JPH06251938A - プラットホーム磁気シールド構造 - Google Patents

プラットホーム磁気シールド構造

Info

Publication number
JPH06251938A
JPH06251938A JP3212493A JP3212493A JPH06251938A JP H06251938 A JPH06251938 A JP H06251938A JP 3212493 A JP3212493 A JP 3212493A JP 3212493 A JP3212493 A JP 3212493A JP H06251938 A JPH06251938 A JP H06251938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
platform
coil
magnetic shield
train
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3212493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3181420B2 (ja
Inventor
Mitsuru Saeki
満 佐伯
Teruhiro Takizawa
照広 滝沢
Tatsuo Nishida
龍生 西田
Atsushi Honda
敦 本田
Yorihito Uchiyama
順仁 内山
Hiroshi Okabe
洋 岡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd, Central Japan Railway Co filed Critical Hitachi Engineering Co Ltd
Priority to JP3212493A priority Critical patent/JP3181420B2/ja
Publication of JPH06251938A publication Critical patent/JPH06251938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3181420B2 publication Critical patent/JP3181420B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Platform Screen Doors And Railroad Systems (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラットホームに停車中の磁気浮上式列車の
コイルによって発生した磁場が漏洩してプラットホーム
上に存在する電子機器などにおよぼす磁場の強さを低減
すること。 【構成】 停車した磁気浮上式列車1の超電導コイル
2,3を取り囲むように、両側面側磁性体7a,7b及
び底面側磁性体7cからなる磁気シールド用磁性体7を
プラットホーム8に設置し、超電導コイル2,3で発生
した磁束4a,4bがプラットホーム8に漏洩しないよ
うに磁気シールドする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気浮上式列車の停車す
るプラットホームにおける磁気シールド構造関する。
【0002】
【従来の技術】磁気浮上式列車は磁気により浮上して推
進するため、磁場を発生するコイルを備えており、この
コイルによって発生した磁場が列車内に漏洩するのを防
ぐために磁気シールドを設けることが例えば特開昭55
−132360号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】磁気浮上式鉄道は、列
車を磁気により浮上して推進するため、列車側と軌道側
に強力な磁場を発生させるコイルが設置されている。通
常、これらのコイルは中心で1〜2テスラの磁場を発生
するため、外部の電子機器などにおよぼす磁場の強さを
低減する必要がある。そこで、従来は上記したように磁
場が列車内に漏洩するのを防ぐための磁気シールドを施
こすことが提案されているが、コイルに近接する虞れの
あるプラットホーム上に存在する電子機器などへの磁場
の漏洩については何ら配慮されていなかった。
【0004】したがって、本発明の目的は、プラットホ
ームに停車中の磁気浮上式列車のコイルによって発生し
た磁場が漏洩してプラットホーム上に存在する電子機器
などにおよぼす磁場の強さを低減することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、停車した磁気浮上式列車のコイルを取り
囲むようにプラットホームに磁気シールド用磁性体を設
置したことを特徴とする。
【0006】
【作用】磁場の広がりや分布を表わす磁束は、陽極と陰
極を通って閉ループを描く。磁束相互は反発力をもち、
開放空間に達すると漏洩するように広がる。一方、透磁
率の高い磁性体に達すると、閉ループの磁気抵抗が磁性
体の内部を通るより大きいループの磁束が、磁性体の内
部を通過するようになり、その結果として磁性体内に磁
束が集中する。
【0007】したがって、上記の如く停車した磁気浮上
式列車のコイルを取り囲むようにプラットホームに磁気
シールド用磁性体を設置すれば、上記した磁束の性質を
利用して、コイルからの漏洩磁場を効果的にシールド
し、プラットホーム上に存在する電子機器などにおよぼ
す磁場の強さを低減することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。
【0009】図1は本発明の一実施例に係るプラットホ
ームの構成図である。磁気浮上用列車1の下部両側に
は、列車1を浮上及び推進するための超電導コイル2,
3が装備されている。この超電導コイル2,3は励磁さ
れて磁束4a,4bを発生し、地上側に対向して設置さ
れた地上コイル5,6との相互作用によって浮上及び推
進の原動力となる。また、プラットホーム8には、地上
コイル5,6とそれぞれ対向する位置に鉄などからなる
側面側磁性体7a,7bが磁束を引き込むように設置さ
れ、列車1の底面と対向する位置に両側面側磁性体7
a,7b間を磁気的に継ぐ鉄などからなる底面側磁性体
7cが設置されており、これらの両側面側磁性体7a,
7b及び底面側磁性体7cにょって磁気シールド用磁性
体7が構成されている。
【0010】上記磁束4a,4bは上記したように、地
上コイル5,6の外側で広がってプラットホーム8に漏
洩しようとする。しかし、本実施例では、磁気シールド
用磁性体7が設置されているので、プラットホーム8に
漏洩しようとする磁束はその殆んどが磁気シールド用磁
性体7の側面側磁性体b、底面側磁性体7c及び側面側
磁性体7aを通って超電導コイル2,3及び地上コイル
5,6に戻るようになる。このように、プラットホーム
8に漏洩しようとする磁束は磁気シールド用磁性体7に
よって磁気シールドされ、プラットホーム8に漏洩して
電子機器などにおよぼす磁場の強さを低減することがで
きる。
【0011】なお、磁気シールド用磁性体7を構成する
両側面側磁性体7a,7b及び底面側磁性体7cをプラ
ットホーム8や軌道の構造材として兼用すれば、磁気シ
ールド用磁性体7を経済的に設置することができる。
【0012】図2は本発明のように構成した場合の磁場
分布解析結果を示すものであり、磁気シールド用磁性体
7によって磁場は底面側に引かれ、特に底面側磁性体7
c付近に集中しているのが分かる。その結果列車1の車
内磁場やホーム磁場が5.6〜10ガウスに低減し、そ
の結果、上記した通り電子機器などにおよぼす磁場の強
さを低減できる事が分かる。
【0013】磁気浮上式列車1がプラットホーム8から
発車するとき、磁気シールド用磁性体7は鉄などの金属
製であるので、上記磁束4a,4bによって渦電流が発
生し、磁気浮上式列車1の推進力を低減する力が生じ
る。そこで、磁気シールド用磁性体7を軌道方向に分割
することにより、上記漏洩磁束のシールド効果を損なう
ことなく、渦電流の発生を抑制するのが望ましい。
【0014】なお、この磁気シールド用磁性体7の分割
間隔は超電導コイル2,3によって構成される磁石の軌
道方向の長さより短かくするのがより効果的であり、ま
た磁気シールド用磁性体7の分割は軌道方向に完全に分
割する必要はなく、部分的に分割しても渦電流の抑制効
果が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
停車した磁気浮上式列車のコイルを取り囲むようにプラ
ットホームに磁気シールド用磁性体を設置したので、コ
イルからプラットホームへの漏洩磁場を効果的にシール
ドし、プラットホーム上に存在する電子機器などにおよ
ぼす磁場の強さを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るプラットホーム磁気シ
ールド構造の構成図である。
【図2】本発明のように構成したプラットホーム磁気シ
ールド構造の磁場分布解析結果を示す図である。
【符号の説明】
1 磁気浮上式列車 2,3 超電導コイル 5,6 地上コイル 7 磁気シールド用磁性体 8 プラットホーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 滝沢 照広 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 西田 龍生 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 本田 敦 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 内山 順仁 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 岡部 洋 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁場を発生するコイルを備え、このコイ
    ルで発生した磁気により浮上して推進する磁気浮上式列
    車用が停車するプラットホームにおいて、停車した磁気
    浮上式列車の前記コイルを取り囲むように磁気シールド
    用磁性体を設置したことを特徴とするプラットホーム磁
    気シールド構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、前記磁気
    シールド用磁性体は、停車した列車の両側面と対向する
    位置に配置された側面側磁性と、停車した列車の底面と
    対向する位置に配置されて前記側面側磁性体間を磁気的
    に継ぐ底面側磁性体からなることを特徴とするプラット
    ホーム磁気シールド構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、前記磁気
    シールド用磁性体は、軌道方向に分割されていることを
    特徴とするプラットホーム磁気シールド構造。
  4. 【請求項4】 請求項4記載のものにおいて、前記磁気
    シールド用磁性体の分割間隔は、磁気浮上式列車の前記
    コイルによって構成される磁石の軌道方向の長さよりも
    短かいことを特徴とするプラットホーム磁気シールド構
    造。
JP3212493A 1993-02-22 1993-02-22 プラットホーム磁気シールド構造 Expired - Fee Related JP3181420B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3212493A JP3181420B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 プラットホーム磁気シールド構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3212493A JP3181420B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 プラットホーム磁気シールド構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06251938A true JPH06251938A (ja) 1994-09-09
JP3181420B2 JP3181420B2 (ja) 2001-07-03

Family

ID=12350140

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3212493A Expired - Fee Related JP3181420B2 (ja) 1993-02-22 1993-02-22 プラットホーム磁気シールド構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3181420B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106787457A (zh) * 2016-12-29 2017-05-31 中铁二院工程集团有限责任公司 磁悬浮轨道磁屏蔽装置及方法
CN107139938A (zh) * 2017-06-15 2017-09-08 西南交通大学 一种用于悬挂式单轨站台的电磁式车体稳定装置
CN107298107A (zh) * 2017-06-06 2017-10-27 西南交通大学 一种悬挂式单轨列车车体稳定装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106787457A (zh) * 2016-12-29 2017-05-31 中铁二院工程集团有限责任公司 磁悬浮轨道磁屏蔽装置及方法
CN107298107A (zh) * 2017-06-06 2017-10-27 西南交通大学 一种悬挂式单轨列车车体稳定装置
CN107139938A (zh) * 2017-06-15 2017-09-08 西南交通大学 一种用于悬挂式单轨站台的电磁式车体稳定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3181420B2 (ja) 2001-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7963228B2 (en) Magnetic suspension system with integrable propulsion
GB1240574A (en) A magnetically levitated transport system
JP3815870B2 (ja) 磁気浮上式鉄道用推進・浮上・案内用地上コイル、磁気浮上式鉄道用推進・浮上・案内用地上コイルの接続方法、磁気浮上式鉄道の支持・案内用構造物、磁気浮上式鉄道の支持・案内用構造物の施工方法、磁気浮上式鉄道の推進・浮上・案内装置、磁気浮上式鉄道の推進・浮上・案内方法、磁気浮上式鉄道システム、磁気浮上式鉄道の集電システム、及び磁気浮上式鉄道の集電方法
JP3181420B2 (ja) プラットホーム磁気シールド構造
JPH05328538A (ja) 磁気浮上搬送装置
Hikasa et al. Detail and experimental results of ferromagnetic levitation system of Japan Air Lines HSST-01/-02 vehicles
JPS631221B2 (ja)
JPS6032409B2 (ja) 磁気浮上車両装置
JPH0672325A (ja) 磁気シールド窓
JPH0672324A (ja) 断路コイル付磁気シールド構造
JP2978415B2 (ja) 超電導磁気浮上式鉄道用磁性体混入コンクリート体
JP4361411B2 (ja) 超電導磁気浮上式鉄道の磁気遮蔽構造
EP0222938A1 (en) Rail for use in magnetic propulsive levitation apparatus
JP3231890B2 (ja) 磁気浮上式鉄道
JPS6260886B2 (ja)
JP2517997B2 (ja) 超電導マグネット
JP2645406B2 (ja) 磁気浮上式列車の車体構造
JP3280334B2 (ja) 高温超電導体の磁気遮蔽効果を利用した磁気浮上方式
JP2570069B2 (ja) 磁気浮上列車用超電導装置
JPH0638501A (ja) 磁気回路
JP3653253B2 (ja) 磁界発生装置
JP3079552B2 (ja) 磁気浮上列車
HOCHBRUCK et al. The role of electronics in magnetic levitation
JP3854281B2 (ja) 磁気誘導浮上機構
JPH0318401B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees