JPH05122917A - ボイスコイルモータ - Google Patents
ボイスコイルモータInfo
- Publication number
- JPH05122917A JPH05122917A JP31163391A JP31163391A JPH05122917A JP H05122917 A JPH05122917 A JP H05122917A JP 31163391 A JP31163391 A JP 31163391A JP 31163391 A JP31163391 A JP 31163391A JP H05122917 A JPH05122917 A JP H05122917A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- yoke
- coil motor
- vcm
- voice coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部に対する漏洩磁束の発生を有効に抑制す
ることを可能としたボイスコイルモータを提供するこ
と。 【構成】 一方のヨーク1に固定されたマグネット2
と、このマグネット2に対向して装備された他方のヨー
ク1と、この他方のヨークとマグネット2との間に配設
された可動コイル3とを備えている。そして、マグネッ
トの少なくとも一方の側端面部分に補助ヨーク5a,5
bを装備したこと。
ることを可能としたボイスコイルモータを提供するこ
と。 【構成】 一方のヨーク1に固定されたマグネット2
と、このマグネット2に対向して装備された他方のヨー
ク1と、この他方のヨークとマグネット2との間に配設
された可動コイル3とを備えている。そして、マグネッ
トの少なくとも一方の側端面部分に補助ヨーク5a,5
bを装備したこと。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイスコイルモータ
(以下、「VCM」という)に係り、とくに、外部への
無用な漏洩磁束を低減するようにしたボイスコイルモー
タに関する。
(以下、「VCM」という)に係り、とくに、外部への
無用な漏洩磁束を低減するようにしたボイスコイルモー
タに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のVCMは、基本的に磁気回路を構
成しVCMの機能を発揮するため使用する高透磁性体か
ら成るヨーク,マグネット,及び通電により駆動力を発
生するコイルを基本構成要素とし、ほかに防錆その他マ
グネット表面保護用のカバーを付けた物や時定数改善の
ためマグネット表面を銅板で覆った物が存在した。そし
て、かかる従来例にあっては、外部に対する漏洩磁束に
対する積極的な対応は行なわれていないため、ある程度
の漏洩磁束の発生は当然のこととされていた。
成しVCMの機能を発揮するため使用する高透磁性体か
ら成るヨーク,マグネット,及び通電により駆動力を発
生するコイルを基本構成要素とし、ほかに防錆その他マ
グネット表面保護用のカバーを付けた物や時定数改善の
ためマグネット表面を銅板で覆った物が存在した。そし
て、かかる従来例にあっては、外部に対する漏洩磁束に
対する積極的な対応は行なわれていないため、ある程度
の漏洩磁束の発生は当然のこととされていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のVCMにおいて
は、ある程度の漏洩磁束が存在が黙認されていたが、一
方、VCMに近接して磁性体の可動部品を配置すると漏
洩磁束により外力を受け、また磁気に弱い機器類を配置
すれば、磁気により信頼性の低下等がおこり、実際上
は、特に小型化に際してはVCM付近での部品配置に制
限を受けるという不都合が生じていた。
は、ある程度の漏洩磁束が存在が黙認されていたが、一
方、VCMに近接して磁性体の可動部品を配置すると漏
洩磁束により外力を受け、また磁気に弱い機器類を配置
すれば、磁気により信頼性の低下等がおこり、実際上
は、特に小型化に際してはVCM付近での部品配置に制
限を受けるという不都合が生じていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくに、外部に対する漏洩磁束の発生を有効
に抑制することを可能としたボイスコイルモータを提供
することを、その目的とする。
を改善し、とくに、外部に対する漏洩磁束の発生を有効
に抑制することを可能としたボイスコイルモータを提供
することを、その目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、一方のヨー
クに固定されたマグネットと、このマグネットに対向し
て装備された他方のヨークと、この他方のヨークとマグ
ネットとの間に配設された可動コイルとを有するボイス
コイルモータにおいて、マグネットの少なくとも一方の
側端面部分に補助ヨークを装備する、という構成を採っ
ている。これによって前述した目的を達成しようとする
ものである。
クに固定されたマグネットと、このマグネットに対向し
て装備された他方のヨークと、この他方のヨークとマグ
ネットとの間に配設された可動コイルとを有するボイス
コイルモータにおいて、マグネットの少なくとも一方の
側端面部分に補助ヨークを装備する、という構成を採っ
ている。これによって前述した目的を達成しようとする
ものである。
【0006】
【発明の実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って
説明する。図1は、磁気ディスク装置などに使用される
ロータリータイプのボイスコイルモータ(VCM)に対
して補助ヨーク付きのVCMを使用した一実施例を示す
断面図である。この図1に示すVCMは、ロータリータ
イプのVCMの基本構成要素である底面側のボトムヨー
ク1とボトムヨーク1上に固定されたマグネット2と,
及び通電により駆動力発生し、駆動力を外部に伝えるコ
イル3及び磁気回路を完結するためのトップヨーク4と
を有するほか、マグネット2の近接側面に補助ヨーク5
a,5bを有している。
説明する。図1は、磁気ディスク装置などに使用される
ロータリータイプのボイスコイルモータ(VCM)に対
して補助ヨーク付きのVCMを使用した一実施例を示す
断面図である。この図1に示すVCMは、ロータリータ
イプのVCMの基本構成要素である底面側のボトムヨー
ク1とボトムヨーク1上に固定されたマグネット2と,
及び通電により駆動力発生し、駆動力を外部に伝えるコ
イル3及び磁気回路を完結するためのトップヨーク4と
を有するほか、マグネット2の近接側面に補助ヨーク5
a,5bを有している。
【0007】図2は、本発明の基本概念を示す模式図で
ある。この図2に示すものは、ボトムヨーク1,マグネ
ット2,トップヨーク4を構成要素として有するロータ
リータイプのVCMにおいて、効果を比較するためマグ
ネット2の左側面だけに補助ヨーク5を取り付けた場合
の磁束の流れを矢印で示している。この場合、補助ヨー
ク5の無い右側面がわでは、マグネット2磁束の一部が
漏れだして外部の機器に影響を及ぼす。補助ヨーク2を
取り付けた左側面側では、外部に漏れ出そうとする磁束
をマグネット2の近接側面に設置した補助ヨーク5で吸
収しボトムヨーク1に戻してやる。これにより外部への
漏洩を最低限に押さえることが可能となる。
ある。この図2に示すものは、ボトムヨーク1,マグネ
ット2,トップヨーク4を構成要素として有するロータ
リータイプのVCMにおいて、効果を比較するためマグ
ネット2の左側面だけに補助ヨーク5を取り付けた場合
の磁束の流れを矢印で示している。この場合、補助ヨー
ク5の無い右側面がわでは、マグネット2磁束の一部が
漏れだして外部の機器に影響を及ぼす。補助ヨーク2を
取り付けた左側面側では、外部に漏れ出そうとする磁束
をマグネット2の近接側面に設置した補助ヨーク5で吸
収しボトムヨーク1に戻してやる。これにより外部への
漏洩を最低限に押さえることが可能となる。
【0008】図3は、本発明の応用例の一部である。こ
の図3に示すものは、ロータリータイプのVCMにおい
て補助ヨークを別部品とせずにボトムヨーク1の一部を
曲げることにより補助ヨークの代用とした物である。こ
の場合、新たな部品を使用せずに同等の効果を発揮する
とともに、部品減少及び作業工数の低減による価格の低
下が期待できる。
の図3に示すものは、ロータリータイプのVCMにおい
て補助ヨークを別部品とせずにボトムヨーク1の一部を
曲げることにより補助ヨークの代用とした物である。こ
の場合、新たな部品を使用せずに同等の効果を発揮する
とともに、部品減少及び作業工数の低減による価格の低
下が期待できる。
【0009】図4,図5は、本発明をリニアタイプのボ
イスコイルモータ(VCM)に対して応用した場合の実
施例を示す。この内、図5のものは、VCMのマグネッ
ト2の近接側面に対して別部品の補助ヨーク5を設置し
たタイプを示し、又図5のものは、ヨーク1の一部を流
用することにより同等の効果を持たせた物である。
イスコイルモータ(VCM)に対して応用した場合の実
施例を示す。この内、図5のものは、VCMのマグネッ
ト2の近接側面に対して別部品の補助ヨーク5を設置し
たタイプを示し、又図5のものは、ヨーク1の一部を流
用することにより同等の効果を持たせた物である。
【0010】これら図4ないし図5に示したリニアタイ
プのVCMにおいてもロータリータイプのVCMにおい
て見られる漏洩磁束の低減効果は、十分発揮されるた
め、VCM付近での部品配置に制限を受けない。
プのVCMにおいてもロータリータイプのVCMにおい
て見られる漏洩磁束の低減効果は、十分発揮されるた
め、VCM付近での部品配置に制限を受けない。
【0011】
【発明の効果】本発明によるボイスコイルモータ(VC
M)は、外部に対する漏洩磁束の影響を有効に低減する
ことが可能となり、従って設計上の自由度が大きくな
り、小形化が容易となり、従って外部の機器に対する影
響が大幅に低減されるため性能上及び信頼性に対する貢
献も大きい、という従来のない優れた効果を有する。
M)は、外部に対する漏洩磁束の影響を有効に低減する
ことが可能となり、従って設計上の自由度が大きくな
り、小形化が容易となり、従って外部の機器に対する影
響が大幅に低減されるため性能上及び信頼性に対する貢
献も大きい、という従来のない優れた効果を有する。
【図1】本発明の一実施例を示す断面図
【図2】本発明の基本概念を示す模式図
【図3】本発明の一応用例を示す断面図
【図4ないし図5】それぞれ本発明の実施例を示す断面
図である。
図である。
1 ボトムヨーク 2 マグネット 3 VCMコイル 4 トップヨーク 5a,5b 補助ヨーク
Claims (1)
- 【請求項1】 一方のヨークに固定されたマグネット
と、このマグネットに対向して装備された他方のヨーク
と、この他方のヨークと前記マグネットとの間に配設さ
れた可動コイルとを有するボイスコイルモータにおい
て、前記マグネットの少なくとも一方の側端面部分に補
助ヨークを装備したことを特徴とするボイスコイルモー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31163391A JPH05122917A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ボイスコイルモータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31163391A JPH05122917A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ボイスコイルモータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05122917A true JPH05122917A (ja) | 1993-05-18 |
Family
ID=18019618
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31163391A Withdrawn JPH05122917A (ja) | 1991-10-30 | 1991-10-30 | ボイスコイルモータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05122917A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002525007A (ja) * | 1998-08-29 | 2002-08-06 | コンティテク・バイブレーション・コントロール・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 振動するバネ質量体システムを備えた電磁アクチエータ |
JP2006074990A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-03-16 | Mitsumi Electric Co Ltd | オートフォーカス用アクチュエータ |
KR100693421B1 (ko) * | 2005-05-30 | 2007-03-12 | 엘지전자 주식회사 | 음성코일모터 방식의 선형 구동기 |
JP2009183049A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ディスク装置およびボイスコイルモータ |
JP2017067907A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社Jvcケンウッド | 光スキャナ |
-
1991
- 1991-10-30 JP JP31163391A patent/JPH05122917A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002525007A (ja) * | 1998-08-29 | 2002-08-06 | コンティテク・バイブレーション・コントロール・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング | 振動するバネ質量体システムを備えた電磁アクチエータ |
JP2006074990A (ja) * | 2004-08-05 | 2006-03-16 | Mitsumi Electric Co Ltd | オートフォーカス用アクチュエータ |
KR100693421B1 (ko) * | 2005-05-30 | 2007-03-12 | 엘지전자 주식회사 | 음성코일모터 방식의 선형 구동기 |
JP2009183049A (ja) * | 2008-01-30 | 2009-08-13 | Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv | 磁気ディスク装置およびボイスコイルモータ |
US8064171B2 (en) | 2008-01-30 | 2011-11-22 | Hitachi Global Storage Technologies, Netherlands B.V. | Magnetic disk drive and voice coil motor |
JP2017067907A (ja) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 株式会社Jvcケンウッド | 光スキャナ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |