JPH0633914A - 流体圧アクチュエータのピストン位置検出装置 - Google Patents

流体圧アクチュエータのピストン位置検出装置

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JPH0633914A
JPH0633914A JP19108092A JP19108092A JPH0633914A JP H0633914 A JPH0633914 A JP H0633914A JP 19108092 A JP19108092 A JP 19108092A JP 19108092 A JP19108092 A JP 19108092A JP H0633914 A JPH0633914 A JP H0633914A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
magnet
fluid pressure
cylinder
hall
Prior art date
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Pending
Application number
JP19108092A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Kawakami
川上隆博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Kansei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kansei Corp filed Critical Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ピストンが所定位置に位置されたことを正確に
検知でき、かつ耐久性と信頼性の高い流体圧アクチュエ
ータのピストン位置検出装置を提供する。 【構成】非磁性材料のシリンダ11内に滑動自在に収納
されたピストン12にマグネット13を取付け、マグネ
ットの移動軌跡の一部に接近したシリンダの外側にケー
シング15を設け、ケーシング内に差動型ホール集積回
路16を設けると共に、2個のホール素子をマグネット
の磁極の方向と同一方向に向けて隔設する。 【効果】ホール素子に印加される磁束密度の差によりス
イッチ駆動信号を出力させることができ、動作信頼性と
耐久性を高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばスポット溶接機
等のワークをクランプする流体圧アクチュエータのピス
トン位置を検出して、そのクランプが正常であるか否か
の判断を行なう流体圧アクチュエータのピストン位置検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のピストン位置検出装置と
しては図1に示す如き構造のものがある。すなわち、1
は溶接機のワーク2を挾持するための一対のクランプで
あって、このクランプ1は、エア又は液体の流体圧を供
給するシリンダ3内に内装されているピストン4に接続
されているピストン軸5にジョイント6を介して連結さ
れており、流体圧で動作するピストン4の移動力で、ク
ランプ1がワーク2を挾持又は解放するものである。そ
してクランプ1によるワーク2の挾持が確実になされて
いるか否かの判断を行なうために、ピストン4の位置検
知を行なっており、このピストン4の位置検知手段とし
てピストン4の周面にマグネット7を埋設し、またシリ
ンダ3の外側定位置には、上記マグネット7の接近によ
り動作する近接スイッチ8を配置して、マグネット7の
接近による近接スイッチ8の動作で発信し、この発信で
ピストン4がクランプ1を図面において右方向に引き寄
せた位置、すなわちワーク2がクランプ1により完全挾
持されていることを検知しているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記近接ス
イッチ8は、MR素子を組込んでいるスイッチであるこ
とから、この近接スイッチ8を溶接機の近傍において使
用した場合に、溶接機に接続されている電源ケーブル
が、この近接スイッチ8に接近したり接触すると、その
電源ケーブルから発生する強磁界が近接スイッチ8内部
のMR素子や回路に作用し、これによって近接スイッチ
8が誤動作するという不具合があった。さらにこの近接
スイッチ8を使用することで複雑な処理回路が必要とな
って経済性の点でも不具合があった。
【0004】また上記近接スイッチ8にかえ、図2に示
すようにリードスイッチ9を用いることも提案されてい
るが、このリードスイッチ9は、耐振性に欠けるため
に、例えば溶接作業場から発生する振動等を受けること
によりチャタリングを生じ、このリードスイッチのチャ
タリング現象によって誤動作を生じることがあり、また
リードスイッチの接点が耐久性の面で懸念される等の不
具合もあった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる従来の
不具合に着目してなされたもので、前記のMR素子内装
の近接スイッチ、又はリードスイッチにかえ、差動型ホ
ールICを内装した位置検出器を設けて、この差動型ホ
ールICの動作によって出力される出力電圧を基にし
て、ピストンが所定位置に位置されたことを正確に検知
でき、しかも耐久性と信頼性を高めることができる流体
圧アクチュエータのピストン位置検出装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【実施例】以下に本発明を図面に示す実施例に基いて詳
細に説明する。
【0007】図3において、11は流体アクチュエータ
のシリンダであって、非磁性体によって形成されてい
る。このシリンダ11内には、ピストン12が内装さ
れ、さらにこのピストン12の周面には、該ピストン1
2の移動方向に着磁された環状のマグネット13が嵌合
されている。
【0008】14は、シリンダ11の外側かつ所定位置
に固定される位置検出器であって、この位置検出器14
は、ケーシング15の内部底面(シリンダ11の近接
面)に固定される差動型ホールIC(差動型ホール集積
回路)16を有している。この差動型ホールIC16
は、図4に示すように、2個のホール素子16Aと16
Bとがピストン12の移動方向に隔設されているもので
あり、この差動型ホールIC16は、リード端子17を
介して回路基板18に接続されている。19は回路基板
18に接続されている電子部品、20はケーシング15
の開口部に被着されて、前記の回路基板18を固定する
ためのホルダ部21を有するキャップ、22は、位置検
出器14の外周囲に被着される磁気シールドケースを示
す。なお前記差動型ホールIC16の背面に接近させ
て、前記マグネット13による磁束を差動型ホールIC
16に有効に作用せしめるためのヨーク23が配置され
ている。
【0009】以上が本実施例の構成であるが次にその作
用について述べる。先ず差動型ホールICの動作原理
を、図5に基いて説明すると、(a)図は、ホール素子
16A及び16Bが、マグネット13の接近により印加
される磁束密度Brを示すグラフであって、ホール素子
16Aの印加磁束密度はBrAであり、ホール素子16
Bの印加磁束密度はBrBである。この双方の磁束密度
の位相のずれは、双方ホール素子16Aと16Bとの間
隔と等しい。
【0010】そして上記双方のホール素子16A、16
Bによる夫々の磁束密度BrAとBrBとの磁束密度差
は(b)図の如くとなり、この磁束密度差位相(BrA
−BrB)が、上限値Bopを越えることにより出力が
オンとなり、また下限値Brpを越えることにより出力
がオフとなりc図で示すような出力電圧Eが得られる。
【0011】次にシリンダ12の動作に伴なうシリンダ
の位置検出について述べると、そのリシンダ12の動作
により、マグネット13が差動型ホールIC16に直下
に接近されると、ホール素子16Aにはマグネット13
のS極による磁界が、またホール素子16Bにはマグネ
ット13のN極による磁界が印加される。各ホール素子
16A、16Bに印加される磁界は、極性が逆であるの
で、磁束密度の差を生じ、この差によって出力電圧が出
力されてスイッチ(図示せず)が、オンされて、シリン
ダ12の位置が検出されるものである。
【0012】このように、ホール素子16A、16Bに
印加される磁界が、均一磁界であればBrA−BrB=
0となりスイッチがオンしないため外部磁界が強くても
誤動作せず、磁束密度の差が上限値Bopを越えなけれ
ばスイッチはオンとならないことから、位置検出器14
の外部に位置される電源ケーブル等から発生するノイズ
磁界があっても、これらのノイズ磁界によるスイッチの
誤動作は未然に防止できる。
【0013】さらにこのピストン位置検出器14は機械
的動作機構を有しないことから耐久性が著しく向上され
る。
【0014】また差動型ホールIC16の背後にヨーク
23が設けられていることから、このヨーク23の作用
によって、外部磁界(ノイズ)が差動型ホールIC16
に悪影響を及ぼすことが防止(ノイズ遮蔽または漏れて
も均一化される)できると共に、マグネット13による
磁界を有効に差動型ホールIC16に印加せしめること
ができるので、マグネット13と、差動型ホールIC1
6との間隔(エアギャップ)を大きく設定することがで
きると共に、誤動作を生じない信頼性に優れたピストン
位置検出装置が提供できる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、非磁性材料のシ
リンダ11内に滑動自在にピストン12が収納され、か
つ前記ピストン12にマグネット13が取付けられた流
体圧アクチュエータにおいて、前記のマグネット13の
移動軌跡の一部に接近した前記非磁性材料のシリンダ1
1の外側にケーシング15を設け、該ケーシング15内
に、差動型ホール集積回路16を、その2個のホール素
子16A、16Bが前記の第1のマグネット13の磁極
の方向と同一方向に向けて隔設されてなる流体圧アクチ
ュエータのピストン位置検出装置であるから、これによ
れば、差動型ホール集積回路を用いて、それらのホール
素子に印加される磁束密度の差によりスイッチ駆動信号
を出力せしめることができ、従って動作信頼性と、耐久
性に優れたピストン位置検出装置が提供できるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例のピストン位置検出装置の構造説明図。
【図2】従来例のピストン位置検出装置の他の例を示し
た構造説明図。
【図3】本発明実施例のピストン位置検出装置の構造説
明図。
【図4】本発明実施例の差動型ホールICの構造説明
図。
【図5】本発明実施例の差動型ホールICの作用説明
図。
【符号の説明】
11…シリンダ 12…ピストン 13…マグネット 14…位置検出器 15…ケーシング 16…差動型ホールI
C 17…リード端子 18…回路基板 19…電子部品 20…キャップ 21…ホルダ部 22…磁気シールドケ
ース 23…ヨーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性材料のシリンダ(11)内に滑動
    自在にピストン(12)が収納され、かつ前記ピストン
    (12)にマグネット(13)が取付けられた流体圧ア
    クチュエータにおいて、前記のマグネット(13)の移
    動軌跡の一部に接近した前記非磁性材料のシリンダ(1
    1)の外側にケーシング(15)を設け、該ケーシング
    (15)内に、差動型ホール集積回路(16)を、その
    2個のホール素子(16A)、(16B)が前記の第1
    のマグネット(13)の磁極の方向と同一方向に向けて
    隔設されてなることを特徴とする流体圧アクチュエータ
    のピストン位置検出装置。
JP19108092A 1992-07-17 1992-07-17 流体圧アクチュエータのピストン位置検出装置 Pending JPH0633914A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005124273A1 (ja) * 2004-06-15 2005-12-29 Asa Electronics Industry Co., Ltd 位置検出装置およびシステム
WO2006137247A1 (ja) 2005-06-21 2006-12-28 Asa Electronics Industry Co., Ltd シリンダー制御ユニット
CN100343620C (zh) * 2004-05-14 2007-10-17 株式会社小松制作所 位移量测量装置

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