有しており、その長袖方向と短軸方向で屈折
率異方性を示し、従って例工ばガラス面の上下に互いに
クロスニフルの偏光子を置けば、電圧印加極性によって
光学特性が変わる液晶光学変調素子となることは、容易
に理解される。
本発明の液晶素子で好ましく用いられる液晶セルは、そ
の厚さを充分に薄く(例えば1OpL以下)することが
できる。このように液晶層が薄くなることにしたがい、
第3図に示すように電界を印加していない状態でも液晶
分子のらせん構造がほどけ、非らせん構造となり、その
双極子モーメン)PまたはP′は上向き(24)又は下
向き(24’)のどちらかの状態をとる。このようなセ
ルに、第3図に示す如く一定の閾値以上の極性の異る電
界E又はE′を電圧印加手段21と21′により付与す
ると、双極子モーメントは、電界E又はE′の電界ベク
トルに対応して上向き24又は下向き24′と向きを変
え、それに応じて液晶分子は、第1の安定状態23かあ
るいは第2の安定状態23′の何れか一方に配向する。
このような強誘電性を液晶素子として用いることの利点
は、先にも述べたが2つある。
その第1は、応答速度が極めて速いことであり、第2は
液晶分子の配向が双安定性を有することである。第2の
点を、例えば第2図によって更に説明すると、電界Eを
印加すると液晶分子は第1の安定状態23に配向するが
、この状態は電界を切っても安定である。又、逆向きの
電界E′を印加すると、液晶分子は第2の安定状態23
′に配向してその分子の向きを変えるが、やはり電界を
切ってもこの状態に留っている。
又、与える電界Eが一定の閾値を越えない限り、それぞ
れの配向状態にやはり維持されている。このような応答
速度の速さと、双安定性が有効に実現されるにはセルと
しては出来るだけ薄い方が好ましい。
この様な強誘電性を有する液晶で素子を形成するに当た
って最も問題となるのは、先にも述*        
* べたように、SmC、SmH、SmF*。
木        木 SmI  、SmG   などのカイラルスメクティッ
ク相を有する層が基板面に対して垂直に配列し目、つ液
晶分子が基板面に略平行に配向した、モノドメイン性の
高いセルを形成することが困難なことであり、この点に
解決を与えることが本発明の主要な目的である。
第4図(A)、(B)は本発明の液晶素子の一実施例を
示している。第4図(A)は、本発明の液晶素子の平面
図で、第4図(B)はそのA−A’断面図である。
第4図で示すセル構造体100は、一対のガラス板やプ
ラスチック板基板101と101′(片側のみをプラス
チック基板としてもよい)をスペーサ104で所定の間
隔に保持され、この一対の基板をシーリングするために
接着剤106で接着したセル構造を有しており、さらに
基板101の」二には複数の透明電極102からなる電
極群(例えば、マトリクス電極構造のうちの走査電圧印
加用電極群)が例えば帯状パターンなどの所定パターン
で形成されている。
基板101’の」二には前述の透明電極102と交差さ
せた複数の透明電極102′からなる電極群(例えば、
マI・リフスミ極構造のうちの信号電圧印加用電極群)
が形成されている。
この基板101と101′の−にに1±、それぞれ前述
のオルガノシラン化合物と有機樹脂を含有する塗布液か
ら形成した配向制御膜105が設けられている。
第4図に示すセル構造体100の中の液晶層零    
   * 103は、SmC、SmH、SmF木。
SmI  、SmG*などのカイラルスメクティ* ツク相とすることができる。
第5図は、本発明の液晶素子の別の具体例を表わしてい
る。第5図で示す液晶素子は、一対のプラスチック基板
lO1と101′の間に複数のスペーサ部材201が配
置されている。
このスペーサ部材201は、例えば配向制御膜105が
設けられていない基板101′の」−にSiO,5i0
2.A文203.TiO2などの無機化合物あるいはポ
リビニルアルコール、ポリイミド、ポリアミドイミド、
ポリエステルイミド、ポリパラキシリレン、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、ポリビニルアセタール、ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリアミド、ポリスチレン
、セルロース樹脂、メラミン樹脂、ユリャ樹脂、アクリ
ル樹脂やフォトレジスト樹脂などの樹脂類を適当な方法
で被膜形成した後に、所定の位置にスペーサ部材203
が配置される様にエツチングすることによって得ること
ができる。
この様なセル構造体100は、基板101と101′の
両側にはクロスニコル状態又はパラレルニコル状態とし
た偏光子107と108がそれぞれ配置されて、電極1
02と102’の間に電圧を印加した時に光学変調を生
じることになる。
以下に本発明を実施例に基づき詳細に説明するが、本発
明はその要旨を越えない限り、以下の実施例に限定され
るものではない。
実施例1 l100pのポリエチレンテレフタレートフィルムに酸
化インジウムを主成分とする透明導電膜を低温スパッタ
装置でフィルム表面温度を120°C以下に抑えて形成
したプラスチック基板に、以下の組成の溶液(溶液組成
(1))を塗布し、120’030分乾燥して薄膜を形
成した。
溶」L紅嘩:℃」) H2N  (CH2)  2NH(CH2)3Si  
(OCH3)3         1gポリエステル樹
脂(東洋紡;バイロン30p)0.5g テトラヒドロフラン        10m文メチルエ
チルケトン        90muイソプロピルアル
コール      30m1次に、100 g / c
 m’の抑圧下で一方向にうピングし、このラビングし
た一対のプラスチック基板を上下のラビング方向が平行
となる様に重ね合せ、注入口となる個所を除いたその周
辺をシーリングした。この時の一対のプラスチック基板
の間隔は、lILであった。
次にP−デシロキシベンジリデン−P′−アミノ−2−
メチルブチルシンナメー) (DOBAMBC)100
重量部に対して、コレステリルノナネートを5重量部加
えて液晶組成物を調整した。
この液晶組成物を加熱して等吉相とし、」−記で作製し
てセル内に減圧下で注入口から注入し、その注入口を封
口した。このセルを徐冷によって降温させ、温度を約7
0℃で維持させた状態で一対の偏光子をクロスニコル状
態で設けてから顕微鏡観察したところ、モノドメインの
非らせん構造のSmC*が形成させている事が確認でき
た。
実施例2〜5 実施例1で用いた下記に示す溶液組成(2)〜(5)の
塗布液を用いたほかは、実施例1と同様の方法で液晶素
子を作成した。
乳疲1誠 2(実施例2) H2N (CH2)2NH(CH2)3−−3 i  
(OCH3) 3         1 gインシアネ
ート樹脂        0.5g(日本ポリウレタン
、コロネールL)(固形分)テトラヒドロフラン   
     10mMメチルエチルケトン       
 90m文酢酸エチル             7m
文イソプロピルアルコール      30+nJ13
(実施例3) H2N (CH2)2NH(CH2)3−−3i  (
OCH3)3         1gポリアミド樹脂 
         0..5g(東し、CM4000) イソプロピルアルコール      90 m !1メ
チルエチルケトン        90m文4(実施例
4) H2N (CH2)2NH2(CH2)3=−S i 
(OCH3)3         1 gエポキシ樹脂
           0.5g(′シェル化学、エピ
コート836) テトラヒドロフラン        10m文メチルエ
チルケトン        90m0m文イソプロピル
アルコール    30+nJ15(実施例5) H2N (CH2)2NH(CH2)3−−S i  
(OCH3) 3         1 gポリビニル
アルコール樹脂     0・5gイソプロピルアルコ
ール      80mAテトラヒドロフラン    
    50m文メチルエチルケトン        
30m文これらの液晶セルについて実施例1と同様の方
法で測定したところ、同様に均一なモノドメインの非ら
せん構造が観察された。
実施例6〜lO 実施例1で用いたオルガノシラン化合物に代えて、 CH3NH(CH2)  3si  (OCH3)3(
実施例6)、 C立(CH2)3 S t (OCH3)3(実施例7
)、 H3(CH2)3 S i (OCH3)3(実施例8
)、 H2N (CH2) 3si (OC2H5)3(実施
例9) を用いたほかは、実施例1と同様の方法でと 液晶素子を作成したさころ、非らせん構造のSmC*が
形成されていた。
実施例11 ピッチ1100ILで@ 62.5 p、 mのストラ
イプ状のITO膜を電極として設けたガラス板の」;に
下記溶液組成(6)の塗布液をスピンナー塗布した。
溶液組成(6) H2N (CH2)2NH(CH2)3−−3 i  
(OCH3) 3         1 gポリイミド
の前駆体であるピロメリットM無水物と4.4′−ジア
ミノジフェニルエーテルとの縮合生成物(ポリアミドM
)      0.5g(固形分) イソプロピルアール        50mリエタノー
ル             50m立この溶液組成(
6)を塗布したガラス板を230°Cで約1時間の加熱
による脱水閉環反応によりポリイミド膜を形成した。
次に、100 g / c m’の抑圧下で一方向にラ
ビングし、このラビングした一対のガラス板を上下のラ
ビング方向が平行となる様に重ね合せ、注入口となる個
所を除いたその周辺をシーリングした。この時の一対の
ガラス基板の間隔は、1にであった。次いで、実施例1
と同様の方法で液晶セルを作成し、観察したところ、モ
ノドメイの非らせん構造のSmC*が形成されていた。
実施例12〜13 実施例11で用いたポリイミドの前駆体である縮合生成
物に代えて、ポリエステルイミドの前駆体であるトリメ
リッI−酸とヒドロキノンとからT”Jた芳香族ジカル
ボン酸無水物と4.4’−ジアミノジフェニルエーテル
との縮合生成物(ポリアミド酎)(実施例12)、ポリ
アミドイミドの前駆体であるN、N′−ビス(3−アミ
ノフェニル)イソフタルアミドとピロメリット酸無水物
との縮合生成物(ポリアミド醇)(実施例13)を用い
たほかは実施例11と同様の方法で液晶セルを作成し、
観察したところ、同様の結果が得られた。
実施例14 実施例11で用いたオルガノシラン化合物に代えて、C
H3NH(CH2) 3S i (OCH3)3を用い
たほかは、実施例11と同様の方法で液晶素子を作成し
たところ、非らせん構造のS m C木が形成されてい
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の液晶素子の一実施例を表わす断面図
である。 第2図および第3図は、本発明で用いる液晶セルを表わ
す斜視図である。第4図(A)は本発明の液晶素子を表
わす平面図で、第4図(B)はそのA−A’断面図であ
る。第5図は、本発明の液晶素子の別の具体例を表わす
断面図である。 1 ; プラスチック基板 2 ; 透明導電膜の電極 3 ; 配向制御膜 4 ; シール部材 5 ; スペーサ部材 6 ; スメクテイツク液晶 100  、  セル構造体 ioi、tot’  、  基板 102.102’  ;  電極 103 ; 液晶層 104.201  ;  スペーサ部材105 ; 配
向制御膜 106  、  接着剤(シール部材)107.108
  、  偏光子 109 ; 発熱体

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)電極を設けた一対の基板の間にスメクテイツク液
    晶を封入したセル構造を有する液晶素子において、前記
    一対の基板のうち少なくとも一方の基板がオルガノシラ
    ン化合物と有機樹脂を含有する組成物から形成した配向
    制御膜を有することを特徴とする液晶素子。
  2. (2)前記スメクテイツク液晶が強誘電性液晶である特
    許請求の範囲第1項記載の液晶素子。
  3. (3)前記強誘電性液晶がカイラルスメクテイツク液晶
    である特許請求の範囲第2項記載の液晶素子。
  4. (4)前記カイラルスメクテイツク液晶が非らせん構造
    の相を形成している特許請求の範囲第3項記載の液晶素
    子。
  5. (5)前記カイラルスメクテイツク液晶がC相、H相、
    I相、F相又はG相である特許請求の範囲第3項又は第
    4項記載の液晶素子。
  6. (6)前記有機樹脂がポリエステル樹脂、イソシアネー
    ト樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステ
    ルイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、エポキシ樹脂及
    びポリビニルアルコール樹脂からなる樹脂類から少なく
    とも1種を選択した樹脂である特許請求の範囲第1項記
    載の液晶素子。
  7. (7)前記一対の基板のうち、少なくとも一方の基板が
    プラスチック基板である特許請求の範囲第1項記載の液
    晶素子。
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