JP3079552B2 - 磁気浮上列車 - Google Patents

磁気浮上列車

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JP3079552B2 JP02263657A JP26365790A JP3079552B2 JP 3079552 B2 JP3079552 B2 JP 3079552B2 JP 02263657 A JP02263657 A JP 02263657A JP 26365790 A JP26365790 A JP 26365790A JP 3079552 B2 JP3079552 B2 JP 3079552B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ピン止め効果を発揮可能な超電導体を利用
して磁気浮上を図る磁気浮上列車に関するものである。
(従来の技術) 従来から、磁気浮上用コイル、推進力用コイルを軌道
に配設する一方、これらのコイルに対向させて車両に超
電導電磁石を配設し、磁気浮上を図りつつ列車を推進さ
せる磁気浮上列車が知られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この従来の磁気浮上列車は、解決すべ
き技術的課題が多い。まず、非常に重たい車両を浮上さ
せるため、かつ、高速で走行させるために大きな電力を
必要とする。また、超電導電磁石によって発生する磁場
が異常に大きいため、人体に好ましくない影響を与える
のではないかとの不安があり、更に、超電導電磁石の構
成要素に信頼性を欠く面もあり、今後、検討すべき課題
として残っている。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、その
特徴とするところは、電力の節約を図ると共に、高度の
信頼性を期待でき、磁気シールドにより乗員への磁場の
影響を極力除去することのできる磁気浮上列車を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明に係わる磁気浮上列車は、一対の側壁部を有す
る断面U字形状の軌道構築物に沿ってかつ前記一対の側
壁部に軌道の延びる方向に配設された推進力用コイルと
協働して車両に推進力を与える永久磁石体が該車両に設
けられると共に、前記軌道構築物の側壁部に沿って軌道
の延びる方向に配設された磁気浮上用コイルと協働して
前記車両に磁気浮上力を与えるためと前記車両の横ブレ
を磁束ピン止め効果を有する超電導体の発現する超電導
現象に基づき防止するためとそのピン止め効果によって
軌道構築物に配設された推進力用コイルと磁気浮上用コ
イルによる強力な磁場からシールド作用により人体を保
護するためとに一対の側壁部を有する断面略U字形状の
超電導体が前記車両に設けられ、前記車両には前記磁気
浮上用コイルに対向する電力貯蔵用コイルが設けられる
と共に、列車停止中に発電手段のない車両に対して電力
供給を行うための電力貯蔵装置が設けられ、該電力貯蔵
装置は前記磁気浮上用コイルの磁場に感応して起電力を
誘起する電力貯蔵用コイルと電力貯蔵用コイルに誘起さ
れた電力を貯蔵するフライホィールとを備え、前記推進
力用コイルは前記永久磁石体に対向され、該推進力用コ
イルが前記永久磁石体の磁場中を相対的に横切ることに
基づき発生する起電力によりエネルギー回生を図ること
を特徴とする。
また、車両に推進力用コイルに対向して永久磁石体を
設けるとなお良い。
(作 用) 本発明に係わる磁気浮上列車によれば、列車走行中、
磁気浮上用コイルが発生する磁場に感応して電力貯蔵用
コイルに起電力が発生し、この電力貯蔵用コイルにより
生成された電気が電力貯蔵装置に蓄えられる。この電力
貯蔵装置に蓄積された電力は、列車の停止中に発電手段
のない車両に供給されて消費され、従って、車両の運行
に必要とする電力の節約を図ることができる。また、車
両には永久磁石体が推進力用コイルに対向して設けられ
ているので、推進力用コイルが永久磁石体の磁場中を相
対的に横切ることに基づきこの推進力用コイルに発生す
る起電力によりエネルギー回生を図りながら列車を減速
させて停止させることができ、車両の運行に必要とする
電力の大幅な節減を図ることができる。
更に、磁気浮上用コイルと協働して車両に磁気浮上力
を与える超電導体がピン止め効果を発揮可能な超電導材
料から構成されているので車両の横ブレを防止できる。
また、車内が超電導体によって磁気シールドされるの
で、大きな磁場を与えたとしても人体に有害な影響を与
える恐れがない。更に、従来の超電導電磁石には超電導
コイルが用いられているが、本発明は超電導コイルでは
なく、バルク形の超電導体を用いるので、高度の信頼性
を期待できる。
(実施例) 以下に、本発明に係わる磁気浮上列車の実施例を図面
を参照しつつ説明する。
第1図、第2図において、1は軌道構築物、2は車両
である。軌道構築物1は、一対の側壁3と床部4とから
なるU字形状構造となっている。一対の側壁3、3には
その軌道1の延びる方向に所定間隔を開けて磁気浮上用
コイル5と推進力用コイル6とが設けられている。床部
4にはその軌道1の延びる方向に所定間隔を開けて補助
磁気浮上用コイル7が設けられている。これらのコイル
5、6、7は、例えば「8」の字形状とされて、その断
面積が極力大きくなるようにされている。車両2には超
電導体8が設けられている。この超電導体8は断面U字
形状で、車両前後方向に延びており、磁気浮上用コイル
4に対向する一対の側壁部9、9と補助磁気浮上用コイ
ル7と対向する底部10とを有する。車両2の下部には、
一対の永久磁石体11が推進力用コイル6に対向するよう
にして配設されている。
この永久磁石体11は車両前後方向に長く延びる構成と
され、推進力用コイル6と協働して車両1に推進力を与
え、超電導体8は磁気浮上用コイル5と協働して車両1
に磁気浮上力を与えると共にコイル5、6、7、永久磁
石体11によって発生する磁場を遮断して室内2Aを磁気シ
ールドするようにされている。これによって、異常に大
きな磁場を軌道に発生させたとしても、人体に有害な影
響を与えることが防止される。超電導体8はピン止め効
果が発揮可能な超電導材料、例えば、銀添加のイットリ
ウム系材料により形成されている。超電導体8は、図示
を略す冷媒、たとえば、液体窒素により冷却される。こ
の超電導体8を用いることによって車両1の左右方向の
ぶれを抑制できるものである。磁気浮上用コイル5と推
進力用コイル6とは公知の手段、いわゆるリニアシンク
ロナスモータによって同期制御され、車両1は磁気浮上
を付与されて走行する。補助磁気浮上用コイル7への通
電は非常時のみ行っても良い。
車両1には公知のフライホィール形式の電力貯蔵装置
12が搭載されている。車両1にはその側壁に磁気浮上用
コイル5と対向する電力貯蔵用コイル13が第3図に示す
ように配設されている。車両1が走行中のとき、磁気浮
上用コイル5の磁場Fを電力貯蔵用コイル13が横切るこ
とになるので、電力貯蔵用コイル13が磁気浮上用コイル
5の磁場Fに感応して電力貯蔵用コイル13に起電力が誘
起される。電力貯蔵装置12はその電力貯蔵用コイル13に
誘起された電力を貯蔵する。この電力貯蔵装置12に貯蔵
された電力は、列車停止中、発電手段のない車両に対し
て供給され、たとえば、停車中の車内照明、動力等に用
いられ、車両運行の際の電力の節約が図られる。
更に、列車を停止させるときには、推進力用コイル6
への通電を断つものである。すると、永久磁石体11の磁
場の中を推進力用コイル6が相対的に横切ることになる
ので、推進力用コイル6に起電力が誘起され、発電制動
により車両1が停止される。これによって、エネルギー
を回生を図りながら、車両を減速させることができる。
この実施例では、磁気浮上用コイル5と推進力用コイ
ル6とを別々に設ける構成としたが、磁気浮上用コイル
5に推進力用コイル6を兼用させる構成とすることもで
きる。
(効 果) 本発明に係わる磁気浮上列車は、以上説明したよう
に、列車走行中、磁気浮上用コイルが発生する磁場に感
応して電力貯蔵用コイルに起電力が発生し、この電力貯
蔵用コイルにより生成された電気が電力貯蔵装置のフラ
イホィールにコンパクトに蓄えられ、この電力貯蔵装置
に蓄積された電力は、列車の停止中に発電手段のない車
両に供給されて消費され、従って、車両の運行に必要と
する電力の節約を図ることができる。また、車両には永
久磁石体が推進力用コイルに対向して設けられているの
で、推進力用コイルが永久磁石体の磁場中を相対的に横
切ることに基づきこの推進力用コイルに発生する起電力
によりエネルギー回生を図りながら列車を減速させて停
止させることができ、車両の運行に必要とする電力の大
幅な節減を図ることができる。
更に、磁気浮上用コイルと協働して車両に磁気浮上力
を与える超電導体がピン止め効果を発揮可能な超電導材
料から構成されているので車両の横ブレを防止できる。
加えて、車内が超電導体によって磁気シールドされるの
で、大きな磁場を与えたとしても人体に有害な影響を与
える恐れがない。更に、高度の信頼性も期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係わる磁気浮上列車の概念を示す平面
図、 第2図は第1図の矢印X方向から磁気浮上列車を目視し
た場合を示す図、 第3図は第1図の矢印Y方向から磁気浮上列車を目視し
た図、 である。 1……軌道構築物、5……磁気浮上用コイル 6……推進力用コイル、8……超電導体 11……永久磁石体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の側壁部を有する断面U字形状の軌道
    構築物に沿ってかつ前記一対の側壁部に軌道の延びる方
    向に配設された推進力用コイルと協働して車両に推進力
    を与える永久磁石体が該車両に設けられると共に、前記
    軌道構築物の側壁部に沿って軌道の延びる方向に配設さ
    れた磁気浮上用コイルと協働して前記車両に磁気浮上力
    を与えるためと前記車両の横ブレを磁束ピン止め効果を
    有する超電導体の発現する超電導現象に基づき防止する
    ためとそのピン止め効果によって軌道構築物に配設され
    た推進力用コイルと磁気浮上用コイルによる強力な磁場
    からシールド作用により人体を保護するためとに一対の
    側壁部を有する断面略U字形状の超電導体が前記車両に
    設けられ、前記車両には前記磁気浮上用コイルに対向す
    る電力貯蔵用コイルが設けられると共に、列車停止中に
    発電手段のない車両に対して電力供給を行うための電力
    貯蔵装置が設けられ、該電力貯蔵装置は前記磁気浮上用
    コイルの磁場に感応して起電力を誘起する電力貯蔵用コ
    イルと電力貯蔵用コイルに誘起された電力を貯蔵するフ
    ライホィールとを備え、前記推進力用コイルは前記永久
    磁石体に対向され、該推進力用コイルが前記永久磁石体
    の磁場中を相対的に横切ることに基づき発生する起電力
    によりエネルギー回生を図ることを特徴とする磁気浮上
    列車。
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