JP4783564B2 - 磁気共鳴イメージング・システム向けの極片を製作するためのシステム及び方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング・システム向けの極片を製作するためのシステム及び方法 Download PDF

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Description

本発明は、全般的にはイメージング・システムに関し、さらに詳細には、磁気共鳴イメージング(MRI)システムで使用される極片に関する。
少なくとも幾つかの周知のMRIシステムは、極片と、この極片を介して患者などの撮像ボリュームに印加する磁場を発生させるために使用するマグネットと、を含んでいる。しかし、極片に加える磁場が時間と共に高速に変化する場合に問題が生じることがある。より具体的には、極片が導電性の材料から製作されているため、MRIシステムの動作時にうず電流が発生することがあり、これにより印加する磁場と反対方向の磁場が生成されることがある。
より具体的には、時間と共に高速に変化する磁場を印加することによりさらに、印加した磁場を除いた後に保持される残留磁場すなわち副次的磁場が極片内に誘導されることがある。うず電流と残留磁化はいずれも、印加した磁場を歪ませることがあり、これにより印加した磁場から作成した画像を歪ませることもある。
米国特許第5283544号
したがって、MRIシステムの動作の改良を容易にするため、少なくとも幾つかの周知のMRIシステムは、印加した磁場の歪みの低減を容易にする極片を含んでいる。しかし、こうした極片は一般に、容易には入手できない高価な材料から製作されている。
一態様では、少なくとも1つの極片を含むイメージング・システムを提供する。この少なくとも1つの極片は、一緒に積み重ねた少なくとも2つの方向性(grain−oriented)シートであって、その第1の方向性シートの容易磁化方向がその第2の方向性シートの容易磁化方向と異なっている少なくとも2つの方向性シートを含んでいる。
別の態様では、磁気共鳴イメージング(MRI)システムを提供する。本MRIシステムは少なくとも1つの極片を含んでいる。この少なくとも1つの極片は複数の部材を含んでいる。部材のそれぞれの内部には少なくとも2つの方向性シートが含まれており、その第1の方向性シートの容易磁化方向はその第2の方向性シートの容易磁化方向と異なっている。
さらに別の態様では、磁気共鳴イメージング(MRI)システム向けの少なくとも1つの極片を製作するための方法を提供する。本方法は、少なくとも2つの方向性シートを製作する工程であって、該少なくとも2つの方向性シートの第1のシートの容易磁化方向が該少なくとも2つの方向性シートの第2のシートの容易磁化方向と異なっている製作工程を含んでいる。本方法はさらに、MRIシステムで使用するための極片を形成させるように少なくとも2つの方向性シートを一体に結合させる工程を含んでいる。
図1は、少なくとも1つの極片36及び38を含んだ磁気共鳴イメージング(MRI)システム10の例示的な一実施形態のブロック図である。この例示的な実施形態では、MRIシステム10は2つのプレート状継鉄14及び16と、少なくとも2つの支柱状継鉄18及び20と、を有している。別の実施形態では、MRIシステム10は、単一の「C」字型継鉄を含んでいる。MRIシステム10は、継鉄表面に固定させたマグネット24及び26を含んでおり、このマグネット24及び26の中心を通って延びる線35がマグネット24及び26と実質的に直交するようにしている。極片ベース28及び30と支持リング32及び34とは、それぞれのマグネット24及び26に固定されている。極片36及び38は極片ベース28及び30に固定され、かつ支持リング32及び34に固定されている。マグネット24及び26は、RFeB、RCoFeBまたはSmCoマグネット(ここで、Rは希土類元素である)などの永久磁石、コアの周囲に巻きつけた常伝導性または超伝導性コイルなどの電磁式マグネット、及び/または永久磁石と電磁式マグネットの組み合わせ(ただし、これらに限らない)を含むことがある。極片36及び38は、より詳細には以下で記載するように積み重ねたシートとして形成させたブロックなどの部材40を含んでいる。ギャップ42が、極片36及び38と、このギャップ42の内部に挿入される撮像対象の身体部位などの撮像ボリュームとの間に形成されている。
MRIシステム10は、傾斜コイルかつ/またはシム44及び46を含んでいる。MRIシステム10はさらに、極片36または38内のうず電流及び残留磁化を低減させるために極片ベース28または30と部材40の間に位置決めしたベークライト、合成樹脂、木材またはセラミックなどの絶縁性の低透磁率層を任意選択で含むこともある。さらに各部材40は、その各々が複数のシートまたは積層構造(以下で記載する)から形成された複数のブロック(以下で記載する)から形成されている。各部材40を複数のブロック及び複数のシートに分割すると、うず電流の低減が容易になる。MRIシステム10はさらに、電子機器44及びディスプレイ46を含んでいる。電子機器44は、制御システム、送信器、受信器、イメージャ、またはメモリを含んでいる。
励磁コイル(図示せず)は、極片36及び38を介して導かれる磁束B0を発生させる。傾斜コイル44及び46は、磁束B0と組み合わせたときに撮像ボリューム全体に及ぶ磁場傾斜を生成させる時間変化する磁束Bを発生させている。磁束B0は、撮像ボリュームを通過した後、継鉄14、16、18及び20を通過する。
傾斜コイル44は、その内部を図1に示した方向に通過する電流Iを有している。電流Iによって、ループの中心を通過すると共に点線で示すようなうず電流I’を誘導する磁束Bが発生する。うず電流I’は、磁束Bと反対向きにありかつ磁束Bの効果を減少させる別の磁束を発生させると共に、磁束B及び磁場傾斜に外乱を生じさせる。導電率が有限である構造では、うず電流I’は時間と共に再分配されて減衰し、これによりMRIシステム10から発生させた時点の磁場傾斜の均一性に応じて画像内にアーチファクトが生じることになる。一般に、構造の表面積が大きいほど、それだけうず電流I’の減衰時間が長くなる。うず電流I’の減衰は、部材40をブロック単位(部分的に重複させる場合や重複させない場合がある)に分割すること、並びにこれらのブロックを複数のシートに分割することによって加速される。
図2は、極片36及び38を製作するために使用される様々な材料の例示的なヒステリシス効果を図示している。磁性材料などの材料に磁場Hが作用すると、磁場Hによってこの材料の内部にある度合いの磁化Mが生じる。さらに、永久磁石などの材料が磁場Hを受けたときに得られる磁化Mを、経路60によって前進方向で表している。この前進方向と逆方向に磁場Hを加えたときは、その磁化Mは経路62に従う。M軸を交差するときの材料の磁化Mの度合いのことをその材料の「残留磁化」と呼んでおり、図2では点64で示している。材料の保磁力は、その材料の磁化MがH軸と交差する位置のHの値であり、図2では点65で示している。別の磁性材料をトレース66及び68で表している。経路66及び68はより低い残留磁化70を示している。比較して述べると、経路60及び62は経路66及び68と比べたときに「よりハードな(harder)」磁性材料のトレースとなっている。
残留磁化は磁性材料などの材料内の保磁性の(coercive)効果から発生する。この保磁性効果によって、磁場成分を除去したときに磁化の緩和が均衡するように制御される。
磁性材料などの材料の任意の領域において、局所磁化はその最大値、すなわち「飽和した(saturated)」値にある。その磁化がすべて平行である局所領域のことを「ドメイン(domain)」と呼ぶ。磁化方向が大きく異なるドメイン間にある薄い分割領域のことを「ドメイン壁(domain wall)」と呼ぶ。磁場の印加による平均磁化の変化はドメイン壁の移動に由来することがあり得る。また別に、磁場の印加による平均磁化の変化はドメイン壁の回転に由来することがあり得る。ドメイン壁の移動は材料内にあるホール(hole)、介在物及び小さい微結晶の境界などの欠損によって妨げられることがある。壁の妨害は、印加した磁場が変化した後のヒステリシスにつながる。残留磁化によって生じる外部磁場は、MRIシステム10内の撮像磁場をその所望の値から動揺させ、撮像アーチファクトを生じさせる可能性がある。
ドメイン壁の移動は、局所磁化の変化によって発生する局所うず電流によっても減弱を受けることがある。この減弱効果によって、印加磁場をオンにしたときに磁化変化の遅延を生じさせ、またさらに印加磁場を取り除いたときに磁化の緩和を生じさせる。この遅延は画像アーチファクトが最小となるように補償されている。少なくとも幾つかの周知のイメージング・システムは、この遅延を補償してはいるが大きなコストを要している。しかし、本明細書に記載したシステム及び方法は、妥当なコストによる受容可能な画質を容易にする費用対効果が高い極片の提供を容易にする。
磁性材料のシート(以下で記載する)の内部では、その保磁力は磁束B0の方向に依存する。保磁力が最も低い方向のことを「容易方向(easy direction)」と呼んでおり、本明細書の以下においては「容易磁化(easy magnetization)」方向と呼ぶことにする。異方性(directionality)は、圧延工程によるシートの製作、シートの材料に対する引張歪み、印加した磁場内におけるシートの焼きなまし、あるいはシートの製造に使用されるその他の製作工程の間に誘導されることがある。この容易方向と直交する方向は、その最小保磁力と比べてより大きな保磁力を有するのが一般的である。
方向性材料(以下で記載する)によって容易方向に沿って提供される最小保磁力と比べてより大きな保磁力を提供するように材料(以下で記載する)を無方向性(non−oriented)形態で製作することがある。例えば、変圧器シートに使用される方向性Si−Feは、容易方向で0.1エルステッドの保磁力を有することがあり、一方無方向性のSi−Fe材料は0.5エルステッドの保磁力を有する。方向性Si−Feの最大保磁力は無方向性Si−Fe材料の最大保磁力と比べて若干大きく、これにより方向性Si−FeはMRIの磁極面用途の好ましい材料となる。
図3は、MRIシステム10内に実装できる極片の部材80の例示的な一実施形態の等角図を表している。部材80は2つのシート82及び84を含んでいる。シート82の容易磁化方向は線35と実質的に直交する(図1参照)。シートの容易磁化方向は、シートの内部に引いた線として表しており、シート内部の結晶性構造が向いている方向と同じである。シート84の容易磁化方向は線35と実質的に直交しており、またさらにシート82の容易磁化方向とも実質的に直交している。したがって、ドメイン壁を移動させるシート82の内部に存在する保磁力は、シート84の内部に存在する保磁力と比べてより小さい。例えば、一実施形態では、シート82の内部に存在する保磁力は0.1エルステッドであり、またシート84の内部に存在する保磁力は0.4エルステッドと0.5エルステッドの間である。
各シート82及び84は、方向性結晶性構造を有する材料から製作されている。例えば、一実施形態では、シート82は、例えば、鉄とアルミニウムの合金、鉄とアルミニウムとケイ素の組み合わせ、鉄とニッケルの組み合わせ、または鉄とケイ素の組み合わせ(ただし、これらに限らない)を含む材料から製作されている。シート84は、シート82と同じまたは異なる材料から製作することができる。各シート82及び84は、エポキシその他の接着剤で覆い、次いで互いに結合させている。シート82及び84を覆った後、これらのシートを線35と実質的に直交する方向で互いに押しつけてシートを互いに結合させている。
積層構造パターンが反復されていれば、任意の数のシートを一緒に積み重ねて部材80を形成することができる。例えば、シート82の容易磁化方向と実質的に平行な容易磁化方向を有する第3のシートを、線35と実質的に直交する方向でシート84に押し当てて積み重ねることができる。この例では、第3のシートの容易磁化方向はシート84の容易磁化方向と実質的に直交することになる。さらにこの例では、ドメイン壁を移動させる第3のシートの内部に存在する保磁力はシート82の内部に存在する保磁力と概ね同じ大きさとなる。
別の例では、シート84の容易磁化方向と実質的に平行な容易磁化方向を有する第4のシートを、線35と実質的に直交する方向で第3のシートに押し当てて積み重ねている。この例では、第4のシートの容易磁化方向はシート82の容易磁化方向と実質的に直交している。さらにこの例では、ドメイン壁を移動させる第4のシートの内部に存在する保磁力は、シート84の内部に存在する保磁力と概ね同じ大きさとなる。例えば、シート84の内部に存在する保磁力が0.4エルステッドと0.5エルステッドの間であれば、第4のシートの内部に存在する保磁力も0.4エルステッドと0.5エルステッドの間となる。シート82及び84と、第3及び第4のシートとは任意の順序で積み重ねることができる。例えば、第3のシートがシート82の下に隣接させて積み重ねられ、また第4のシートがシート84の上に隣接させて積み重ねられている。図4は、シート82及び84が線35と実質的に平行な方向に互いに積み重ねられかつ結合されている、MRIシステム10の極片の部材86の代替的実施形態の等角図を表している。部材86を形成させるためには任意の数のシートを一緒に積み重ねることができ、また本明細書に記載したように、部材86の内部でシートを一緒に積み重ねる順序は様々とすることができることに留意すべきである。
図5は、MRIシステム10内に実装できる極片の部材90の代替的実施形態の等角図を表している。部材90は3つのシート92、94及び96を含んでいる。シート92の容易磁化方向はマグネット24と26の間の線35と実質的に直交している。シート94の容易磁化方向は線35と実質的に直交すると共にシート92の容易磁化方向に対して概ね60度の角度を形成している。ドメイン壁を移動させるシート94の内部に存在する保磁力はシート92の内部に存在する保磁力と比べてより大きい。各シート92、94及び96は、方向性結晶性構造を有する上でリストした材料から製作されている。シート94は、線35と実質的に直交する方向でシート92に押し当てて積み重ねられている。
シート96の容易磁化方向は、線35と実質的に直交すると共にシート94の容易磁化方向に対して概ね60度の角度を形成している。シート96の内部に存在する保磁力はシート92の内部に存在する保磁力と比べてより大きい。シート96は線35と実質的に直交する方向でシート94に押し当てて積み重ねられている。
部材90を形成させるには、方向性結晶性構造を有する上でリストした材料からなる任意の数のシートを互いに押し当てて積み重ねることができる。例えば、シート96の容易磁化方向に対して概ね60度の容易磁化方向を有する第4のシートが、シート96に押し当てて積み重ねられる。第4のシートは線35と実質的に直交する方向で積み重ねている。さらにこの例では、ドメイン壁を移動させる第4のシートの内部に存在する保磁力はシート92の内部に存在する保磁力と概ね同じ大きさである。例えば、シート92の内部に存在する保磁力が0.1エルステッドであれば、第4のシートの内部に存在する保磁力も0.1エルステッドである。同様に、そのシートのそれぞれの容易磁化方向がシートのそれぞれに隣接した下側にあるシートの容易磁化方向に対して概ね60度の角度となるようにして、第4のシートの上に追加のシートを積み重ねることができる。シート92、94及び96と第4のシートとは任意の順序で積み重ねることができる。例えば、第4のシートがシート92の下側にして積み重ねられる。
図6は、シート92、94及び96が線35と実質的に平行な方向で互いに積み重ねられかつ結合されている、MRIシステム10の極片の部材98の例示的な一実施形態の等角図を表している。部材98内には任意の数のシートを積み重ねることができる。さらに、部材98内部でシートを積み重ねる順序は変更することができる。
図7は、MRIシステム10内に実装できる極片の部材110の代替的実施形態の等角図を表している。部材110は4つのシート112、114、116及び118を含んでいる。シート112の容易磁化方向はマグネット24と26の間の線35と実質的に直交している。シート114の容易磁化方向は線35と実質的に直交すると共に、シート112の容易磁化方向に対して概ね45度の角度を形成している。ドメイン壁を移動させるシート114の内部に存在する保磁力はシート112の内部に存在する保磁力と比べてより大きい。各シート112、114、116及び118は、方向性結晶性構造を有する上でリストした材料から製作されている。シート114は線35と実質的に直交する方向でシート112に押し当てて積み重ねている。
シート116の容易磁化方向は線35と実質的に直交すると共に、シート114の容易磁化方向に対して概ね45度の角度を形成している。ドメイン壁を移動させるシート116の内部に存在する保磁力はシート112の内部に存在する保磁力と比べてより大きい。例えば、シート112の内部に存在する保磁力が0.1エルステッドであれば、シート116の内部に存在する保磁力は0.4エルステッドと0.5エルステッドの間の範囲となる。シート116は線35と実質的に直交する方向でシート114に押し当てて積み重ねている。
シート118の容易磁化方向は線35と実質的に直交すると共に、シート116の容易磁化方向に対して概ね45度の角度を形成している。ドメイン壁を移動させるシート118の内部に存在する保磁力はシート112の内部に存在する保磁力と比べてより大きい。シート118は線35と実質的に直交する方向でシート116に押し当てて積み重ねている。
部材110を形成するには、方向性結晶性構造を有する上でリストした材料からなる任意の数のシートを互いに押し当てて積み重ねることができる。例えば、シート118の容易磁化方向に対して概ね45度の角度を形成する容易磁化方向を有する第5のシートが、シート118に押し当てて積み重ねられている。第5のシートは線35と実質的に直交する方向で積み重ねられている。さらにこの例では、第5のシートの内部に存在する保磁力はシート112の内部に存在する保磁力と概ね同じ大きさである。例えば、シート112の内部に存在する保磁力が0.1エルステッドであれば、第5のシートの内部に存在する保磁力も0.1エルステッドである。同様に、そのシートのそれぞれの積層構造の方向がシートのそれぞれに隣接した下側にあるシートの積層構造の方向に対して概ね45度の角度となるようにして、第5のシートの上に追加のシートを積み重ねることができる。シート112、114、116及び118と第5のシートとは、任意の順序で積み重ねることができる。例えば、第5のシートはシート112の下側にして積み重ねられる。
図8は、シート112、114、116及び118が線35と実質的に平行な方向で互いに積み重ねられかつ結合されている、MRIシステム10の極片の部材120の代替的実施形態の等角図を表している。部材120の内部には任意の数のシートを積み重ねることができる。さらに、部材120の内部にシートを積み重ねる順序は変更することができる。
代替的実施形態では、積み重ねシートの各シートは、各シートに隣接した下側に位置するシートの容易磁化方向に対して、例えば概ね22.5度などの容易磁化方向を有している。積み重ね状態にするシートは、方向性結晶性構造を有する上でリストした材料から製作されている。
図9は、部材132が極片ベース30上で線35と実質的に直交する方向で積み重ねられている極片130の例示的な一実施形態を表している。図9に示したのと同様の方式によれば、部材80、86、90、98、110及び120のいずれでも積み重ねることができる。部材132は、エポキシなどの物質によって極片ベース30に対して、並びに互いに対して結合させている。
図10は、部材138が極片ベース30上で線35と実質的に平行な方向で積み重ねられている極片136の例示的な一実施形態を表している。図10に示したのと同様の方式によれば、部材80、86、90、98、110及び120のいずれでも積み重ねることができる。部材138は、エポキシなどの物質によって極片ベース30に対して、並びに互いに対して結合させている。代替的実施形態では、部材130は、部材138の上または下に積み重ねられている、部材130は線35と実質的に平行に積み重ねられ、かつ部材138は線35と実質的に直交させて積み重ねられている。
本明細書に記載したシステム及び方法は、隣接するシートを互いに対して異なる方向性で配置することによって有効に使用することができる。極片36及び38を傾斜コイル44及び46によって励起させると、その容易方向が磁束B0の方向に最も近い隣接したシートの幾つかは、残りの隣接するシートの保磁力と比べてより保磁力が小さくかつ残りの隣接するシートの透磁率と比べて透磁率がより大きいために、磁束B0の大部分を伝達することになる。この残りの隣接するシートは高保磁力シート(higher coercive force sheet)と呼ばれる。保磁力がより小さくかつ透磁率がより大きいほど、この高保磁力シートの励起レベルが制限され、これにより隣接するシートの励起レベルが制限される(この制限がなければ励起レベルがその最大保磁力まで駆動されることになる)。時間変化する磁束B0を取り除くと、ギャップ42内に配置した撮像ボリュームの内部で見いだされる残留磁化は、隣接するシートのドメインの内部のより低い保磁性磁場とより高い保磁性磁場を含む局所保磁性磁場が発生させる残留磁化を混合したものになる。隣接するシート間の相互作用はこの混合に影響を及ぼす。より高保磁性磁場の幾つかはより低保磁性磁場の幾つかを励起させ、このためより低保磁性磁場内の保磁力はより高保磁性磁場とより低保磁性磁場の差によって生成される磁束のリラクタンスだけ増加する。同時に、より低保磁性磁場は、ギャップ42内にある撮像ボリュームを励起することができるより高保磁性磁場からの利用可能な磁束量を減少させる。高保磁性磁場と低保磁性磁場による低減の正味の結果は、無方向性材料からの残留磁化と比べて全体残留磁化がより低い。
この正味の結果はより高い保磁力とより低い保磁力を有する方向性シートを交替配列することによって達成することができる。こうした交替配列によって、そのより低保磁力材料と比べてより高い保磁力を有するが、そのより高保磁力材料と比べてより低い保磁力を有する「バルク(bulk)」材料が作成される。この交替配列では、その保磁力が該交替配列の保磁力と同等である単一のシートと比べてより材料コストが低くなる。
磁気共鳴イメージング・システム10向けの極片を製作するためのシステム及び方法の技術的効果や恩恵には、受容可能な磁気特性を有する極片を妥当なコストで提供できることが含まれる。シート84、94、96、114、116及び118などの幾つかのシートは、マグネット24及び26が発生させる磁束の伝達は最小となるが、シート82、92及び112などのシートがその磁束の大部分を伝達するため、MRIシステム10内に実装される極片は、受容可能な磁気特性を有している。方向性結晶性構造を備えた材料は妥当なコストで容易に入手できるため、この極片を妥当なコストで製造することができる。図4、5、6、7、8及び9には正方形のシートを図示しているが、本明細書に記載したシステム及び方法では矩形などの別の形状をしたシートを使用することもできる。
したがって、本明細書に記載したシステム及び方法は、MRIシステムの極片を妥当なコストで開発するのに役立つ。さらに、本明細書に記載したシステム及び方法は、容易に入手可能な材料からMRIシステムの極片を開発するのに役立つ。
MRIシステムの例示的な一実施形態について以上で詳細に記載した。MRIシステムの図示した構成要素は本明細書に記載した特定の実施形態に限定されるものではなく、それどころか、各MRIシステムの構成要素は本明細書に記載した別の構成要素から独立にかつ分離して利用されることがある。例えば、上で記載したMRIシステムの構成要素は別のイメージング・システムと組み合わせて使用されることもある。
特定の様々な実施形態に関して本発明を記載してきたが、当業者であれば、本発明を本特許請求の範囲の精神及び趣旨の域内にある修正を伴って実施することができることを理解されよう。
少なくとも1つの極片を含む磁気共鳴イメージング(MRI)システムの例示的な一実施形態のブロック図である。 図1のMRIシステムで利用できる極片の製作に使用される様々な材料の例示的なヒステリシス効果を表した図である。 図1に示すMRIシステムに実装できる極片の部材の例示的な一実施形態の等角図である。 図3に示す部材の代替的実施形態の等角図である。 図1に示すMRIシステムに実装できる極片の部材の代替的実施形態の等角図である。 図5に示す部材の代替的実施形態の等角図である。 図1に示すMRIシステムに実装できる極片の部材の別の代替的実施形態の等角図である。 図7に示す部材の代替的実施形態の等角図である。 部材が極片ベース上に積み重ねられている極片の例示的な一実施形態の図である。 部材が極片ベース上に積み重ねられている極片の代替的実施形態の図である。
符号の説明
10 磁気共鳴イメージング(MRI)システム
14 プレート状継鉄
16 プレート状継鉄
18 支柱状継鉄
20 支柱状継鉄
24 マグネット
26 マグネット
28 極片ベース
30 極片ベース
32 支持リング
34 支持リング
35 線
36 極片
38 極片
40 ブロック、部材
42 ギャップ
44 シム
44 傾斜コイル
44 電子機器
46 シム
46 傾斜コイル
46 ディスプレイ
60 経路
62 経路
64 残留磁化
65 保磁力
66 経路
68 経路
70 残留磁化
80 極片部材
82 シート
84 シート
86 極片部材
90 極片部材
92 シート
94 シート
96 シート
98 極片部材
110 極片部材
112 シート
114 シート
116 シート
118 シート
120 極片部材
130 極片
132 部材
136 極片
138 部材

Claims (6)

  1. 一対の対向するマグネット(24,26)と、
    前記一対の対向するマグネット(24,26)のそれぞれに固定された極片ベース(28)と、
    前記一対の対向するマグネット(24,26)のそれぞれに固定された支持リング(32)と、
    前記極片ベース(28)及び前記支持リング(32)のそれぞれに固定された少なくとも1つの極片(36)とを備え、
    前記少なくとも1つの極片(36)が少なくとも2つの方向性シートであって、その第1の方向性シートの容易磁化方向がその第2の方向性シートの容易磁化方向と異なっている少なくとも2つの方向性シートを備え、
    前記第1の方向性シート(92)の容易磁化方向は前記一対のマグネット(24,26)の中心間の線(35)と実質的に直交しており、前記第2の方向性シートは、ドメイン壁を移動させる前記第1の方向性シートの保磁力と比べてより大きな保磁力を有しており、
    前記第1及び第2の方向性シート(92、94)と一緒に積み重ねた第3の方向性シート(96)をさらに備えると共に、前記第2の方向性シート(94)の容易磁化方向は前記第1の方向性シート(92)の容易磁化方向に対して所定の角度を形成しており、かつ該第3の方向性シート(96)の容易磁化方向は前記第2の方向性シート(94)の容易磁化方向に対して所定の角度を形成しており、前記第2の方向性シート(94)は前記第1と第3の方向性シート(92、96)の間に配置されており、前記第1乃至第3の方向性シート(92−96)が前記中心間の線(35)と実質的に垂直に配置され、磁場均一領域の中心方向に積み重ねられ、前記第3の方向性シート(96)の保磁力は前記第1の方向性シート(92)の保磁力よりも大きい、磁気共鳴イメージング(MRI)システム(10)。
  2. 記第2の方向性シート(94)の容易磁化方向は前記第1の方向性シート(92)の容易磁化方向に対して概ね60度の角度を形成しており、かつ該第3の方向性シート(96)の容易磁化方向は前記第2の方向性シート(94)の容易磁化方向に対して概ね60度の角度を形成している、請求項1に記載のイメージング・システム。
  3. 前記少なくとも1つの極片(36)にループ状のうず電流I’を誘導する傾斜コイルをさらに備える、請求項1または2に記載のイメージング・システム。
  4. 記第2の方向性シート(114)の容易磁化方向は前記第1の方向性シート(112)の容易磁化方向に対して概ね45度の角度を形成しており、かつ該第3の方向性シート(116)の容易磁化方向は前記第2の方向性シート(114)の容易磁化方向に対して概ね45度の角度を形成しており、前記第1の方向性シート(92)の容易磁化方向は、前記第2の方向性シート(114)の容易磁化方向に対して概ね45度の角度を形成している、請求項1に記載のイメージング・システム。
  5. 前記極片ベース(28)と前記少なくとも2つの方向性シートの間に位置決めした絶縁性の低透磁率層を更に備え、
    前記低透磁率層が前記極片(36)内のうず電流及び残留磁化を低減させる、請求項1乃至のいずれかに記載のイメージング・システム。
  6. 前記少なくとも2つのシートのそれぞれは、鉄とアルミニウム、鉄とアルミニウムとケイ素の組み合わせ、鉄とニッケルの組み合わせ、並びに鉄とケイ素の組み合わせのうちの少なくとも1つを含む方向性材料から製作されており、前記少なくとも2つのシートの一方は、方向性Si−Feにより製作されている、請求項1乃至のいずれかに記載のイメージング・システム。
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