JPH1140978A - 磁気回路の漏れ磁界低減方法及びその低減方法を用いた電磁アクチュエータ - Google Patents

磁気回路の漏れ磁界低減方法及びその低減方法を用いた電磁アクチュエータ

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JPH1140978A
JPH1140978A JP18976897A JP18976897A JPH1140978A JP H1140978 A JPH1140978 A JP H1140978A JP 18976897 A JP18976897 A JP 18976897A JP 18976897 A JP18976897 A JP 18976897A JP H1140978 A JPH1140978 A JP H1140978A
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Japan
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coil
magnetic field
degaussing
yoke
magnetic circuit
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JP18976897A
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Mitsuharu Miyajima
光治 宮島
Hajime Osaka
始 大坂
Tomio Iwamoto
富夫 岩元
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気回路の漏れ磁界による電磁波を低減す
る。 【解決手段】 センターポール13の周囲をヨーク14
で囲み、そのヨーク14に磁石15を取り付けて磁気回
路を形成し、その磁気回路の前記ポール13に可動コイ
ル17を配置したボイスコイルモータに、消磁コイル1
9をヨーク14の周に沿って埋設する。前記消磁コイル
19を可動コイル17と直列に接続し、消磁コイル19
に入力信号と同期した消磁信号を入力できるようにし
て、前記磁気回路の漏れ磁界と逆位相の磁界を発生させ
ることにより、磁気回路の漏れ磁界を打ち消し、漏れ磁
界による電磁波を低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交番磁界を発生
するコイルを備えた磁気回路の漏れ磁界低減方法及びそ
の低減方法を用いた電磁アクチュエータに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】電気・電子機器から放射される不要な電
磁波は、電磁ノイズとなって機器の誤動作などを引き起
こす。このため、各分野において電磁波対策が急務とな
っている。
【0003】例えば、微細加工を行う半導体製造におい
ても電磁波によって引き起こされるる障害が問題となっ
ている。
【0004】特に、マスクパターンをウエハに露光する
ステッパにおいては大きな問題となっている。
【0005】すなわち、ステッパは、図7に示すよう
に、ウエハステージ3、投映レンズ4、レチクルステー
ジ5、照明光学系6がベース7上に順に設けられた構造
となっており、ウエハステージ3に載置したウエハ8を
移動してウエハ8の端から1チップ分あるいは数チップ
分の設計パターンを徐々に露光していく。
【0006】ところで、ステッパは、DRAMなどの大
容量、高集積化に伴い、益々高解像度が要求されてい
る。
【0007】そのため、ステッパの各ステージ3,5に
は高い位置決め精度が要求される。
【0008】ところが、ステージ3,5には慣性がある
ため、位置決め直後には必ず振動を生じてしまう。この
振動は解像度の低下につながるので、速やかに抑えるこ
とが必要である。
【0009】その振動を打ち消す手段として、電磁アク
チュエータを使用する防振方法が考えられている。
【0010】この電磁アクチュエータには、電気信号に
忠実な機械振動が得られるボイスコイルモータが適して
いる。
【0011】すなわち、ボイスコイルモータは、図8に
示すように、例えば、センターポール13の周囲をヨー
ク14で囲み、そのヨーク14に磁石15を取り付けて
磁気回路を構成し、その前記ポール13の外周に可動コ
イル17を配置した構成となっており、可動コイル17
に電流を流すと矢印のように上下に可動させることがで
きる。このとき、可動コイル17の受ける力は電流に比
例するので電気信号に忠実な機械振動が得られる。
【0012】しかし、このようなボイスコイルモータで
は、可動コイル17に通電すると漏れ磁束が発生する。
【0013】この漏れ磁束は、機器外部に漏れ磁界を形
成しており、通電量の変化に伴う磁界の変動がステッパ
を構成する各機器に悪影響を与えるという問題があっ
た。
【0014】この問題を解決する方法として、ボイスコ
イルモータを導体で被ってシールドを行うことが考えら
れる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな導体のシールドは、ボイスコイルモータのように駆
動系の有る場合隙間なく被うのは困難である。
【0016】また、たとえ被ったとしても、ボイスコイ
ルモータには、振動に応じて低い周波数の信号から高い
周波数の信号が入力されることになる。このとき、低い
周波数の磁界に対しては導体の表皮効果が期待できない
ので、漏れ磁界を防ぐことは困難である。そのため、上
記の導体に代えて透磁率の高い鉄などで何重にも被うこ
とが考えられるが、そのようにすると、多くの鉄材を使
用することになり、大型で重くなる。そのため、例え
ば、ステッパに取り付けて使用できないことになる。
【0017】このように、漏れ磁界により形成される電
磁波に対するシールドは非常に困難であるという問題が
あった。
【0018】そこで、この発明の課題は、従来のシール
ド方法に依らずに、漏れ磁界を低減できるようにするこ
とである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、交番磁界を発生するコイルを
備えた磁気回路に消磁コイルを設け、その消磁コイルに
前記交番磁界を発生するコイルの入力信号と同期した消
磁信号を入力し、前記磁気回路の漏れ磁界と逆位相の磁
界を発生させる方法を採用したのである。
【0020】このような方法を採用すれば、消磁コイル
が発生する逆位相の磁界により、磁気回路の発生する漏
れ磁界を打ち消すことができる。また、このとき、消磁
信号を入力信号と同期したものとすることにより、入力
信号による漏れ磁界の状況に応じて消磁コイルの発生磁
界を制御できる。例えば、入力信号が無い場合には、消
磁コイルが磁界を発生しないようにして不要な漏れ磁界
が発生しないようにできる。
【0021】また、センターポールをその周囲を囲むヨ
ークに取り付け、そのセンターポールの取り付けられた
ヨークに磁石を取り付けて磁気回路を形成し、その前記
ポールの外周に可動コイルを配置した電磁アクチュエー
タにおいては、上記ヨークのセンターポールを囲む周に
消磁コイルを巻回するか、あるいは、前記巻回される消
磁コイルをヨークの周に沿って埋設し、前記消磁コイル
に逆位相の磁界を発生させるようにした構成を採用する
ことができる。
【0022】このような構成では、一般に、コイルを鉄
心などの強磁性体に巻回した場合、コイルの作る磁界
は、中の強磁性体断面積が大きいほど強くなる。このた
め、消磁コイルをセンターポールを囲むヨークの周、あ
るいは、巻回される消磁コイルをヨークの周に沿って埋
設することによって、効果的に漏れ磁界を減少させるこ
とができる。
【0023】また、このとき、上記消磁コイルが可動コ
イルに対して逆向きに巻回され、かつ、可動コイルと直
列に接続されている構成を採用すれば、前記直列回路に
入力信号を入力することによって、消磁コイルは磁気回
路の発生する漏れ磁界を打ち消す磁界を作ることができ
る。すなわち、消磁コイルは、可動コイルへ入力された
入力信号に基づいて磁界を発生するので、入力信号に同
期した同じ周波数、かつ、逆位相の磁界を発生すること
ができる。このため、例えば、消磁コイルのターン数を
漏れ磁界を打ち消すことができるように設定すれば、漏
れ磁界を減少させることができる。
【0024】さらに、上記可動コイルのターン数をNと
し、消磁コイルのターン数をN1として、N1/N≦
0.2の巻線比の範囲内で、可動コイルと消磁コイルを
巻回した構成を採用すれば、漏れ磁界による電磁波を減
少させることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明することにする。
【0026】図1に第1実施形態として、この発明に係
る光露光用ステッパ装置のボイスコイルモータを示す。
【0027】このモータは、図1に示すように、センタ
ーポール13の周囲をヨーク14で囲み、そのヨーク1
4に磁石15を取り付けて磁気回路を形成し、その前記
ポール13の外周に可動コイル17が配置され、可動プ
レート24として設けられたフランジ12と連結されて
いる。また、消磁コイル19をヨーク14の周に沿って
埋設してある。
【0028】センターポール13は、この形態の場合、
四角柱となっている。また、その四角柱の底面にはネジ
孔20が形成されている。
【0029】ヨーク14は、ボトムプレート21とトッ
ププレート18によって挟持される四枚のプレート22
とで構成されている。また、トッププレート18には、
フランジ12が通るための穴が開けられており、フラン
ジ12が可動してもトッププレート18と接触しないよ
うに工夫されている。
【0030】前記四枚の各プレート22の上面と底面に
は、上述のセンターポール13と同じくネジ孔20が設
けられている。
【0031】一方、トッププレート18とボトムプレー
ト21には、その中心と各辺に沿って取り付け用の貫通
孔が設けられており、トッププレート18とボトムプレ
ート21の中心の貫通孔にボルトを挿通してセンターポ
ール13を取り付け、各辺に沿って設けられた貫通孔に
ボルトを挿通してプレート22を取り付けると、図1に
示すように、センターポール13の周囲をヨーク14で
囲めるようになっている。
【0032】また、このヨーク14を囲む四枚のプレー
ト22のうち、対向する一対のプレート、すなわち、図
1では左右のプレート22の内側に磁石15が取り付ら
れ磁気回路を形成する。
【0033】可動コイル17は、この形態の場合、空芯
をセンターポール13が嵌入される大きさに形成した四
角柱の筒状のもので、その上端には、上述したように、
フランジ12からなる可動プレート24が連結されてい
る。
【0034】この可動コイル17は、磁気回路を形成し
たセンターポール13と磁石15間で電流を流すとフレ
ミングの左手の法則により推力を発生し、可動コイル1
7に流す電流の方向に応じて上下に可動する。
【0035】消磁コイル19は、この形態の場合、ヨー
ク14のボトムプレート21に溝25を設け、その溝2
5に嵌入されている。
【0036】前記溝25は、ボトムプレート21に凹部
を形成し、その凹部にヨーク14の周方向に沿って形成
されている。また、このように溝25の形成された凹部
には、ネジ孔を設けて非磁性体の蓋26を取り付け、消
磁コイル19の保護ができるようにしてある。
【0037】消磁コイル19は、この形態では、図2に
示すように、可動コイル17と逆向きに巻回されてお
り、この逆向きに巻回された消磁コイル19は、可動コ
イル17と直列に接続されている。
【0038】そのため、この直列回路に入力信号を入力
すると、消磁信号30が消磁コイル19に入力され、可
動コイル17と逆向きの磁束を発生する。
【0039】すなわち、ボイスコイルモータに発生する
漏れ磁界は、図3に示すように、可動コイル17に電流
が流れると強磁性体のセンターポール13、トッププレ
ート18、ボトムプレート21、及びプレート22から
なるヨーク14に磁気回路が形成され、その際、強磁性
体の中で磁気飽和を起こす部分があると、強磁性体内に
入りきれない磁束が強磁性体の外に漏れ磁界として発生
する。このとき、強磁性体の外周回りに消磁コイル19
を可動コイル17と逆向きに巻き、電流を流すと漏れ磁
界と逆位相の磁界が発生する。逆位相の磁界は、消磁コ
イル19が強磁性体の外周回りに巻かれているため、強
磁性体の外に形成される。この消磁磁界と漏れ磁界は逆
位相のため共に相殺することが出来、ボイスコイルモー
タ外部の漏れ磁界を極めて小さくすることができる。
【0040】このとき、消磁コイル19は、このように
強磁性体の外回りに大きく巻くことにより、少ない巻数
でも強い磁界を発生することができる。
【0041】一般に、長さl、断面積Sの鉄芯にN巻の
コイルを巻いた場合、鉄芯の透磁率μが一定であるとす
ると、コイルに電流Iを流した際に、鉄芯内部を通る磁
束φは、φ=μSNI/lで表される。つまり、コイル
の作る磁界は、中の強磁性体の断面積Sが大きいほど強
くなる。
【0042】したがって、このように消磁コイル19を
ヨーク14の周に沿って埋設することにより、少ないタ
ーン数で効率的に磁界を発生できる。
【0043】このため、消磁コイル19のターン数N1
は、可動コイル17のターン数をNとすると、N1≪N
となっており、この消磁コイル19のターン数N1は漏
れ磁界に応じて適宜決められる。
【0044】この形態は以上のように構成されており、
次に、この光露光用ステッパ装置のボイスコイルモータ
を用いて本願発明の磁気回路の漏れ磁界低減方法を説明
する。
【0045】すなわち、図2に示すように、ボイスコイ
ルモータに入力信号27を入力すると、可動コイル17
は可動を開始する。同時に、入力信号27は消磁信号3
0として可動コイル17と直列に接続された消磁コイル
19に入力される。このため、可動コイル17と消磁コ
イル19の作る磁界の大きさは、コイルに流れる電流の
大きさに同期して変化する。
【0046】このとき、可動コイル17と逆向きに巻回
された消磁コイル19は、可動コイル17と逆位相の磁
界を発生する。この逆位相の磁界は、漏れ磁界に応じて
決められたものであり、そのため、ボイスコイルモータ
の漏れ磁界は小さくなり、これが原因で発生する電磁波
を小さくする。
【0047】すなわち、消磁コイル19には、常に、可
動コイル17と同期した同じ信号が入力されており、漏
れ磁界と周波数が同じで、位相が逆の磁界を発生する。
その結果、ボイスコイルモータへ入力される入力信号2
7の周波数に係わらず、磁気回路からの漏れ磁界による
電磁波を低減することができる。
【0048】一方、入力信号が無い場合は、消磁コイル
19にも消磁信号30が入力されないので、無用な磁界
を発生しない。そのため、不要な電磁波を発生しない。
【0049】この効果を確認するため、ヨーク14の外
形寸法が260(幅)×200(奥行)×320(高
さ)mmで、可動コイル17が238ターンのボイスコ
イルモータと、そのボイスコイルモータと同じ仕様で、
この形態と同じようにボトムプレート21に消磁コイル
19を設けたものを準備し、その両方のモータを実際に
作動してボイスコイルモータ外部の磁界の強さをガウス
メータによって測定した。
【0050】その際、消磁コイル19の巻数を変えて最
も漏れ磁界の少なくなるものを検討した。
【0051】その結果、消磁コイル19が5ターン程度
のものが最も効率良く漏れ磁界を少なくすることが測定
できた。
【0052】また、このときの漏れ磁界の測定値は、消
磁コイル19の無い従来のものが約100mGauss
以上であった。一方、本願の消磁コイル19を設けたも
のは、40mGauss以下であった。
【0053】この結果から、このようなステッパ装置に
取り付けられる形態のボイスコイルモータでは、可動コ
イル17と消磁コイル19のターン比は(N1=5、N
=238の場合、N1/N≦0.021となるが)、余
裕を考慮してN1/N≦0.2とするのが好ましいこと
がわかった。
【0054】このように、この電磁波低減方法では、シ
ールドが困難であった漏れ磁界による電磁波を低減でき
る。
【0055】図4に第2実施形態として消磁コイル19
の巻回方法に関する他の態様を示す。
【0056】すなわち、この形態では、図4のイとロに
示すように、消磁コイル19をヨーク14のプレート2
2の外周に沿って巻回したものと、ヨーク14のボトム
プレート21の外周に沿って巻回したものを示してあ
る。
【0057】このようにすることにより、第1実施形態
のものより、コイル中の強磁性体断面積を大きくとれる
ため、より少ないターン数で効率的に磁界を発生するこ
とができるという効果がある。
【0058】他の構成及びその作用は第1実施形態と同
じであるのでその説明は省略する。
【0059】図5(a),(b)と図6(a),(b)
に第3実施形態として消磁コイル19への消磁信号30
の入力方法についての他の態様を示す。
【0060】図5のものは、同図(b)に示すように、
消磁コイル19と可動コイル17とを並列に接続し、そ
れぞれ、消磁信号30と入力信号27を入力するように
したものである。
【0061】このように接続したものでは、消磁コイル
19に可動コイル17を介さずに消磁信号30を入力す
ることができるので、例えば、消磁信号30の電流を大
きくすれば、ターン数の少ない消磁コイル19でも大き
な消磁磁界が得られ、消磁効果の向上が計れる。
【0062】図6のものは、同図(b)に示すように、
消磁コイル19を可動コイル17と同じ方向に巻回され
たものとし、その消磁コイル19に入力信号27の位相
を180度ずらすアンプ28によって消磁信号30を入
力するようにしたものである。
【0063】すなわち、可動コイル17に入力される入
力信号27をアンプ28により180度ずらして消磁信
号30として消磁コイル19に入力するというものであ
る。
【0064】このようにアンプ28を用いれば、アンプ
28の増幅度を調整するなどして消磁コイル19への入
力信号のレベルを設定することができるので、消磁コイ
ル19の発生磁界を制御できる。このため、電磁波低減
の向上が計れる。
【0065】他の構成及び作用については、第1及び第
2実施形態と同じであるので、その説明は省略する。
【0066】なお、この方法は、このように電磁波を低
減できるので、半導体ステッパ以外にも、精密な測定や
加工を行う例えば、マスクアナライナー、結晶成長炉、
電子顕微鏡、精密加工機などに応用が可能である。
【0067】また、ボイスコイルモータ以外にも、交番
磁界を発生するコイルを備えた磁気回路、例えば、トラ
ンス、リレー、ソレノイド、回転電動機や発電機などに
も応用可能である。
【0068】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成し、磁気
回路に消磁コイルを設け、その消磁コイルに磁気回路へ
の入力信号と同期した消磁信号を入力することにより、
シールドが困難であった磁気回路からの漏れ磁界による
電磁波を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の断面図
【図2】第1実施形態の接続図
【図3】第1実施形態のコイルの配置図
【図4】第2実施形態のコイルの配置図
【図5】(a)第3実施形態のコイルの配置図 (b)第3実施形態のコイルの接続図
【図6】(a)第3実施形態のコイルの配置図 (b)第3実施形態のコイルの接続図
【図7】従来例の斜視図
【図8】従来例の作用図
【符号の説明】
13 センターポール 14 ヨーク 15 磁石 17 可動コイル 18 トッププレート 19 消磁コイル 21 ボトムプレート 22 プレート 27 入力信号 28 アンプ 30 消磁信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交番磁界を発生するコイルを備えた磁気
    回路に消磁コイルを設け、その消磁コイルに前記交番磁
    界を発生するコイルの入力信号と同期した消磁信号を入
    力し、前記磁気回路の漏れ磁界と逆位相の磁界を発生さ
    せる磁気回路の漏れ磁界低減方法。
  2. 【請求項2】 センターポールをその周囲を囲むヨーク
    に取り付け、そのセンターポールの取り付けられたヨー
    クに磁石を取り付けて磁気回路を形成し、その前記ポー
    ルの外周に可動コイルを配置した電磁アクチュエータに
    おいて、 上記ヨークのセンターポールを囲む周に沿って消磁コイ
    ルを巻回するか、あるいは、前記巻回される消磁コイル
    をヨークの周に沿って埋設し、前記消磁コイルに逆位相
    の磁界を発生させるようにしたことを特徴する電磁アク
    チュエータ。
  3. 【請求項3】 上記消磁コイルが可動コイルに対して逆
    向きに巻回され、かつ、可動コイルと直列に接続されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の電磁アクチュエ
    ータ。
  4. 【請求項4】 上記可動コイルのターン数をNとし、消
    磁コイルのターン数をN1として、N1/N≦0.2の
    巻線比の範囲内で、可動コイルと消磁コイルを巻回した
    請求項3に記載の電磁アクチュエータ。
JP18976897A 1997-07-15 1997-07-15 磁気回路の漏れ磁界低減方法及びその低減方法を用いた電磁アクチュエータ Pending JPH1140978A (ja)

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