JPS6161821A - 超高分子量ポリエチレンフイルム又はシ−トの製造方法 - Google Patents
超高分子量ポリエチレンフイルム又はシ−トの製造方法Info
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- JPS6161821A JPS6161821A JP59184318A JP18431884A JPS6161821A JP S6161821 A JPS6161821 A JP S6161821A JP 59184318 A JP59184318 A JP 59184318A JP 18431884 A JP18431884 A JP 18431884A JP S6161821 A JPS6161821 A JP S6161821A
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/88—Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
- B29C48/91—Heating, e.g. for cross linking
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/03—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor characterised by the shape of the extruded material at extrusion
- B29C48/07—Flat, e.g. panels
- B29C48/08—Flat, e.g. panels flexible, e.g. films
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/78—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling
- B29C48/80—Thermal treatment of the extrusion moulding material or of preformed parts or layers, e.g. by heating or cooling at the plasticising zone, e.g. by heating cylinders
- B29C48/83—Heating or cooling the cylinders
- B29C48/832—Heating
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「発明の属する技術分野」
本発明は、超高分子量ポリエチレンフィルム又はシート
の製造方法に関するものである。更に詳しくは、平均分
子量が１００万以上の超高分子量ポリエチレンから、表
面が平滑な）づルム又はシートを効率よく製造する方法
に関するものである。
の製造方法に関するものである。更に詳しくは、平均分
子量が１００万以上の超高分子量ポリエチレンから、表
面が平滑な）づルム又はシートを効率よく製造する方法
に関するものである。
「従来の技術」
平均分子量が／θＯ万以上の超高分子量ポリエチレンは
、自己潤滑性、耐摩耗性、低温特性などの優れた特性を
持っているにもかかわらず、溶融粘度が高すぎるために
目的物への成形加工が困うＨｔであった。
、自己潤滑性、耐摩耗性、低温特性などの優れた特性を
持っているにもかかわらず、溶融粘度が高すぎるために
目的物への成形加工が困うＨｔであった。
従来知られている超高分子量ポリエチレンの成形法は、
印粒径が数十ミクロンないし数百ミクロンの微粉末状の
ものを、長時間をかけて焼結し、棒状または板状の焼結
体としたのら、これら焼結体からフィルム状物又はノー
ト状物を切り出す方法、（０）超高分子量ポリエチレン
を有機溶媒に溶解し、キャスティング法によシフイルム
化又はシート「ヒする方法、ヒフ粉末状の超高分子量ポ
リエチレンを有ａ３を溶媒に加えて得られる分散物又は
混合物を、押出してフィルム又はシート化し、有機溶媒
を揮散させる方法、等が提案されている。
印粒径が数十ミクロンないし数百ミクロンの微粉末状の
ものを、長時間をかけて焼結し、棒状または板状の焼結
体としたのら、これら焼結体からフィルム状物又はノー
ト状物を切り出す方法、（０）超高分子量ポリエチレン
を有機溶媒に溶解し、キャスティング法によシフイルム
化又はシート「ヒする方法、ヒフ粉末状の超高分子量ポ
リエチレンを有ａ３を溶媒に加えて得られる分散物又は
混合物を、押出してフィルム又はシート化し、有機溶媒
を揮散させる方法、等が提案されている。
上記（イ）の方法は、生産性が極めて悪いという欠点が
あり、（ロ）の方法によるときは、超高分子量ポリエチ
レン溶液の粘度が高いので取扱い難く、かつ、溶液は温
度条件の選択によっては結晶が析出する等不安定である
等の欠点がある。
あり、（ロ）の方法によるときは、超高分子量ポリエチ
レン溶液の粘度が高いので取扱い難く、かつ、溶液は温
度条件の選択によっては結晶が析出する等不安定である
等の欠点がある。
又、（ハ）の方法は、上記（イ）及び（口］の方法にみ
られる欠点を解消するものとして、本出願人によって提
案されたものであるが、有機溶媒へ超高分子量ポリエチ
レンを加えるとき、その量が特定値以下例えば１０重量
係以下の場合は、超高分子量ポリエチレンが有機溶媒に
均一になじみに＜＜、不均一なまま分散物又はｌ昆合物
を押出限によりフィルム化又はシート化しようとすると
、押出機への食い込みが円滑にいかないという問題があ
ることが判った。
られる欠点を解消するものとして、本出願人によって提
案されたものであるが、有機溶媒へ超高分子量ポリエチ
レンを加えるとき、その量が特定値以下例えば１０重量
係以下の場合は、超高分子量ポリエチレンが有機溶媒に
均一になじみに＜＜、不均一なまま分散物又はｌ昆合物
を押出限によりフィルム化又はシート化しようとすると
、押出機への食い込みが円滑にいかないという問題があ
ることが判った。
「発明が改良しようとした問題」
本発明者等は、以上の点を改良した平均分子量が１００
万以上の超高分子量ポリエチレンからなる、表面が平滑
なフィルム又はシートを、効率よく製造する方法につき
鋭意検討した結果、有機溶媒と粉末状の超高分子量ポリ
エチレンから分散物又は混合物を調製する際、該分散物
又は混合物を一定温度以上に保持することによって、前
記超高分子量ポリエチレンの分散性不均一の問題を解消
しうるとの知見を得て本発明に到達した。
万以上の超高分子量ポリエチレンからなる、表面が平滑
なフィルム又はシートを、効率よく製造する方法につき
鋭意検討した結果、有機溶媒と粉末状の超高分子量ポリ
エチレンから分散物又は混合物を調製する際、該分散物
又は混合物を一定温度以上に保持することによって、前
記超高分子量ポリエチレンの分散性不均一の問題を解消
しうるとの知見を得て本発明に到達した。
「問題点を解決するだめの手段」
しかして、本発明の要旨とするところは、平均分子量が
１０θ万以上の超高分子量ポリエチレンからなるフィル
ム又はシートを製造するにあたり、上記超高分子量ポリ
エチレンの粉末を、有機溶媒に加え、ポリエチレンが１
０−４０重量係の分散物又は混合物とする工程、 上記分散物又は混合物をｌ０℃以上の温度に保持して、
有機溶媒の一部を超高分子量ポリエチレンに吸収させる
工程、 上記分散物又は混合物を、それらの溶融温度よりも高い
温度に加熱し溶融させて、フィルム状又はシート状に押
出す工程、 押出されたフィルム又はシートを加熱して前記有機溶媒
を揮散させる工程、及び上記フィルム又はシートを冷却
する工程よりなることを特徴とする超高分子量ポリエチ
レンフィルム又はシートの製造方法に存する。
１０θ万以上の超高分子量ポリエチレンからなるフィル
ム又はシートを製造するにあたり、上記超高分子量ポリ
エチレンの粉末を、有機溶媒に加え、ポリエチレンが１
０−４０重量係の分散物又は混合物とする工程、 上記分散物又は混合物をｌ０℃以上の温度に保持して、
有機溶媒の一部を超高分子量ポリエチレンに吸収させる
工程、 上記分散物又は混合物を、それらの溶融温度よりも高い
温度に加熱し溶融させて、フィルム状又はシート状に押
出す工程、 押出されたフィルム又はシートを加熱して前記有機溶媒
を揮散させる工程、及び上記フィルム又はシートを冷却
する工程よりなることを特徴とする超高分子量ポリエチ
レンフィルム又はシートの製造方法に存する。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において超高分子量ポリエチレンとは、デカリン
のような溶媒に溶解して測定した粘度平均分子量が、／
θＯ万以上のものをいう。平均分子量が１０θ万に満た
ない高分子量ポリエチレンは、通常の成形用ポリエチレ
ンに較べて溶融粘度が高いとはいうものの、通常の成形
波、術で成形できるので、本発明方法を採用する必要は
ない。原料の超高分子量ポリエチレンは、粒径が数十ミ
クロンないし数百ミクロンの微粉末状のものが、市販さ
れておシ、これを使用することができる。
のような溶媒に溶解して測定した粘度平均分子量が、／
θＯ万以上のものをいう。平均分子量が１０θ万に満た
ない高分子量ポリエチレンは、通常の成形用ポリエチレ
ンに較べて溶融粘度が高いとはいうものの、通常の成形
波、術で成形できるので、本発明方法を採用する必要は
ない。原料の超高分子量ポリエチレンは、粒径が数十ミ
クロンないし数百ミクロンの微粉末状のものが、市販さ
れておシ、これを使用することができる。
本発明方法によるときは、まず第一工程で、上記粉末状
ポリエチレンを、有機溶媒に加え、両者をまぜ合わせ、
分散物又は混合物とする。
ポリエチレンを、有機溶媒に加え、両者をまぜ合わせ、
分散物又は混合物とする。
原料の超高分子量ポリエチレンを、常温で、有機溶媒に
加え、両者をまぜ合わせるのは、原料の超高分子量ポリ
エチレンの加工性を向上させるためである。
加え、両者をまぜ合わせるのは、原料の超高分子量ポリ
エチレンの加工性を向上させるためである。
分子量ポリエチレンを溶解ないし膨潤する能力をもつも
のの中から選ぶのがよい。このような能力をもつ有機溶
媒の具体例としては、ｐ−キシレン、デカリン、オクタ
リン等の炭化水素、テトラクロルエタン等のハロゲン化
炭化水素があげられる。これら例示は、本発明を制限す
るものではない。
のの中から選ぶのがよい。このような能力をもつ有機溶
媒の具体例としては、ｐ−キシレン、デカリン、オクタ
リン等の炭化水素、テトラクロルエタン等のハロゲン化
炭化水素があげられる。これら例示は、本発明を制限す
るものではない。
有機溶媒に加える粉末状の超高分子量ポリエチレンは、
分散物又は混合物の１ｏ−ｔｏｏ重量％の範囲とする。
分散物又は混合物の１ｏ−ｔｏｏ重量％の範囲とする。
超高分子量ポリエチレンの量が７０重重量上り少ないと
きは、次の押出工程で得られる押出物の強度が弱くなり
すぎて取り扱いが難かしくなるばかりでなく、後の有機
溶媒を回収する工程で多大なエネルギーを要し、著しく
不経済である。他方、６０重重量上シ多いときは、得ら
れる分散物又は混合物は、次の押出工程で均一なフィル
ム又は７−トとして押し出すのが困難であるか、不可能
となシ、好ましくない。分散物又は混合物は、上記７０
〜１０重量係の範囲内において超高分子量ポリエチレン
の量が多いときは、少量の水を含んだ小麦粉のように、
粉末が湿潤（ヒして小塊状に固まった状態を呈し、少な
いときはスラリー状を呈し、超高分子量ポリエチレンが
有機溶媒中になじまないで、浮遊した状態となる。
きは、次の押出工程で得られる押出物の強度が弱くなり
すぎて取り扱いが難かしくなるばかりでなく、後の有機
溶媒を回収する工程で多大なエネルギーを要し、著しく
不経済である。他方、６０重重量上シ多いときは、得ら
れる分散物又は混合物は、次の押出工程で均一なフィル
ム又は７−トとして押し出すのが困難であるか、不可能
となシ、好ましくない。分散物又は混合物は、上記７０
〜１０重量係の範囲内において超高分子量ポリエチレン
の量が多いときは、少量の水を含んだ小麦粉のように、
粉末が湿潤（ヒして小塊状に固まった状態を呈し、少な
いときはスラリー状を呈し、超高分子量ポリエチレンが
有機溶媒中になじまないで、浮遊した状態となる。
しかして、この状態のままの分散物又は混合物を、フィ
ルム又はシートに成形するために、押出様に装入する場
合に、前記のように、食い込みが不円滑となる。そこで
、本発明は、次の工程で、前記の方法で調製した分散物
又は混合物を！θ℃以上に加温、保持することによって
、有機溶媒の一部を超高分子量ポリエチレンに吸収させ
、超高分子量ポリエチレンの有機溶媒に対する親和性を
付与する操作を行うものである。
ルム又はシートに成形するために、押出様に装入する場
合に、前記のように、食い込みが不円滑となる。そこで
、本発明は、次の工程で、前記の方法で調製した分散物
又は混合物を！θ℃以上に加温、保持することによって
、有機溶媒の一部を超高分子量ポリエチレンに吸収させ
、超高分子量ポリエチレンの有機溶媒に対する親和性を
付与する操作を行うものである。
？θ℃以上の温度に加温するには、局部加熱を避け、有
機溶媒の損失を防止するために還流冷却装置付の外套蒸
気加熱容器によるのが好ましい。加温温度は、有機溶媒
の種類、超高分子量ポリエチレンの粒径、含有重量％等
によシ、２０〜２１０℃の範囲で選ぶことができる。又
、加温時間は加熱温度にもよるが、／〜ｔｇｏ分の範囲
で選ぶことができる。このような加温処理により、分散
物又は混合物は、有機溶剤と超高分子量ポリエチレンと
が均一に混合ってトライブレンド状乃至はウェットブレ
ンド状となり、後記の押出し工程における押出機への装
入時の食い込みがより一層円滑に行れる。
機溶媒の損失を防止するために還流冷却装置付の外套蒸
気加熱容器によるのが好ましい。加温温度は、有機溶媒
の種類、超高分子量ポリエチレンの粒径、含有重量％等
によシ、２０〜２１０℃の範囲で選ぶことができる。又
、加温時間は加熱温度にもよるが、／〜ｔｇｏ分の範囲
で選ぶことができる。このような加温処理により、分散
物又は混合物は、有機溶剤と超高分子量ポリエチレンと
が均一に混合ってトライブレンド状乃至はウェットブレ
ンド状となり、後記の押出し工程における押出機への装
入時の食い込みがより一層円滑に行れる。
本発明方法によるときは、次の工程で、上記分散物又は
混合物を、分散物又は混合物の溶融温度よ・り高い温度
に加熱し、溶融させて、フィルム状又はシート状に押出
す。本発明において、「分散物又は混合物の溶融温度」
とは、ＡＳＴＭＤＪ４ｔ／７−♂コ に記載された示差
走査熱量法による融解熱の測定法に準拠し、昇温速度７
０℃／分の条件下で測定したときピークを示す温度をい
う。 。
混合物を、分散物又は混合物の溶融温度よ・り高い温度
に加熱し、溶融させて、フィルム状又はシート状に押出
す。本発明において、「分散物又は混合物の溶融温度」
とは、ＡＳＴＭＤＪ４ｔ／７−♂コ に記載された示差
走査熱量法による融解熱の測定法に準拠し、昇温速度７
０℃／分の条件下で測定したときピークを示す温度をい
う。 。
分散物又は混合物の溶ｌｉｉ！ｌＩ＠度は、溶媒の種類
、超高分子量ポリエチレンの分子量、溶媒と超高分子量
ポリエチレンとの比率によって変わる。
、超高分子量ポリエチレンの分子量、溶媒と超高分子量
ポリエチレンとの比率によって変わる。
例えば、重量平均分子量が約３００万の超高分子量ポリ
エチレンをＳＯ重量％含有するｐ−キシレンとの混合物
では、溶融温度は／、２０℃であシ、同じ分子量の超高
分子量ポリエチレンを６０重量％含有するデカリンとの
混合物では７２７℃である。分散物又は混合物の溶融温
度は、あらかじめ測定して、確認しておくのがよい。
エチレンをＳＯ重量％含有するｐ−キシレンとの混合物
では、溶融温度は／、２０℃であシ、同じ分子量の超高
分子量ポリエチレンを６０重量％含有するデカリンとの
混合物では７２７℃である。分散物又は混合物の溶融温
度は、あらかじめ測定して、確認しておくのがよい。
分散物又は混合物を加熱する温度が、これらについて実
測した溶融温度より低いときは、分散物又は混合物は溶
融せず、フィルム状又はシート状に押出すことができな
い。
測した溶融温度より低いときは、分散物又は混合物は溶
融せず、フィルム状又はシート状に押出すことができな
い。
分散物又は混合物を加熱し、溶融させるには、従来熱可
塑性樹脂を加熱し、溶融させるのに用いられている押出
機を、そのまま使用することができる。また、分散物又
は混合物をフィルム状又はシート状に押出すには、従来
熱可塑性樹脂をフィルム状又はシート状に押出すのに用
いられているＴ−ダイ、スリットダイ、サーキュラ−ダ
イ等を、そのまま使用することができる。
塑性樹脂を加熱し、溶融させるのに用いられている押出
機を、そのまま使用することができる。また、分散物又
は混合物をフィルム状又はシート状に押出すには、従来
熱可塑性樹脂をフィルム状又はシート状に押出すのに用
いられているＴ−ダイ、スリットダイ、サーキュラ−ダ
イ等を、そのまま使用することができる。
上記工程で押出されたフィルム又はシートは、有機溶媒
を含有しているので、次の工程で、押出されたフィルム
又はシートを加熱して、有機溶媒を揮散させる。この際
の加熱温度は、フィルム又はシートに含まれている有機
溶媒の種類、量、フィルム又はシートの厚さ等によって
、１０θ〜３００℃の範囲で選ぶことができる。
を含有しているので、次の工程で、押出されたフィルム
又はシートを加熱して、有機溶媒を揮散させる。この際
の加熱温度は、フィルム又はシートに含まれている有機
溶媒の種類、量、フィルム又はシートの厚さ等によって
、１０θ〜３００℃の範囲で選ぶことができる。
加熱温度が７００℃よシ低いときは、溶媒揮散速度が遅
く好ましくなく、３００ ’Ｃより高いときは、溶媒の
揮散速度は速くなるが超高分子量ポリエチレンの熱劣化
がひどくなり、好ましくない。
く好ましくなく、３００ ’Ｃより高いときは、溶媒の
揮散速度は速くなるが超高分子量ポリエチレンの熱劣化
がひどくなり、好ましくない。
押出されたフィルム又はシートを加熱するには、離型剤
を塗布した紙、スチールベルト等で保持しつつ加熱する
方法、フィルム又はシートの幅方向両端部を保持しつつ
加熱する方法等、いずれであってもよい。また、この際
の加熱方法は、熱風による方法、赤外線、遠赤外線を用
いる方法等があげられる。更に、加熱したロール群の間
を通過させる方法であってもよい。
を塗布した紙、スチールベルト等で保持しつつ加熱する
方法、フィルム又はシートの幅方向両端部を保持しつつ
加熱する方法等、いずれであってもよい。また、この際
の加熱方法は、熱風による方法、赤外線、遠赤外線を用
いる方法等があげられる。更に、加熱したロール群の間
を通過させる方法であってもよい。
フィルム又はソートから揮散された有機溶媒は、回収し
、再使用するのが好ましい。
、再使用するのが好ましい。
有機溶媒を揮散させたフィルム又はシートは、次に常温
附近まで冷却す、る。フィルム又はシートを冷却するに
は、自然放冷でもよいし、冷却した空気を吹き付ける、
冷却したロール群の間を通過させる等の強制冷却であっ
てもよい。
附近まで冷却す、る。フィルム又はシートを冷却するに
は、自然放冷でもよいし、冷却した空気を吹き付ける、
冷却したロール群の間を通過させる等の強制冷却であっ
てもよい。
冷却したのち、又は冷却する際、表面を平滑させるだめ
にロールで圧延するとかの後加工を行なってもよい。
にロールで圧延するとかの後加工を行なってもよい。
このようにして、得られた超高分子量フィルム又はシー
トは、ロール状に巻き取考たり、一定の長さにして切断
して、次の使用に供することができる。
トは、ロール状に巻き取考たり、一定の長さにして切断
して、次の使用に供することができる。
本発明方法によって得られる超高分子量ポリエチレンフ
ィルム又はシートは、その特性である自己潤滑性、耐摩
耗性、低温特性等を生かして、各種のガスケット、バッ
キング、ライニング、テープ、包装資材等の用途に使用
するふとかできる。
ィルム又はシートは、その特性である自己潤滑性、耐摩
耗性、低温特性等を生かして、各種のガスケット、バッ
キング、ライニング、テープ、包装資材等の用途に使用
するふとかできる。
「発明の効果」
本発明方法は、次のように特別に顕著な効果を奏し、そ
の産業上の利用価値は、極めて大である。
の産業上の利用価値は、極めて大である。
（１）本発明方法では、前記従来法（イ）のように１原
料微粉末状物を焼結体とし、この焼結体からフィルム状
物又はシート状物を切り出す方法を採用しないので、こ
の従来法（イ）に較べ、生産性が格段に優れている。
料微粉末状物を焼結体とし、この焼結体からフィルム状
物又はシート状物を切り出す方法を採用しないので、こ
の従来法（イ）に較べ、生産性が格段に優れている。
（２）本発明方法によるときは、有機溶媒と粉末状超高
分子量ポリエチレンとよりなる混合物又は分散物は、調
製が容易であり、常温で分散液や粉体と同様に取り扱う
ことができ、従来法−）に較べ、工程が格段に簡素比さ
れている。更に、ヒ１の方法に較べ、分散物又は混合物
を押出機に装入する際の食い込みがほめて円滑に進むの
で、押出し操作が安定して行われ、品質の優れたフィル
ム又はシートを得ることができる。− 「実施例」 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
分子量ポリエチレンとよりなる混合物又は分散物は、調
製が容易であり、常温で分散液や粉体と同様に取り扱う
ことができ、従来法−）に較べ、工程が格段に簡素比さ
れている。更に、ヒ１の方法に較べ、分散物又は混合物
を押出機に装入する際の食い込みがほめて円滑に進むの
で、押出し操作が安定して行われ、品質の優れたフィル
ム又はシートを得ることができる。− 「実施例」 以下、本発明を実施例にもとづいて詳細に説明するが、
本発明はその要旨を超えない限り、以下の例に限定され
るものではない。
実施例／
ハイゼツクス・ミリオン−２￥ＯＭ（三井石油化学工業
（掬社製、重量平均分子量が約３００万の超高分子量ポ
リエチレンであって、平均粒子径約１００ミクロンのも
の）を、ｐ−キシレンにポリエチレンの濃度が！θ重量
％になるように加え、常温で、両者をまぜ合せてスラリ
ー状の分散物を得た。
（掬社製、重量平均分子量が約３００万の超高分子量ポ
リエチレンであって、平均粒子径約１００ミクロンのも
の）を、ｐ−キシレンにポリエチレンの濃度が！θ重量
％になるように加え、常温で、両者をまぜ合せてスラリ
ー状の分散物を得た。
次に、このスラリー状分散物を攪拌しながら７．２０℃
に加熱し、同温度に５分間保持した。
に加熱し、同温度に５分間保持した。
この操作により、ｐ−キシレンの一部が超高分子量ポリ
エチレン粉末に吸収されて、スラリー状からドライ、ブ
レンド状（乾燥した混合物の状態）となった。
エチレン粉末に吸収されて、スラリー状からドライ、ブ
レンド状（乾燥した混合物の状態）となった。
この混合物について、示差走査熱量計（）＜−キンエル
マー社製、型式Ｄ’Ｓ［：！−１）を用い、ＡＳＴＭ
Ｄ Ｊ４ｔ／７−／、２に準じた方法で（昇温速度７
０℃／分）ピークを示す温度（分散物の溶融温度）を測
定したところ、７２０℃であった。
マー社製、型式Ｄ’Ｓ［：！−１）を用い、ＡＳＴＭ
Ｄ Ｊ４ｔ／７−／、２に準じた方法で（昇温速度７
０℃／分）ピークを示す温度（分散物の溶融温度）を測
定したところ、７２０℃であった。
この分散物を、スリットダイ（幅＜’ ｏ ｍｉｔ＋
１スリット厚さ０．ｒ ｍｍ ）を装着した／インチ単
軸押出機（Ｌ／Ｄ ： ／ ４ ）を用い、ンリンダ一
温度／乙θ℃、グイ温度／１０℃の条件下にシール状に
押出した。その結果、混合物の押出機への食い込みは円
滑に行うことができ、又、押出し操作も安定しており、
平均押出速度ｊ ｍ ７分で幅りＯｍｍ、厚み０．７ｍ
、程度のノート状押出物を得た。このシート状押出物を
、／♂０℃に温度調節した加熱炉内で７０分間加熱し、
溶媒のｐ−キシレンを揮散させた。
１スリット厚さ０．ｒ ｍｍ ）を装着した／インチ単
軸押出機（Ｌ／Ｄ ： ／ ４ ）を用い、ンリンダ一
温度／乙θ℃、グイ温度／１０℃の条件下にシール状に
押出した。その結果、混合物の押出機への食い込みは円
滑に行うことができ、又、押出し操作も安定しており、
平均押出速度ｊ ｍ ７分で幅りＯｍｍ、厚み０．７ｍ
、程度のノート状押出物を得た。このシート状押出物を
、／♂０℃に温度調節した加熱炉内で７０分間加熱し、
溶媒のｐ−キシレンを揮散させた。
ついで、このシート状押出物を加熱炉から取出して室温
迄冷却し、幅３ざｍｍ、平均厚み０．６卿の超高分子量
ポリエチレンシートを得た。
迄冷却し、幅３ざｍｍ、平均厚み０．６卿の超高分子量
ポリエチレンシートを得た。
実施例λ
ハイゼツクス・ミリオン、２１１０Ｍ（実施例／におけ
ると同種）を、ｐ−キシレン中にポリエチレンの濃度が
３０重量係になるように加え、又 常温で、両者尋まぜ合せ、スラリー状の分散物を得た。
ると同種）を、ｐ−キシレン中にポリエチレンの濃度が
３０重量係になるように加え、又 常温で、両者尋まぜ合せ、スラリー状の分散物を得た。
次に１このスラリー状分散物を１５１拌しながら７２θ
℃に加熱し、同温度にり分間保持した。
℃に加熱し、同温度にり分間保持した。
この操作により１．ｐ−キシレンの一部が超高分子量ホ
リエチレン粉末に吸収されて、スラリー状からウェット
ブレンド状（湿潤化した混合物の状態）となつ／と。
リエチレン粉末に吸収されて、スラリー状からウェット
ブレンド状（湿潤化した混合物の状態）となつ／と。
この混合物について、実施例／に記載の方法で溶融温度
を測定したところ、／／夕°Ｃであった。
を測定したところ、／／夕°Ｃであった。
この混合物を、実施例／で用いたと口じ押出機を使用し
、シリンダ一温度／タ０°Ｃ１ダイ温度／？０°Ｃの条
件下にシート状に押出した。その結果、混合物の押出機
への食い込みは順調で、又、押出し操作も安定しており
、平均押出速度ｚ、、：ｚ ｒｎ ７分で幅１１ｔ０酎
、厚み０．≦順程度のシート状押出物を得た。このシー
ト状押出物を、／♂Ｏ℃に温度調節した加熱炉内で７０
分間加熱し、溶媒のｐ−キシレンを揮散させた。ついで
、このシート状押出物を加熱炉から取出して室温迄冷却
し、幅３♂団、平均厚み０．Ｚ順の超高分子量ポリエチ
レンシートラ得た。
、シリンダ一温度／タ０°Ｃ１ダイ温度／？０°Ｃの条
件下にシート状に押出した。その結果、混合物の押出機
への食い込みは順調で、又、押出し操作も安定しており
、平均押出速度ｚ、、：ｚ ｒｎ ７分で幅１１ｔ０酎
、厚み０．≦順程度のシート状押出物を得た。このシー
ト状押出物を、／♂Ｏ℃に温度調節した加熱炉内で７０
分間加熱し、溶媒のｐ−キシレンを揮散させた。ついで
、このシート状押出物を加熱炉から取出して室温迄冷却
し、幅３♂団、平均厚み０．Ｚ順の超高分子量ポリエチ
レンシートラ得た。
実施列３
ハイゼツクス・ミリオン２り０Ｍ（三井石油化学工業（
掬社製、重量平均分子量が約３００万の超高分子量ポリ
エチレンであって、平均粒子径約／θＯミクロンのもの
）を、ｐ−キシレンにポリエチレンの濃度が９！重量係
になるようにに常温で、両者をまぜ合せて、スラリー状
の分散物を得た。次に、このスラリー状分散物を攪拌し
ながら７２０°Ｃに加熱し、同温度に！分間保持した。
掬社製、重量平均分子量が約３００万の超高分子量ポリ
エチレンであって、平均粒子径約／θＯミクロンのもの
）を、ｐ−キシレンにポリエチレンの濃度が９！重量係
になるようにに常温で、両者をまぜ合せて、スラリー状
の分散物を得た。次に、このスラリー状分散物を攪拌し
ながら７２０°Ｃに加熱し、同温度に！分間保持した。
この操作により、ｐ−キシレンの一部が超高分子量ポリ
エチレン粉末に吸収されて、スラリー状からトライブレ
ンド状となった。この混合物について、実施例／に記載
の方法で溶融温度を測定したところ、／／♂℃であった
。
エチレン粉末に吸収されて、スラリー状からトライブレ
ンド状となった。この混合物について、実施例／に記載
の方法で溶融温度を測定したところ、／／♂℃であった
。
この混合物を、実施例／で用いたのと同じ押出様を使用
し、シリンダ一温度／乙θ℃、ダイ温度ｉｚｏ℃の条件
下にシート状に押出した。
し、シリンダ一温度／乙θ℃、ダイ温度ｉｚｏ℃の条件
下にシート状に押出した。
その結果、混合物の押出機への食い込みは順調ノート状
押出物を実施例／の場合と同様の条件で加熱炉内で加熱
処理して、溶媒のｐ−キシレンを揮散させたのち室温迄
冷却し、幅３？咽、平均厚みｏ、ｅ、ｍの超高分子量ポ
リエチレンシートを得た。
押出物を実施例／の場合と同様の条件で加熱炉内で加熱
処理して、溶媒のｐ−キシレンを揮散させたのち室温迄
冷却し、幅３？咽、平均厚みｏ、ｅ、ｍの超高分子量ポ
リエチレンシートを得た。
２°′″″ ８上記実施例グ
と同一条件で、ｐ−キ゛シレン２超高分子量ポリエチレ
ンとから調製したスラリー状の分散物を、加温処理なし
に実施例グで用いたのと同じ押出機により、同一押出し
を行ったところ、押出機への分散物の食込みが円滑にい
かず、押出しが安定せず、断続的であり、均一なシート
状押出物を得ることができなかった。
と同一条件で、ｐ−キ゛シレン２超高分子量ポリエチレ
ンとから調製したスラリー状の分散物を、加温処理なし
に実施例グで用いたのと同じ押出機により、同一押出し
を行ったところ、押出機への分散物の食込みが円滑にい
かず、押出しが安定せず、断続的であり、均一なシート
状押出物を得ることができなかった。
出願人 三菱モノサント化成株式会社
代理人 弁理士 長谷用 −
（ほか７名）
Claims (1)
- （１）平均分子量が１００万以上の超高分子量ポリエチ
レンからなるフィルム又はシートを製造するにあたり、
上記超高分子量ポリエチレンの粉末を、有機溶媒に加え
、ポリエチレンが１０〜６０重量％の分散物又は混合物
とする工程 上記分散物又は混合物を８０℃以上の温度に保持して、
有機溶媒の一部を超高分子量ポリエチレンに吸収させる
工程 上記分散物又は混合物を、それらの溶融温度よりも高い
温度に加熱し溶融させてフィルム状又はシート状に押出
す工程 押出されたフィルム又はシートを加熱して前記有機溶媒
を揮散させる工程、及び上記フィルム又はシートを冷却
する工程よりなることを特徴とする超高分子量ポリエチ
レンフィルム又はシートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59184318A JPS6161821A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 超高分子量ポリエチレンフイルム又はシ−トの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59184318A JPS6161821A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 超高分子量ポリエチレンフイルム又はシ−トの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6161821A true JPS6161821A (ja) | 1986-03-29 |
| JPH0449448B2 JPH0449448B2 (ja) | 1992-08-11 |
Family
ID=16151233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59184318A Granted JPS6161821A (ja) | 1984-09-03 | 1984-09-03 | 超高分子量ポリエチレンフイルム又はシ−トの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6161821A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7550555B2 (en) | 2002-01-29 | 2009-06-23 | Smith & Nephew Orthopaedics Ag | Sintering ultrahigh molecular weight polyethylene |
| US8871131B2 (en) | 2006-10-30 | 2014-10-28 | Smith And Nephew Orthopaedics Ag | Processes comprising crosslinking polyethylene or using crosslinked polyethylene |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5726293A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-12 | Diesel Kiki Co Ltd | Method and device for vane extrusion in vane type compressor |
| JPS58217322A (ja) * | 1982-06-12 | 1983-12-17 | Somar Corp | 超高分子量ポリエチレンマット製品 |
-
1984
- 1984-09-03 JP JP59184318A patent/JPS6161821A/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5726293A (en) * | 1980-07-25 | 1982-02-12 | Diesel Kiki Co Ltd | Method and device for vane extrusion in vane type compressor |
| JPS58217322A (ja) * | 1982-06-12 | 1983-12-17 | Somar Corp | 超高分子量ポリエチレンマット製品 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7550555B2 (en) | 2002-01-29 | 2009-06-23 | Smith & Nephew Orthopaedics Ag | Sintering ultrahigh molecular weight polyethylene |
| US7863410B2 (en) | 2002-01-29 | 2011-01-04 | Smith & Nephew Orthopaedics Ag | Sintering ultrahigh molecular weight polyethylene |
| US8871131B2 (en) | 2006-10-30 | 2014-10-28 | Smith And Nephew Orthopaedics Ag | Processes comprising crosslinking polyethylene or using crosslinked polyethylene |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0449448B2 (ja) | 1992-08-11 |
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