JPS6159708A - 磁気吸引浮上鉄道用浮上マグネツト

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕この発明は、磁気吸引浮上鉄道に採用する浮上用マグネ
ットに関する。

〔従来の技術とその問題〕

磁気吸引浮上式の鉄道は、地上に固定された鉄レール軌
道に、車上塔載の浮上用マグネットを対向させ、このマ
グネットにコントロールされた直流電流を流して吸引力
を発生させることにより、常時軌道とマグネットとの間
のギャップを一定に保ちながら車体を走行させるように
なっている。

また、浮上用マグネットに供給する直流電流の制御は、
一般に、電流の流れを断続させるチョッパのオン・オフ
時間の比率をコントロールすることによ、って行われて
いる。従ってマグネット電流は完全な直流ではなく、チ
ョピングに伴なうサージが含まれる。

このため、従来の浮上用マグネットは、一種の電磁ノイ
ズ源となり、車上塔載の他の電子機器類、例えば通信系
機器や自動列車制御装置（ＡＴＣ）系の機器等の正常な
動作に障害を及ぼす恐れがあった。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上述の問題を解決したもので、浮上用マグ
ネットの巻線部の表面を絶縁物を介して金属層で隙間な
く被覆し、マグネットの発生する電磁ノイズを外に漏ら
さないようにしたところに特徴を有する。

例えば、第１図に示す実施例の浮上用マグネットは、鉄
芯１の溝２内に収納する巻Ａ１部３と鉄芯の裏面に沿わ
せる巻線部３′の表面を絶縁Ｎ４を介してアルミニウム
、銅等の金属箔から成る金属層５で隙間なく覆い、鉄心
とその溝に収納された巻線部３を地上の鉄レール軌道に
対向させるようにしである。

また、第２図に示す浮上用マグネットは、巻線部の表面
を覆った金属層５の外周を、更に繊維強化プラスチック
（ＦＲＰ）等の保護用外皮６で覆っである。

なお、外皮６は必要に応じて設ければよい。

また、金属層５には、箔以外の材料を使用してよい。例
えば、薄肉の金属ケースや、樹脂フィルム上に蒸着等に
より金属膜を付着させた複合シートを材料とすることも
可能であり、なおかつ、複合シートを使う場合は基材の
樹脂フィルムを絶縁層として利用することもできる。

さらに、例示のマグネットは、車体の浮上と案内σ両機
能を備えたものであるが、この発明は、浮上用と案内用
のマグネットが分離されたものにも適用される。

〔効　果〕以上述べたこの発明によれば、マグネットから発生する
電磁ノイズが巻線部の表面を覆った金属層によって遮蔽
されるので、外部の電子機器等に電磁的な悪影響を及ぼ
すことがなく、磁気浮上鉄道の信頼性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第ｘｆｆｌは、この発明の浮上用マグネットの一例を示
す断面図、第２図は他の実施例の断面図である。１・・鉄芯、２・・溝、３．３′・・巻線部、４・・絶
縁層、５・・金属層、６・・外皮特許出願人　　住友電気工業株式会社同　代理人　鎌°１）文　二

【特許請求の範囲】