JPS6160079A - 輪郭補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、輪郭補正信号のＳＮ比を改善した輪郭補正
装置く関する。

〔従来の技術〕

テレビジョン受像機の画像の輪郭を強調するための輪郭
補正装置は、輝度信号の１次微分信号や２次微分信号を
用いて、水平輪郭を強調している。

第２図に示す従来の輪郭補正装置１は、複合映像信号か
ら輝度・色度分離回路２にて分離した輝度信号を、輪郭
補正回路３に導き、この輝度信号を２次微分して輪郭補
正信号を形成し、位相調整用の遅延回路４とバッファ回
路５を介して供給された複合映像信号に、マトリクス回
路６にて輪郭補正信号を加算し、輪郭補正していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来の輪郭補正装置１は、輪郭補正の過程で、或い
は輪郭補正前から輝度信号の輪郭補正を必要としない部
分に重畳した高周波ノイズが、輪郭補正信号とともに原
映像信号に加算される結果、輪郭補正によって映像信号
のＳＮ比が劣化する等の問題点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上記問題点を解決したものであゃ、映像信
号の２次微分信号を輪郭補正信号とする輪郭補正回路と
、互いに接続方向が逆の一対のダイオードの並列接続回
路に、両ダイオードのバイアス電圧を一律に可変する共
通のバイアス回路が接続され、前記輪郭補正回路から供
給される輪郭補正信号の交流分のベース部分を、両極性
にわたってクリップするベースクリップ回路とを設けて
構成したことを要旨とするものである。

〔作用〕

この発明は、互いに接続方向が逆の一対のダイオードの
並列接続回路に、両ダイオードに共通のバイアス回路を
接続したベースクリップ回路によυ、映像信号ｔ−２次
微分して得られる輪郭補正信号を、任意のクリップレベ
ルでベースクリップする。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例について、第１図を参照して説
明する。第１図は、この発明の輪郭補正装置の一実施例
を示す回路構成図である。なお、第１図中、第２図と同
一構成部分には、同一符号が付しである。

第１図中、輪郭補正装置１１は、輪郭補正回路３とマト
リックス回路６の間に、ベースクリップ回路１２を設け
、輪郭補正回路３からマトリクス回路６に供給される輪
郭補正信号を、任意のレベルでベースクリップできるよ
う構成しである。

ベースクリップ回路１２は、ベースに輪郭補正信号が印
加される入力トランジスタＱｉのエミッタと、エミッタ
が出力端子に接続された出力トランジスタＱＯのベース
との間に、直流阻止用コンデンサＣ，，Ｃ２とダイオー
ドＤ１．Ｄ２の直列接続回路を２組互いに並列接続し、
一方のダイオードＤ１のアノードと他方のダイオードＤ
２のカソード間を、バイアス回路１２ａで接続した構成
をとる。

ダイオードＤ８とＤ２は、接続方向が逆でちゃ、順方向
接続された一方のダイオードＤ□が正極性のベースクリ
ップを行ない、逆方向接続された他方のダイオードＤ２
が負極性のベースクリップを行なう。バイアス回路１２
ａは、抵抗孔０．Ｒ２と分圧端子の一端が接地された可
変抵抗Ｒｖの直列接続回路からなシ、抵抗孔０．Ｒ２は
、それぞれ抵抗Ｒ１３，、Ｒ，を介して直流電源十Ｂに
接続されている。

ナオ、出力トランジスタＱＯのベースには、抵抗Ｒ５ｔ
Ｒｓからなる抵抗分圧回路が接続してあシ、ダイオード
Ｄ　のカソード側とダイオードＤ２のアノード側には、
共通のバイアス電圧Ｅ０が印加される。

ここで、ダイオ−ドロ工のアノード側バイアス電圧をＥ
　　ダイオードＤ２のカソード側バイアス電圧をＲ２と
した場合、ダイオードＤ０とＤ２は、それぞれ電圧Ｅ。

−Ｅ、、Ｒ２−Ｅｏで逆バイアスされるようにしである
。これらの逆バイアス電圧ｇｏ−Ｂ□、　Ｒ２−Ｂｏは
、可変抵抗Ｒｖが機械的最小位置にあるとき（第１図中
分圧端子が最下端に位置するとき）に、零であり、可変
抵抗Ｒｖの抵抗変化とともに互いに同じ値に保ちつつ増
大させることかできる。

すなわち、可変抵抗Ｒｖの機械的最小位置にあるときの
抵抗をＲｖｏとしたときに、例えば、Ｒ３＝Ｒ４＝几、
　、　　Ｒ１：　Ｒ２＋　Ｒｙｏ＝＝　Ｒ６なる関係を
もたせることにより、上記ノ、くイアス変化が容易に達
成される。

このように、輪郭補正装置１は、可変抵抗Ｒｖの設定レ
ベルに応じて、輪郭補正信号のクリップレベルを任意に
設定することができる。

従って、輪郭補正装置１１は、映像信号′ｔ−２ｔ−２
レ微得られる輪郭補正信号を、任意のクリップレベルで
両極性のベースクリップするこトカでき、これによシ輪
郭補正を必要としない部分の高周波ノイズが輪郭補正信
号とともに原映像信号に重畳する不都合を防止し、輪郭
補正に伴なう８Ｎ比の劣化が防止できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明によれば、映像信号を２
次微分して得られる輪郭補正信号を、互いに接続方向が
逆の一対のダイオードの並列接続回路に１両ダイオード
に共通のバイアス回路を接続したベースクリップ回路に
よ）、任意のクリップレベルで両極性のベースクリップ
がなされるようにしたから、輪郭補正を必要としない部
分の高周波ノイズが輪郭補正信号とともに原映像信号に
重畳する不都合を防止し、輪郭補正に伴なうＳＮ比の劣
化が防止できる等の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、゛この発明の輪郭補正装置の一実施例を示す
回路構成図、第２図は、従来の輪郭補正装置の一例を示
す回路構成図である。 ３・・・輪郭補正回路、１１・・・輪郭補正装置、１２
・・・ベースクリップ回路、Ｄ工、Ｄ２・・・ダイオ−
１’、１２ａ・・・バイアス回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 映像信号の２次微分信号を輪郭補正信号とする輪郭補正
   回路と、互いに接続方向が逆の一対のダイオードの並列
   接続回路に、両ダイオードのバイアス電圧を一律に可変
   する共通のバイアス回路が接続され、前記輪郭補正回路
   から供給される輪郭補正信号の交流分のベース部分を、
   両極性にわたってクリップするベースクリップ回路とを
   設けてなる輪郭補正装置。